chiipuri’s diary

気の向くままにつづる日々のあれこれ

歯医者にて、からの目の前のひとを意識することついて思う

歯医者にて。

風が通るとスースーすると言った息子の口をよく見ればうっすら黒くなっている。

下の奥歯と上の前歯。両方とも歯と歯のすき間が削られて空洞ができている。

気づかなんだ。うそーん。。。まだ5歳というのに。

甘いものが大好きだとはいえ、立派な虫歯建設株式会社を設立してしまって、猛省 

ところが初めての歯医者へは、意外とすんなり連れて行けた。

ちょうど少し前に中学生の姉が治療を終えており家で話題にしていたので、歯医者がどのようなところかはうすうすわかってはいたようだが、当日はまるでピクニック気分でおりました。

 

が、いざ診察台に上がってからのテンパりようと言ったらありませんでした。憧れのアイドルに会えて絶叫する女の子のように見えた。(平和か)

器具を入れる前に「ちょっと待って、見せて!」と早口で言い起き上がろうとする。

逐一、器械を目で確認して納得してからでないと治療させないという強固な姿勢。

女の先生はまたそれにやさしく応えてくださる。終始落ち着いた(ここ重要)丁寧な口振りで、ユーモアも交えながら話してくれた。大人に対して以上にやんちゃな男児にはますます優しく丁寧な対応をするなんて先生惚れる。

おかげで、序盤あんなに大騒ぎしたのに、後半はリラックスしたのか、削る音に紛れながらBGMのオルゴールと一緒に「前々前世」を鼻歌で熱唱していました。(笑)

 わたしは傍らで治療の様子をじっくり拝見させてもらいました。ラッキー。

自分の治療のときはずっと目をつぶっているので全てがベールに包まれていたのだ。

 

器械を歯に当ててしばらくすると音がピッとなる「照射」は青い光がめちゃくちゃきれい。

息を飲みながら見ていると、光から少し離れた上のところに赤いカバー(屋根)のようなものがついているのを見た。

これってもしや直接見たらヤバいやつじゃないですか

先生も目に特殊なサングラスのようなものをつけてるし。。

脇から直視できてる自分は急に怖くなって2度目から下を向いて避ける。

いや、危険なものなら警告してくれるだろう。

それともうっかり忘れるということもあるか、?

平気かどうか怖くて聞けず、帰ってからネットで調べたところ

同じことを質問している人がいた。問題ないそうだ。ほっ。

 

自分の治療のときはマスクでほとんど顔も見られないし説明を少し聞く程度だったけど、

息子の治療でなんか先生の人間味を感じられて楽しい経験でした。

 

そうそう、今は日常生活のギモンってネットで調べるとたいてい事足りてしまうことがありますよね。

みんな同じこと考えるんだな~とか、それに答える人の善意を感じたりとか、

くすっと笑ったり心が和むこともあるんだけど、そのせいか、実生活で尋ねるという行為が減っている気がする。

目の前の人とのコミュニケーションがどんどん必要なくなっているということなのかな。

それぞれの環境によってちがうだろうし、ネットでの情報の閲覧、コミュニケーションのメリットもたくさんあるし、とうてい一概にはいえないですけど、わたし自身としては、希薄な奇妙な感覚のヒント?がここにあるような気がしてて、今後突き詰めていきたいと思っています。

 このところ一歩外に出ると、ひとがどんどん無表情にのっぺらぼうのような存在になっていくような気がして怖いんです。本来はそうではないはずなのに。そういうものを生み出す仕組みというものにのみこまれていくことが。

そこで、ひとまず半径3メートルの日常から少し変えてみようかなと思い、ときどき利用する近くの個人商店で、いつもレジでひとこと何か客に声をかけるお店の人と、自分からも話すことから始めてみました。ほかは大手のスーパーしかないので(しかもレジがどんどん機械化されつつある)。

極端にいうと、困ることがなければコミュニケーションは不要なのかもしれない。

不要だから関係ないと無関心でいると、ほんとうに困っている人が周囲に気づきにくくなるかもしれない、それはよくないと思う。

ああそうか、このもやもやの直接の原因。

ぶつかりそうになったとき、道を譲ったり譲られたとき、軽くでいいから会釈し合おうぜってことだったんだ。(!)

ゲームのようにすり抜けて会釈すらなくなるのが当たり前で、目を見るこを失礼な行為だとはばかるような世の中はやだなあ。

実生活でのコミュニケーションやひととのかかわりで違和感だとか感じることをつぶやきたいと思います。つづけるぜ。あー今日もまたグダグダ駄文で失敬。