サモンリーディングを初めて実践した時の話
私がたまたまだと思っていた自分の能力に気づいたのは、前回の記事のことがあってから一年以上後のことでした。
新しい生活を始めた私には好きな人ができて、その人のことでものすごく悩んでいました。
ちょうど当時友達になった男性も、恋のことでものすごく悩んでいるようだったので、喫茶店で恋バナをする約束をしました。
私もすごく悩んでいたけど、彼が好きな元カノにはすでに新しい彼氏がいるらしく、私よりもものすごく辛いだろうな、話を聞いて少しでも楽にしてあげたいな…と考えていたところで、ふとあの時のことを思い出しました。
「あれ?私もしかして人の心が読めるのかも?」
いや、多分そんなはずはない、でも、実際あの時人の心を読むようなことをして、結果その通りになったんだった…
もしあれが今でもできるとしたら、ものすごく色々な人間関係の悩みが解消されるのではないか…そう思い立ちました。
次の日、「いきなりごめんなさい、私人の心が読めるかもしれなくて、少し試させてほしいんだけど」と友人の彼にお願いをし、困惑されながらも、私が彼の意中の人だというテイで、聞きたいことを質問してもらうことにしました。
結果、私はその友人の意中の女性の気持ちを3時間語り続けることになりました。
あっという間に解散時間になり、びっくりしたと同時に、予感が確信に変わったことが嬉しかったです。
いまだにどうしてこんなことが出来るのかは全くわかりませんが、やっている私本人にとっては、全く想像もつかないような他人の思考の癖や感覚がそのまま入ってくることはとても面白く視野が広がる感覚ですし、疲れることもありません。
次回の記事では、この時に話した友人の意中の女性についての話をしたいと思います。
私がサモンリーディングに目覚めたきっかけ
今回は私がこの力に目覚めたきっかけについてお話したいと思います。
そもそも“サモンリーディング”という名前は私が名付けたもので、他にこのようなことが出来るという人の話すら聞いたことはありません。
(サモンとは、召喚するというような意味合いの言葉です。)
数年前のある日、私は仕事を辞めようと考えていました。
同僚と一緒に辞めたいねと話しており、その同僚と一緒に他の会社に移るつもりでした。
辞めるに当たって、社長に対してどのように辞めたいと伝えるべきかで悩んでいました。
そこで、私が社長役になり、辞めると伝える時どのように伝えるかのシミュレーションをやってみることになりました。
開始早々、同僚が社長役の私に対して、辞めたいと考えています、と言った瞬間に、私は不思議な感覚に襲われました。
社長の感情が私の中に入り込んできたのです。
「なんとしても止めなければいけない、この子がいなくなったら私はなにも頑張れなくなってしまう、絶対に辞めることだけは阻止しなければ…」
そんな感情でした。
それはその同僚に対してだけ向けられているもので、同僚の隣に座っているテイの私に対しては、一切の「止めたい」という感情はありませんでした。
実はこの2人は過去に恋愛関係にありました。
私がそれを説明すると、えっなにそれ?どういうこと?となりましたが、
一緒に会社を辞めないかと誘いたい同僚が他にも2人いたので、試しにその2人を誘うテイで、またシミュレーションをしてみることにしました。
1人は、絶対についてきてくれると思っていた同僚で、もう1人は、金銭的な理由でおそらくついてきてくれないだろうと思っていた同僚でした。
まず、絶対についてきてくれると思っていた同僚の方に私がなりきってみると、
会社を辞めないかと提案した時浮かんだのは、この生活が変わると、人生設計が崩れるんだよな…ということでした。
私たちはてっきり、私たちと離れることは絶対にその人にとって寂しく耐えられないことだからついてきてくれると確信していたのですが、
その人にとっては私たちがいなくなったら寂しいなどという感覚はほぼないようでした。
しかし私たちに「私たちがいなくなったら寂しいでしょ?」と聞かれれば口では「寂しいよ〜やだよ〜」とは言います。これは単なる社交性としての言葉なようでした。
もう1人の人は、おそらく金銭的にも厳しいし、私たちがいなくなることを口では寂しいと言うだろうけど実際はそこまで寂しく感じるわけではないだろうと予想していた人でした。
しかし私がその人になりきって話をした途端、ものすごいショックと孤独感が襲ってきて、涙が出そうになり、一緒に行かないか、と話すと、うん…行こうかな…という言葉が口から出ました。
全く予想していなかったことだったので、その時のことは、たまたま仲が良すぎた為に、その人になりきって演技をしていたら役者が演じる時に涙を流すように、ただ私の想像で演じていたら感情まで伴ってしまっただけだと考えていました。
しかし結果は全てこの通りになりました。
人生設計についてだけ悩んでいた同僚は、私を占いに付き合わせ「一緒について行ったら人生はどう変わるか」だけを聞き、うまくいかないという鑑定結果を受け入れ、一緒に行かないことに決めました。
金銭的に厳しいだろうと予想していた同僚は、本当にとても寂しがり、「寂しすぎるし、行こうかな」と言いました。なんと前々から、私たちが行こうとしていた場所に引っ越したいと考えていた、お金はなんとかなるとのことでした。しかし結局タイミングが合わず、断念となりました。
そして社長ですが、なんと私が元々一緒に行く予定だった元恋愛関係にあった同僚だけを説得し、引き止めることに成功しました。
斯くして、私は一人で会社を辞め、一人で新しい場所に行くことになったのでした。
この時は、シミュレーション通りにいったのはたまたまだと思い、気にも止めていませんでした。
自分の力に気づいたのはこの一年以上後になります。
他人の気持ちがまるっとわかるとしたら…
はじめまして。
“サモンリーディング”という、人の気持ちを憑依させることを仕事にしているSといいます。
あなたは、相手の気持ちがわからなくて思い悩んだことはありませんか?
ほとんどの方が経験のあることだと思います。
相手に
どう思われているか分からない…
嫌われてしまったかもしれない…
怒っているのかもしれない…
もう連絡をする気がないのかもしれない…
そんな様々な憶測ばかりをし続けていると疲弊してしまいますよね。
しかし蓋を開けてみれば自分が想像していたことは全く的外れだった…ということも多々あります。もちろん、その逆も然りです。
私はある日突然この力を身につけました。
ある一定のプロセスを踏むと、人の心が読めるというよりも、その人本人が乗り移ったような感覚になります。
身体感覚、人生観、価値観などがそのまま入ってきます。
なので、ただ心を読むだけよりもその人のバックグラウンドが見えることで、より“腑に落ちた”鑑定ができます。
今まで見てきた皆さんが口を揃えて言うのがこの“腑に落ちる”という感覚です。
ただ、これは私一人ではできません。
ご相談者様にも少しだけお手伝いしていただく形になります。
やり方のご説明をします。
まず、ご相談者様と憑依してほしいお相手の関係性などを簡単にご説明いただき、私がその人を呼び出します。
次に、私に向かって、憑依した人に聞きたいことを、口に出して聞いていただくだけで大丈夫です。
そこで注意していただくこととして、現在のお相手に聞き出す形になるので、あまりに古い過去のことは覚えていないと言われてしまう可能性もあります。
また、お相手があなたのことを認識すらしていない場合などは、なんの感情も受け取れません。
また、占いではないので、分かるのは現状のお気持ちのみで、未来がどのように変化するかなどはわかりません。
しかし、お相手の気持ちがわからず、たった今どうやって向き合えばいいのか分からないという方にとっては、とても深いところまでお相手の気持ちがわかるので、道標としていただけると思います。
次の記事からは、どうやって私がこの力に目覚めたかなどの解説になります。
ご興味があればご一読いただけると、よりプロセスがご理解していただきやすいかと思います。