ワールド ディスピアー 3
入隊してから約三ヶ月の寒い冬。
ワールド ディスピアー 2話
ワールド ディスピアー 1話
昔々美しい世界がまだ消える前
人間と悪魔と天海者(天海に住む人間ではない種のこと)は助けあいながら生きていました
ところがある日をさかいに世界が壊れてしまいました
死の神様が世界を壊してしまったのです
死の神様はまず神様たちが住む天海を壊しました
そこに住んでいた神様たちはこのことを世界に教えるために人間たちの所へ天海の住人をつれ、逃げてきました
人間たちは驚きました 「そんなに慌ててどうしたのです」と人間は聞きます
それに答えようと天海の長 太陽の神が人間に語ります
「死の神が天海を壊してしまった このままではここもじき壊されてしまう」
「だから私たち神の力をあわせて新しい世界をつくり、世界の住民たちをそこに移そう そうすればみんな助かるはずだ」
人間は神様の言っていることが信じられませんでした
なぜならそのような前兆すら起こっていなかったからです
それでも神様の言うことを信じ、神様が作った世界に移り住んだ人間は助かりました
そのあと太陽の神は魔界に訪れ悪魔たちも新しい世界へと移らせました
ですが…神様の言うことを聞かなかった人間はどうなったのでしょう
「みーつけた!まったく…みーんな私に仕事おしつけて勝手にどっか行っちゃってさー……あぁーごめんねっ!こっちの事情」
「え?私?……うーん……ごめんねーそれは教えられないんだー」
「一人で寂しかったよね…でも大丈夫っもうみんなと一緒になれるからね」
「そうだ!どうせなら私の話きいてよ、ね?いいでしょう?」
「みずしらずの私の話なんて聞けない?……そんな悲しいこと言わないでよ~」
「まぁまぁ……ただのよくある勇者様の話さ……おっ、きいてくれる感じ?」
「…その勇者はさ話にある勇者とかによくある特別な能力があるわけでもなくてーましてや権力があるわけでもなくてさー約束された地位も、100万人もの人からあつい信頼があったわけでもない、ただの人間、なのに悪に打ち勝って世界消滅を逃れることが出来た……まぁこの話はそんな勇者と世界消滅のお話だよ」
「じゃあ……始まり始まり…………」
足まである長い二つ結びの銀髪を風に揺らしながら両目を包帯で巻いた少女は静かに呟いた
世界消滅まで残り73日
空は青くて 空気は澄んでいる 太陽が手にとどくような距離。
俺は確か はじめて天界を訪れたとき その太陽に手を伸ばした。
「っだっあーーーー!あっちいーー!溶けるー!」
現在 天界時刻 午後1時20分 初夏
「……バーナー……これくらい我慢しないと、また怒られちゃうよ」
「だってよ~……暑いもんは暑いだろー……」
暑い。 その一言しか思い浮かばない。何故 初夏のはずなのにこんなにもあついものか。 俺は熱気がこもりにこっもた部屋に親友と二人、先輩たちの帰りを待っている。
俺は、バーナー・ジュリアス 16歳の人間で只今は天海で暗部と言われる隊に所属している。
隣で黙々と作業をしている女は、夜月 零 俺と同い年で小さい頃からいつも一緒の親友。
先輩たちは冷却魔具、まぁエアコンだ。それが古くて使いものにならなくなったので、新しい魔具を買いにいってくれている。
この世界は機械などのではなく一般的に魔術が普及している。
人間は太古から悪魔、天海者と交流してきているためか照明なども魔術をつかわれていることが多い。
さらに魔術とは似ているが異なるのが「能力」というもの。
魔術は自分の意思で学び習得するものだが、能力は生まれつきやいきなり発動できるようになったり、親からの伝承などが多い。
俺たちは魔術を使う者を「魔術師」と呼び、能力を使う者を「能力者」と呼ぶ。
ちなみに俺は残念だがどちらでもない、ほんとにただの人間である。
「……なあ零~…冷蔵庫にアイス入ってなかったっけ~……」
「この前隊長が2本食べてたよ」
「……俺の生命残量が減っていく~……」
「そんなくだらないことで死なないから、あと私に仕事ちゃっかりさせてくれちゃってるけどさ何様のつもり?」
「(おぉ……怖い怖い……)」
俺は零からの冷たい視線を無視して冷蔵庫にむかい本当にアイスがないことを確認して肩を落とす。
隊長は俺のアイスを全部たいらげてしまったようだ……。
俺は零の隣に戻ると怒られる前に零の仕事を手伝うことにした。
簡単そうな書類の1束を手にとる。
「………損害賠償……請求書……アモル=テラス様……って隊長のかよ………あ、でもちょっとだけ~………1700万リル!?」
天海では1リル=1円ということだから1700万円ということだ。
「いったいなに壊したらこんな大金になるんだよ隊長………」
隊長。暗部の隊長と言えば誰でもあいつか、とわかる程の有名人。
そもそも暗部というのは勝手についた名前であって正式には戦闘特化部隊と言う。
隊長はその中のエリート中のエリートで正直言うと俺と零は隊長に憧れて入隊したと言っても過言ではない。
雷の舞い。紅のアゲハ。常闇の剣士。と様々な名がある。
また隊長は天流という隊長だけが使う刀の剣術ものがあるらしいがみしてもらったことはない。
天をかける雷のように、速く、美しく、そして相手を恐れさせる剣術だと、隊長は前に言っていたっけな。
そんなことを考えていると、古時計が午後2時を告げる鐘を響き渡らせた。
「よしっ…!零2時だ!」
「まったく人に仕事をさせておいて…」
俺は足についている少しおおきめのポケットから金属の棒を数本取り出し、それの接続部分を慣れた手つきでくっつけていく。
零もイライラしてるけど、内心少し楽しみにきまってる。
俺は最後の金属の棒の先を地面に二回叩きつけた。
・。・あとがき゚・。・
はい。
第一話 ワールド ディスピアー
よんでいただきありがとうございます。
今回は主人公とヒロインがでてきました。
主人公はバーナーです
炎がでるバーナーじゃないです
かんがえてたらバーナーになっちゃったんです。
ヒロインの読み方わかりますかね?
夜月 零(よづき れい) です
ヒロインは可愛い系だと思いました?
クール系です⊂*1⊃
そのうち 多分 絵がでてきます。
自分でかくとおもいますが…多分ね。
では
次回も更新したときはお願いします
*1:・x・
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忘れたころに はい cierです
こんにちは
ひさしぶりのブログ更新です
只今夏休みにいく予定のディズニーを考えております
私 ちびっていいなら絶叫マシンのれます
大丈夫ですよ