ちことら~息子は自閉症~

自閉症の息子との生活記録

障害が分かるまで(3歳まで)

1歳半健診から半年が経ち。とらは2歳3カ月になりました。約束通り市の保健師さんから電話がかかってきて【その後、とら君の状態はどうですか?】と。

 

「変わりません。言葉は一言も出ていないし、指差しもせず、して欲しいことはクレーンです」と。

 

【そうですか、一度発達相談を受けましょう!】と言われ2週間程後に予約を入れました。

 

発達相談は健診を受けたのと同じ建物内の一室で行われました。広いお部屋の真ん中にシートが敷かれていて玩具がたくさん並べられています。私ととら、そして保健師さんと臨床心理士さんの4人です。

 

まず、私ととらが臨床心理士さんと向かい合ってテーブルにつき。心理士さんがとらに積み木などを使った簡単な検査を行います。【これと同じようにしてみて?】と積み木を重ねて見本を見せられますが、とらは無視して自分の遊びたいように積み木を横にずーっと並べ続けます。何度か気を引きながら【見て見て!こうだよ〜】などとチャレンジされますが、全く無視。しまいには自分の好きなようにさせてもらえないと泣いて暴れ出しました💧

 

そこで検査は中止。あとは好きに遊んでいいよ〜と玩具のところへ行き保健師さんが相手をしてくれます。

 

その間に私と心理士さんで問診や相談。話をしながらも心理士さんは遊んでいるとらの行動や特徴を観察しています。

 

そして、発達相談の結果。

 

【とら君は発達障害の可能性が高いです。すぐにでも療育を受けさせた方が良い状態ですね!ただ、現状通園の療育施設に空きがなく来年度の入園申し込みも既に終わっていて満員の為再来年の4月まで待たないといけません】とのこと。(発達相談を受けたのが11月頃でした)

 

でも、それまで何もしないというのも勿体ないのでと。月に二回行われている発達遅延の子の為の親子教室に通うことを勧められ、5月から通うことが決まりました。

 

この親子教室は2クラスあり、1クラスはとらが再来年から通う予定の療育園で行われるもの。もう1クラスは公立の保育園の一室を借りて行われるもの。開催場所は違うものの内容やスタッフは同じだそうですが、療育園で行うクラスの方が少人数でとら君にはしっかり療育が受けれて良いだろうと言われ、そちらのクラスに通うことが決まりました。開催の曜日は毎年金曜日だから、今年もそうなるとは思うけど4月頃に詳細のお手紙が届きますと。

 

そして、再来年から療育園に通園するようになった時も親子登園であること。週に2〜3日の登園になることを説明され。

 

療育園がない日に家で過ごすのも刺激が少なく、とらの成長にとっては勿体ないので。親子教室を併用するか幼稚園などを利用することも考えてみては?と進められました。

 

そして、時期的にも慌ただしい幼稚園のプレ保育探しが始まるのですが…一波乱です。

 

つづく

障害が分かるまで(2歳まで)

とらは現在5歳。

 

障害がハッキリと分かるまでの経緯を簡単にまとめてみました。

 

【0歳】とら、この世に爆誕!!身長・体重全て標準、何も変わったことなし。

 

【1歳まで】すくすくと元気に育つ。首すわり・腰すわり・寝返り・ハイハイ・つかまり立ちまで至って標準的に成長。離乳食もお野菜もフルーツも何でもバクバクよく食べました。

後になって考えてみるとですが、この時期にちょっと他の子とは違ったんだなと思うことは。

 

・視線が合いにくい

・呼んでも反応があまりない(耳は聞こえてるのに無視する)

・後追いをしない。母親が離れても全く泣かない(気にもしない)

・一人で遊びたがる(一緒に遊ぼうとすると怒る)

・抱っこをねだらない(嫌がったり、抱っこした時に手足をピンと伸ばして直立状態になり、しがみついてくれないので大変でした💧マグロ抱えてるような状態w)

 

【2歳まで】すくすくと元気に育つ。が、言葉が全く出てこない。指差しをしない。して欲しいことを親の手を掴んで指示する(クレーン現象)。このような状態で1歳半健診(1歳9ヶ月の時)を受けました。

 

とらは一人っ子なので、私にとっては初めての育児。何が普通とか他の子はどうとか比べる対象がいなかったんですよね。私が人見知りが激しく、とらも私と触れ合うような遊びを嫌がる子だった為に支援センター等にも行ってなかったのもありますが💧

 

健診を受けに市のセンターに行くとたくさんの親子が。私はその光景を見て愕然としました。とらと同じ歳の子達が用意されたキッズスペースに座り玩具で遊んでいたり。ママのお膝に座って絵本を読んでもらっていたり。知らない場所で不安になって泣きだす子がママに抱っこをせがんだり…どれもとらにはありえない行動だったからです。

 

とらは、場所見知りも人見知りもほとんどしない子でした。むしろ、初めての広い場所に大興奮!ひたすら階段を昇り降りしセンター内をずーっと探索。手は嫌がって繋いでくれません。呼んでも無視です。順番が近くなり、一階で並んで下さいと指示されますが行きたくないと大暴れ…。無理矢理抱えて健診を回るも、一度損なった機嫌は治ることなく健診の間の2時間半程の間、とらだけがずっとずっと泣き叫び続けていました。

 

【うちの子、何か他の子とは違うんじゃないかな?】

 

私が初めて感じた日でした。

 

健診の最初と最後に市の保健師さんとの面談があります。健診後の面談で、とらの現在出来ることと出来ないことのチェック内容から判断して【とら君は発達遅れの可能性があります。でも、まだ小さいので言葉もゆっくりなだけかもしれません。2歳3カ月まで様子をみましょう!その頃にまたこちらから成長具合の確認をするお電話を致します】と。

 

 

つづく

 

 

はじめましてと自己紹介

はじめまして!【ちことら】ブログのちこと申します。

 

自閉症の5歳の息子との毎日の生活など、日記代わりに気の向いた時に更新していく予定です^ ^

 

《我が家の簡単な自己紹介》

 

ちこ(私):最近疲れがなかなか取れない、お肌も体も曲がり角な30代のシングルマザー。お酒を飲むことと料理が好きで、運動音痴な人見知り。

 

とら(息子):自閉症で軽度知的障害のあるピチピチの5歳。体を動かすことと電車が大好き!性格は気の強い小心者(母親似)で泣き虫。療育園に週5日通っている。

 

ばあば(ちこの母親で、とらのおばあちゃんにあたる):私にとって、昔はそれはそれは恐ろしく鬼軍曹のような母親であったが。歳とともに、すっかり穏やかになった70代。体型や健康を気にしながら、ロールケーキを一本丸々食べたりしている食いしん坊。

 

 

我が家はこの3人で暮らしています^ ^

 

宜しくお願いします .。.:*☆