マーダーミステリー「モセライ」リリースしました!
どうも、ちゃなです。
ブラウザで画面を共有したりダイスを振ったりパラメータを弄ったりしてインターネット上でマルチプレイヤーゲームを楽しむためのサービス(というだけでは言い表しきれない高性能ななにか)である「ココフォリア」の運営さんが、このたび「CCFOLIA GAMES コンテスト 2023」を開催しました。
先日このブログで告知したように、ちゃなも作品を応募しました。
拙作は選外でしたが、コンテスト自体は100以上の作品が集う大盛況。マーダーミステリー界隈で有名な作家さんも何人も参加しており(そして落選しており)、めちゃめちゃレベルの高い戦いとなったようです。
すべての作品に審査員の一言コメントが寄せられていました。
運営の皆様、誠にお疲れ様でした!
そして拙作はこちら。
「モセライ」。変わったタイトルですが、ちゃなにしては珍しく、構想時点から「これしかない!」と思っていたもの。
本作は2人用のマーダーミステリーです。しかし、マダミスというには非常に難のある作風。審査員コメントでも「マーダーミステリーライク」と書かれていましたねー。
一応、殺人、犯人がプレイアブルキャラ内にいる可能性、真相推理、ロールプレイ、駆け引き、没入感、余韻……様々な要素が含まれています。
しかし、ジャンルは何なんだろう? テストプレイヤーさんからも、「これはマダミスじゃないよなあ。なんと形容したら良いんだろう? 謎解き? うーん……」と困惑のコメントを頂きました。
2人用、本編40分の短編です。
最大の特徴は、再プレイ可能なこと。
2人のプレイアブルキャラのうち、PC2は何度でも繰り返しプレイが可能です。
ちゃなもテストプレイで1人のプレイヤーさんと2人で遊ぶことが何回かありましたが、勝ったり負けたりでした。
勝ったり負けたり?
はい、PC2には勝利条件があります。そして、難易度「極」です。
一方で、初回しか遊べないPC1には勝利条件がありません。難易度は「ゼロ」です。
さらに、2人のうち1人は、ココフォリア画面を全く見ることがありません。
ココフォリアコンテストでそんな作品出す?(笑
そんな妙ちきりんな作風です。
他にも、遊んで初めてわかる、なかなかにひねった要素を入れてあります。
プレイヤーとは……?
マダミスとは。
……まあ、難しく考えることはありません。
箸休めに気軽な気持ちでご笑覧ください。
作者GM(というか、作者がPC2を担当)卓も承ります。解説込みで1時間で終わるので、本卓の前にでも是非どうぞ。
竹原市マダミスコンテストに参加しています!
どうも、ちゃなです。
昨年はなかなか制作に滞った1年でしたが、今年は1月からいきますよー。
竹原市マーダーミステリー「尊氏の太刀」
こちらは広島県竹原市で行われる「竹原市マダミスコンテスト」への出展作です。
最近は自治体とタイアップしたマーダーミステリーの企画もちらほら聞こえてくるようになりましたが、街ぐるみでマダミスコンテストを開催するのはこれが全国初みたい。
竹原市を題材にしたシナリオが、マーダーミステリーアプリ「ウズ」で次々とリリースされます。
拙作「尊氏の太刀」は2024年1月16日(火)からプレイ可能になります!
このシナリオは4人用、本編60分。プレイ時間は応募作品の中ではかなり短めですね。ただし、展開によっては延長があり得ますので、時間に余裕を持ってプレイされることをオススメします。
広島県にゆかりのある南北朝時代の武将、足利直冬にまつわる歴史ミステリー……と思いきや、「尊氏の太刀」鑑定会に端を発するドタバタコメディからの急転直下、まさにジェットコースターのような60分間が体験できます。
なにしろ議論時間はたったの23分。ひとり6分も喋れない。なのに、投票が全部で4回もあるのですから。
情報量は少なく、読込時間は短縮可能なくらいですが、初心者向きかと言われると、ちょっと忙しすぎるかもですね。。
推理も謎解きも駆け引きもキャラ作りも物語展開も楽しめるシナリオに仕上げました。忙しいですが。。
どうぞご笑味ください!
1年ぶりの更新です(汗
どうも、ちゃなです。
月日の経つの早いもので、前回の更新からなんと1年が経過してしまいました。
……本当にごめんなさい。
この1年間何をしていたかというと……
1月 第2回新作マーダーミステリー大賞の応募作を仕上げようと頑張るが……全然間に合わず。
2月~3月 マダミス遊びながらシナリオ「身命の悪魔」制作を継続。
4月 遂にテストプレイ! しかし第1回テスプで盛大にコケる。全面改訂して第2回、第3回と少しまともになっていく。
5月~7月 第5回テストプレイまで進行。大体完成したけど、プロットを少し練り直したせいでタイムラインなど大幅改修が必要になる。
8月 ココフォリアゲームスコンテスト2023に応募すべく、新作の制作に取りかかる。
9月~10月 間に合わず、昨年制作しかけて止まっていたシナリオを何とか完成させ、提出。
11月 「身命の悪魔」制作を再開しようとしていたら、竹原市マダミスコンテストの開催告知。コミットする。
12月 竹原市マダミス、あとちょっとで完成。←いまここ
……とまあ、スローペースで制作は続けています。
ココフォリアゲームスコンテストの方は、落ちても権利関係を確認後にBoothで無料配布もしくは低額で販売予定です。
竹原マダミスは〆切時点で必ず提出するので、完成は約束されています。あとは残り時間でどれだけクオリティを上げられるか。こちらはマーダーミステリーアプリ「ウズ」で無料プレイ可能になる予定。
ウズと言えばウズの進化はものすごくて、その辺のパッケージマダミスよりよほど高度なことがアプリひとつでできちゃいます。安定性などの課題はあるけど、シナリオ制作ツールもかなり使いやすくなったし、開発・運営陣の力量と執念にはとにかく感服。
ゲームブックの方はなかなかぼちぼち滞ってるんですけどね。。でも、マダミスシナリオの中にもちゃっかりゲームブックが入ってるんですよ。前作「緋の玉座」のエンディングは二次元ゲームブック形式だし、「身命の悪魔」には100パラ超えの論戦ゲームブックが搭載されています。
あと、(ちゃなが)とっても嬉しい企画が水面下で進行中です!
来年は、今年撒いた種を刈り取りつつ、いっぱい作品を出したいですね。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
2022年の締めくくりを迎えて
こんにちわ、ちゃなです。
2022年も遂にあと一日。今年はどんな年だったでしょうか?
ちゃなは昨年に引き続きマーダーミステリー三昧でした。
昨年はオンラインが多かったのですが、今年は色んな方にお誘いいただいてオフで同卓する機会が多かったですねー。とてもありがたいことです。
また、店舗公演にひとりで申し込むことも増えました。今のところ、すべての公演がとても楽しかったといえます。本当に。まあ、野良突といっても、なんだかんだ2~3人は顔見知りの方ということが多くなりましたけどね。。
さて、年始めに景気よく宣言した新作ラインナップですが……やっぱり言うは易く行うは難しですねー。
実際にリリースできたのは……
マーダーミステリー「サイキック・ホームズ」
マーダーミステリー「濡れたトランプ」
マーダーミステリー「緋の玉座」
こちらの4作品ですね。
あと、マーダーミステリー「魔皇ヴァーンと勇者たち」は版権もの(「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のパロディ)なので公開を躊躇していますが、シナリオとしては完成しています。遊びたい方はちゃなまでお気軽にリクエストをどうぞ。
「因縁の失楽園」は無料ダウンロード可能、「サイキック・ホームズ」と「濡れたトランプ」はマーダーミステリーアプリ「ウズ」で無料プレイ可能ですので、是非遊んでくださいね!
来年の予定ですが、1月のマダミスコンペに向けて鋭意制作中。
それが終わったら、「作者が何度でも遊べるマーダーミステリー・モセライ」かな。
1000パラグラフの大作ゲームブック「オクトシャードサーガ」もいい加減完成させたいところです。
来年もよろしくお願いいたします。
ゲームブック「因縁の失楽園」リリースしました!
どうも、ちゃなです。
ゲームブック作家を始めて5年以上が経ち、ここ2年ほどマーダーミステリーのプレイや制作にはまっておりました。
そんなちゃなが久々にゲームブックの新作をリリースします。
タイトルは「因縁の失楽園」。
今回はキンドルでの販売ではなく、マーダーミステリーの販売でお世話になっているオンラインストア「Booth」での公開となります。
お値段は……なんと無料!
本作は、1999年12月に起きる「最後の審判」をモチーフとしたオカルト色の強いストーリーとなっています。
一応、作中で殺人事件が起き、その犯人はプレイキャラの中にいる可能性があるので、マーダーミステリーといえなくもない……?
しかしそちらが主眼ではありません。プレイキャラはより大きな陰謀に巻き込まれていきます。
最大の特長は、ひとりでも4人でも遊べること。
4人プレイの場合は、各人がひとりずつキャラクターを受け持ち、タイミングを合わせて読み進め、時に合流して話し合いながら物語を進めていきます。ゲームブック本体は4人とも同一ですが、特定のキャラでしか発生しないイベントもあります。
ソロプレイの場合は、担当するキャラクターがPC1「スカーレット恭司」に限定されています。それじゃあ遭遇できないイベントがたくさんあるって?フフフ。。
ちゃなのゲームブックの例に漏れず、本作でもダイスは不要です。筆記用具も基本的には使いません。
パラメータやフラグの管理は、TRPGやマダミスでおなじみのインターネットサービス「ココフォリア」で行います。
ココフォリア盤面は全プレイヤーで共有できます。指示に従って調査カードやフラグカードを順次オープンしていきます。また、作中の時間経過に合わせて画面上部のタイムマーカーを動かしていきます。クリスマスを迎えると……
気になるパラグラフ数は800!ゲームブックの金字塔、スティーブ・ジャクソン先生の「諸王の冠」と同じ大ボリュームです。もっとも文章量はそこまで多くはありません。とはいえイラスト込みで400ページありますが。。
ちなみに、ゲームブックは文学作品でもあるので、本来はもう少しテキストをリッチにしたいところなのですが……ちゃなの持久力や表現力の限界もあり、また4人で同時に進める都合上あまり読解速度に差が出るとプレイアビリティが下がることも懸念して、かなりテキスト量を絞り込んでいます。
ゲームブックとしての作りは割とオーソドックスですが、パラグラフジャンプ絡みの処理に、ちょっとした冒険を加えています。わかる人にはわかるかも。。
また、本作には明白な原典がいくつか存在します。
本作は「失楽園」にインスパイアされて制作したTRPGのシナリオを大幅に拡張し、ゲームブックに再編集したものなのです。
そのTRPGセッションで用いたシステムは、勝木康明・藤浪智之両先生の「ナイトメア・ハンター」をベースとしたオリジナルルールです。
そして、ストーリーはコンピュータゲーム「女神転生」シリーズの影響を大いに受けています。
登場する天使や悪魔たちの造形に当たっては、塩田信之先生の「悪魔大事典(真・女神転生2)」を大いに参考にさせていただきました。
本作には総勢20名以上のキャラクターが登場します。
キャラの立ち絵はいつものePic Character Generatorをフル活用しました。もうこれ以上バリエーションは作れないってくらいに使い込んでいます。
本編ゲームブックにはそんな彼らの勇姿を描いたCGイラストが数十点収録されています。
小ネタとしては、各キャラの特性はすべてタロットカードの大アルカナをモチーフにしています。パラグラフ番号にも秘密が……
原案を着想してTRPGセッションを行ったのは前世紀ですから、リリースまで20年以上かかっているといえなくもない。
ネタが古い!と思われたら、多分そのせいでしょう。
実は本作は某アナログゲームのコンテストに応募するつもりで制作を始めたのです。
しかし〆切に全然間に合わず、たとえ完成したとしてもオリジナリティやらなんやらで入賞は狙えそうにない……と自分の中で見切りをつけた作品を有料で売るのもどうかなあ、そういえばBoothで無料作品一つも出してないし、これでいいか。ということで本作は無料です。有料化の予定もありません。
無料だからといって手を抜いたつもりはありません。
お楽しみいただければ幸いです。
マーダーミステリー「緋の玉座」リリースしました!
こんにちわ、ちゃなです。
ここのところずっとマダミス三昧ですが、制作の方は粛々と進めています。
そして本日は新作マーダーミステリーのご報告です。
「緋の玉座」は3人用マーダーミステリー。GMなしで2時間でプレイ可能な短編です。
本作は一般的なマダミスシナリオとはかなり異なる特徴を持っています。
まず、犯人探しを重視していません。卓によってはあっという間に判明することもあるでしょう。
次に、マダミスの華ともいえる秘匿ハンドアウトがありません。ルール説明が終わったらすぐゲーム開始です。
その代わり、ココフォリアを用いたゲームカードが総数150枚!これはなかなかの数です。
ゲーム中はこれらのカードから得られる情報をいかに整理し共有するか頭を悩ませることになるでしょう。
3人用なのに密談あり、というのも気になりませんか?
さらに、本作のエンディングは二次元ゲームブック形式!
前60パラグラフを模したゲームカードが並べられ、プレイヤーの選択により展開が分岐して20種類のマルチエンディングを迎えることになります。
ストーリーの詳細はBoothの販売ページを見ていただくとして。
本作は拙作ゲームブック「ネイキッドウォリアー」を初めとするエクスフィアシリーズと世界観を共有しています。
プロローグにも「オーランド王国」「メイガス帝国」の名前が出てきますね。
時代的には「デレクの選んだ魔法」より少し前を描いています。
ゲームブックをプレイしていなくてもまったく問題ありませんが、知っているとより深くお楽しみいただけるでしょう。
ただし、同作と同じくダークファンタジーですので、ストーリー展開は一筋縄ではいきませんよ?
是非ご賞味ください。作者GM依頼も随時受け付けております。
マーダーミステリーアプリ「ウズ」でホームズ祭り
どうも、ちゃなです。
なんだかんだで1年半、マーダーミステリーにはまっています。
マーダーミステリーを遊ぶ方法は色々とあります。
1.専門店舗で遊ぶ(貸し切り・公募の2通りあり)
2.パッケージ作品を購入して仲間と遊ぶ
3.オンラインで遊ぶ
4.専用アプリで遊ぶ
などなど。
今回は、4.の専用アプリの中で国内最大規模を誇る「ウズ」を紹介しますね。
ウズ(uzu)はアプリ一つでマーダーミステリーがプレイできるアプリです。
iOSとAndroidに対応しています。残念ながらPCでは使えません。
ウズをインストールしてアカウントを作ると、登録されているシナリオを選んで参加したり、自分でそのシナリオの卓を立ててプレイヤーを募集したりできます。
Board Game Arenaのようなオンラインゲームサーバーみたいな感じですね。
各シナリオは自動進行で、ゲームマスターがいなくてもプレイできます。
通話機能がついているので、端末一つだけでいつでもどこでもプレイ可能なのも魅力。
肝心のプレイヤーが集まらないと立卓できないという問題がありますが、現在かなりのアクティブユーザーがいるし、ツイッターなどで友達と示し合わせて卓を立てることも可能です。
そして登録されているシナリオは100以上!毎週のように新作が登場します。しかもその9割が無料!
この仕組みを維持するのに一躍買っているのが「ウズスタジオ」。この機能(現在は登録審査制のベータ版)を使うと、誰でもアプリでシナリオを作成してウズに登録できちゃうんですねー。
ウズには有名マダミス作家さんの名作シナリオも登録されていますが、現在はウズスタジオで制作された有志作品の方がむしろメインになっています。人気作は後から有料化されることもあるので、新作を片っ端からプレイしちゃうのがお得かも。。
ちゃなも自作品「未完のエクシード」をウズスタジオで移植して公開しました。
(こちらはBooth販売版です)
ウズ版(ver.uzu)はBooth販売版とはプレイ感覚が違うので、お好みで選んでいただければ。ただしウズ版はウズ内では完結せず、プレイ後にエンディング用PDFファイルをダウンロード、閲覧する必要があります。
そしてここからが本題。ゴールデンウィークに有志企画「ふんわりホームズfromウズ」を開催しました!
連休中にホームズをテーマとしたシナリオがなんと一挙に16本も新たにリリースされました。いずれもウズスタジオで制作されたものです。
さらに、各シナリオをプレイして得られるヒントに基づいてクロスワードパズルを解くと、いいことが……?(2022年8月末〆切)
ちゃなは「濡れたトランプ」「サイキック・ホームズ」の2作品をリリースしています!
「サイキック・ホームズ」は4人用の短編シナリオ。モリアーティの陰謀で瀕死の重傷を負ったホームズに4つの超能力が覚醒するという、一見ファンキーなファンタジーな設定に見えますが、中身はガチの推理シナリオです。プレイヤーキャラクターは全員ホームズなので、物語世界に入り込んで演技するという感じではありません。ロジックと情報共有が鍵となります。
一方「濡れたトランプ」は原作ホームズの世界観とストーリーに全振りした作品。舞台は1885年の英国で、プレイヤーキャラクターは全員原作モチーフ。温泉地バースの1400年の歴史を巡る壮大な物語が体験できます。長丁場で情報量も多いですが、読み合わせが多く各キャラの特色が見えやすいので、推理が苦手な初心者の方でも楽しめるはず。
他にも名作シナリオが続々!是非体験してみてください。
「ふんわりホームズfromウズ」のパンフレットはこちらからゲットできます。
今回はマーダーミステリーアプリ「ウズ」と作品紹介でした。
ではまた。