チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

45年目の東京ワッショイ

ワッショイワッショイワッショイワッショイ。

ダダダムズというグループが「東京ワッショイ」をカバーしていて熱いという話をある人から聞いていて、いつか見てみたいと思っていた。

この日、ようやくそのチャンスが巡ってきた。

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東京ワッショイ。

もちろんエンケンさんですよ。遠藤賢司ですよ。

1979年の1月に発売された大傑作アルバム「東京ワッショイ」は、自分にとってはバイブルのようなもの。

あの世に持っていくレコードを1枚だけ選べと言われたら、僕は間違いなくこれを選ぶ。

charanpochiiboo.hatenablog.com

 

ダダダムズの出番は10時50分。

この日の目当ては町ガとMaNaMaNaだったのだけど、これは絶対に見逃すわけにはいかない。

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そして、その時は突然やって来た。

なんとなくライブの最後にやると思っていたのだけど、中盤でいきなり「ワッショイワッショイ」と始まって驚いてしまった。

多少の荒々しさなぞなんのその、想像以上にパンクでカッコ良かった。

■「東京ワッショイ」は13:31から

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エンケンさんが亡くなってから6年半。

天国のエンケンさんが見たらどう思っただろうか?

「なかなかやるな」と感心しただろうか。

「俺も負けていられない」と、闘志を掻き立てられただろうか。

 

エンケンさんのオリジナル

 

エンケンバンドによるスタジオライブ

ベースが湯川トーベン(ex-子供バンド)*1、ドラムが石塚俊明(頭脳警察)ですね。

www.youtube.com

*1:そして娘が湯川潮音

3/16(土)ソウル・フラワー・ユニオン 闇鍋音楽祭2024(ゲスト:民謡クルセイダーズ、伊丹英子)

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まさに完璧な夜。

 

民謡クルセイダーズがゲストと発表された時点で最高になる予感しかなかったのだけど、最高を上回る興奮に包まれたお祭りだった。

 

チケットはソールドアウトで会場は満杯、開演前から熱気に包まれている。

そんな中、先攻の民謡クルセイダーズが登場、「佐渡おけさ」からスタートする。斎太郎節、ソーラン節、会津磐梯山など、日本人なら誰でも知っている曲が、誰も聞いたことのないようなアレンジで演奏される。

民謡をアップデートするという試み自体は新しいものではないと思うけれども、ここまで徹底して振り切った所がすごい。

フレディ塚本さんの歌にラテンのビート。3本の管楽器が気持ち良い。民謡やラテンといっても、変拍子はほとんど無くてダンスミュージックに特化している。だから誰でも楽しめるのかな。音楽的にもエンタメ的にも最高。

初めて見たという人も多かったようだけど、そこは流石にソウルフラワーのファン、会場が一体となってすごい盛り上がりだった。

最後は炭坑節。

「どっこいしょ」「えんやとっと」「いやさっさー」

こんなに声を出したライヴも久しぶりだった。

民謡クルセイダーズを見るのは3回目だったけど今回が最高だった。前回見た時(2022年横須賀芸術劇場での東京キューバンボーイズとの対バン)は着席だったから尚更そう思うのかもしれない。これは絶対スタンディングで見るべきだね。

 

すでにお腹いっぱいな気分だけど本番はこれから。

ソウル・フラワー・ユニオンはちょうど1年前に同じ会場で見ているけど、その時とは場内の熱量が大違い。

骨太なリズム隊(ドラムの人とか怖そうだし)に高木完のギターと奥野真哉のキーボード。

冒頭に「ハピタブル・ゾーン」をやった後にサラッとスタイル・カウンシルの「Mick’s Blessings」*1。奥野さんの弾むピアノが良い。

新曲「川から海まで~Free Gaza」では、リクルマイが「Free Gaza」と書かれた紙を掲げる。

ライブの前半、シェウン・マガウワン追悼でポーグスの「A Pair of Brown Eyes」からの、伊丹英子さんが登場しての「満月の夕」。こんなのやられたら泣いちゃうでしょ。伊丹さん、やっぱり存在感がある。

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この曲を歌う前に中川さん。

伊丹英子アイルランドでシェウンに会うといつもぐでんぐでんだったと言っていてしょうもない人なんたけど、ほんま良い曲書くんやね。それは、アイルランドのじいさん達もみんな口をそろえて言っているんや。」*2

 

後半に入り、ライブはどんどん熱量を増していく。老若男女、熱心なファンが多い。みんな踊ったり手を上げたり、思い思いに楽しんでいる。

曲間に「今日はありがとね」と何度も繰り返す中川さん。奥野さんとのやり取りも楽しい。

「Minyo Against Racism」のTシャツを着た中川さんだけど、ライブ中に特にメッセージを発する事はない。でも、ここにいる人たちはわかっているのだと思いたい。

「『平和をつくっていこう』とか『原発のことをちゃんと考えよう』とか、そんなことを言うのが『政治的』だとは、どうしても思えないのよね。」*3とか、「虐殺や侵略にちゃんと普通に怒ろう、ということ。いじめでもなんでも、傍観者の罪は大きいよ」*4といった中川さんの言葉に心から共感する。

言葉だけではなく、行動が伴うのが中川さんの凄いところ。

じゃあ自分はどうなのか?と問いかけざるを得ない。

 

アンコールでは民謡クルセイダーズとのセッションを繰り広げる。「秋田音頭」に「海行かば〜」、頭がおかしくなるほど楽しかった。

 

世界が平和でありますように。

 

■エエジャナイカ(2023年12月のライブ映像)

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セトリは公式Twitterを参照してください。

https://x.com/soulflowerunion/status/1769998979713081523

 

 

 

 

 

*1:公式のセトリには「シンヤの祝福」と書いてあった。なるほど。

*2:伊丹英子さんはドーナル・ラニーと結婚してアイルランドに住んでいた事がある

*3:「ミュージシャン・中川敬リクオに聞く音楽と政治と暮らし」22ページ ヒマール 2023年発行

*4:ミュージック・マガジン2024年3月号 『特集 パレスチナに平和を!』宗像明将氏によるインタビュー 79ページ

【ライブ記録ほか】2024年1-2月

年明け早々にインフルエンザに罹ってしまい、NaNoMoRaLとクレイビットのライブに行けなかったのは誤算。いずれも重要なライブ、特にクレイビットは現体制最後のワンマンライブだったのに。

 

【1月】

1. 1/13(土)川嶋志乃舞 民謡ショー@浅草橋 LA BARRICA

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いかにもお正月らしい2024年の幕開け。

 

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2. 1/19(金)まちだガールズ・クワイア@渋谷PLESURE PLESURE

→記事あり

 

3. 1/27(土)CLOUD NINE vol. 100 5周年SP〜DAY〜 @西永福JAM

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年が明けてからやっと行けたオガニ、8日前のワンマンよりも近距離からリラックスして楽しめた町ガ、そしてえらく久しぶりに見た開歌が素晴らしかった。EMOEは平行物販と重なってしまったため見られず。

左端のあいねちゃんに注目(この動画をあえて公開するか)。

 

1月29日に公開された、石田ショーキチ(プロデューサー)とメンバーへのインタビューも興味深かった。

mikiki.tokyo.jp

ショーキチ氏のこの言葉に尽きると思います。

「2015年結成ですので、もう8年以上活動を続けていますが、コーラス・アンサンブルを歌うというのは、歌の基礎的な素養はもちろんながら、人としての親和性や協調性も大きな比重を占め、そのうえで各人の表現力の幅が求められます。優秀なボイトレの先生につけばうまくなるというような単純なジャンルではないので、スタッフ含めたチーム全体で時間をかけて根気よく取り組んできた成果がようやく形になってきたという手ごたえは感じていますが、あまりガチガチに枠を固めて鍛えることはせず、自由闊達に表現させるようにしておりますので、成長はゆっくりですがこれからも見守っていただけますと幸いです」

 

【2月】

1. 2/2(金)わくわくダンシング、SAWA、文坂なの @下北沢モナレコード

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お目当てはモナレコードには2度目の登場となった文坂なの。ファンの数も増えて前回とは段違いの熱気。振りコピする人も多い。

私「モナレコードいいよね」

なの「前回も来てくれてたよね」←よく覚えているね

出たばかりのアルバムを買おうと思っていたのだけど、手売りの在庫が無くなったとの事で、後日通販で手に入れた。

6月のワンマンの手売りチケットを購入、絶対に行きます。

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わくわくダンシングは活動終了したばっぷるの鈴木花純さんと牛山ももさんの期間限定ユニット。ももさんはどこかのアイドルグループに入る事が決まっていて3月に発表できるといっていたけど、それがハルカスミだったとは!

 

2. 2/5(木)ヌュナノ(NUANCE、NaNoMoRaL、寺田寛明)@西永福JAM

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これまでありそうでなかったNUANCEとNaNoMoRaLのツーマン。事務所が同じでこれまでさんざん対バンしてきた両者なのにちょっと意外。

やっと、やっとNaNoMoRaLを見れた(なんと半年ぶり)。そして、卒業が発表されたNUANCEのわかちゃんにも会えた。

いつも笑顔で「久しぶり!嬉しい」と言ってくれてこちらも嬉しい。

わかちゃんだけでなく、物販でフジサキさんにも「あ、久しぶり」と言われてしまいました。

翌日にR1グランプリの準決勝を控えた寺田寛明さんは、国語辞典ネタを披露。爆笑するようなものではないけれども面白かった。

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でも一番笑ったのはNaNoMoRaLのアー写をスクリーンに映し出した時、未來ちゃんの所に「小日向夏季」*1と書いてあった所。

 

3. 2/11(日・祝)THE ORGANICS Pre 深海の雨音 @新高円寺LOFT X

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SAZANAMI Λug.はインフルエンザで中心的なメンバー2人が欠席し、3人だけでのライブ。でもこれがエモかった。

CALL MY NAMEも相方が欠けてソロでのステージだったけどとてもエネルギッシュ。

CANDY GO! GO! も、もの凄い盛り上がり。

異業種格闘技のような趣きの主催対バンだったけど、この熱気がトリのTHE ORGANICSにも波及。オガニちゃんのライブがどんどん熱くなっていく。

 

4. 2/17(土)NUANCE @横浜クリフサイド

→記事あり

 

5. 2/29(木)THE ORGANICS Pre. walk this way vol.7 @渋谷Milkyway

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初めて見たil pleut(イルプル)。

最初のこの曲で「おっ!」となり、

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次のこの曲で「好きかも♡」と思った(サビの転調する所とか)。

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新規はチェキを2枚撮れるとの事だったので行ってみた(普段は滅多に行かないのだけど)。

(左)表情が魅力的な柳みこさん*2

(右)歌が印象的だった花橋苺さん。後でプロフィールを見たら15歳だって!

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ところが!!

この数日後にみこさんの卒業と卒業ライブ(3月20日)が発表されてしまった。

たった20日間の推しメンでした。

 

THE ORGANICSのライブが良かったことは言うまでもありません。

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2ヶ月間で見た映画は「ストップ・メイキング・センス」と「テルマ&ルイーズ」の2本。いずれもリバイバルで、相変わらず新作は見ていない。気になるものはあるのだけど。

 

2月下旬の4連休、泊りがけでどこかに行こうかとも思ったけど色々あって断念。代わりに銚子まで日帰りで行ってきた。

駅前の食堂が開いていなくてあてが外れたけど漁港近くのお店で昼ごはん。ボリュームはあったけどイマイチ。観光客目当ての店だったみたいでちょっと残念。

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灯台と波しぶき。太平洋はでかかった。

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外川の街並みと駅舎

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レトロな銚子電鉄銚子駅まで戻る。帰りの特急電車の時間まで小一時間。

えいやと入った居酒屋は、ママさんが一人で切り盛りしていた。お客も僕一人。

最初は「知らない客が来たな」という感じで距離を置いていたママさんとも次第に打ち解けてきて、とても楽しい時間を過ごすことができた。

この方、船橋から銚子に来て15年、お店を始めて10年。今は漁港の近くの一軒家で娘さんと暮らしているとの事。部屋から見た夜中の漁港の写真を見せてもらったけど漁船がライトアップされたみたいに輝いていた。

帰りの電車でどうぞと、五目ご飯のおにぎりをいただいて店を出た。

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“元祖”ネギ玉子焼き美味しかった。元祖って娘さんがつけてくれたそう。
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今度は泊まりがけでゆっくり行きたいと思ってしまった。

*1:あヴぁんだんど時代の名前

*2:アイドル経験が無いので意識してやっているとの事。見ていて初期の頃のおとはすを思い出してしまった。担当カラーは黄色だしボブだし声もちょっと似ていたかもしれない

2/17(土)NUANCE “THE LAST WAKARU” @横浜クリフサイド

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定刻の16時。

場内の照明が落とされ、オープニングのSEが流れる。

あれ?これは…

「ラスト・ワルツのテーマ」だ!

ああ、「ラストわかる」だから「ラスト・ワルツ」ね。

でも、このワルツの調べが、ここクリフサイドの雰囲気にもぴったりだ。

そういえば、映画「ラスト・ワルツ」*1での冒頭では、このテーマソングに合わせてくるくる踊る人々の映像も差し込まれていたっけ。クリフサイドがまるでウィンターランドみたいに思えてきた。

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会場のクリフサイドは、戦後間もない1946年にオープンし、50年代から60年代にかけて一世を風靡した老舗のダンスホール

今は寂れてしまっているけれども、そこかしこに当時の面影が残っていてタイムスリップした気分になってくる。

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今は使われていないクローク。

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こんなストーブが置いてあったり

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バルコニー

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この吹き抜けが見事

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ドリンクこれで500円だよ!バーのスタッフ(ちゃんとした服を着た年配の男性1人と女性数人)の接客もちゃんとしていて、こう言っちゃなんだけどライブハウスとは大違い。ウイスキーの水割りも追加でオーダーした。

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自分は本当に2024年の世界に存在しているのだろうか?

開演前から不思議な気持ちになってきた。

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僕がnuanceを知ったのが2017年12月、ちょうど彼女たちがクリフサイドでのワンマンを控えた頃だった。

横浜のアイドルなの?面白い所でワンマンライブをやるんだな。

動画を見て「Love chocolate? 」や「セツナシンドローム」といった楽曲が気に入り、グループの佇まいも良さげだし、ワンマン行こうかどうしようかと迷ったものだったけど、結局見送ってしまった事を後々後悔する事になる。

わかちゃんのこれもよく覚えている。

 

charanpochiiboo.hatenablog.com

その後、ここでヌュアンス主催のフェス(通称フェヌュ)が行われた時にも時間的に行けなかった。そんな事もあり、この日は自分としても念願のクリフサイドだった。

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いよいよライブのスタート。

「カレーフレーバー」を歌いながら、まず初音と海月がバルコニーの上に、続いてわかと恭美が下のステージに出てくる。

続いて「love chocolate?」、「byebye」、「ルカルカ」と、初期の曲が続く。

この衣装は初めて見る。と思ったらやはり新衣装だった。卒業する1か月前に新しい衣装を用意してくれるなんて太っ腹だね、嬉しいね。袖の形状が全員わかちゃん仕様になっている!!

ラブチョコで早くも涙腺が緩んでしまう。そのままバイバイで声を張り上げる。感情があっちこっちに行き来してまるでブランコのよう。

「ルカルカ」や後で歌われた「悲しみダンス」のような昭和歌謡の香り漂う楽曲がクリフサイドの雰囲気にとても合っていた。

「ハーバームーン」から「KaMoMe」の流れも最高。

ここでMC。

・今回のセトリは、初めてクリフサイドでワンマンをやった時の事も思い出しながら、わかちゃんが考えた

・裏テーマは「わかサンポ」

恭美「じゃあ、セトリを辿って行くとわかちゃんのお家につくの?」

わか「桜木町からスタートしてるからから辿ってもわかちゃんのお家には着きませーん」

 

現体制で初披露という「からくれない」。わかちゃんが歌う「昼下がり カレーの匂い 古いジャズソング」のくだりが大好きだ。これも歌い継がれてほしい名曲。

「Carmine泥んで」も良い曲だなあ。新旧問わず、本当に楽曲が良い。

「ゆれてみて」これも大好きなレア曲。

「雨粒」じーんとくる。

これも現体制初の「駅とブランコ」、今ではまずやらない曲。始める前に振り付け指導。久しぶり過ぎて忘れていたけどすぐに思い出した。

「sekisyo」もう少しいっしょにいたいよ、わかちゃん。これもヌュアンスの中で5本の指に入るくらい大好き。

特急に乗って元町・中華街に着き、チャイナタウンでお茶を飲み、坂を登って山手のコロニアル様式の洋館へ。今回のライブには、ヌュアンスの継承という意味合いもあるのかなと深読みしてしまう。

そしてついに、「タイムマジックロンリー」の舞台であるクリフサイドに到着する。

セトリ出来過ぎだよ。

ここでこの曲を聞けて大満足。

もうこれで終わりだと思っていたら本編最後は「highlight」。この終わり方がすごく良かった。海月さんがとても良い表情をしていた。

 

アンコールに応え、まずはわかちゃんがソロ曲「スタンダードになりたくて」を歌う。最初は2階のバルコニーで、間奏で1階のステージに降りてくる。ここ、リハーサルの時には間に合わなかったそうだけだど本番ではバッチリ。

そしてヌュアンスの原点「we love 商店街」。なんとも言えない温かな空気に包まれる。

「青春の疑問符」のイントロが聞こえてきた瞬間、「やった!」と心の中で快哉を叫ぶ。これはクリフサイドで絶対に聞きたかった。

 

最後はヌュアンス始まりの曲「シャララ シャララ」。

全部で28曲、2時間半近くにわたるライブが終わった。

取り壊しが噂されるクリフサイド、ここでのライブを見るのはこれが最初で最後かもしれない。

 

わかファストパスを持っていたものの、SSチケットを持っている人が40人以上いるので1時間たってもまだ順番が回って来ない(自分のチケットはS)。まだまだ時間がかかりそうだ。

痺れを切らしてしまい、クリフサイドを後にしてしまった。申し訳ない。

卒業までに、どこかで都合をつけて行かないと。

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そして向かった先は、ここも行きたかった関内の居酒屋。ここでも昭和にタイムトリップした。*2

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【セトリ】

M 1 カレーフレーバー M 2 Love chocolate? M 3 byebye M 4 ルカルカ M 5 赤レンガ空中さんぽ M 6 セツナシンドローム M 7 Carpenter Jr. M 8 ハーバームーン M 9 KaMoMe

(MC) M 10 からくれない M 11 ai-oi M 12 Carmine 泥んで M 13 ゆれてみて M 14 雨粒 M 15 泡沫 M 16 悲しみダンス

(MC) M 17 駅とブランコ ~恋のステイション~ M 18 sekisyo M 19 特急 元町・中華街行き 27 分 M 20 Ocha cha cha chinatown M 21 コロニアルスタイル M 22 ミライサーカス M 23 タイムマジックロンリー M 24 highlight

(アンコール) M 25 スタンダードになりたくて(わかソロ) M 26 we love 商店街 M 27 青春の疑問符 M 28 シャララ シャララ

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今ではダンスホールとしての営業はしていないクリフサイドだけど、ドラマやMVの舞台としてしばしば使われているようだ。

有名どころではいきものがかりのこのMVとか。

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Negiccoがコロナ禍にここから配信ライブをやった事もあったそうだ。よく行く飲み屋さんでよく会うネギオタの常連さん(女性)から教えてもらいました。迂闊にも自分は知らなかった。

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クリフサイドでの2017年12月のワンマンから「青春の疑問符」。*3

珠理ちゃんとみおちゃん、いいなあ。

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*1:ザ・バンドという地味で渋いロックバンドが縁のある豪華ミュージシャンをゲストに呼んで行われた解散コンサートの模様を映像化したドキュメント映画。監督はマーティン・スコセッシ。日本での公開は1978年の夏だった。

*2:繁華街から外れた所にある津和野という店です

*3:これ、投稿者は音楽評論家の宗像明将さんですね。よくnuanceのライブ(もっと前はフィロのス)でお見かけしました。

「ストップ・メイキング・センス」を38年ぶりに見た感想

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・38年ぶりにストップ・メイキング・センスを見た。場所は立川シネマシティ(シネマ・ツー)。

・記憶に残っているよりずっと素晴らい映画だった。

・冒頭のデイヴィッド・バーンが1人で歌うサイコキラーからティナ・ウェイマスが登場して「ヘヴン」、実はここが一番好きだったりする。

・1人ずつ増えていって4人になる。ここがトーキング・ヘッズの骨格。それも骨太。

・セトリは記憶していたのとだいぶ違っていた。どうも来日公演とごっちゃになっているみたい。

・助っ人メンバーの演奏面での貢献が計り知れない。なかでもバーニー・ウォーレルの弾く鍵盤の音色とグルーヴ。

・しかしデイヴィッド・バーンはよく動く。あんなに走り回っていたっけ。しかもスタイリッシュ。

・デイヴィッド・バーンってこんなにギターを弾きまくってたっけ。

・踊りながらベースを弾くティナ・ウェイマスがとにかく良い。ティナ推しになってしまった。

・ジェリー・ハリスンってきっといい人なんだろうな(勝手な想像)。バーニー・ウォーレルとアイコンタクトしてにこっと笑ったりして。

・Life During Wartimeでフロントのメンバーが並んで踊りながら演奏するシーン、Swampでの行進するような動きはよく覚えていた。

・曲によって変わる並び方

・Burning Down The House大好き。ていうかスピーキング・イン・タングスの曲はどれも良い。

・トム・トム・クラブのコーナーがこんなに良かったとは!一曲だけしか見られないのが惜しい。クリス・フランツが楽しそう。

・デイヴィッド・バーンのあのデカいスーツ、最初から着ていたわけではなかったんだね。あんなに動いているのに型崩れしなくて、どういう構造になっているのか不思議。

・デイヴィッド・バーンがスタンド型のランプと踊っている所がフレッド・アステアみたいだった。

・カメラワークも素晴らしかった。ステージの横から撮ったり後ろから撮ったり、何の曲だっけ?暗い中から顔をアップに捉えるところとか*1。面白かったのは機材の載ったステージを運んだりバーンの衣装を受け取ったりするスタッフも写していた事。前に見た時には気づかなかった。

・終盤のTake Me To The Riverの所、完全に記憶から消えていた。

・逆にBorn Under PunchesやThe Great curveを映画で見たように記憶していたのだけど、これはやはり来日公演とごちゃごちゃになっているんですね。

・その僕が見た来日公演は1981年2月の渋谷公会堂。絶賛の嵐だったように記憶しているけど、自分はどこかもやもやした気分もあった。

・81年の来日公演ではPファンク勢が目立っていてティナ・ウェイマスとジェリー・ハリスンの存在感が小さく感じてしまった事もその一因。でもストップ・メイキング・センスでは全くそんな事を感じなかった。

・ギターのアレックス・ウィアーの存在も大きいのだと思う(キャラも含めて)。

・見ていて自然に体が揺れてきた。できればスタンディングで楽しみたいと思った。

・あっという間の88分間だった。

 

★予告編

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*1:死刑台のエレベーターの取り調べシーンを思い出した

【ライブ記録】2023年11月~12月

2024年になってから、インフルエンザにかかり、眼鏡を失くし、歯を抜き、やかんを焦がした。大國魂神社でひいたおみくじは大吉だったのに。

それはともかく、まだ振り返っていなかった昨年11月から12月の記録を駆け足で。

すでに記事にしたケルティック・クリスマスとOKI DUB AINU BANDのほか、素晴らしかったThe Pen Friend Clubと町ガのツーマン、やっと行く事が出来たSAZANAMI Λug. 、そして服部奈緒のリリースライブが特に心に残っている。

 

1. 11/5(日)ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY(The PenFriendClub、まちだガールズ・クワイア)@西永福JAM

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以前、The Pen Friend Clubの平川さんがサポートしていたSoleilのツアーに、町ガのもえかさんがコーラスで参加していたのがきっかけで実現したツーマン。コロナがあったりスケジュールが合わなかったりして、5年越しくらいにようやく実現したそう。

先攻は町ガ。

振付も楽しい「星空のシンセサイザー」、じっくりとコーラスを聞かせる「Voice in Space」「くじら座のミラ」、ダンスとボーカルが一緒になって迫ってくるこれぞ唯一無二の町ガの世界「銀河ステーション」、そしてラストはハチャメチャにたのしい「さらば」。初見の人にも「これが町ガだぜ!」と見せつけるかのようなセトリだった。

The Pen Friend Clubは「Got To Get To Into My Life」のカバーでスタート。

オリジナルとカバーが半々くらいだったろうか。

中でも自分が一番好きだったのがこの曲のカバー。

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ロックンロール風にアレンジされた荒井由実の「チャイニーズ・スープ」や、エルトン・ジョンの「クロコダイル・ロック」も楽しかった。もちろん「Can't Take My Eyes Off You」も。

カバーだけじゃなくてオリジナルも良かった。

メンバーの中では、グロッケンやタンバリンを真剣かつ楽しそうに奏でる中川ユミさんに目を惹かれた。

見る前は「どうかな?」なんて思っていたのだけど、生楽器の音が柔らくて心地よかった。買う予定じゃなかったけど最新のアルバムを購入してしまった。

 

2. 11/5(日)秋のブタ音楽祭 空き地deランタンサーカス2023@下北線路街空き地

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5月には来れなくて、11月も唯一スケジュールが合ったのがこの日のみ。でも、この日はカンカンバルカン編成だったから得した気分。

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3. 11/6(月)Beat Happening!! (Mi-Ⅱ、クレイビット他)@高円寺HIGH

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Mi-II の途中から入場(近くで腹ごしらえついでに飲んでました。すみません)。

トリのクレイビットがバカみたいに盛り上がって最高に楽しかった。これぞ相乗効果。

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M-ⅡのハンナさんとはSuzuriha時代以来約2年ぶりの再開。こちらこそ覚えてくれていてありがとうの気持ち。

 

4. 11/12(日)SAZANAMI Λug. PRESENTS ナミノリズムVol.4 ~新曲リリースSP~ @渋谷DESEOmini

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この日はSAZANAMI Λug. (サザナミオーガスト)を見るために休みを取った。

ようやく見ることができたSAZANAMI Λug.は、とても良いグループだった。

夏澄來世さんとは11か月ぶりの再会。新しい環境で良い運営とメンバーにも恵まれ、頑張っている姿を見られて嬉しかった。

新曲「message」のイラストも描いている。

なんか気になる灼神海知瑠(やがみみちる)さんともチェキを撮った。

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昨年のアイドル楽曲大賞にも投票したくらい好きな曲。

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11月14日は丹沢の鍋割山から塔ノ岳へ。

天気も最高で気持ちの良い山旅だった。

稜線で目の前を横切る鹿にも遭遇。

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5. 11/16(木)THE ORGANICS 2nd Anniversary walk this way vol.4 @渋谷Milkyway

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The Candace の途中から入場。メローな曲を3曲聞けた。好きです。

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.BPMは初めてだったけど楽しかった。昭和歌謡でバカ騒ぎした感じ。

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ばっぷるは解散間近だけあってオタクが元気。

それよりも意外な事に、この日は9DayzGlitchClubTokyoの方が自分にはしっくりきた。

以前見た時には「ちょっとついていけないな」なんて思ったのに。

気持ち良いほどに熱いステージだった。爆音だったけどね。

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この流れを受けてのThe ORGANICSも身体の芯からじわっと熱くなるようなステージ。

この日初めて聞けた新曲「feel so good!!」も良かった!!

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この翌日に父親があの世に逝ってしまった。

もう長くはないと覚悟はしていたけれども、あまりにも突然の出来事だった。

さすがに21日(火)NUANCEの単独公演には行けなかった。チケット押さえていたのだけど。

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6.11/26(日)SAZANAMI Λug. PRESENTS ナミノリズムVol.5  @渋谷DESEOmini

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ラッキーなことにこの日は休みだったので二度目のSAZANAMI Λug.。THE ORGANICSも出ていて俺得なライブだった。

yummy greenは、桜衣ひかりちゃんが1人で頑張っていた。久しぶりにりおりおが歌っている姿も見たかったのだけど。

 

■12月

1.12/2(土)MIX JAM Vol.41(THE ORGANICS、クレイビットほか)@西永福JAM

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ケルティック・クリスマスの前に、クレイビットとTHE ORGANICSを見に西永福JAMへ。

クレイビットは新曲も見られたし、久しぶりにむくさんにも会えたので本当に行ってよかった。

続いてTHE ORGANICSという自分にとって最高の並び。

SAKA-SAMAはえらく久しぶりだったけど、今の二人組はすごくSAKA-SAMAらしくて良かった。るのちーがいる間に来たかったけど、それをいっても仕方ない。

西永福でカレーを食べて錦糸町へ向かう。

錦糸公園で落ち葉の上にこの日撮ったチェキを並べてみた。

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2.  ケルティック・クリスマス2024 @すみだトリフォニーホール

 ⇒記事あり

 

3.12/9(土)服部奈緒 Naked releace Live! @下北沢mona records

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バンドをバックに伸びやかな声が響き渡る。

歌っている姿がとても楽しそうで、音と一緒に遊んでいる感じ。くるくる回ったりよく動く。

3曲目の「わたしは」からぐっとスイッチが入ったようで、声に力が増してくる。この瞬間ぞくぞくした。

2022年の1月にここモナレコードで初めて見てから2年弱。成長と充実ぶりが伝わってくるライブだった。

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新曲の「Naked」は、これまでで一番横ノリ要素が強い曲。友重さんのアレンジも良いんです。

銭湯っていいよね。

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4.12/12(火)OKI DUB AINU BAND @横浜THUMBS UP

 ⇒記事あり

 

鼻風邪をひいてしまい、18日のNaNoMoRaLと19日のTHE ORGANICS主催を断念。やっとNaNoMoRaLに行けると思っていたのに。

 

5.12/28(木)Tribu presents Deep Thursday -年末最終公演- @大塚Hearts+

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2023年の締めはSAZANAMI Λug.。

来年に向けて、未来に向けて、「ミライズブライト」で終わったのがすごく良かったな。

初めて見たハルカスミがなかなか良くて好きな感じだった。名前からして良いじゃないですか。ここはエレクトリックリボンにいた藤白もえさんが在籍しているんですね。

セットリストの中では、ちょっとトロピカルなこの曲が気に入った。他にも良い曲がいっぱいある。

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SAZANAMI Λug.「ミライズブライト」

この曲の歌い出しの所が大好き。MVからメンバーが代わっていて、今は歌い出しの所を來世さんが歌っています。

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1/19(金)まちだガールズ・クワイア @渋谷PLEASURE PLEASURE

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町ガのワンマンライブはいつも特別なライブになる。

今回のワンマンライブもまさにそんなライブだった。

 

開演前、ホール内にかすかに聞こえる静かな効果音。町ガメンバーの話し声も混ざっていたような気がする。なんとなく、宇宙船の中にいるような気分になってくる。

そして、ステージ上手側には台の上に置かれたダイヤル式の電話機。これは何?

 

開演時間の7時を5分ほど過ぎたころ、町ガのメンバーが登場。

1曲目は聞き慣れない曲だった。おそらく、この日に発売された新しいカバーアルバムの冒頭「10,000マイルの彼方へ」だろう(後で確認したら実際そうだった)。ぴよちゃん(ひより)の歌が素晴らしい。中盤を締めるもえかの歌も。

「Atmosphere」はLilLii Kaonaのカバー。この曲大好き。しっかり町ガのものになっている。ホール内に響き渡るハーモニー。

続いて、早くも「銀河ステーション」。町ガの銀河進出の起点となった一曲と言っても過言ではない。この曲を初めて見たのは2019年4月の町田市民ホールでのワンマンだったはず。あれからもう5年近くたっているなんて信じられない。

そういえばこの曲の振り付けはLiLii Kaonaの小雪さんだった。このあたりからステージ上での町ガの動きがダイナミックかつ複雑になってきたんだよね。

 

ここでMC。ステージ上の電話が鳴ってぴよちゃんが電話を取るがすぐに受話器に戻してしまう。

「なんでワンマンのライブ中に電話がかかってくるんだろう」

謎は謎のまま。

 

「猫に願いを」おっ、これやるんだ!めちゃくちゃ楽しい。

でも、最後のわんわんにゃんにゃんバトルはやらなかった。

カーディガンズのカバー「Carnival」は、アダルトな町ガという感じでとても新鮮だった。

そして「Wouldn't it be nice 」。あのビーチ・ボーイズのナンバー。それも、無謀というか恐れ多いというか、あの「Pet Sounds」の冒頭を飾った、ビーチ・ボーイズの代名詞ともいえるような曲。

でも、町ガが歌うとあら不思議。まったく違和感がない。

もえかの歌い出しが良かった(もえかだったよね)。

途中、テンポが変わる所も無理なくこなす。

圧倒的な歌唱力でねじ伏せるというよりも、6人が合わさって町ガのカラーに染め上げた感じ。しかし、ここまで仕上げるのにいくつもの工程を重ねているのだろう。

 

ここでまた電話が鳴る。今度はほのかが取るが電話の向こうからは何も聞こえない。*1

受話器を戻さずに放置したままいったんステージを去る町ガのメンバーたち。

すると、突然電話の向こうから聞こえてくる声。それは、未来の町ガからかかってきた電話だった。

「今日のワンマンで『Ice Nine』を歌うように」というメッセージ。

 

再びステージに現れてきた町ガが歌ったのは「Ice Nine 」ではなく「Moonbase」。

まあ、伝言聞いてないからね。

ここからの8曲はノンストップの怒涛の展開。でも曲順は覚えていないです。

千夜一夜物語」この曲は楽しい。思わず一緒に口ずさみたくなってしまう。座りながら手を動かす。町ガらしさに溢れたステージ。

くじら座のミラ」や「Voice In Space」での生声の素晴らしさ。

「Bohemian Rahpsdy」は、まるでレビューショーを見ているかのよう。この曲も「銀河ステーション」同様、初披露が町田市民ホールでの最初のワンマンだったっけ。さすがに歌い込まれて熟成している。

スケールの大きな「オリオンのベルト」に、これまた楽しい「宇宙のしがらみ」。

そして「Satellite watch~衛星軌道の惑星探査」。この曲のハーモニーがほんと最高だった。

 

MCでもえかが「このワンマンの企画が始まったのは一昨年の暮れで、そこから1年かけて練り上げてきた」と言っていた。やっぱりワンマンライブって特別なライブ。特に町ガの場合はいつもそれを強く感じる。

 

「あと2曲です」

賑々しく「キンキラキン」を歌った後に、ここで「Ice Nine」。

曲が終わったところでステージが暗くなり、歌い終わった町ガメンバーたちはそのまま2025年にタイムトリップしてしまう。

照明が灯った時には、ステージからメンバーが消えていた。

「あれ?」我々見ている者は一瞬戸惑う。

アンコールの拍手が始まろうかというタイミングで場内が明るくなり、公演終了のアナウンスが流れた。

 

最後くらいはお客さんを立たせて「さらば」で盛り上がって終わるのかと思っていたのだけど、不思議な余韻と次回のワンマンライブへの興味をかき立てるこの終わり方も悪くない。

来年2025年は、どんなワンマンライブになるのだろうか(←やるよね?)

 

未来に行ってしまった町ガのメンバーたちですが、ライブ後にはチェキ撮影のため舞い戻ってきてくれました🤭

このチェキは後日郵送されてくるので、楽しみにに待ちたい。

 

会場で購入した新作のカバーアルバム。

誰でも知っているような邦楽カバーが無いので、ほとんどオリジナルアルバムみたいな感覚で聞ける。

それぞれテイストの違う洋楽カバーもとても良い。

サリー久保田さんによるアートディレクションも素敵。

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このワンマンから8日後、西永福JAMで町ガのライブを見る機会があった。

メンバーもリラックスした様子で、「10,000マイルの彼方へ」や「Carnival」が、ワンマンの時とは違って聞こえてきた。

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*1:この時のほのかちゃんの「もしもーし」が良かった