香港女子旅研究所。

旅が好きで、香港が好き。

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大人のSFC修行研究所2024 5.宮古島に一人、海を見に行く。

1.宮古島往復はSFC修行の穴場か。

今回のSFC修行は、羽田―那覇をひたすら往復し続ける予定だった。

でも実際に検索してわかったことがある。

那覇便はつねに高額かつ席も少なめということ。石垣島はもっと高い。

そうはいっても羽田が最寄りなので、最も長距離の沖縄方面に行きたい。北海道も好きだけど「寒い場所には寒いときに行く」と言い切れるほど、私はツウでもないし寒さに強くない。距離の割に高くなくて、そこまで混んでいない沖縄路線はないのか。われながら往生際が悪いとわかっているものの、いろんな時間帯、日にち、ルートを検索すること数十回。

「そうだ、宮古行こう。」

その理由は

那覇より遠いけど石垣より近い。

那覇や石垣に比べるとマイナーな存在で席が直前でもとれやすい。

◎時間帯に無理がない。

距離を稼ぎつつ、そこまで単価が高くないということは業界用語(SFC修行業界)でいうところの「PP単価がいい」というやつだ。一般的なSFC修行のキモはPP単価をいかに安くを抑えるか。一方で、私はあまりPP単価は気にしていなかった。

だって大人だもん。

突然入る予定もあるし、旅より優先順位の高いことなんて山ほどある。そういうわけで冒頭の1話目に書いた私の修行ルール(単価のために無理しない、ドタキャン上等、目的地でなんかする…などなど)にのっとり、株主優待割引で宮古島に行くことにした。しかも一泊二日。日帰りも疲れるので基本しない。

1日目 羽田―宮古島宮古島那覇

2日目 那覇―羽田 

…といきたかったけど空いていなかったから、那覇―伊丹、伊丹―羽田 という旅程になった。

宮古空港ってかわいいですよね。

2.宮古島滞在は2時間半。さて何する?

宮古島では、現地で2時間半ほど空き時間がある。

その2時間を使って、私は絶対に海を見に行こうと決めていた。

目的地は宮古島 空港 近い きれい ビーチ」(長い)で検索した結果のひとつ、パイナガマビーチ。宮古島の海は沖縄諸島の中でも透明度が高くうつくしいことで有名で、その青は宮古ブルー」と呼ばれるほどだ。

ブルーといえばキタノブルー北野武監督作品に印象的な青色)しか興味がない私にそのよさがわかるだろうか…。不安に思いながら、到着後すぐタクシーを探す。なんかアポなし旅番組みたいだけれど、一人だしガチだし撮影でもなんでもない。

私「パイナガマビーチまで往復したいんですけど、いくらですか?」

タクシー「3000円くらいだね、メーターで」

まるでバンコクのタクシー交渉のようだが、初めての土地で、よくしらん人の車にほいほい乗ってはいけないのだ。

カーシェア好きなのでその手でいこうか迷ったけど、このへんではカーシェアの駐車場に行くのにも、車でドナドナされなければいけない。冗談のようだが本当だ。修行の一般的なコンセプトではタクシーで観光なんてとんでもないのだろうが、結果的にこの3000円の投資は宮古島を知るうえで有益だった。

3.パイナガマビーチで宮古ブルーに圧倒される。

ビーチまでは車で20分ほど。さとうきび畑が続く車窓を眺めながら、運転手さんにはいろんな質問をした。

なぜ宮古島の海はきれいなのか。

宮古島沖縄そばはどんな特徴があるのか。

野菜や果実の耕作地が多いが、それはでどうしてなのか。

恥ずかしがりながらも運転手さんはひとつひとつていねいに答えてくれた。宮古ブルーの秘密は、島に川があまりなく、土が海に流れ込まないことがひとつ。そして沖縄本島は土壌が酸性だが、宮古島は弱アルカリ性で農作物に適していることも教えてくれた。ドライバーでありガイドさんと思えば、3000円は高くない。

あいにくのお天気でも海外からのお客さんが多かった。

パイナガマビーチは、とてもきれいだった。

この日は夕方から雨が降る予報で、空はどんよりと曇っていたけれど、それでも海はぞくっとするほど美しかった。「30分くらいならメーター止めて待ってるよ」と駐車場にいてくれた運転手さんのところに戻ってきて「こんなきれいな海、はじめてみました!」と伝えると運転手さんはまるで自分が褒められたように照れまくって「自分もこの海はいつ見ても見飽きない」とうなずいてくれた。

「紫、水色、エメラルドグリーン。何しろこの海は、色がどんどん変わるからね」。

普段、還暦すぎの男性の口から「エメラルドグリーン」という言葉を聞くことはレアだが、実際それ以上にぴったりな色の名前が思い浮かばないのはよくわかる。

このわりばしの「うめ〜し」ってどういう意味なんだろう?

4.沖縄そばの一種「宮古そば」とは?

空港に戻ってから名物のバナナケーキを買い(「モンテドール」というブランドだけど現地の人の発音は「モンテンドール」に聞こえる)、運転手さんおすすめの「宮古そば」を食べる。「このあいだ那覇でそばを食べたけど、やっぱり宮古の味のほうがいいね〜」と運転手さんはしみじみ言っていた。ラーメンやラクサにご当地それぞれのスタイルがあるように、沖縄そばにも島によってだしや麺にちょっとした違いがある。

宮古そばは丸くて太い麺がおいしい。

あと麺の下に具が潜っている。

香港のワンタン麺と同じスタイルだ。麺が伸びる前にさっと食べろということなのだろうと思いながら食べた。さらに七味をかけて食べるのが地元流らしいけれど、私は大好物のコーレーグースを1/3本くらいふりかけて食べ、那覇行きの飛行機に乗った。

ANAは保安検査場締め切り時刻が早すぎる気がするのは私だけだろうか(小声)。

宮古空港の貝で出来たシーサー。「賽銭をもらわなくともワシは見守っておるぞ」という看板が立っていた。何にでも賽銭をあげたくなってしまうのは国民病なのか。



 





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