0804日報
人に迷惑をかけないように生きてきたつもりだったけど、それは私が子供で、まわりから大事に大事に育てられてきて、まわりに気を使ってもらうことが当たり前だったから
こどものころにあまりにも愛情に欠けた育てられ方をされてしまった子供たちは、自分の半径10センチくらいを守ることに必死で、自分の環境をリラックスして(つまり自然体で)楽しめない。楽しめなくなる。
他人に期待せずに生きていたいのに、それができないのは、裏切られることを過度に恐れて、そもそも裏切られる距離に、相手の切先が自分に届く距離まで相手に近づかないから。裏切られることに慣れてないから、自分を守ることに必死だから、大人になっても相手に期待して、しまう。だから幾つになっても大事な局面局面で、自分から相手に近づこうとしない。他人との適切な距離感を自分で定義できない。
相手が近づいてくるのを待っていて、近づいてきた人には「あなたから近づいてきた」という事実を笠に来て、つまり自分の方が優位であることを確認しながら、じゃないとうまく相手と話せない。