おかしいね。モジ。

おかしいねー。モジ。ほんとにおまえの理屈はおかしいねー。

私(彼女は「私たち」とは決して言わない)にとって、先住民であることの文化的な徴は最初から失われていた。ありとあらゆるキッチュな西欧の文化が氾濫する環境で私は「ポップに」育った。それは慶賀すべきことだったか、いいえ。

「無徴と民族性」地を這う難破船

「慶賀すべきことだったか」──問いがそもそもおかしい。先住民であることの文化的な徴が最初から失われている状況、それをもたらしたところの不正と暴力に対しては、「慶賀」もなにも、真っ向から批判されるべきです。

「徴なき民族のために」モジ君の日記


「問いがそもそもおかしい」って、おまえがそもそもおかしいねー。


ディーコンが「いいえ」とごく軽く否定して流しているレトリックを、さも大げさにあげつらって、嫌なやつだな。しかもお前の書き方、「先住民であることの文化的な徴が最初から失われている状況、それをもたらしたところの不正と暴力に対しては、…真っ向から批判されるべきです」って、これじゃあ、ディーコンがまったく「不正と暴力」を批判していないみたいではないか。はっは!よくやるねー。(もちろん「慶賀すべきだったか」には、イロニーのニュアンスがあるが、そういう高級なことは、モジには言いません。そのあたりみなさんよろしく)


で、モジ、お前がその批判をするのか、というとそうじゃないんだな。(ほんと、クソややこしいやつだな)


【ひとくち文法メモ】:「批判されるべき」――たまに見受けられますが、受身の助動詞「れる・られる」に、当為の助動詞「べきだ」をつなげる用法は、実際は文法的にふさわしくありません。「れる・られる」は、当為(当然・義務)の主語を不明確にするからです。

(例文)「腐るのが分かっていたら、このケーキさんは、もっとはやく食べられるべきだったな」「ほんと結構高かったのに、ケーキさんも浮かばれないね」


まあ、文法はおれも得意ではないので、これ以上はよしておく。しかし、当為の助動詞「べき」さんをこれほど「無責任の助動詞」にしてしまう、おまえのやり口には、悪い意味で大いに敬服してしまうな。ほら、ほら、舌の根も乾かないうちに言っちゃってるぜ。

ただし、私がその中に生まれ落ち、そこで育った。それについても、「慶賀」もなにも、単に「私に与えられた世界がそういうものであった」という事実に過ぎません。いいも悪いもない。


つまりはだな。モジ。お前の言いたいのは、こうだ。


「先住民としての文化と民族的権利を奪ったことで帝国主義者を批判するなら、誰かがするべきだ。絶対に誰かがすべきだ。しかし、おれはそんな責任を負うつもりはないぞ。ディーコンがそういう境遇に生まれたのは、偶然の事実であって、おれに責任があるはずないじゃないか!」


おう、なかなかの開き直りっぷりだな。しかも、最後のきめの言葉が、ワンパターンでまた鼻白むぜ。

そして、生まれ落ちることは、どこにどんな風に生まれ落ちることに比べても、同じように良いあるいは悪い。呪われた生など、どこにもない。僕はそう言い切ります。


「僕はそう言い切ります。」


っく〜、ジョン・サールも真っ青の、バリバリの「言語行為」だな、それは。確か、スケコマシが「結婚しよう」と言うときは、間接言語行為論的には、1次と2次の発語内行為が確認されるってやつだな。2次的に(言葉上で)は「結婚する気だぜ」って意味で、1次的に(実際の行為として)は「誰が結婚するか」って真逆のことを伝えてしまうんだよな。ちょうど、そんな感じだな、お前のも。「言い切ると言っていますが、ここには言い切るだけの内容はまったくございません。」ってな。


いやいや、ほんとお前が謙虚にも1次的に「言語行為」しちゃってることだけはあるよ。実際お前がさも意味ありげに問題にしている「呪われた生」とか、そんな話は元のディーコンの話には、どこにもないもんな。おれは最初おまえの文章を読んで、「驚愕!」とか思わず叫びながら、元の文章を探してみてみたよ。しかし、そんなもん、ありゃあせんずら。そらそうだわ、おまえが、勝手にでっち上げたんだもんな。しかも他人の人生をネタにして。つまり、またもやこれも「言語行為論」的な振る舞いとして、


「文化と民族的権利を奪われた先住民は、「呪われている」とは言いませんがね……」


と言外に、能弁に語っておるわけだ。その言葉のセンス、心の底から気持ち悪いな。


にしても、われながら親切心にすぎるわけだが、当然のこととして、これぐらいはご指摘なさってやるよ、モジ。お前としても「周りがあまりにバカだから、こんなたるんだことを書いて、試してやっているのさ」とか、うそぶくところだろうが、しかし、どっちにせよ、そろそろやめにしておけ。いつも相手にしている若い人間ならそれぐらいたるんでいても、済むのだろうがな。そんなことより、おまえ自身のことを考えるんだな。


最後に。前の繰り返しになるが、おまえはやっぱり日本人だよ。


http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20090408/p1
http://d.hatena.ne.jp/sk-44/20090405/1238876330

お久しぶりですな。お変わりないようで、モジ。

いやー、昔から人を貶めるのに抜かりないやつだと思っていたが、なんだ、全然変らないな。そんなんじゃ、どうもリアルで三流××××だというところがにじみ出てないか。


のっけからすまないね。ちょっと心配になってね。お前のところも××数が激減しているような勤め先だから、いつリストラされるかという自分の将来の不安があるのはわかる。で、こういうブログに没頭することで、そういった不安をその小さな頭から拭いさろうとしているという訳だ。いやいや、こういう指摘は、ちょっと同情さそうかもしれないな。良かったな。モジ。×木だって、いまなら連帯してくれるかもだよ。


さて、薦められて読んでみたが、ほとんど虚をつかれたよ。http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20090406/p1で(A)(B)(C)とか分けて、あたかもなにかを分析しているふりをしていたようだけど、ちょっとお惚けちゃんだな。誰が読んでも、おまえの頭の悪さをことさらにさらけだしているだけではないか。お母さん、お父さんがご健在なら(だよな)、心配していると思うよ。


にしても、どういうことなんだ。引用している文章の箇所は、ほぼ(A)でも(B)でも(C)でも、それぞれの文脈で「葛藤」を問題にしていて、おまえの言うように、


「(A)と(C)の葛藤が示され、間に(B)のロジックが示されています。」


などにはなっていないではないか? 


おまえが批判をしているその人間は、あきらかに「日本」というものこそが生み出している葛藤を、自分の振る舞いのなかにも、自分を抑圧する大人のなかにも、見出してしまうということをいっているではないのか? 個人の生き方も、グループとしての生き方も、それが極端になったり、不徹底になるのは、背景にある強権としての「日本」が時にはそれを強いたり、時にはそれをなし崩しにしたりするからだ、と言っているのではないか? そういう意味では、最初から最後まで、(A)も(B)も(C)も、ほぼ同じことを言っていることになろうが。それをだな、葛藤の原因が究極的には「日本」にあることを問題にしないで、むしろそのことを姑息にも避けて、あれほど間の抜けた、


「(A)と(C)の葛藤が示され、間に(B)のロジックが示されています。」


は、ないだろう。もうちょっとよく考えてみろ。な。(ゆっくりでいいよ)


にしても、やっぱり謎めいているな、おまえのその奇妙な分析の仕方は。なあ、モジ。おそらく単に頭が悪いのではないのだわな。もちろん、それは前からある程度は知っていたよ。しかし、少しでも見知った人間をそのようなねじ曲がったものとして、想定するほど十分には、われわれは鍛えられていないのだよ。おまえからすれば微笑ましい愚鈍さで、人間の誠実さというものを相手の中に想定してしまうわけだな。まったく恥ずかしいかぎりだよ。


そこでこの愚昧なおれから、おまえに質問なんだが、なんのためにそんなことを書いているのだ? やるべきことが見つからないからか。ちょっとおしえてくれないか。たとえば、毎日1時間家の周りを走るとか、帰りは家電屋で物色して時間をつぶすとかできるだろう。本は多分いまの状態では読めないからやめておいたほうがいいよ、無理をする必要はない。ほかにきっとできることがある。なんだろう、AMラジオを聴くとか、風呂掃除をするとか、そうそう。いろいろ考えて不安になることもあるだろうが、あまりくよくよせず、自分だけが悪いわけではないとか、ちゃんと自分に言ってあげるのも大事だな。そうしているうちに、きっとなにか見つかるはずだ。


ああそれと、もうひとつ大事なことを言っておくと、自信がなくて心配しているようだが、おまえはちゃんとした立派な日本人だよ。堂々とそうひとに胸を張って言ってもいいんだよ。だれもが「どこからみてもそうにしか見えないよ」って認めてくれるにちがいないからな。


じゃあ、また見に来るよ。

中東非大量破壊兵器地帯創設

カタール主催で、アラブ連盟首脳会議がずっとおこなわれていた。いちおうチェックはしているんだが、なかなかすべてを理解するのはむずかしいな。それで30日に最終宣言というのをだしたようだ。これの中で重要なのは、イスラエルの核に関する問題で「中東非大量破壊兵器地帯創設」をめざすということを盛り込んだようだ。


大量破壊兵器地帯創設へ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-04-01/2009040107_02_0.html

 中東非大量破壊兵器地帯創設では、域内で唯一、核兵器保有するイスラエルに対し、核不拡散条約(NPT)に調印し、国際原子力機関IAEA)の監視を受けるよう国際社会が圧力をかけることを求めました。


 中東和平問題では、最近のイスラエルパレスチナ自治区ガザ地区に対する攻撃を「野蛮な侵略」と非難。ガザ地区への経済封鎖を解除し、攻撃を指揮したイスラエル指導部を戦争犯罪者として国際法廷で裁くよう主張しました。


いやー、驚きますな。今回のアラブ連盟首脳会議は、サンケイを中心にしてスーダンのバシル大統領のことばかり報道されているが、イスラエル核武装解除を目指して、いちおう建設的なこともやってことは、ほぼどこも報道していない。さっと調べて出てきたのがアカハタでしたな。まいったまいった。

派遣村新刊

派遣村に関連する新刊がいくつか出ているようだ。

◆『「生きる」ために反撃するぞ!』◆
〜労働&生存で困った時のバイブル〜
雨宮処凛
出版:筑摩書房
定価:1,260円(税込)

徹底ルポ取材!労働法Q&Aからデモ情報まで!解雇されそうになったら? ピンハネされたら?フリーターも正社員も使える方法を徹底取材。一人でも入れる労働組合、たすけあいネット、生活保護ノウハウも!


◆『派遣村  国を動かした6日間』◆
年越し派遣村実行委員会 編
出版:毎日新聞社
定価:1,575円(税込)

派遣村実行委員やボランティア、そして熱い連帯者たちが、派遣村で何が行われたのかを内部から報告。人間の尊厳を奪う貧困の現実と、派遣村に萌芽した新しい社会的連帯の可能性を
浮き彫りにする。


◆『派遣村  何が問われているのか』◆
宇都宮健児
湯浅誠
出版:岩波書店
定価:1,260円(税込)

2008年12月31日から翌年1月5日まで日比谷公園で開設された「年越し派遣村」には、「生存」を脅かされている多くの人たちが集まった。全貌を明らかにし、込められた思いを伝え、その意味を社会に問いかける。

どこまで知ってますかと、いわれても。スーダン。

明らかにねじれたことになっているわけだが……。

バシル大統領の援助団体追放を非難 スーダン問題でクリントン国務長官
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090318/mds0903181019002-n1.htm

クリントン国務長官は17日、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状を出されたスーダンのバシル大統領が国際援助団体を追放したことで、ダルフール地方で援助を受けていた人々の生命が危険にさらされることになるとして、同大統領は「責任を問われることになる」と非難した。国務省内で記者団に語った。

 クリントン長官はまた、近日中にスーダン担当特使を任命し、ダルフール紛争の対応に当たらせることを明らかにした。(共同)

この記事の中の「スーダン担当特使」というのが、スコット・グレーション元空軍少将というんだが、両親がキリスト教宣教師をしたコンゴ民主共和国で育ち、スワヒリ語が堪能で、もともと大統領選で外交顧問を務めていたという。予定通りの投入ということだろうが、こういう人物は注意が必要なことはいうまでもない。

見直してもいい保険加入術

こういう記事を見たが、ほんとうにそれが一番無難なのかな、という感じがした。


見直し要らずの保険加入術http://www.asahi.com/health/seiho/TKY200903130238.html


とくに以下のような箇所。

 家族収入保険の保障額は、加入した時点が一番高く、年と共に徐々に減っていきます。先の例でいうと、35歳で加入してすぐに事故で亡くなってしまった場合に支払われる年金額は、月10万円×12カ月×30年(65−35歳)=3600万円ですが、10年後の45歳で亡くなると、月10万円×12カ月×20年(65−45歳)=2400万円になります。同じように、55歳で亡くなると1200万円です。


 つまり、必要保障額も年と共に減っていくということです。この事実をもとに、家族収入保険と同じように合理的な保険加入をするには、他にも方法があります。ひとつは、保険期間10年の定期保険に加入し、更新の都度保障額を下げていくという方法で、もうひとつは、最初から保障額が年々減っていく(逓減する)ようになった「逓減定期保険」に加入することです。A:保障額を下げずにただ更新した場合、B:徐々に下げた場合、C:逓減定期保険のそれぞれの支払い保険料総額の違いを図で示しておきました。ネット生命の定期保険を10年ごとに逓減させていくか、逓減定期保険に加入するのが、一番合理的だということが分かります。

若干自分とは設定自体が違うから、なんともいえないが、「逓減定期保険」に入るのは、メリットがすくないのではないか。「10年ごとに逓減させていく」のは、面倒だが、まあ、こちらのほうが、「加入術」というには、ふさわしいかも。まあ、状況によって変えなくてはならないだろうけどね。

この日30年ぶりの祖国 byホーチミン

べつに格別なにか意味があるわけではないが、今日だということで。


ホーチミンは1941年2月8日に30年ぶりに祖国の地を踏んだ。
http://homepage1.nifty.com/Cafe_Saigon/03b7.htm

ベトナム国内の混乱の中、ホーチミンは1941年2月8日に30年ぶりに祖国の地を踏みます。同年5月19日にベトナム独立同盟(通称ベトミン)を結成し、ベトナム国内からフランス軍と日本軍を駆逐しベトナムを独立させる運動を国内で起こします。


かっこいいねえ。