Manga_tokano_nikki

主に漫画の新刊感想か新作のレビューを書いています。ネタバレを含むかもしれない

君と宇宙を歩くために 2巻 感想

前回高めの評価した続刊なので期待していた

君と宇宙を歩くために 1巻 感想・レビュー - Manga_tokano_nikki

 

・内容

天文部で空を見る

小林の赤点回避の勉強

 

 

以下ネタバレあり感想

 

 

 

 

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・宇宙に対する恐怖

天文部として皆で宇宙を見るくだりで小林が「星の光と地球の表面まで間に何もない」って表現して恐怖する気持ち凄い分かるな

自分も宇宙って苦手なんだよね、デカすぎて

自分も寝転がって空見ると、その先は宇宙が果てしなく広がっているから今いる地球って存在が凄く小さく感じて怖くなる

結局自分より強大な力や存在なんで怯えてしまうのよね

 

こういう不安って自信の無さからくるのかなーって思ってる

結局自分は自分って自信を持っていないから、宇宙という広大な存在と自分を対比して無力感を味わうのかなーと

自分が自分だ!という自信があると他者との相対評価ってあまりしないと思うんだけど、自身が無いと自分の存在価値を常に相対評価するのよね

そして比較対象って何でもよくて、だ宇宙を自分と比較なんかして不安になるんだろう

って思うんだよ

自分に自信ない弱い人間なんだよな小林

 

あと宇宙雑学シリーズで良く分からなかったのが、

「揺れて光るのが恒星、揺れないのが惑星」って話

いや恒星は動かないから揺れないのに対して、惑星は動いているから揺れるんじゃないのかって思った

で、調べたら

”そもそも自分で光らない惑星は太陽の光が届く範囲でしか反射しない、遠い星は見えない”

から、実は太陽系の近くにあるというオチだった

見えてる惑星は地球から近いってそういう意味ね

一つ賢くなった

とはいえ夜空を見上げることは苦手なので確認しないけどね

これ以上は考えないものとする

 

・赤点回避編

マジで勉強できない人の努力をリアル(っぽく?)書く作品って稀有だな

ざっくり勉強して多少点数改善じゃなくて、勉強の捉え方にやり方等を細かく書いてて面白かった

そうなんだよ、関心ないものって靄掛かってしまうんだよな

興味ないから頭が理解を拒否するんだよね

ここ自分も中学校の時は赤点戦士だからめっちゃ共感した↓

 

 

山田さんの勉強の本質を問う話好き

あてずっぽうの20点より理解した10点が大切って、ドンドン蔑ろにしてしまうよな

自分も時々業務でAIを使って20点出しちゃう

使うと頭死んだなって思うもん

それを真正面から受け止めて改善しようとする小林偉すぎ

情報が飽和する現代においてこれ意識していかないと能力下がっていくよな

気を付けたいと思うのであった

 

そして勉強の結果が結局赤点なの現実的で良い

でもここで言いたいのは大事なのは結果じゃなくて過程だよってことよね

良い作品だなと思います

 

あとふと思ったこと

宇野が障碍者っぽいけど病名出さないのって、読者が病人って先入観を持たないためなのかな

変わった人もいます、という風に「特徴としてとらえてほしい」ってメッセージなのかなぁ

疲れやすいとか光に過敏とかも自閉症の症状の一つっぽいけど…

宇野が何の病気かと答えが提示されることはないのだろうね

 

~~~~

この巻も★4かな

 

終わり

 

君のためのカーテンコール 1巻 感想・レビュー



 

表紙買いした


情報:

・連載場所:comic HOWL(月一更新)

君のためのカーテンコール - 恵茂田喜々(漫画) / さとうしほ(原案)|一迅プラス

・連載開始:2023年1月
・出版社:一迅社

 

・内容

人と喋るのが苦手な”阿久津 桜”は、自分の世界に浸って小説を書いて過ごしていた

ところがある日、転校してきた目立ちたがり屋で変わり者の”柊 つばめ”とノートを取り違えることで小説を読まれる

内容に感銘を受けた柊は、桜の小説を基に演劇をやろうと提案する…

 

・評価

★★★★☆4

 

帯とか演劇モノっぽく書いてるけど、演劇がメインじゃなくてキャラの話モノだった

だがそれがよい

ガールミーツガールであり、自己実現を目指す青春成長譚

どっちも大好きな要素なので刺さりました

この作品は非常にポテンシャルを感じるのです

 

あと百合の可能性もあると思わせる距離感が…たまらん!

マジで百合展開がこの後あるなら迷うことなき★5です

 

ちなみにネットで全話無料で読めるんで気になった人はおすすめです

 

以下ネタバレあり感想

 

 

 

 

 

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・柊つばめ

変わり者のくせに時々自信を喪失する人間臭さを見せるけど、現状よくわからないよね

情報不足

本物に拘る理由は"親に言われたから"というのは分かるが、それが理由で囚われるには背景足りなすぎる

本物=全力で生きるという思考を理解できない

そして全力で生きることは目立つことなのか?演劇をやる目的も不明

そもそも何で転校してきたのか?前の学校で何かやらかしているのかな

とまあ人となりを形成するバックボーンも不明なら、日ごろも演技して過ごしているから何を思っているのかよくわからないキャラだよなあと思う

思考の過程が読めない

ま、ここから掘り下げなんでしょうけど

 

そんな中でも桜の小説を面白いといい手を引く

”君のこえになろう”なんて聞こえの良い事言ってさ、自分の都合のために利用している

無自覚なんだろうね

誰かの願いに堪えているという大儀から自己犠牲を行える

自らに浴びせられる視線に耐えらえるのだ

意外と桜に依存しているよな…

 

その癖迷惑かけたくないなんて優しい心を持ってるもんだから、本音は隠しちゃうんだ

本質的には良い子なんだろうね

 

・阿久津 桜

ぜんぶ壊して地獄で愛しての吉沢みたいなキャラだ

似たキャラ連続したな…

自己表現がうまくないけど、柊の助けを借りると自己表現できる

だからなつくし、依存する

 

ま、柊が苦しんでたら察して何とかしてあげようと動くところが良いとこと

誰かのために自分を使う柊

自分のために他人を使う桜

お互いがお互いを思いやることで良い関係になっている

柊と桜の2人はうまくハマってる

美しき友情カナ…

 

本音としては相手なしには生きられない!ってなって恋愛してほしいけどね

百合になってくれ

 

~~~~

次も楽しみです

 

終わり

 

マリッジトキシン 9巻 感想

 

 

前巻は不満だったが…

マリッジトキシン 8巻 感想 - Manga_tokano_nikki

 

・内容

氷見の話の終わり

銃使いとパーティーの話の幕開け

 

 

以下ネタバレあり感想

 

 

 

 

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・ギャグマンガと化してる

氷見編、鳴子が変に暴れまくってギャグを地で行き始めたな

真剣な絵面なのにやってることがおかしい

ゴールデンカムイがギャグに転向した時のような雰囲気を纏ってきたな…

 

というか鳴子なんなのだ

いきなりドラム缶風呂に入ったと思ったら、スピーカー取り出して振り回して最後に鐘を都合よく鳴らす

もう音要素が申し訳程度で、トンチキムーヴをするだけのギャグキャラになってますやん

まあ”ド○○"ってドリトライのノリを受け継ぎし者になっているし、どうやってもギャグになってしまうか…

 

霊使いも大概だよ

いきなり肉体が凄くなるのも適当すぎる

そして霊使いも逆転の方法が”霊が下呂に絆された"って勢い100%すぎる

本当にノリだけで戦闘が行われている…

シリアスみたいな雰囲気が遥か彼方へすっ飛んでったな

 

まあ戦いの後のバンド見に行くところは笑った

ZOKUMOTUとか言って拝金主義の歌詞が酷過ぎて笑顔になった

本当に何だこの音楽

まあギャグ化は別にいいんだけどさ…

氷見も結局連絡先を交換して終わりか

進まねえなあ

 

 

・銃使い

珍しくヒロイン不在で話がスタートしたな

と思ったら銃使いがセクシー系女性ときたか…

他にヒロイン不在だから、敵と仲良くなる新パターンの可能性あるな(潮は微妙なためノーカンとする)

 

しかし銃使い達は接敵する前に、いきなり内紛しているのなんなん

よくわかんない男が奮戦して倒された…

いる?このくだり

あまりにも主人公に影響がなさ過ぎて話の大筋が遅延するだけの一幕

 

そして銃使いは五大名家ですらなさそうだ

また話が進まねえ、というか何がしたいんだ?

作者ももうジョジョみたいな気分で書いているの?

なんか敵と出会って戦えばOKみたいなノリになっているのかな…

 

うーーーーん

もしかして単行本の幕間で時折過去に出会ったヒロインと遊んでいるカットが入っているけど、あれで親交を深めている扱いにされている?

だから本編で他ヒロインを再登場させてイチャイチャさせないのか?

つら

この作品、以下2点を評価してたんだよなぁ

・婚活を通じた下呂の家族への反抗及び自身の成長

・魅力ある婚活相手との親交

今2点とも欠落しているから読んでて辛いです

 

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正直★1だけどバンドで笑ったので★2です

この調子だと次の巻はスルーするかもな…

 

終わり

 

 

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