Flow
個人投資家Sの頭のなかにある「3つのフロー」について書こうと思う。
一見関係ないように思える三つのフローそれぞれを本当に体感すれば、
密接に関係した一つのフローだと思えるんじゃないかな。
・キャッシュフロー(お金の流れ)
・タイムフロー(時間の流れ)
・エモーションフロー(感情の流れ)
一つ目のキャッシュフロー、これに関してはファイナンシャルリテラシーを身に付けてきた人ならどれだけ重要か分かると思う。
投資に踏み入れてない人もなんとなく大事だってことはわかる概念。
キャッシュインとキャッシュアウト、残るフリーキャッシュフローを資産に変えていく。シンプルながら洗練された遊びだと思う。
二つ目のタイムフロー、投資家というのはタイムフローをキャッシュフロー以上に大切している人たち。そもそも投資に足を踏み入れていない人たちはこの概念を理解していないと思う。
資産が増えるには長い時間が必要になる。
会社も人も文化も時間を重ねて少しずつ成長する。
ポジションをとらないということはタイムフローに乗れないということ。
つまり機会喪失。チャンスロス。 自分自身を、お金を、タイムフローに乗せよう。
三つ目はエモーションフロー、投資家でもこれが重要だと思っていない人もいる。
逆に投資に足を踏み入れていない人でもこのフローをうまく使いこなしている人もいる。
心理学では「フロー理論」だとかスポーツでは「ゾーンに入る」と表現するフローもエモーションフローの究極な形だと思う。
エモーションフローの乱れはミスにつながる。
自分なりのエモーションフローの整え方を体得して、
極限の集中力で高い投資パフォーマンスをあげるだとか、
他人のいざこざに影響を受けない完全なる落ち着きを身に着けるとか。
使い方は無限とある。
自分自身、とりわけ投資においてこのフローを一番大切にしている。
コーヒー豆を焙煎して、挽いて、淹れて飲む時間。
そんな時間が自分を完全なる落ち着いた時間に連れていき冷静な判断を下す。
山に登る、川を歩く、走る、自転車に乗る、キャンプをする、スキーをする。
自然を相手にしたアクティビティは凝り固まった思考回路をクリアにする。
閉じこもってないで外に出よう。圧倒的な体験がそこにある。
value 価値
株式投資を始めて3年が過ぎ、
ブログはほとんど更新していませんが、
淡々と投資には取り組んでいます。
超長期投資家になりたいと考えながら過ごしていると、
行きつく根本的な部分というのはやはり「価値」です。
「価格」ではなく「価値」です。
100円玉を60円で買うことに専念しているのです。
100円玉が120円で売っていて、もしかしたら130円になるかもしれない。
いったん下がるかもしれないから125円で売っといて、115円で買いなおそう。
知っている20代の友人はそんな人たちしかいません。
業績をみて投資していると表向きには見栄を張りながら、
目先の利ザヤしか見えていません。
それが人間の性なのかなと割り切ることにしています。
投資が必要なのは感じているけど、考えることは放棄している。
長期のゲームをプレーすることができない。
経営者も投資家も生まれない。
そんな田舎町に愛想つかしたので、
ちょっと京都に移住してみることにしました。2020~
完全なる投資家の頭の中
Charlie Munger: The Complete Investor
このブログのタイトルのもとにもなっている最高峰の本の紹介です。
チャーリー・マンガー「完全なる投資家の頭の中」とベンジャミン・グレアムの「賢明なる投資家」は常にベッド脇に置いてある愛読書です。
「実は私が一番尊敬している投資家はチャーリー・マンガーなんです。」と言いながら、なかなかブログの更新もせず一年も経ってしまいました。
定期的に更新することはないかもしれませんが、気が向いたらこうやって自分の投資哲学の原点となった考えをまとめていこうと思います。
ブログの更新はしていませんが、投資に関しては着実に取り組んでいます。記事で紹介している〈3679〉じげん のストップ高を機に次のステップに入れたことや、〈3150〉グリムスの買い増しに取り組んでいるところです。
個別銘柄に関してはまた別の記事で書いていこうと思います。
この記事も少しずつ編集しながらを書き上げますので良かったら付き合ってください。
ざっくりいくと、
・グレアム式バリュー投資システムの基本概念
・グレアム式バリュー投資システムの上に加えるオリジナリティ-の変数
・チャーリー・マンガーの説く多重メンタルモデルについて
以上を紹介できるように編集重ねていきます。
下書き保存するよりも公開しながらのほうが書き上げることができそうなので。
生涯投資家
村上世彰氏の「生涯投資家」読み終わりました。
「コ ーポレ ート ・ガバナンスの浸透と徹底 」、それによる日本経済の継続的な発展を常に目指してきた本物の投資家の生涯を垣間見ることができました。
今までぼんやりとしていたコーポレート・ガバナンスについて、投資家の役割についてここまで真っ直ぐと書かれた本を読むのは初めてでした。東証1部の超有名企業日産でさえあのような問題があり、日本の株式市場もまだまだ発展途上であることが良くわかります。
資金力の弱い個人投資家が村上ファンドと同じような手法をとることはできませんが、企業に対する考え方、企業のもつ価値と市場でつけられている価格のギャップを見つけ出し、その裁定プロセスに主体的に参加するという姿勢は共通のものがあります。
今月はレオスの上場もありますね。もちろん申し込ませていただきました。
目先の株価や景気がどうであろうと、国民や企業が留保する多額の現金にアプローチし、成長のために資金を投下してもらうよう働きかける。それが現在投資家として活動している人たちの役目でもあると思います。
頭のかたい年寄りのタンス預金を動かそうとするよりも、この先数億円の勤労所得を得るであろう僕と同じ20代の若者に投資家になってもらうことが、日本を、僕らの暮らしをよりおもしろく、より豊かにするルートになると思います。
自分の周りだけでも「個人投資家集団」に仕立てあげる。今考えてる野望です。
生涯投資家、自分もそういう人生を送りたいと思います。
age23➝24
24歳になりました。
この1年間は積み上げた利益をすべて吹き飛ばした順風満帆とは言えない23歳でした。
一方でそうした高い授業料を払った結果として、自分の投資哲学が少しずつ確立されてきたことも実感しました。
改めまして、
今後個人投資家Sは中長期投資家として、割安成長株投資を実践していきます。
保有期間は3年〜永久保持を前提として企業分析を邁進いたします。
また以前の記事ではS–5ポートフォリオの構築を目指しましたが、今回の一連の波乱相場を経験し自分の資金力での5銘柄の管理は、取得単価の調整や兼業投資家であることを考慮すると持続不可能であると判断しました。
よって今後はS–3ポートフォリオの構築を目指す方針へと軌道修正いたします。
今現在は現物としては「じげん」のみを保有しています。それと積立NISAで投資信託を少し買い付けています。
最近更新が滞りがちでしたが、24歳投資家として飛躍の年となるよう、投資哲学を築き上げ、このブログ「個人投資家Sの頭のなか 」を更新していきたいと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
ミニマリスト
少し株式投資から脱線した記事も書いてみようかと思いました。
投資とミニマムってとっても相性良いんです。
投資家は銀行預金をもたない人達という見方もできるでしょう。
不思議なことに、結果的には資産も銀行預金もたくさん増えている可能性を秘めていますが。
例えば服装に関することだと、ズボンはジーパンしか持たず、それも上の写真にあるリゾルトというジャパンメイドの同じジーパン3本で365日過ごしています。
どの服を着ようか、どの服を買おうかなんて時間はなく、その時間すらもどの銘柄を買おうかなんて考える時間に使うことができます。
無駄に服を買うことがないからその資金を株式の買い付けに使えますし、色落ちや耐久性も考えると2年に1本リゾルトを追加しますが、それだけの資金ならちょっとしたポジション調整のキャピタルゲインで補えてしまいます。
ちなみにこのジーパン23760円しますが、個人投資家Sのファンダメンタルズ分析からすると割安です。
株式だけでなく、身の回りのあらゆるものに本質的価値という概念が存在するという視点がとても好きです。
そんな話をすると多くの投資には縁のない人達からは、価値観は人それぞれだと反論されるんですけどね。
それを乗り越えたもっと根本的な価値というものがあるんだという考えを共有できる人に会うと大いに盛り上がる個人投資家Sでした。