ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

地図子、瀬戸川を歩く

みなさんこんばんは、地図子です。
そろそろ桜シーズンも近いですね!
どこの桜を巡ろうか、今からワクワクしています。

 

前々回前回の地図子ブログでは香流川を歩きました。
香流川矢田川に流れ込んでいったため、次回るのはもちろん矢田川・・・

 

なのですが、地図を見てみると矢田川は瀬戸川と赤津川が合流してできています!
赤津川は水源に行くのに車が必要そうで行けなかったのですが・・・
今回は約6.2kmの瀬戸川を巡ってみたいと思います。
川歩きにしては珍しく、色々な観光地も回ったので楽しんでください。
それではれっつごー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水源地帯で粘土を感じる

 

2023年12月某日、スタート地点として訪れたのは、名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅です。
この名鉄瀬戸線は、実はブラタモリの名古屋編でも紹介されていました。
名古屋城のお堀にあった堀川駅が、瀬戸からも瀬戸物を受け入れていたのですね。

 

尾張瀬戸駅からはバスで水源地帯まで向かいます。
国道248号を上がって、品野一丁目三丁目集会所の近くまで来ました。
近くには短い支流である五位塚川の源流もプロットされています。

 

f:id:chizuchizuko:20231209142010j:image
f:id:chizuchizuko:20231209142028j:image
f:id:chizuchizuko:20231209142036j:image

 

瀬戸市品野町は高所にあり、ここから水が流れていくのを感じることができます。

 

f:id:chizuchizuko:20231209142019j:image

 

瀬戸川のはじまりを歩いていると、他の川と明らかに違うと感じます。
それは、川の周りがなにやら土っぽいのです。
水路をよく見てみると、本当に粘土っぽくなっている箇所まであります。

 

f:id:chizuchizuko:20231209142014j:image
f:id:chizuchizuko:20231209142032j:image
f:id:chizuchizuko:20231209142023j:image

 

さて、途中で馬ヶ城貯水地というところから短い支流が流れているよう。
貯水池を見ることができるのか、少し寄り道してみます。

 

f:id:chizuchizuko:20240312150822j:image
f:id:chizuchizuko:20240312150840j:image

 

貯水池は鍵がかかっていたため、残念ながら入れませんでした。
しかし、貯水池に向かうまでの道は、12月の紅葉が残っていて綺麗でした!

 

f:id:chizuchizuko:20240312150829j:image
f:id:chizuchizuko:20240312150834j:image

 

馬ヶ城水源地からの支流が合流する付近には、川沿いに陶器工場もありました。
瀬戸川を歩いているだけでも、すでに瀬戸焼の由来を感じることができます。
瀬戸川も大通りに合流していきます。

 

 

 

瀬戸焼の町、瀬戸を観光!

 

瀬戸川は国道248号に挟まれるようになります。
そんな中、最初に遭遇した観光用の看板はこちら!

 

f:id:chizuchizuko:20240312150825j:image

 

窯垣の小径が近くにあるそうです。
川ばかり歩いていても読者のみなさんは飽きるかもしれないので、行ってみましょう。

 

f:id:chizuchizuko:20240312150831j:image

 

12月の紅葉が綺麗な小径を通ります。

 

f:id:chizuchizuko:20240312155820j:image

f:id:chizuchizuko:20240312150837j:imagef:id:chizuchizuko:20240312155839j:image

 

瀬戸焼でできた小径も一部発見です。
窯垣の小径資料館に立ち寄って、瀬戸焼の展示を見学させてもらいました。
その他にも宝泉寺という立派なお寺もあり、歴史的な街並みが残っています。

 

 

 

さて、本題に戻ります。
瀬戸川はすっかり車道と車道の間に挟まれ、歩道からは少し遠くなってしまいました。
空き地をふと見やると、陶器の欠片が埋まっていて驚きました。

 

f:id:chizuchizuko:20240312151200j:image
f:id:chizuchizuko:20240312151121j:image

 

そろそろ尾張瀬戸駅近くの中心街が近くなってきます。
有名な観光地の一つである、招き猫ミュージアム(B地点)に立ち寄り。
バス停のベンチにもひっそり瀬戸焼の招き猫が埋め込まれています。

 

f:id:chizuchizuko:20240312151151j:image
f:id:chizuchizuko:20240312151155j:image

 

さて、ここからは楽しい商店街タイムです。
尾張瀬戸駅近くにはせと末広町商店街と銀座通り商店街と中央通商店街があります。
地図子は目当てがあり、せと末広町商店街に直行します。

 

せと末広町商店街にいました!!

 

その他にもヒトツチさんと瀬戸くらし研究所さんにお邪魔したのですが・・・
瀬戸の商店街の方はフレンドリーでおしゃべりが楽しいです!
同年代の方も多く、瀬戸の話や他の川の話で盛り上がりました。

 

川歩きには珍しく、素敵なレストランでランチ!

 

瀬戸川についても伺ったのですが、昔は白い川底に黒い土が流れてくるのが瀬戸の繁栄だと言われていたそうです。
今では水質検査なども進んでいますが、いまだに大雨のときに粘土を流して怒られる人がいるそう・・・!
瀬戸焼と瀬戸川は切っても切り離せない関係にあったんですね。

 

他にも、いちご大福がほっぺたが落ちるほど美味しかった川村屋賀栄さん。

 

さて、瀬戸市の商店街をだいぶ楽しんだので、この後も進んでいきたいと思います。
名鉄瀬戸線の瀬戸尾張駅に着く頃には日が傾いてきた・・・?大丈夫でしょうか。

 

f:id:chizuchizuko:20240312151143j:image
f:id:chizuchizuko:20240312151131j:image

 

 

 

ゴールを目指して夕日と闘う

 

日が暮れないうちに、瀬戸川のゴールを目指したいところです。
尾張瀬戸駅を過ぎても道のど真ん中を瀬戸川が流れています。
階段を降りて歩けるところがあったので、より川に近づいてみました。

 

f:id:chizuchizuko:20240312151149j:image

 

瀬戸焼の名残のようなものをちらほら見かけます。
川沿いにはタイルの作品が飾られていたり、個人宅に面白い壺があったり・・・

 

f:id:chizuchizuko:20240312151202j:imagef:id:chizuchizuko:20240312151157j:image

 

その後も川の隣の芝生の上を歩いていきました。
自然を感じることができるルートが整えられていて、歩くのが楽しいです。

 

f:id:chizuchizuko:20240312151140j:imagef:id:chizuchizuko:20240312151409j:image

f:id:chizuchizuko:20240312151124j:image

 

この辺りにはあまり高い建物はないのですが・・・
唯一瀬戸デジタルタワーが川の至るところから目に入ります。
名古屋地区の地上デジタル放送の集約電波塔だそうです。

 

f:id:chizuchizuko:20240312151401j:image

 

そして日が暮れるギリギリのところで、赤津川との合流地点(D地点)に到着です。
といっても残念ながら矢田川が生まれるデルタの部分は見えませんでした。
ここから先は矢田川として流れていきます。

 

f:id:chizuchizuko:20240312151404j:image

 

 

 

今回の瀬戸川を歩く、はここまでになります。
川歩きにしては珍しく、瀬戸市の観光がたくさんできた回になりました。
有名な街に川が流れていると、話のネタになって楽しいですね。
瀬戸川自体も瀬戸焼の土っぽさを感じるような川になりました。
今回やっと矢田川に辿り着いたので、今後の川歩きはもちろん・・・乞うご期待!

 

みなさんも瀬戸焼を眺めながら、瀬戸川を歩いてみては?♡♡

 

 

 

ーーーーーーー

*お知らせ*

 

「写真と文」さんへの寄稿記事が公開されました!

 

hiyokomagazine.hatenablog.com

 

「写真と文」さんでは以前ヒヤパさん(@id:hiyapa)の寄稿記事に登場しています:

その1:暗渠行脚/ankyo angya - 写真と文

その2:いとしの狂気ぶた/lovely happy crazy sleepy kyokibuta - 写真と文

 

そのご縁もあって、今回地図子も書いてみることに!
地図子ブログでは川歩きをしていますが、その背景は語ったことがありませんでした。
今回の寄稿記事では、なぜ地図子が一日20kmも歩くのか?を解説しています。
地図子としてもこうやって振り返る機会をいただけて、ありがたいです。
珍しくエッセイ調ですが、コメント・シェア・感想などお待ちしています!