近況報告
お久しぶりです。
前回の記事を投稿してから約2年経ってしまいました。
覚えていただいている方がいらっしゃれば大変うれしいです(笑)。
覚えていただいている方が果たしていらっしゃるのか不明ですが、タイトル通り近況報告をすると、自分は現在、東京大学大学院に所属しています。
自分の目標に向けて勉強を続けています。
勉強は楽しいときもありますが、辛いときも多々あります。
加えて、自分は飽き性なのですが、なぜか勉強を続けてしまいます。
学問とは非常に奥深いものだと思います。
ブログ以外の勉強や自分のやりたいことをしていたら、気づけばブログ更新をしなくなっていました。
書きたい記事は今でもたくさんあるのですが、中々手が伸びません(笑)。
ブログ更新していない間も、実はちょくちょく記事を読み返したりしていました。
今でもこのブログへアクセスして下さる方々がいらっしゃるらしく非常に嬉しく思うと同時に、記事を書き直したいなとも思います。
今見返すと、文章的におかしな表現や凡長な表現が多々あり、リライトしたい記事ばかりです(笑)。
記事のリンクもズレちゃっているので、それも直したいです。
今後、自分の気が向いたらリライトやリンクずれ等の修正をしたいなとは思っていますが、いかんせん自分はめんどくさがり、かつ、気分屋なのでどうなるかは分かりません(笑)。
ただし、ブログを作った当時の気持ちはいまだに忘れていません。
大学受験という自分の中ではとても大きな経験・思い出を残すとともに、どこかの受験生・勉強に取り組む方・勉強をはじめてみようかなと思った方、そうした方々の「踏み台」となってほしいという思いでブログを作りました。
今後も、このブログが、誰かの「踏み台」となれば、幸いです。
一橋模試成績記録 ~浪人期(英語・日本史分析編)~
今回は浪人時代に受けた2015年駿台の一橋模試の成績を公開したい。
当時のことを思い出しながら、成績について具体的に分析してみる。
成績結果
法学部 E判定 偏差値49.4 259点/730点 平均点262.7 1411位/2682人
社会学部 D判定 偏差値52.4 313点/820点 平均点297.0 1092位/2682人
英語 124点/280点 偏差値47.3 平均点134.5 1652位/2696人
数学 22点/180点 偏差値40.1 平均点43.8 2232位/2698人
国語 54点/110点 偏差値56.7 平均点47.3 638位/2693人
日本史 59点/160点 偏差値63.5 平均点33.7 118位/1169人
このような結果だった。
僕は一橋大学に結果的には落ちたのだが、このくらいの成績だと合格は正直かなり厳しい。
ただし、現役であれば社会学部の合格可能性はあるだろう。
浪人であれば高確率で不合格となってしまうと思う。
しかし、合格可能性が0%ではないため、可能性を上げるための分析をしてみよう。
僕が受験した一橋大学を受験した2016年の前期志願者数が約2700人だったので、大体志願者と同じ程度の人数が駿台一橋模試を受験していることになる。
そのため、模試としての成績信頼度は高い。
まず見て分かるのは、英語と数学の低さだ。
英語は一橋の全学部、数学は社会学部以外の学部で配点の高い重要科目である。
法学部であれば英語と数学で460点/730点と2科目で約65%を占める。
商学部は500/750点、経済学部は520/790点、社会学部は410/820点を英語と数学が占めている。
そのため、この2科目で点を取れないと合格が非常に遠のく。
よって、一橋大学受験生は英語と数学の力を伸ばす意識を持つことが大切なのは言うまでもない。
しかし、社会学部を志望する人は国語と社会科目の配点が数学よりも高いため、数学よりも国語と社会に時間を割く戦略の方が良いかもしれない。
ただし、社会学部は数学の配点が低いことから、数学を苦手とする受験生が多いと思うため、数学ができるとアドバンテージとなりやすくなる。
そして、国語は近代文語文が直前期に伸びやすいのと、社会は暗記要素が他科目よりも多いため直前に詰め込めるという科目特性を考えると、やはり英語と数学を中心に勉強するのがオススメだ。
具体的な点数分析
各科目の設問別成績を分析してみよう。
英語
設問1(論説文) 43/80点 平均点43.3
設問2(論説文) 32/80点 平均点40.0
設問3(間違いを含む英文と語句の選択) 4/20点 平均点6.6
設問4自由英作文 30/60点 平均点28.2
設問5リスニング 15/40点 平均点16.3
まず、平均点以上なのが設問4のみである。
どの分野を伸ばしていくかを考えていく上で、平均点に届いていない分野を補強するのが効果的だろう。
なぜなら、平均点超えているものより、下回っているものを伸ばしたほうが伸びしろが大きいし、時間的にも短く点を伸ばせる可能性が高いからだ。
設問1と2は論説文の読解であるところ、合わせて平均点が83.3に対して75点となっている。
読解の配点が最も大きいことから、ここに力を入れるべきだ。
一橋は短く端的に答えを作らないといけないが、時間的にはキツキツで解かないといけないわけではなく、比較的余裕がある。
そのため、日頃の勉強で英語長文を短く端的にまとめ、長く答えを作らないといけない問題であっても、短く端的に答えを自分で作る訓練をすべきだ。
そして、各段落ごとに何を言おうとしているのかを把握しよう。
この把握は記号問題の訓練につながる。
次に、設問5リスニングであるが、リスニングは毎日聴く必要がある。
毎日聴いているかいないかでかなり差が出ると思う。
一橋のリスニングはディクテーションである。
そのため、自由英作文とつながった対策をすると良い。
文法、語彙書き取りの間違いをすると確実に減点されるため、一番気を付けるべきだ。
リスニングの練習においては同じ文章を構文解釈し、分からない単語も調べて、文法も把握した上で音読、シャドーイングを繰り返してみてほしい。
こうした地道な訓練は力が伸びる実感こそわかないが、確かに力は伸びるし、なんだかんだ一番の近道である。
自由英作文は最も気を付けるべきは文法ミスとスペルミスだ。
そして、論理的な文章を書くことを徹底することだ。
自由英作文については、「英語編 英作文の対策 〜英語の総合力が試される〜」に詳しく書いてあるので、ぜひ参考にしてほしい。
設問3について、去年は文章の2・6番目の語を答える形式の物であったが、正直難易度が高いし、配点も低いためここに対策することはオススメしない。
ここの勉強をするくらいなら、他設問対策をした方が絶対に良いので、よほど英語が得意な人以外は戦略上対策しなくて良いだろう。
日本史
設問1 近世 14/50点 平均点9.7
設問2 近代 33/50点 平均点17.1
設問3 現代 12/50点 平均点6.9
日本史は元々得意であったのと、浪人であったことから好成績であった。
現役生でこのくらいの成績が取れれば本番も好成績を取れる可能性が高いと思って良いだろう。
ただし、浪人生は1年多く勉強している分、暗記量が現役よりも多いのが当然で、模試で成績が良くても、現役が追い上げてくる。
そのため、本番で力を伸ばしてきた現役生に追い抜かれてしまう恐れがあるため、あまり模試で社会科目の成績が良かったとしても喜びすぎないことだ。
日本史は近世・近現代が絶対に出題されるため、そこを重点的に勉強しよう。
そして、1つの設題を200文字以内で書くという独特な形式なため、過去問を使って練習を積むことを絶対にしよう。
日本史の2次試験勉強法は「一橋大学に向けた社会対策」の論述対策の項に書いてあるので、ぜひ参照してもらいたい。
まとめ
数学と国語の具体的な分析は次の記事で書こうと思う。
一橋はどの学部も英語の配点が高く、社会学部以外は数学の配点も高い。
そのため、一橋受験生はまずは英語と数学を重点的に勉強する意識を持とう。
ただし、社会学部を志望する人は国語と社会科目の配点が数学よりも高いため、数学よりも国語と社会に時間を割く戦略も良いだろう。
英語は配点の最も大きい長文読解に最も力を割き、短い文字数で端的にまとめる訓練を日頃からしてみよう。
そして、リスニングは毎日少しでも良いから聴き、自由英作文と連動して対策してみよう。
あとは、設問3対策は正直不要というのが僕の考えだ。
社会については、浪人生は1年多く勉強している分、暗記量が現役よりも多いのが当然で、模試で成績が良くても、現役が追い上げてくる。
そのため、本番で力を伸ばしてきた現役生に追い抜かれてしまう恐れがあるため、あまり模試で社会科目の成績が良かったとしても喜びすぎず、勉強を続けよう。
日本史は近世・近現代が絶対に出題されるため、重点的に対策しよう。
一橋模試の復習方法については「模試の復習・分析の重要性 ~一橋模試から考察~」
に書いてあるため、ぜひ参照してほしい。
センター模試に苦戦している人へ
夏になって、センター模試の結果がいくらか返ってきただろう。
思い通りうまくいっている人、そうでない人いると思う。
今回はセンター模試に苦戦している人、思い通りの結果が出ない人に向けての原因、解決策を考えてみたい。
センターとはどういう試験なのか
まず、センターとはどういった試験なのかを考えてみてほしい。
センター試験とは大体4択から1つの正解を選ぶ形式の物であり、内容自体は基礎~標準的なものがほとんどだ。
センターは2次試験と違って、数学は例外だが、答えが選択肢の中に存在するという明確な違いがある。
また、数学も2次試験は真っ白な状態から適切な式と正解を導き出さなければならないが、センターは流れに乗ってしまえば答えを短い時間で出せるという違いがある。
一方で、2次試験には部分点がつくが、センターには部分点はつかない。
まとめると、センターの方が2次試験よりも答えが導き出しやすく、難易度も低いというメリットがある一方で、正解を確実に導き出さなければいけない。
したがって、センターで求められるのは、基礎~標準的な問題を時間内に正確に解く力である。
そうだとすると、センター模試で苦戦している人は基礎~標準的な問題を時間内に正確に解く力が不足していることに原因があると考えられる。
具体的な原因
①基礎力の欠如
基礎力とは教科書や参考書などで基本とされている事項をいう。
また、問題集などでも基礎的な問題と記されていることが多い。
基礎力の欠如は、基本知識を大体わかった気になって重点的に取り組まずに放置していることが原因となっていることが多い。
そのため、日頃の勉強で、どうしてこういう答えが導き出されるのか、この問題を解くために必要な基礎知識はなにか、そしてその基礎知識はどういうものなのかをきちんと理解することを意識すべきだ。
基礎という土台がないと標準・発展力がつきにくくなり、成績の伸びが圧倒的に悪くなる。
しかも、基礎力の欠如はセンターで苦戦する原因として意識しにくいものであると思う。
それは、上述した日頃の勉強方法に穴があることに気が付きにくいからだ。
そして、日頃から答え・知識の理由までを明確にした勉強をできているかで日々の差が少しずつ開き、気づいたときには大きな差となっていることが多い。
②経験不足
これは、実際にセンター過去問や予想問題を時間を計って解くという経験が少ないことをいう。
センター模試などで大問あたりの時間配分をとくに決めずに、なんとなくで解き、時間オーバーになるといった人は経験不足が原因となっていることが多い。
こうした人は、大問当たりの時間配分を明確に決め、決めた時間内に問題を解くことを徹底的に練習していく必要がある。
また、センターは国語や英語にクセがある。
特に国語はどんな受験生であれ、センターを受験する人はセンター対策が必須だ。
国語のセンター対策については「国語編 現代文の対策 〜センター対策と要約の大切さ〜」と「国語編 古文・漢文・近代文語文の対策 ~基礎知識をきちんとインプット~」で詳しく述べているのでぜひ参照してみてほしい。
③勉強進度が間に合っていない
これは試験範囲がまだ終わっていない人や勉強進度が遅れているためセンター対策できていないことをいう。
この原因はそのままの通り、勉強が追い付いていないことだ。
こうした人は急いで試験範囲を終わらせるべきだ。
ただし、勉強進路を急がせつつ、問題に実際に取り組むことも忘れずに行ってほしい。
この原因が該当する人は勉強範囲が終わり次第、成績が上がる可能性は高いだろう。
④復習不足
これはそのまの通り、復習不足だ。
大体、一回間違えた問題は何も確認しないとまた間違える。
そのため、ある模試で間違えた問題が他の模試で出題された際にまた間違えるということを起こしている可能性がある。
そのため、復習をしっかり行う必要がある。
模試が終わった後に、間違えた問題をまとめるなどの必要があるだろう。
解決策
①の原因に該当すると思う人は、もう一度基礎知識、答えの理由と過程を再確認する必要があるだろう。
ただし、一から教科書を読んで確認することを全ての科目で行うことは国立大学受験生などは厳しいだろう。
そこで、これまで解いた問題の復習やこれから解いた問題の復習の際に、該当部分の基礎知識の理由づけまでをきちんと確認するのがオススメだ。
これにより、インプットとアウトプットを効率良く行えるため、時間を効率的に使うことができる。
そして、何より、日頃の勉強で、どうしてこういう答えが導き出されるのか、この問題を解くために必要な基礎知識はなにか、そしてその基礎知識はどういうものなのかをきちんと理解することを意識すべきだ。
この意識で勉強していない人は、いますぐにこの意識をもって、勉強しよう。
②の原因については、大問当たりの時間配分を明確に決め、決めた時間内に問題を解くことを徹底的に練習していくことが解決策となる。
これを意識して問題をこなせば、②が原因の人は点数がすぐに伸びていくだろう。
③の原因についても、勉強進路を早く終わらせることで点数はすぐに伸びる。
そして、④については、模試の復習をしっかりやることが改善策となる。
復習の仕方については「模試の復習・分析の重要性 ~一橋模試から考察~」の「一橋模試の復習と分析の重要性」という項で紹介しているのでぜひ参照してほしい。
ただし、一点気をつけてほしい点として、やり直しに時間をかけすぎることだ。
確かに、ある程度じっくり取り組む必要があるが、センターは2次試験と違い、そこまで複雑な問題ではなくスピーディーに取り組むことが求められるため、メリハリをつけて復習してほしい。
まとめ
センターとは2次試験よりも答えが導き出しやすく、難易度も低いというメリットがある一方で、正解を確実に導き出さなければいけない試験だ。
そのため、センター模試で苦戦している人は基礎~標準的な問題を時間内に正確に解く力が不足していることに原因があるだろう。
こうした原因が生じる要因としては
①基礎力の欠如
②経験不足
③勉強進度が間に合っていない
④復習不足
が考えられる。
②が原因の人は大問当たりの時間配分を明確に決め、決めた時間内に問題を解くことを徹底的に練習していくことが解決策だ。
③の人は、問題演習を忘れずに試験範囲を急いで終わらせることだ。
そして、多くの人は①と④が原因であるだろう。
①については、これまで解いた問題の復習やこれから解いた問題の復習の際に、該当部分の基礎知識の理由づけまでをきちんと確認する。
そして、日頃の勉強で、どうしてこういう答えが導き出されるのか、この問題を解くために必要な基礎知識はなにか、そしてその基礎知識はどういうものなのかをきちんと理解することを意識するのが必要だ。
④については、センター模試の復習をスピーディーに取り組み、時間をかけすぎないように気を付けることが解決策だ。
模試の復習の仕方については「模試の復習・分析の重要性 ~一橋模試から考察~」の「一橋模試の復習と分析の重要性」という項で紹介している。
中々力が伸びない場合、原因が確実に存在する。
センター模試に苦戦している人は原因を分析し、解決することで思い通りの成績を取れるようにしよう。
大学生活日記 ~TOEIC2回目結果~
お久しぶりです。
前回の投稿からまた1か月近く空いてしまいました・・・。
今月はたくさん投稿する予定です(あくまで予定ですが・・・(笑))。
今回は2回目に受験したTOEICの結果が返ってきたので、その振り返りをしたいと思います。
今回は、勉強方法を具体的に紹介するというよりも、前回との違いを中心に紹介したいと思います。
なお、TOEIC1回目受験結果とその勉強法振り返りは「大学生活日記 ~初TOEIC受験結果~」に記載していますので、ぜひ参照してみてください。
TOEIC結果
今回のTOEICは2回目の受験でしたが、成績は以下のようでした。
1回目(2018年4月8日)に受験したTOEICの点数が750だったので、35点UPという結果でした。
次に、2回目の受験までの勉強方法の振り返りをしたいと思います。
勉強方法振り返り
全体的な勉強方法は前回とほとんど一緒です。
①勉強時間
studyplusで記録した勉強時間によると今回は試験までに46時間勉強していました。
今回は、勉強をはじめたのが試験の3週間前で、試験前の1週間はTOEICだけの勉強をしました。
試験3週間前から試験本番までは毎日TOEICの勉強をしましたが、前回と受験から今回の試験3週間前までの間に英語の勉強は一切していません。
そして、試験前1週間の勉強時間が計24時間で、1日当たり約3時間30分の勉強時間です。
なので、試験3週間前~1週間前の勉強時間は計22時間で、1日当たり約1時間35分の勉強時間です。
第1回目の時は、試験4週間前から勉強をはじめ、計90時間勉強したので、前回に比べると、勉強時間は約半分でした。
②使用した教材
ほとんど第1回TOEIC受験の際に使った教材をほぼそのまま使いました。
ただし、唯一前回と違うのは、文法問題集の『新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編』という文法問題集を1冊追加したことです。
しかし、『新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編』は半分ほどしか取り組めず、全部やるのは諦めて、半分を2周だけしました。
なので、正直意味があったかと言われると微妙だと思っているのですが、結果を見ると文法問題の正答率が57%→95%と上昇していたので、意味がなかったということもないのかもしれません。
③公式問題集での勉強
前回と同様に今回も公式問題集中心の勉強をしました。
使った公式問題集は『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』と『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3』です。
公式問題集は最新のものを使った方が良いです。
勉強時間46時間の内、29時間は公式問題集に費やしました。
実際のやり方は前回とほとんど同じやり方ですが、唯一1点やり方を変えました。
それは、リスニングをスピーカーで流して取り組んだ点です。
前回の受験で、本番が1つのスピーカーでリスニングを流す形式だったため、普段イヤホンでリスニングを聴くよりも聴きづらかったという失敗がありました。
その失敗を踏まえて、意識的にスピーカーで英語を聞く訓練をしました。
リーディングについては、前回と同じやり方で取り組みました。
前回は、『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』は1つのテストのみ取り組み、『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3』は2つのテストに取り組んだのですが、今回は、どちらも2つのテストに取り組んだので計4回分を勉強しました。
④前回との点数比較
前回はリスニング380、リーディング370の計750という結果でした。
なので、リスニング5点UP、リーディング30点UP、合計35点UPでした。
リスニングですが、5点UPは正直前回との誤差レベル感がありますが、試験本番のリスニングで3問マークを塗った際に、マークのズレを起こしてしまい、その修正で3問潰してしまったミスがありました。
なので、マークミスしなければ、10~20点UPできていた可能性が高いため、リスニングの力が全く変わっていないという感じはせず、むしろ、僕の実感としては伸びた気がします。
スピーカーで訓練する改善をしたこともリスニング力向上の一因だと思っています。
リスニングは単語・文法・公式問題集の全ての勉強で意識的に単語・英文まで音を聴くようにするだけで点数は絶対上がると思います。
リーディングについては、英文を「読んだ」数が点数UPの要因だと思います。
ここでいう「読んだ」とは英文の単語や語法、文法、英文構造を理解した上で内容を理解することをいいます。
前回取り組んだ英文を再度読み直し、プラスでテスト1回分多く英文を読んだので、その結果が表れたと思います。
また、前回に比べて語彙・文法の点数が大幅にUPしていたのですが、前回と同じ単語帳を使ったこと、前回読んだ英文を読む際に語彙も確認したこと、文法問題も前回と同じ問題に再度取り組んだ上でプラスで問題を解いたこと、などが要因でしょう。
要は、既存の問題に再度取り組んだ上で、プラスで問題を解く。
その際に、あくまでこれまでやった問題をできるだけ完璧にする方に重きを置き、補充で新たな問題に取り組むという意識を持つ方が良いでしょう。
まとめ
今回は、46時間という勉強時間で、35点UPできたので嬉しかったです。
大学入学時に受けた旧形式のTOEIC IPテストが540点だったので、前回からの勉強時間も換算すると約136時間で245点UPという結果になりました。
「大学生活日記 ~初TOEIC受験結果~」で紹介した具体的な勉強法と今回紹介したリスニングをスピーカーで聴く訓練で勉強し、あくまでこれまでやった問題をできるだけ完璧にする方に重きを置き、補充で新たな問題に取り組むという意識を持てば確実に点数は上がります。
TOEIC500点台の方は、単語帳・文法帳をそれぞれ1冊使用するものを決めて、最新の公式問題集2冊に取り組むだけで800点いけると思います。
それ以外に問題集を追加する必要はなく、むしろ消化不良になる可能性が高いと思います。
後は、マークミスに気を付けて下さい・・・。
リスニングpart3と4が3問1題のため、僕は音声が鳴っている時に3問指で答えを指して置き、音声が鳴り終わったら3問マークしています。
このやり方が1問ずつ塗るよりも絶対に良いと思うのですが、マークミスすると修正が大変という恐れがあります。
なので、リスニングpart3・4ではマークする際に一層注意を払った方が良いと思います。
前回の「大学生活日記 ~初TOEIC受験結果~」で書いた通り、僕は法科大学院入試でTOEICの点数が必要なためTOEICを受けたので、英語を専門としていこうという方には僕の勉強方法はもしかしたらオススメではないかもしれません。
一方で、TOEICが進学や就活で求められるため、短時間である程度の点数を取りたいという方には参考になるかと思います。
センター予想問題集の「取り扱い説明書」
前回の記事から約1か月ぶりの投稿となってしまった。
ワールドカップをずっと見ていたらこんなに期間があいてしまい申し訳ないです・・・(笑)。
今回は、夏とセンター直前期に使用されるであろうセンター予想問題集の使い方について紹介したい。
センター過去問との使い分けについても話したい。
センター予想問題集とは
センター予想問題集とは河合塾や駿台、代ゼミといった大手予備校から出されている今年度のセンター試験を想定した予想問題集である。
基本的に、前年度のセンター試験を参考に問題が作られている。
出版している予備校にもよるが、原則的にセンターよりも難しめに、そして、マニアックに作られている。
社会科はセンターでは出ないような細かな知識がたまに含まれていたりする。
また、パック問題集と呼ばれる全科目のセンター予想問題が1年分収録されたものもある。
こちらは、センター直前期でセンター模試が一通り終わった後に使用するのがベターだろう。
センター予想問題集とパック模試の難易度については、河合塾が一番センターに近く、駿台がすこし難しめ、Z会はかなり難しく作られている。
センター予想問題集とセンター過去問どっちを使う?
受験生の中には、センター予想問題集とセンター過去問どちらを使えばいいの?と迷う人がいるだろう。
どっちを使うべきか?
答えとしては、センター過去問を優先すべきだ。
理由としては、センター予想問題集もセンター過去問も使う目的が、本番への実戦練習としての慣れとセンターの傾向と対策を知ること、そして、自身の弱点分野を把握することにある。
このような目的で使う上で、センター予想問題集とセンター過去問のどちらを使うべきかと言われたら、間違いなくセンター過去問だろう。
センター予想問題集はあくまで予備校講師がセンターをまねて作ったにすぎず、センター本番では出ないであろう知識を使う問題が紛れていたりする。
それに、予想問題集だと同じ問題が本番で出るかもしれないと考える人もいるかもしれないが、そんなことはまずない。
仮に、出たとしても全く同じ問題など出るはずがないし、そうした使い方をしても効果は極めて薄い。
まずは、センター過去問を使い、時間配分を意識した実戦練習と自分の弱点分野把握をしてほしい。
センター予想問題集はどんな時に使う?
じゃあ、センター予想問題集を使う意味はないかというとそんなことはない。
先ほど言ったように、センター予想問題集は本番よりも難しめに作られている。
そのため、センター難化を想定して使用すると良い。
つまり、今年度のセンターが仮に難しくなったとして、そのための実戦練習として使おう。
後は、センター過去問であぶりだした弱点分野補強のために部分的に使用するのもオススメだ。
弱点分野の問題演習を、予想問題集の使用によってピンポイントでできる。
個人的にオススメの問題集は河合塾の予想問題集で、次点で駿台のものだ。
共に問題と解説が良い配分で作られていて良いのだが、駿台の方が河合塾のものよりも難しめなので、河合塾→駿台の順で使うのをオススメする。
ただし、あくまでもセンター過去問を優先することは忘れずに覚えておこう。
パック模試の使い方
センター模試が一通り終わった後に、パック模試を使おう。
パック模試は、直前期に初見の問題に対する練習として本番を想定して解くという使い方をするものである。
そのため、最終調整として使おう。
また、最後に抜けがある知識が存在する分野がないかもチェックしよう。
そして、抜けがある分野を把握したら、今まで使ってきた問題集や参考書を使って補強、復習を欠かさずにしよう。
注意してほしいのは、新しい問題集、参考書ではなく、今まで使用してきた問題集、参考書を使うようにしてほしいことだ。
センター直前期に新しい参考書に手を出しても高確率で中途半端になるし、かえって混乱する恐れがある。
なので、今まで使用してきた問題集、参考書で補強をしよう。
パック模試の点数と本番の点数は結構ブレが生じるため、点数は気にしなくて良い。
点数を気にするよりも、時間配分が崩れていないかや手薄となっている分野がないかのチェックに注視した方が絶対に良い。
まとめ
センター予想問題集とは河合塾や駿台、代ゼミといった大手予備校から出されている今年度のセンター試験を想定した予想問題集である。
センター予想問題集は、センター難化を想定して使うのとセンター過去問であぶりだした弱点分野補強のために部分的に使用するという使い方をしよう。
パック模試とは全科目のセンター予想問題が1年分収録されたものである。
センター模試が一通り終わった後に、パック模試を使い、センター直前期に初見の問題に対する練習として本番を想定して解くという使い方をしよう。
最も、意識してほしいのはセンター予想問題集とパック模試よりもセンター過去問を優先的に使うことだ。
センター予想問題集もセンター過去問も使う目的が、本番への実戦練習としての慣れとセンターの傾向と対策を知ること、そして、自身の弱点分野を把握することにある。
そのため、予備校が真似して作ったセンター予想問題集よりも過去問の方が、本番への実戦練習としての慣れとセンターの傾向と対策を知ること、そして、自身の弱点分野を把握する上で大きく役立つ。
センター過去問と予想問題集を使う場合は、
過去問→河合塾→駿台
の順番で使うのがオススメだ。
なお、赤本、青本の使い方については赤本、青本の「取り扱い説明書」で紹介しているのでぜひご覧ください。
大学受験における現役生と浪人生の違いとは?
今回は、大学受験における現役生と浪人生の違いについてはなそう。
勉強面において、どういった違いがあるかについての考えを述べていきたい。
「現役」と「浪人」
まず、現役生とは高校3年生で初めて大学受験を経験する人たちのことをいう。
大学受験を経験する誰しもが、おそらくこの現役生に1度はなるわけだ。
浪人生とは高校3年生以外の大学受験生のことを言う。
高校を卒業し、高校3年生での大学受験がうまくいかず、もう1回受験しようと思い、予備校に通ったり、自宅で自習を行う宅浪といった浪人生が主である。
自分がどうしても行きたい大学があるということで浪人することは全然良いことだと思う。
しかし、数年間も浪人することは将来や精神面を考えてオススメはしない。
現役生と浪人生には互いにそれぞれの強みがあると同時に、気を付けなければならないこともあるので見ていこう。
「経験」の差
浪人生は大体の人が前年に受験をしている。
そのため、浪人生は受験の実際の雰囲気や受験前日当日の過ごし方が分かっている。
特に、緊張しやすいタイプの人にとっては前年に受験を経験していることは結構なアドバンテージとなるだろう。
この「経験」の差は体調管理と精神面の管理の上で有利となる。
現役生は本番を知らない分、どこまで無理して勉強できるかについて分からなかったり、本番がどういう状況であるかが分からない不安があると思う。
そこで、現役生は「経験」の差を埋めるために受験間近や当日の雰囲気、会場の様子などを合格体験記などを読んだり、ネットなどで情報収集したりすることが良いだろう。
あらかじめ、入手できる情報を知っておくだけで本番へのイメージをだいぶすることができる。
現役生は緻密な情報収集により、精神的な不安を取り除こう。
浪人生はこの「経験」の差を自信にして、自分は現役生よりも経験を積んでいることを自信の糧とすると良い。
「知識」の差
浪人生は現役生に比べて1年以上多く勉強しているため、「知識」の量においてはやはり勝っている。
特に、英語、社会科(特に日本史・世界史・倫政)、理科などは知識量がそのまま点数に結びつきやすいことが多い分、浪人の方が有利である。
そのため、1年を通じて、現役生よりも浪人生の方が模試でのこれらの科目の成績は良い傾向にある。
現役生は、やはり時間が厳しい分、詰め込まなければいけない知識量が足りなくなってしまう傾向がある。
しかし、逆に言えば、詰め込まなければいけない知識量がまだまだある分、浪人生に比べて成績の伸び率が高い。
そのため、模試を受けるごとに英語、社会科(特に日本史・世界史・倫政)、理科科目の成績が伸びる傾向にある。
現役生は成績が伸びると勢いが出て、ぐんぐん他科目の成績が伸びていくことがあるため、この勢いをつかんでほしい。
中々、成績の伸びない現役生はその原因をつきとめ、改善することで一気に成績が伸びることがあるので、自分の勉強法を見直してみよう。
一方で、現役生と浪人生に差が出にくいのが国語と数学、物理といった科目だ。
国語と数学、物理は知識量で勝負するというよりも、基礎知識を駆使して問題を解いたり、問題解法のコツをつかんで解くようなものが多いため、現役であろうが浪人であろうが差がない。
逆に、浪人の方がこれらの科目の伸び率が低いことが多いように思える。
現役生の内に、基礎知識を駆使して問題を解いたり、問題解法のコツをつかんで解くことを習得していれば、他の現役生や浪人生よりも優位に立ちやすくなる。
現役生の内に、国語と数学、物理の基礎知識を駆使して問題を解いたり、問題解法のコツをつかめるように勉強しよう。
そのために、基礎知識を重視することと、暗記ではなくきちんと納得して問題を解くことを徹底させよう。
浪人生であっても、このことは非常に重要なので、国語と数学、物理が苦手な浪人生は基礎に立ち返ってみることをオススメする。
現役生に比べて伸び率が良くないといっても、基礎知識を重要にすることと、暗記ではなくきちんと納得して問題を解くことを徹底させることで間違いなく成績は伸びる。
「勢い」の差
現役生の方が、浪人生に比べて成績、雰囲気の面で良い勢いを備えていることが多い。
良く言われている通り、現役生の方が詰め込むべき知識量が多い分、成績が伸びやすいことに起因するのだろう。
また、現役生は浪人のことを知らない分、浪人生に対してあまり意識をしていない一方で、浪人生は現役生の伸びについて分かっている分、現役生を脅威として意識しているような傾向にある。
この「勢い」が影響してか、D判定、C判定といった判定の浪人生よりも同じ判定の現役生の方が合格しやすいと個人的には思う。
僕も、現役と浪人どちらも経験したが、いわゆるサプライズ合格は現役生の方が多かった。
現役生は最後まで伸びしろがあることを自信に受験に臨むと良い。
浪人生は先ほど書いた「経験」と「知識」でのアドバンテージを自信として受験に臨むと良い。
まとめ
現役生と浪人生の違いとしては
①「経験」
②「知識」
③「勢い」
の3つがある。
①の「経験」については、浪人生は受験したときの状況や雰囲気に対する自身の情報を活かそう。
この「経験」の差を受験での自信の糧とすると良い。
現役生は、「経験」の差を埋めるために受験間近や当日の雰囲気、会場の様子などを合格体験記などを読んだり、ネットなどで情報収集したりすろことが良いだろう。
あらかじめ、入手できる情報を知っておき、本番へのイメージをしよう。
②の「知識」については、英語、社会科(特に日本史・世界史・倫政)、理科などは知識量がそのまま点数に結びつきやすいことが多い分、浪人の方が有利である。
一方で、現役生と浪人生に差が出にくいのが国語と数学、物理で、現役生の内に基礎知識を駆使して問題を解いたり、問題解法のコツをつかんで解くことを習得していれば、他の現役生や浪人生よりも優位に立ちやすくなる。
浪人生は知識量、それまでの勉強法の分析と改善を活かして、現役生との差を広げることを意識しよう。
現役生は、詰め込むべき知識が多い分、伸びしろが浪人生よりも大きいので、一気に成績を伸ばすことを意識してみよう。
③の「勢い」については、浪人生に比べて成績、雰囲気の面で良い勢いを備えていることが多い。
その分、成績の伸びやC・D判定からの合格率が現役生の方が浪人生より高い。
浪人生は、先ほど書いた「経験」と「知識」でのアドバンテージを自信として受験に臨もう。
最後に、現役生でも浪人生でも自分にあった勉強法での勉強を継続すれば絶対に成績は伸びるので、自己の勉強法の分析・改善を徹底的にしてみることをオススメする。
模試は自身の勉強法分析・改善をする非常に良い機会となるので、模試での復習と勉強法の分析・改善については「模試の復習・分析の重要性 ~一橋模試から考察~」をお読みいただきたい。
1冊の参考書か複数の参考書か?
今回は、参考書の使い方について総括的にはなしたい。
参考書は1冊を使い続けるのが良いか、複数の参考書にどんどん取り組んでいくのが良いのかどちらかについて僕の考えをはなそう。
参考書のタイプ
参考書のタイプとしては
教科書タイプ、問題集、単語帳
の3タイプに分けられる。
その中でも、問題集は英語であれば、文法、和訳や長文読解といった分野ごとにさらにタイプが細分化される。
それぞれのタイプごとに考察をしてみよう。
①教科書タイプ
このタイプの主な参考書としては、東進の『はじめからていねいに』シリーズや語学春秋社の『実況中継』シリーズ、英語の『Forest』などといったものがある。
こういった教科書タイプは内容が網羅的なもので、ある程度評価が高いものであれば正直どれを使っても劇的に成績が変わるようなことはない。
そのため、厚いことが多い教科書タイプの参考書を複数持っていても、参考とすべきものがかえって多くなってしまい、逆に知識が定着しにくくなる弊害がある。
しかも、厚い参考書を複数持つことはすごく重いし、持ち運びに不便で疲れてしまう(笑)。
内容が網羅的なもので、ある程度評価が高いもの1冊を土台とした方が知識の定着は簡単だと僕は思う。
教科書タイプの参考書は学校や塾・予備校、ネットで評価の高いものを1冊に決めて使い、確実に定着させた上で、まだ他の教科書タイプのものが欲しいという場合にだけ追加で手に入れるというスタイルをオススメする。
教科書タイプは3タイプの中でも特に1冊だけで良く、複数はいらないだろう。
②問題集タイプ
問題集タイプは科目での分野ごとに更に細分化される。
先ほど言ったように、英語であれば文法や和訳、長文読解といった分野ごとに問題集を揃えるというのがオーソドックスだ。
問題集タイプについて1冊だけで済ませるというのは正直不可能だろう。
問題集タイプであれば、学校の先生や受験情報などから調べて、自分なりに受験において必要な分野を決める。
(例:受験で英語の文法と長文読解、国語の現代文、古文が課されるとした場合、英語は単語・文法・長文読解、国語は漢字・現代文読解・古文単語・古文読解を必要分野として決める。)
次に、必要な分野ごとに学校や塾・予備校やネットの評価から信頼できる問題集を1冊ずつそろえる。
(例:英語の単語は『シス単』、文法は『Next Stage』、長文読解は『やっておきたい英語長文300 500』、国語の漢字は『頻出入試漢字コア2800』、現代文読解は『上級現代文』、古文単語は『Key&Point古文単語330』、古文読解は『得点奪取古文』を選択する。)
そして、志望校の合格レベルに達することができるように問題集を追加する。
(例:英語の文法に『全解説実力判定英文法ファイナル問題集』、長文読解に『やっておきたい英語長文700』、古文読解に『古文 (河合塾SERIES―入試精選問題集)』を追加する。)
ここで、重要なことは志望校合格レベルに達することの出来る必要最小限の問題集を厳選することだ。
つまり、必要なことは志望校合格レベルをきちんと把握すること、そのために過去問を研究しておくこと、必要となりそうな問題集をピックアップし評価を調査することだ。
問題集を選ぶ上において、これらが核心部分といえる。
いかに取り組む問題集を押さえつつ、知識と力を伸ばすかという意識の下で問題集を厳選するようにしてほしい。
結論を言うと、問題集タイプは複数使用することに絶対になるが、志望校合格レベルに必要最小限の冊数におさえるのがベストだ。
③単語帳タイプ
単語帳タイプは英単語・英熟語帳や古文単語帳といったものがある。
単語帳タイプは教科書タイプと同様に、これと決めた1冊を使い倒すようにした方が絶対に良い。
1冊を決める際は学校や塾・予備校、ネットなどで詳しく調べてから使用するようにしよう。
単語帳タイプは評価の高いものは内容自体にたいした違いはないが、レイアウトや文字の大きさ、色、表紙などが自分に合うかで取り組むやる気が大きく変わってくる。
単語帳タイプの参考書は自分のやる気を低下させず、維持してくれるようなものを選ぶことに注力した方が良い。
僕も単語帳は『システム英単語』と『コーパス4500』というものを使用したが、レイアウトや文字の大きさ、色、表紙など『システム英単語』の方が自分には合っていたので、結局『システム英単語』のみを使用した。
英熟語帳はあまり注目されないが、個人的には使用した方が良いと思っている。
英熟語、語法や英熟語・語法帳の重要さについては「一橋大学に向けた英語対策 part1」の「語法について」という章で説明しているので、ぜひ読んでみてほしい。
古文単語については英単語や英熟語帳に比べると、単語数自体は圧倒的に少ない、そのため、単語についてある文章自体を覚えてしまい、見ただけでどの単語かが分かってしまうような場合は新しく単語帳を1冊買っても良いだろう。
結論としては、単語帳タイプは教科書タイプと同様に、これと決めた1冊を使い倒すようにしよう。
まとめ
参考書のタイプとしては
教科書タイプ、問題集タイプ、単語帳タイプ
の3タイプがある。
教科書タイプは内容が網羅的なもので、ある程度評価が高いものを1冊を土台としよう。
学校や塾・予備校、ネットで評価の高いものを1冊に決めて使い、確実に定着させた上で、まだ他の教科書タイプのものが欲しいという場合にだけ追加で手に入れるというスタイルをオススメする。
問題集タイプは分野ごとに問題集を揃えるというのがオーソドックスで、複数使用することになる。
重要なことは志望校合格レベルに達することの出来る必要最小限の問題集を厳選することで、志望校合格レベルをきちんと把握すること、そのために過去問を研究しておくこと、必要となりそうな問題集をピックアップし評価を調査することを絶対にしよう。
問題集タイプは複数使用することに絶対なるが、志望校合格レベルに必要最小限の冊数におさえることが肝だ。
単語帳タイプはこれと決めた1冊を使い倒すようにしよう。
単語帳タイプは評価の高いものは内容自体にたいした違いはないが、レイアウトや文字の大きさ、色、表紙などが自分に合うかで単語に取り組むやる気が大きく変わってくるため、自分に合うものを選ぶように意識しよう。
教科書タイプ、単語帳タイプは基本的に1冊
問題集タイプは必要な分野ごとに必要最小限の問題集を揃える
というが僕の考えだ。