【中学受験生必見】残り100日の過ごし方!
いよいよ東京・神奈川の中学入試まで100日となりました。
残り100日をどのように過ごしたらよいのでしょうか!?
◇残り100日の家庭学習方法◇
①単元別の学習と総合的な学習の2本立ての学習
単元別の学習と総合的な学習のバランスは、子どもによっても、時期によっても、
変わってきます。
・単元別の学習とは、よくあるおなじみの問題です。
単元別の学習は継続的に学習する必要があります。
今、定着していたとしても、入試までに忘れてしまうこともあります。
また、難しい問題ばかり解いていると、易しい問題を難しく考えすぎてしまうこともあります。
・総合的な学習とは、入試問題等の実践的な学習です。
志望校が明確になっているのであれば、志望校の過去問がおすすめです。
②弱点補強について
弱点補強については、注意が必要です。弱点個所がはっきりしていて、志望校の出題率も高い場合には弱点補強をおすすめします。
例えば、算数の規則性や場合の数が得意な場合でも、志望校で出題されている規則性や場合の数の問題が解けないということがあります。このような場合は対策が必要です。
また、立体図形の切断が苦手という場合でも、志望校によってはほとんど出題されないということもあります。その場合は特にする必要はありません。
子どもの弱点というよりは、志望校の過去問に対しての弱点補強が大切です。
子どもの弱点補強ばかりしていると、成績が下がっていくことがありますので注意してください。
③志望校の過去問対策について
第一志望校 5年分 各科目1回(冬期講習前位から2回目を取り組むこともある)
第二志望校 3年分 各科目1回(冬期講習前位から2回目を取り組むこともある)
第三志望校 3年分 各科目1回
※あくまでも目安になります。家庭による志望校優先度によっては変わってきます。
【注意事項】
・算数については捨てる問題があるときもあります。その見極めがとても重要です。
・国語・理科・社会の記述採点は、志望校の模範解答があれば、それにそって採点してください。
学校によってあったり、なかったりしますので、調べる必要があります。
学校の模範解答と市販されている解答が違うというケースもあります。
・社会について、年度が古いと統計等のデータが古い場合があるので、注意が必要です。
・年度が古いと極端に難易度が上下する学校があります。この場合は古い問題はやらなくてよい可能性があります。過去問のスケジュールに工夫が必要です。
・解答用紙をコピーして取り組む。できる限り原寸大に近い大きさで取り組む。
解答用紙に計算スペースがあるか等は受験生が知っておく必要があります。
入試問題の実物があればそれをコピーして取り組むとより実践に近い形になります。
問題用紙にも、どのくらいのスペースを与えられているか確認しておく必要があります。
・時間はきっちりと計って取り組む。早く終わっても見直しの時間をつくる。
また、途中でトイレなどに行くことのないように気をつける。本番では試験途中にトイレに行った場合、そこから保健室受験になるというケースもあります。
・解答は、親が管理してください。
・直しについては、すぐ解説を見ないで15分くらい考えさてください。
それでもわからなければ、解説を読み、解き直しをしましょう。
特に記述問題はわかったつもりになるので、解答を見ないで一度しっかり書くことをおすすめいたします。
・志望校への分析、各科目の取り組み方を子どもの目線で分析する
これについては、周囲の大人の役割ですが、子ども自身が把握していないと意味がありません。大人目線ではなく子ども目線の「分析」と「各科目の取り組み方」が大切です。
(子どもの分析例)
中学入試までいよいよ100日となりました。
あせらず、ひとつずつ目標をクリアーにしていってください。
結果にこだわりすぎることなく、「後悔のない受験」がとても大切です。
結果ですべてを見失うことないように、中学受験で子どもを成長させていくくらいの心の余裕も重要です。
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