(初代)SIREN ストーリー解説と考察/1 【概要,設定,登場人物】

 初めまして、enakaと申します。前々から気になってはいたものの、先日、SIRENのプレイ動画を観て以来この作品の良さ、深さにどっぷりと浸かってしまいました。

 内容は知らずとも、タイトルだけは知っているという方も多いのではないでしょうか。因みに私もその1人でした。

 以上、軽い自己紹介でした。以下より解説/考察を始めます。

勿論ネタバレはしますが、恐らくこの記事を読んだだけではSIRENの内容を理解するのは厳しいと思われますので、サクサク系のプレイ動画を観た後に答え合わせとしてお読みください。

今回はSIRENというゲームの概要、設定、各登場人物、について解説します。

〘概要〙

・2003/11/6に発売。

・発売前後、怖すぎてクレームが届いたため、放送禁止となったCMがあるということで有名。(しかし、実際に届いたクレームは数件であり、「CM放送を自粛する程怖いゲーム」として名を知らせるためにわざと行った営業戦略ではないかという話もある。)↓CMの動画↓

≪放送禁止CM≫ソニーPlayStation 2用ソフト 『SIREN(サイレン)』 - YouTube

・ジャンルは『ジャパンダークサイドモダンホラー』。モダンかどうかはさて置き、リアリティに関しては群を抜いている作品だと思います。

・ディレクターは外山圭一郎氏、シナリオライター佐藤直子氏で、この2人は『サイレントヒル』、『グラビティデイズ』でもスタッフとして共に制作活動を行った。

〘設定〙

・舞台は山中の「羽生蛇村」、昭和78年。本来なら昭和の元号は64年までだが、昭和が続いている世界線らしい。

・屍人は一定時間が経過すると復活、操作キャラクターもただ逃げ回るだけではスタミナ切れを起こして歩くのが遅くなってしまう為、ゴリ押しクリアなんてものは存在しない。

・異変中の羽生蛇村には「現世」と「異界」とがある。(サイレントヒルで言う「表世界」と「裏世界」。)異変が起こっている間現世では自然災害に見舞われており、異界では本編のようにその時代に存在しない建物やものが存在したり、屍人が発生・徘徊したりしている。

 

〘登場人物〙

()内の数字は本編の取得アーカイブ番号になります。

また、八尾比沙子については今回書くのは見送らせていただきます。

 

須田恭也...16歳/高校2年生

f:id:chickenenaka:20170127190447j:plain

オカルト好き。

好奇心旺盛で行動力がある。寧ろありすぎる。オカ板(本編の取得アーカイブ021のメモに記されているURL)で見た都市伝説に興味を持ち、マウンテンバイクを持って電車に乗って羽生蛇村を訪れようとする程にアクティブ。

悲鳴が聞こえると八尾比沙子を安全な場所に置いて助けに行ったり、呆けた牧野慶を赤い水から出してやったりと気が遣える子。

自分の事を「お前」と呼ぶ神代美耶子に笑顔で名前を教えてあげられる心の広さをもつ。優しい。

コミュニケーション能力も高く、ゲーム本編では八尾比沙子、神代美耶子、安野依子、(竹内多門)と時間と場所は違えどかなりの人数と行動を共にしている。

↓彼が見たオカ板。ハンドルネームはSDK(由来は本名SuDaKyoya)↓

オカルトランド掲示板

 

神代美耶子.....14歳[羽生蛇村出身/在住]

f:id:chickenenaka:20170127191533j:plain

 神代亜矢子の妹。

中学1~2年生...ではないのは学校に通っていないから。

元を辿れば戸籍もない(025)。

何故なら彼女は羽生蛇村で執り行われる儀式の生贄であり、その為に14年間、存在を知られないよう村の離れでずっと育てられてきたから。彼女と儀式の存在を知る者は一部の村人だけである。異変が起きるまでは八尾比沙子が『世話係』として面倒を見ていた(083)。このような人生経験から須田恭也とは対照的にコミュニケーション能力が低く、「お前」「連れてけ」といった言葉遣いをするように育った。

盲目。白毛盲導犬を連れており、その犬を『ケルブ』と呼んでいる。常に彼女と行動を共にしていた(と思われる)ケルブだが、序盤に屍人の襲撃から彼女を守るために死んでしまった。

強い幻視の能力を持っている。要するに普段から視界ジャックが行えた。須田恭也と行動中の「こっちを見ろ」「やっぱりケルブの方が良かった」といった発言から、普段はケルブの視界をジャックしつつ行動していたと思われる。

同じく普段から視界ジャックが行える幻視の力を持つ四方田春海と知り合いで、仲が良い。ビーズの人形(本編の取得アーカイブ074)を持ち歩いている。

 

神代亜矢子...16歳/高校2年生[羽生蛇村出身/在住]

f:id:chickenenaka:20170127195902j:plain

神代美耶子の姉。

美耶子と同じ神代家の長女だが、生贄ではない

しかし、結婚して子供を産むことを決められている。
詳しく言うと、『妹の神代美耶子』を儀式の生贄として捧げた後、貰い婿との間に子供を産むことが決められている。
神代家は代々女の子2人しか生まれないため、『次女(娘)の神代美耶子』を生贄として捧げ、長女(娘)に結婚して子供を産ませる。
というループの中での長女としての立ち位置となる。

美耶子とは違い戸籍があり、学校に通っている。勿論存在を隠すようなことはしないしされない。

神代家の人間なのに儀式や異変については無知。

淳のおかげで美耶子とギスギスしている。(と言っても亜矢子が一方的に突っかかってるだけで美耶子は無知な彼女に呆れている)

上3行からお察しの通り、何か普通な人。

 

神代淳...18歳[羽生蛇村出身/在住]

牧野慶に引けを取らないまでのピッチリセンター分け。

亜矢子の許婚であり、神代家の貰い婿(予定)。高慢。

許婚の亜矢子ではなく妹の美耶子に気があるらしい。(18歳が14歳の女の子を恋愛対象として見てるとは...何というかアレ)

しかし序盤で美耶子と会ったときから彼女を儀式に連れ戻そうとしている事から、亜矢子の気持ちを左右させることを楽しんでいるのか、又はいなくなるまで美耶子と遊ぼうとしているのかのどちらか(若しくは両方)ではないかと推測できる。本気ではなさそう。

 

牧野慶...27歳/眞魚教祭司[羽生蛇村出身/在住]

f:id:chickenenaka:20170127222525j:plain
宮田司郎の双子の兄。

村人たちからは「求導師」と呼ばれている。残念なことに、異変後の立ち振る舞いが酷過ぎてとても「求導師」とは呼べない

自分に銃弾が当たったわけでもないのに、すぐそこにいる14歳の非力な女の子(前田知子)を助けることを諦めて逃げちゃう。これが正規ルートという彼のあまりのヘタレさに驚くプレイヤーも多い。そして前田知子の生徒手帳を手に入れると満足しちゃって探さなくなる。

元々は牧野の家でも宮田の家でもない吉村という家に生まれた。27年前に起きた異変/災害を0歳で体験している。これが原因で実親を亡くし、当時眞魚教の祭司であった牧野怜治(宮田涼子の兄)に引き取られる。

しかし神代美耶子を生贄として捧げる儀式が失敗したことを理由に、怜治は遺書(088)を残し自殺してしまう。それがプレッシャーとなって「不安なんです...。」

八尾比沙子に縋る(所謂八尾コン)については、幼い頃から、求導女である八尾比沙子が次期祭司である彼の面倒をみていたからでしょう。

終盤宮田司郎が「あなたになりたかった」といった旨を吐露しますが、吉村の家に生まれた双子の弟(現:宮田司郎)が牧野の家に引き取られていたとしても、きっと結果は変わらなかったでしょう。ヘタレ祭司となり、双子の兄(現:牧野慶)に同じような思いを抱かせるだけになると思います。

 

宮田司郎...27歳/宮田医院院長[羽生蛇村出身/在住]

f:id:chickenenaka:20170128002652j:plain

牧野慶の双子の弟。イケメン。

村唯一の医院の院長で、そこに勤めるナースの恩田美奈と交際している。(ここまで読むとイケメンで医者で彼女もいるという勝ち組に見える)結婚も考えていたらしいが、口論になった際、恩田美奈が彼のどうしようもないコンプレックに触れてしまったことが原因で首を絞めて殺してしまう。

元々は牧野の家でも宮田の家でもない吉村という家に生まれた。27年前に起きた異変/災害を0歳で体験している。
これが原因で実親を亡くし、当時「司郎」という名前の一人息子を亡くした宮田涼子(牧野怜治の妹)に引き取られる。

兄は引き取られた後、家族に「慶」という名前をもらったが、不憫なことに彼は名前をもらえず、自分ではない他人に存在を被せられ生きることとなった。

母に異様なまでの(悪い意味で)愛情を注がれたり、宮田医院を継がなければならないというプレッシャーの中で成長したこと、

宮田医院が村の暗部を担う存在であったこと、(儀式の手助けをしていたこと、儀式を公にしたり、やめさせようとする人間が出てくれば処理しなければならなかったこと等)が重なり、周りに人がいることで傷ついてきた人。

周りにいる人には牧野慶も含まれています。自分の見えるところにいて、何もしなくても祭司として期待されている双子の兄と、人目のつかないところで悪事をはたらいたわけでもない人間を消さなければならない自分。これが恩田美奈が触れてしまったどうしようもないコンプレックなのではないかと。

 

前田知子...14歳/中学2年生[羽生蛇村出身/在住]

f:id:chickenenaka:20170128002819j:plain

普通の中学生。一人娘で両親から愛情を注がれながら絶賛成長中。

両親に日記を勝手に見られたことが原因で怒って(047)プチ家出する...という、子どもらしく可愛らしい子。

偶然会った牧野慶と行動を共にする。ついていくなら須田くんか多門先生かみやたんか美浜にしといたがいいと教えてあげたい

怖すぎるCMのあの子。ストーリーを把握していれば怖い...ではなく悲しいシーン。[私はとっつきやすさでNTを先に観たので途中から察してしまって...どうあがいても絶望]取り敢えず牧野慶のせい。

因みに四方田春海のシナリオで廃屋に家族3人幸せそうに暮らしているが、あれは知子が教会を訪れた際に両親の反応と残った理性で自分が屍人化してしまったことを悟り、その場を去るが、不憫に思った両親が彼女を探すため教会を出たものの家族で再会した時には屍人となっていた、という裏ストーリーがある。

 

恩田理沙...21歳[羽生蛇村出身]

f:id:chickenenaka:20170128010347j:plain

※姉の美奈と混同しやすいため、美奈=赤理沙=青で表示しています。

恩田美奈の双子の妹。就職のため上京したが、都会の雰囲気に馴染めなかったりキャッチセールスの被害に遭ったりと、散々な目に遭ったため羽生蛇村に帰省。

本編の取得アーカイブ013にて姉である美奈からの「実家に帰っておいで」「会って欲しい人がいます」といった旨が記されている手紙がある。ここで会って欲しい人として書いてあるのは交際相手の宮田司郎のこと。

(因みに彼女の発言より、美奈と宮田司郎が交際していることは知っている模様。美奈が書いた手紙とシーン冒頭の宮田司郎の発言から、彼は彼女のことについては知らなかったように受け取れる。)

「誰かいませんか~」と言ってわざわざ廃屋に入ったり、牧野慶と宮田司郎を見て双子だと言ったり危機感のなさが目立つ

頭脳屍人化した美奈に襲われなかったのは、美奈が「同じ気持ちになってほしい」と思っていたこと、双子であったため思想が同調しやすかった、等いろいろな考察が出来ますが、私はここはあまり考えすぎる必要もないかなと思っています。

 

竹内多門...34歳/大学講師[羽生蛇村出身]

f:id:chickenenaka:20170128021551j:plain

民俗学の講師をしているのは、恐らく郷土史家であった父の影響。

父である竹内臣人にそっくり過ぎて、安野依子と志村晃に見間違いをされる。

27年前に起きた異変/災害を7歳で体験している。これが原因で実親を亡くし、叔父と叔母に引き取られた。

両親は異変の最中死んでしまったが、屍人化することを拒みダムの底に身を沈めた。(屍人化は止められないものの、ダムの水の中で永遠に屍人としての復活と溺死という形での行動不能、屍人としての復活のループを繰り返している)

シナリオ開始時から拳銃を持っている怪しい人...ではなく7歳で体験した儀式/異変の記憶から護身用に持ってきたと思われる。また、本編の取得アーカイブ090にて羽生蛇村の儀式について問い合わせているため、儀式と異変の事について少しは知っていた模様

序盤は「だからついてくるなと言ったんだ」と言ったり、8時間何も無いところで待たせようとしたりと非常に厳しいものの、後半になると話し方が柔らかくなったり笑いかけたりするなどデレシーンがある。

堕辰子が暴れたおかげで屍人の巣内部にて須田恭也、牧野慶と共に気を失う。起きた時には宮田司郎に拳銃をパクられ丸腰状態になっている。そして何故か「もう必要無い」と言って須田恭也に手帳(084)をあげちゃう。内容は須田恭也自身が既に把握しているか、美耶子が伝えてそうな内容。

両親が実家にいるのは宮田司郎がダムを爆破したから。

 

 安野依子...22歳/大学4年生

f:id:chickenenaka:20170128184558j:plain

大学では民俗学を専攻。講師は竹内多門。

ノートに授業中の彼の絵を描いたり、学生証に彼の(恐らく勝手に撮った)写真を入れている。(033,043)また、無理やり彼について羽生蛇村に来たりと、相当好きな模様。

序盤の言動からウザがられたりもするが、楽観的な考えようから竹内多門の緊張を解いたりと、何だかんだで結構彼のことを助けている。

美浜奈保子とは対照的で、志村晃との会話シーンより、初対面の相手に対する礼儀に関しては本作一しっかりしている育ちの良い子。

志村晃と竹内多門の父・臣人が映った写真(070)を見て臣人の事を多門と勘違いする。

メガネ関係はNTに受け継がれている。

 

 高遠玲子...29歳/小学校教師[羽生蛇村在住]

f:id:chickenenaka:20170128191924j:plain

四方田春海が所属するクラスの担任。実親も友達もいない四方田春海のことを気にかけており、この日は彼女に友達ができるよう小学校で「星を見る会」(048)を開いていたが、残念なことに参加者は彼女高遠玲子と小学校校長、四方田春海のみであった。

家族で海水浴場へ出かけた際、突如発生した高波の被害に遭った。娘である鈴木めぐみを探している途中、水中を漂う子ども2人が目に入り救助。しかし勇敢な彼女の行動が原因で鈴木めぐみの発見は遅れ、亡くしてしまった(053)という痛ましい過去がある。その後夫とは離婚したため苗字は鈴木から高遠に戻っている。

抱きしめながら鈴木めぐみの名を呟いたり、「お母さんになってあげる」と言ったり、本編では四方田春海を鈴木めぐみと重ねている場面がちらつく。

サイレンの音を聞いて頭を押さえていることから、屍人化が進んでいることが伺える。四方田春海を守るため武器を取って前を進んだり、屋根の無い道を通るときは濡れないよう庇ってあげたりしていたのでしょう。

 

四方田春海...10歳/小学4年生[羽生蛇村出身/在住]

f:id:chickenenaka:20170128204504j:plain

前の年に落雷事故(098)で実親を亡くしており、叔父と叔母に引き取られた。

幻視の能力を持っている。普段から視界ジャックが行えたため、存在を隠されていた神代美耶子と知り合うことができた。彼女のことを「みやちゃん」と呼んでいたりと結構仲良し。ビーズの人形(074)は2人で作っていたりしていたのだろうか...

本編の取得アーカイブ007の彼女が描いた絵がヤバイ

このようなことが原因で美耶子以外に友達がいなかったのではないかと推測される。

高遠玲子のおかげで赤い水が体内に入っていない

「星を見る会」に参加するため夜の小学校に来ていた。が、高遠玲子と同じく彼女を気にかけていた校長に追いかけられる羽目に。校長は屍人化しており、「高遠先生と春海ちゃんを助けなければいけない」という気持ちを残して死んでしまった執念タイプの屍人かと思いきや「春海ちゃんの匂いがするよお」という明らかにアウトな発言をしている。隙を見て逃げるのよ!

 

志村晃...70歳/猟師[羽生蛇村出身/在住]

f:id:chickenenaka:20170128213238j:plain

志村貴文の従兄弟。

竹内多門の父である竹内臣人とは知り合い。竹内多門と出会った際に「竹内君」と呼んでいるのは、多門が臣人とそっくりに成長していたから(070)。

27年前に起きた災害を43歳で体験している。これが原因で妻子を亡くしており、未だ羽生蛇村を離れていないのは彼らがまだこの土地にいるような気がしているから。安野依子と出会う前のシーンでは、家族写真を持って「お前が呼んだのか...」と呟いている。

八尾比沙子が不老であることを知っている。彼が気づいた訳でもなく、調べた訳でもない。恐らく八尾比沙子の存在を怪しんだ志村貴文が彼に伝えたのだろう。しかし知りすぎてしまった貴文が失踪して以来、自分の身を案じ誰にも話さないことを決めた。

安野依子とは行動を共にするが、美浜奈保子は放って行く。

 

志村貴文...不明[羽生蛇村出身/在住(死亡)]

志村晃の従兄弟。

八尾比沙子が不老不死であることを知っている。彼女と儀式の繋がりにも気付いてしまった(034)ため、27年前に宮田医院によって消される

宮田医院に彼の問診票(029)があるが、恐らくその際精神疾患か何かと診断した上で地下に幽閉。そこで何があったかは明らかになってはいないものの、実際に精神を病んでしまうこととなった(056 ,076)。その後は外に出ることは無いまま宮田医院の地下霊安室で杭を打たれ、棺桶に入れられている。

これを行ったのは宮田司郎では無いが、医院にはこうすることが密かに決められていたのだろう。

 

美浜奈保子...28歳/TVレポーター

f:id:chickenenaka:20170128221245j:plain
26歳(069)というのは嘘で、本名は田中奈保子(061)。通称「み~な」(006)。

グラビアアイドルから女優、TVレポーターに転身するも、昨今は人気は下り坂となっており、羽生蛇村には心霊番組「ダークネスJAPAN」の撮影015の為訪れた。

アーカイブ014のテレホンカードは2枚しか作られていない所謂レア物だが、宮田司郎によって見つけられた時には既に使用済み。要するに穴が開いてしまっている。上記に「人気は下り坂」と書いた通り、持ち主はもう彼女に対して興味を持っていないのだろう。芸が細かい。

個性的なタイトルのTV番組に出演している。

口が悪かったり、ポイ捨てしたり、ドアを蹴ったりとあまり良い印象は見受けられない。志村晃に置いて行かれたのはこれが原因と考えられる。

拳銃をスムーズに扱えたのは出演作品「ヒットマン女豹」の影響

本作唯一1人で行動し続けた。彼女持ち前の運もあるが、同じ境遇の誰かと出会えていたら結末は変わっていたかもしれない。「あの時嫌でも志村晃についていくべきだった」という声も多く聞かれる。

 

石田徹雄...24歳/巡査

須田恭也と対峙する前には共に駐在していた上司を射殺している。因みにこの上司は羽生蛇村の儀式のことを知っていた。

「了解。射殺します。」は独り言。

東エリのファン(085)。

酒が好きすぎるあまり、飲酒運転致死の疑いをかけられたり、勤務中に飲酒したという噂があったりなかったり。

羽生蛇村で開催されたきき酒大会では優勝(004)。「大予言」というラベルの賞品を獲得している。羽根屍人となり須田恭也と再び対峙したとき、おびき寄せるため使われた酒はこの「大予言」。