chiryouin111’s diary

治療院KAZUです ^ ^ 健康に関わる事 理想的な身体動作を追求して行きます。

身体の使い方シリーズ203ぶつかる側は回旋して膨らんでいる身体の形状を前額面と矢状面で考察改善方法をご提案致します‼︎

今回のテーマは

 

ぶつかる側は回旋して膨らんでいる

 

皆様は身体を動かしていて

何処かにぶつかる事はありませんか?

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それは感覚的に動くルートを定めて

身体を操作しているのですが

身体が開いているとコントロールしているつもりでも身体の動きが膨らんでぶつかる事があります。

私も急いでいると左側がぶつかる事があります。

 

空手の構えでは右手を中心に

相手の身体をすり抜ける感覚が養われているので

左側が追従出来ない時はぶつかる事が多いです。

 

私はサウスポーなので空手の構えでは

右側は前・左側は後の半身に構えます。

その構えでは右手を中心に

左側は逆時計回旋するので

左側は時計回りに回旋しませんから

左は右側に寄っています。

 

これが身体を正面に向けた時に

左を前に動かすと開き気みになる理由です。

 

身体の軸が前額面状に右回旋して

頭が右・骨盤が左に膨らんでいる状態ですが

これを修正するには逆に前額面状に左回旋させると

頭は左・骨盤は右に回旋しますので修正出来ます。

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(青い面が前額面・緑の面が矢状面・赤い面が水平面)

 

クライマーでは

正体で左引き右出しが得意なタイプは私と同じで

前額面状右回旋型これを修正して

右引き左出しが得意にするには

前額面状に左回旋させると効果的です。

 

武術家でサウスポーの方は

右側が前で半身を切ると

矢状面での前後の移動が起こり

右側前方移動・左側後方移動になり

これで身体を正面に向けて立つと

前額面状には右回旋のズレが生じます。

 

右構えの方は逆となり矢状面では

右回旋で前額面状では左回旋になります。

 

サウスポーの方オーソドックスの方は

各々に逆の事をやって頂きましたら

ズレのある方は修正出来ると思います。

 

如何ですか?

ぶつかる側は回旋して膨らんでいる

 

詳しい身体の修正の仕方

お身体の調整が必要な方々は

お気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

 

『前額面上における姿勢アライメントに着目した高齢者の方向転換動作の分析』

https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001205577280256

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

03-5742-1414

https://kazu-1414.com/greeting.htm

 

身体の使い方シリーズその202坐骨を意識する力の連動を骨盤から坐骨に集約させて精度を上げましょう‼︎坐骨を使って腰椎・骨盤の動きに繋がり腰痛予防に効果的な方法もご紹介致します!

坐骨を意識する

 

足、主に踵からの力を伝えるポイントに

坐骨を使うのが有効だと思いました。

 

骨盤の後ろ側は広い範囲での力の集約点ですが

更に密度を高めると坐骨は外せない感じがします。

 

坐骨と言っても恥骨・腸骨・坐骨を合わせて寛骨と

言い左右の寛骨と仙骨を合わせて骨盤になります。

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骨盤と唱えると広くなりますね。

 

骨盤の後ろ側でも身体の表面からの流れを伝えるので間違いではありませんが外からの圧縮を正中線

伝えるには坐骨の方がより近く力を合わせやすい

傾向に気付きました。

 

中国武術心意六合拳形意拳では

内三合(心と意・意と気・気と力)

外三合(手と足・肘と膝・肩と股関節)

と言って身体や心の部分を合わせます。

空手の型ナイファンチでも横側に身体を合わせて

骨格の強さを使います。

ジークンドーのストレートリードもその様です。

 

形意拳の構えでも三体式と言って

空手の後屈立ちに似ていますが

半身を切った時に手と足・肘と膝・肩と股関節が

揃い骨格の強さを使い体当たりの技法で

突きを出します。

 

単に体当たりなら骨格を固めれば良いのですが

大地を踏む力を連動するポイントとして

坐骨は重要だと思いました。

 

空手も形意拳も武器術が元に発展した形意があり

突き手と引き手の関係が深く

両方を同期させる意味では骨盤の使い方は

大切で力の連動を無手で行う時は

坐骨が有効かと感じます。

 

如何ですか?

坐骨を意識する

 

坐骨は座っていると座面に当たる骨で

坐骨が前額面状で並列に並び

座面に対して後ろに滑らせると骨盤の前傾位

前に滑らせると骨盤の後傾位になります

前傾で腰痛の方は後傾位に

後傾で腰痛の方は前傾位にされて

調整されると負担も減る可能性はあります。

宜しければお試し下さい。

 

坐骨の動作で痛みの出る方はご無理せずに

専門医にご相談下さい。

 

『坐骨がロープを乗り越える運動が座位の定位と安定性にもたらす影響 -ロープ使用の有無による違い-』

https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009225956233472

 

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身体の使い方シリーズ201力の源について武術家・クライマー・一般の方々にオススメ‼︎骨盤をテーマに考察致します。下肢からの力の伝達を上半身に繋げましょう‼︎

力の源

 

私は自身の練功で力の発信点を見直し改めて

骨盤の後ろ広い意味での腸骨と仙骨

意識しております。

 

骨盤の後ろ側を意識するにあたり爪先より

踵を踏む状態が的しているので踵から骨盤の流れで

上半身のうねりを作る様にしています。

 

爪先の荷重では骨盤前傾になりやすく

骨盤の前は締まり

踵の荷重では骨盤後傾になり骨盤の後ろは

締まり腹圧がかけやすくなります。

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私は左の骨盤の後ろ側が開きやすいので

気を付けながら踵からの流れを切らさずに

上半身に繋いでいます。

私の感覚では力の伝達が漏れがあるとそこから

逃げてしまいますので骨盤を治める事で

上半身に伝える事が出来ます。

 

単純に力を逃したり入れたりだけなら関節の運動は

最適ですが武術では形を壊さずに伝えるので

関節や骨の位置を動かさない様に伝達させます。

精密には関節や身体は動いているのですが

そのぶれを最小限に抑える事で力が纏まった

目的のポイントで解放されます。

 

その為の骨盤の後ろ側は重要だったりします。

相手の力を受け止めたり足からの力を

上半身に展開させたりします。

 

クライマーの方には

臀部が出て身体が上がりにくいタイプや

ハイステップが苦手な方々は力の源を意識して

骨盤後傾にされる事をオススメします。

 

腰椎前弯の腰痛症の方は

力の源を意識して此方も骨盤後傾をオススメします‼︎

 

如何ですか?

力の源

今回も私の身体の感覚に従事して解説しましたが

皆様も御自身の基準をしっかりと作って

練功やクライミング・一般生活に臨まれると

変化や修正が行いやすいのでオススメです。

 

武術家の方々におきましては

それぞれの流派や考え方があると思いますので

其方を中心に私の考えは一旦として

展開されればと考えます。

 

少しでも皆様の練功の励みになりましたら幸いです。

 

 

『骨盤の矢状面アライメントが骨盤・体幹の回旋可動性および身体重心移動量に与える影響』

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/36/7/36_KJ00005931384/_article/-char/ja/

 

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院長 中井一欽

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クライミング研究所第24段『ビーストメーカーで引く事を意識する』ボルダー・リード両者に対応するビーストメーカーにおける意識を考察しました。何方も有効ですがボルダーにオススメです‼︎

今回のテーマは

ビーストメーカーで引く事を意識する

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ビーストメーカーのトレーニングで気が付いた事が

ありましたのでお話しさせて頂きたいと思います。

 

ビーストメーカーのトレーニングでは

ぶら下がると言う事がテーマで

指の強化や健その他に効いて来ると思います。

 

私がメインでビーストメーカーの

レーニングに取り入れていたのもこのやり方ですし多くの方々もこの様にやられていらっしゃると

思います。

 

この方法では身体の重さが自然に指にかかり

引き付け無い事で筋肉や健が伸ばされて

抵抗する遠心性収縮のイメージが強いです。

 

ホールドに手を伸ばしてキャッチする

出した手がホールドにかかり身体が下がる事に

メリットがありボルダーでは出し手や

リードの様に重心を下げながら

登る事に特化していると考察します。

 

そして今回にご提案させて頂く

引きながらビーストメーカーにぶら下がる方法は

身体を引き付ける方向に特化させた

やり方だと感じました。

特に上半身のパワーアップ系です。

 

ボルダーでは,ホールドを引き付けて

次の一手にパワーを使う事が多いですが

特に遠くのホールドでは距離を出さねばなりません。

 

その為には、ただぶら下がっているだけでは無く

直ぐ引ける状態でセットする意味がありますから

上半身が上がっている方が理想です。

 

それにはビーストメーカーでも引き付けながら

ぶら下がって悪いホールドでもいつでも引ける状態でいるトレーニングが最適かと感じました。

 

引き付けながらと言っても肘を曲げた状態から

ロックして引くのでは無くあくまでも

腕は伸ばしてダラリと手をかける状態では

無いと言う事です。

 

腕を伸ばしてはいるが重心を少し上げた状態です。

ホールドを引き始める感覚で

ぶら下がると言う事でしょうか。

 

リードを行う方は重心を落としてぶら下がり

ボルダーを行う方は重心を少し上げながら

引き付けぶら下がって

レーニングの質を転換させればより良い

パフォーマンスに繋がるかと思っております。

 

如何ですか?

ビーストメーカーで引く事を意識する

 

詳しいトレーニングの考え方や身体の引き付け向上の施術が必要な方々はお気軽に治療院まで

お問い合わせ下さい。

 

 

筋を科学する* ─筋の基礎知識とトレーニング─

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/41/4/41_KJ00009498090/_pdf

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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クライミング研究所第23段スロートレーニングとスピードトレーニング高齢者やリハビリでも用いられるスロートレーニングを紹介しながらトレーニングを考えます。体力やコンディションに合わせて組み立てましょう‼︎

今回のテーマは

 

スロートレーニン

スピードトレーニン

 

レーニング理論に最近ではスロートレーニングが

高齢者や循環器疾患のある方に推奨されていて

身体を安定させる要素や

ゆっくり力をかけ続ける事から低負荷でも

筋肉を付ける事が可能と言われ

安全にリハビリに導入される事もある様です。

 

 

スロートレーニングでは

ダンベルを持ち上げたり降ろしたりする動作を

ゆっくり力を出し続けて動く事で

筋肉の張力を緩めすに

力を抜かない事で

重い重力を扱わずに手軽に安全に

出来るメリットがあります。

スクワットでもゆっくり3秒かけてしゃがみ

関節が伸びひる前に3秒かけて上げてる

ゆっくり力を抜かないトレーニングで

 

高重量で負荷をかけると

心臓や血管に負担が及ぶ可能性がありますから

高齢者や循環器の疾患がある方々に

スロートレーニングが推奨されています。

 

ライミングではスタティックムーブ

(スローな動き)は強いと言われています。

負荷をかけ続けながら動くのでスロートレーニングと似た効果があり筋肉の動員率も高いと思われます。

 

スローと逆に

速い動きや反動を使う動きには

スポーツの世界ではチーティングがあり

テクニックの一つとも言われ

 

ライミングでも身体や足を振り子の様に

使ったりした反動をムーブに織り交ぜて行きます。

 

強い力は質力も高く反発も返って来ますから

それを制御する筋力も必要になります。

それを維持し成長する為にも強度の高い

レーニングが必要で耐えられる身体も

要求されて来ます。

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スロートレーニングは安全とお伝えしましたが

 

身体が強くトレーニング強度に耐えられ

メンタルも保てれば

スピードトレーニングも有効かと思います。

 

私のスタイルは何方かと言えば

スタティックムーブが得意で

固めて動く反動は使わない傾向があり

武術の稽古でも切れ間なく抜ける瞬間を

作らない動きを大切にしている事から

ライミングにもそれが反映しております。

 

その様な中でもスタティックムーブでは

解決出来ない事もありその要素を

検討しながら課題と向き合っています。

 

スピードや反射速度が足りない場合は

レーニングの質を上げながら

課題を解決するプランを選択して

スピードトレーニングも取り入れています。

 

年齢を重ねて成長を狙う方や

スピードトレーニングが苦手で

スロートレーニングが有効だと感じる方々は

試してみる価値はあると思います。

 

スピードトレーニングに言われているのが

低重量の負荷では速く動く事と

高重量でも速く動こうとするのがポイントの様です。

 

私は負荷をかけるトレーニングは行っていますが

自重でスピードを出す事は加えていないので

早く動くトレーニングも取り入れると

神経系や早く動く時の筋肉の内圧の高め方も

身体に取り入れられるかと思いました。

 

考えてみるとスロートレーニング重視で

登りもそのタイプですから

少しスピードトレーニングも取り入れは

登りも変化出来ると思います。

 

皆様も自身の登りのタイプや

必要なトレーニングを取り入れて

安全に身体の負荷を保ちつつ

グレード更新を狙って下さい。

 

如何ですか?

スロートレーニングと

スピードトレーニン

 

詳しいトレーニングの内容やお身体のメンテナンスが必要な方々はお気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

 

『スロートレーニングとパワートレーニングのどちらの筋力トレーニングが高齢者の機能向上に有効か?』

https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282680552543872

 

治療院KAZU

院長 中井一欽

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身体の使い方シリーズ200『股関節を育てる』今回は久々の武術家・クライマー・一般の方々にオススメの内容です。円燈開胯、クワを開いてアーチ型にする股関節の脱力に伴う構造作りと姿勢の改善・腰痛予防にオススメです‼︎

今回のテーマは

股関節を育てる

最近では股関節の意識を

高めたい思いに駆られています。

その上で必要な事を再確認しました。

 

股関節は言わずと知れた

大腿骨を屈指させる関節ですが

股関節を屈折させる筋肉に

腸腰筋大腿四頭筋があり

厳密には大腿四頭筋の中の大腿直筋が屈曲筋です。

 

その両者に力が入り過ぎると

股関節が緊張して関節の遊びが作れずに

大腿四頭筋に対しては

二関節筋になり膝の動きも関係します。

 

股関節を育てるのは膝も意識した方が良いですね。

 

太極拳では股関節の使い方に円燈開胯があります。

『えんとうかいこ』と読み

股関節を開いてアーチ形にする表現です。

 

円燈は過去に何度かBlogに書きましたが

もう少し補足します。

開胯は字の通り股関節を開くですが

円燈を加えると股関節を開いて

丸く構えるとなります。

 

太極拳には馬捗と言う立ち方があり

空手の騎馬立ちに似ていてこれが

円燈開胯を行うにあたり的しています。

空手にも中国武術にもクワを開くと言う事が

言われますが股関節の使い方は重要で

ちなみにクワは胯の中国語読みです。

 

股関節を開くとは股関節の脱力に近いのですが

脱力と言っても完全に力を抜くと

立っいられませんから

抗重力筋を身体が崩れ無いくらいに緊張させて

股関節を曲げながら力を入れ過ぎないのが

ポイントです。

 

抗重力筋は重力に拮抗する為に働く筋肉の事です。

 

股関節が開けたら次に円燈で股関節を丸く保ちますがその為に膝を外側に開きます。

その時によく言われるのが膝と爪先を

真っ直ぐに正面に向けて揃えると

膝が痛み難いそうです。

 

お相撲さんが行う四股立ちは爪先が外を向きますが

馬捗では爪先と膝を正面に向けて揃えます。

 

馬捗では股関節を外旋外転させるので

股関節がよく開きその上で膝を曲げて

腰を落とすので下肢から股関節がアーチ形に保てます。

 

馬捗で腰を落とすコツはスクワットの様にしゃがむと以外と身体を下げられないので股関節は下に下げて

膝は上に上げる様にすると以外とやりやすいです。

 

股関節の開脚を膝を伸ばして開くよりも

膝を曲げた方が開きやすい様に

股関節の力はなるべく抜いて下半身の構造で

支える様にすると宜しいかと思います。

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①腰を落として馬捗が構えられたら

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②尾骨を前に入れて会陰を締めて下さい。

そして頸を後に引いて背骨を真っ直ぐにします。

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気を付けるのは

スクワットの様に腰を落とすと

尾骨が後ろに向かいお尻が出て

骨盤前傾・腰椎前弯になりがちです。

 

クライマーでも正体で壁の中入り辛く

お尻が出てしまう方は馬捗で尾骨を真っ直ぐに入れて会陰を締めて下さいお尻が出難くなります。

 

武術家の方で腰痛で悩んでいる方は

尾骨を入れて会陰を締める事をオススメします。

骨盤が後傾して腰椎が後弯しますので

腰痛予防にもなります。

 

私は空手の三戦立ちも股関節を外旋させて

螺旋状にイメージして捻り膝と爪先で足が

開かない様に立っています。

 

同じく空手の型のナイファンチでも

馬捗程ではありませんが

円燈に近い立ち方になっています。

 

一般の方にも腰痛予防に骨盤の意識を高める為にも

クワを開き円燈にする事をオススメします。

 

如何ですか?

股関節を育てる

 

詳しい股関節の育て方や股関節の治療が必要な方々はお気軽に治療院までお問い合わせ下さい。

 

 

関節角度の違いによる股関節周囲筋の発揮筋力の変化

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/38/2/38_KJ00007176631/_article/-char/ja/

 

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クライミング研究所第22段『背中を入れる』クライミングにおける背中の使い方を考察致します。ホールドを背中で抑えたい方はご覧下さい‼︎

背中入れる

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背中の使い方が分かって来たので

お話し出来ればと思います。

ライミングや武術でも背中の使い方は大切ですが

今回はクライミング編です。

 

ライミングでは指で持つ

背中で持つ等と

抽象的な表現が多く

私のタイトルもかなり抽象的ですが(笑)

 

今回はもう少しパターンを加えて解説します。

 

ライミングでは指先の力を使って

身体を持ち上げムーブを起こし

様々な要素が絡み合ってホールドが

持てる感が変わって来ます。

 

これを指だけで引こうとすると

結構大変で身体が上がっていないや

ホールドを持てていない感があります。

 

これは重心が下がり身体を引き付ける

ポジションが落ちていると考察します。

 

これを指で引く前に背中を入れる事で重心が上がり

指だけで引く負担が下がりホールドが

持てている感が出るのかと思われ

 

片手懸垂でも手を伸ばして

最初に引くポジションが一番大変で

上がり出すと以外と引き上がったりします。

 

ライミングでもその最初のポジションが

ホールドを持てている感や

引き難いホールドを引き付ける状態になります。

 

このポジションを作るには

フロントレバーをする要領でホールドを持ちます。

実際にはフロントレバーの様に身体を横にしないのですがホールドに背中を近づけます。

 

私の感覚ですと肩甲骨の下部あたりを

肩より壁側に入れる事で

背中で引き付けられる状態が作れます。

 

これは身体の使い方シリーズ198の腰椎を入れるに

近いです宜しければ其方もご覧下さい。

 

実際は腰椎を入れると言うと

腰椎前弯のイメージですが

腰を反ると思うより背中を入れる事で

自然と腰が入るイメージです。

 

背中をホールドに近づけた部分から

下が自然と身体の前に移動する感です。

 

如何ですか?

ざっと背中を入れる方法を解説致しましたが

少しでも皆様のクライミングライフに

反映出来ましたら幸いです。

 

詳しい背中の入れ方や身体背面の治療が

必要な方々はお気軽に治療院までご連絡下さい。

 

 

『広背筋の上部線維と下部線維の作用に関する筋電図学的分析』

https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001205567243392

 

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