NHKテキストの「住まいをよむ」は、建築家である東京大学名誉教授・難波和彦さんが住まいを建築や都市計画、住宅政策の切り口から教えてくれる全13回のラジオ講座です*1。Xで各回の概要を投稿していましたので、まとめます。
- 住まいの現在
- 家族と住まいの変容
- 住まいと住宅政策
- 住まいの標準化と工業化
- 消費社会の住まい
- 住まいのはたらき
- 小さな家
- 住まいがつくる街
- 集まって住む
- エコハウスの条件
- 住まいの儀式
- 建築教育の伝統
- 私の仕事
住まいの現在
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(1)住まいの現在 https://t.co/7tQmN0UjRy #radiru
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年1月8日
⚪︎新型コロナと都市計画法と職住一体の住まい
⚪︎脱炭素と省エネルギーの住まい
⚪︎住まいの四層構造(耐久性、機能性、形、エネルギー)
家族と住まいの変容
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(2)家族と住まいの変容 https://t.co/8w4vFi8wiY #radiru
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年1月21日
⚪︎家族の形態の変化と住まいの設計
⚪︎住まいにおける個室の意味の再検討
⚪︎個室(閉鎖)と本番の受験会場(開放)における機能主義の誤り
住まいと住宅政策
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(3)住まいと住宅政策 https://t.co/xCH47lFlCI #radiru
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年2月1日
⚪︎戦前→賃貸、戦後→戸建・持家
⚪︎終戦〜1960年代末→住宅不足、高度経済成長、中間層の持家取得を促進、住宅すごろくの考え方成立
⚪︎1970年代初頭〜1990年代半ば→持家政策のさらなる促進、
団塊の世代の結婚の時期、世帯数増加、住まいの需要最大化、核家族とマイホーム主義、住宅政策と景気対策の結びつき
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年2月1日
⚪︎1990年代半ば以降→少子高齢化による住宅需要の減少、新自由主義による住宅供給の民営化・市場化
⚪︎賃貸、単身者、アフォーダブル、中古のこれから#住まいをよむ
住まいの標準化と工業化
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(4)住まいの標準化と工業化 https://t.co/quBNRq0h0K
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年2月17日
⚪︎核家族が住むための戸建住宅を供給するためハウスメーカーが1950年代に誕生
⚪︎高度経済成長期に徐々に拡大し、1980年代に主要産業として確立
◯住宅を構成する材料や部品の標準化と工業生産化
◯モダニズム、1920年代ヨーロッパで勃興、過去の歴史とライフスタイルを否定
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年2月17日
◯ポストモダニズム、1970年代以降、過去の記憶と歴史を見直し再評価
◯住む機能をもった住宅という「モノ」の購入だけでなく、幸せな生活のイメージを纏った「記号」としての住まいを購入するようになった https://t.co/W06kZxypwG
消費社会の住まい
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(5)消費社会の住まい https://t.co/UB92gKlpas
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年2月17日
◯1973年、第一次オイルショックによるインフレ(物価高騰)と団塊の世代の婚期到来による住宅需要の最大化
◯住宅不足の解消にもかかわらず、政府による持家政策は変わらず、景気振興策として継続
住まいのはたらき
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(6)住まいのはたらき https://t.co/1JUCQg78FO #radiru
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年2月18日
◯モダニズムと機能主義(現実の生活との乖離)
◯ポストモダニズム以降、住まいは徐々に住み手の身体に染み込み、一体化していく、慣れと習慣による身体化→完成という状態はない
小さな家
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(7)小さな家 https://t.co/ufIk0Yr2wR #radiru
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年2月23日
◯仮設住宅の標準型 5.4m×5.4m=約30㎡(9坪)
◯1951年 日本住宅公団による標準住戸 51C型も約30㎡
◯住まいにとって必要最小限の機能とは
◯コンパクトシティ 効率的に集積した省エネルギー都市
住まいがつくる街
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(8)住まいがつくる街 https://t.co/uRoLodFOAV #radiru
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年3月9日
◯建築の形が集合して街の風景が生まれる
◯街の風景は歴史的な存在
◯記憶に残る、精神的なよりどころとなるような街の風景→原風景
◯都市の一部であり、輪郭が曖昧な流動的な公共空間→界隈
集まって住む
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(9)集まって住む https://t.co/W3ZVjXozAE #radiru
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年3月10日
◯集住体→集合住宅
◯集住体の可能性→スケルトンインフィルシステム、分譲と賃貸、コーポラティブハウス、環境共生住宅、コレクティブハウス、シェアハウス、職住近接住戸、コンパクトシティ
エコハウスの条件
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(10)エコハウスの条件 https://t.co/rgWtazhJrL
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年3月23日
◯住宅の気密性を高めるアルミサッシ→1960年代に国内の住宅に広がる
◯アルミニウムは熱伝導率が高く断熱が難しい→室内に結露
◯四季の変化と日本の民家と気候制御装置
◯住まいのリテラシーを学ぶ
住まいの儀式
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(11)住まいの儀式 https://t.co/N6JVwdjtO4 #radiru
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年3月24日
◯地鎮祭と上棟式
◯祝祭や儀式は、自然と文化、混沌と秩序を分離しながら媒介する境界づくり
建築教育の伝統
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(12)建築教育の伝統 https://t.co/LcGGXtlZMV #radiru
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年3月31日
◯明治政府の富国強兵
◯イギリスを範とする工学系の教育制度を採用
◯日本の大学の建築学科は工学部に属することに
私の仕事
【聴き逃し】こころをよむ 住まいをよむ(13)私の仕事 https://t.co/gs7CUxLPDG
— マチノヨハク (@cbwinwin) 2024年4月29日
◯箱の家とMUJI HOUSE
◯構法と生活様式を一体のものとして提案
*1:NHKのラジオアプリ「らじるらじる」で聞くことができます。