ティンダロスの猟犬と夢殿
久しぶりすぎて、過去記事を全部読み返して文体を再確認するところからという体たらく。
今日は、リハビリを兼ねて、数多いクトゥルフ神話の神格の中でも個人的に一番好きなティンダロスの猟犬について書こうと思う。好きなものだったら少しは書きやすいはず。
この神話生物の魅力は、やっぱり「一度ターゲットにした獲物をどこまでも(時空さえも超えて)追いかけてくる」という点と「90度以下の角度からしか現れられない」という点だよね。 実はこの変な設定のせいで、彼の狩りの成功率はあまり高くない印象があるけど。どうしたら、こんな設定を思いつくのかなぁ。
前からずっと気になってるんだけど、「90度以下の角度からしか」という事は、91度以上の鈍角しかない部屋にいたら助かるはずだよね。なんでいつも「真円の部屋に隠れなきやいけない」って話になるんだろう。 単純に鈍角なら大丈夫という話だったら、例えば12面体の中に入っていれば平気だと思うんだけど。もしそうなら、法隆寺の夢殿(六角形のあれ)の柱が実は外向きに1度傾いてたって研究成果がテレビのワイドショーで流れてくる的な導入のシナリオとか面白そう。ティンダロスの猟犬に追われて逃げ込む避難場所にも使えるし、逆にいつも追いかけてくる彼を追って飛鳥時代にタイムスリップするための伏線にもできるね。ティンダロスの猟犬はシナリオで使おうとすると導入からバレバレな事が多いから、後者はちょっと意表をついていいかも。 21世紀のPCにあった聖徳太子は、なんて言うのかなぁ。そんな変な建物を立てちゃうくらいだし、彼も探索者だったのかもね。
メデューサと青い目の土産物
トルコのお土産で青い目玉のアクセサリーがある。
ハンセン病療養所の未来は無人島?
NHK Eテレでハンセン病療養所(と言う名の隔離施設)についての番組をやっていた。
番組の内容については、知らない事ばかりで多いに勉強になったんだけども、中でも一番驚いたのは、入所者が全員亡くなったら療養所のある島自体が無人島になる可能性があるということ。
ちゃんと考えてみたら、隔離施設で施設関係者しか住んでいないのだから当然なんだけど、死後も郷里に戻れず、島の納骨堂に納められたお骨の管理の行く末を心配する入所者の方の寂しげな目には胸を打たれたなぁ。
現実の病気をセッションの題材にするのはちょっと難しいけど、高齢化であれ、モンスターの脅威であれ、滅びゆく集落に住む村人を登場させるたびに、あのお爺さんを思い出すだろうなぁ。
ビッグブラザーが必ず見てるゾ!
東京ではよく見る防犯標語「誰か必ず見てるゾ」だけど、僕がよく聞いているポッドキャストで面白い言及があったので、メモ。
いや、ヤバイんですよ。だからうち、新宿区ですけど、戸塚警察だけじゃなくて他のところもやってると思いますけど、ステッカーでね、何か変な歌舞伎の目みたいなの書いてあるステッカーが町中に貼ってあって。『誰か見てるぞ!』って書いてある。それね、『Big brother is watching you』でしょ?
ねえ、何で俺そんな悪夢みたいな世界に生きてるの?って思いますよ。
ここでいう、Big brotherとは、1984年というディトピア小説のキャラクター(?)なんだけど、TRPG好きな人にはParanoiaのコンピュータ様みたいなものと言う方が通りがいいかも。
どう活用するかはまだちょっと思いつかないけど、確かにそういう考え方もあるなぁ、と感心したので。
実はこのステッカーにはすべて隠しカメラが仕込まれていて、PLの行動は全部黒幕にお見通し、とかは小ネタにはいいけど、ちょっと話しが広がらないかなぁ。