迷路
私が私でいることを忘れないのは尊敬している人や見守ってくれた人が沢山いるから。今まで見てきたものが私の前でお手本になって歩いていてくれてる。その中で見つけた何事にも通じる芯を知っているからあなたは大丈夫。
途中で輝いてる人を見たら、劣等感を感じて逃げたくなったりその人を真似したくなるけど、それはほんの一瞬のことだから。
他人の物差しで測った頑張りは自分を追い詰める。誰かが頑張っていることを思い出して進むことも不安定なこと。
成長を毎日感じられることなんてないからこそ毎日進むしかない。
比べることは時に活力になったり落ち込むきっかけになるけれど、比べるというのは前だけを見るのではなくて右も左も上も下も前も後ろも見ること、そうして「自分のペースで」という甘い言葉だけに溺れず自分を客観的に見て良かったことや課題を見つけることが私の心の健康を保ってくれる。
こうやってポジティブにずっと考えることが可能でないことは分かっているから、もしもネガティブになったら一度全部投げ出してお風呂に浸かってたっぷり寝て日の光を浴びて明日以降のことなんて考えずに目の前のことだけ見てみようね。
私が私でいることを忘れずに。
健やかに。
220930
意図せず遠回りして到着。
道中で見た星が綺麗で綺麗でしょうがなかった。
日々の寂しさもやるせなさも元気がないことも全部どうでも良くなって釘付けになるそれは、ただただ幸せな時間だった。
綺麗な景色を見ながら目に入るものに対する感情をそのまま口に出す。
幸せだ幸せだと言う私に連れてきた甲斐があると言ってくれる。
ここに来てこんな体験ができるなんて思ってなかった。
あの星空以上に綺麗な星空なんて数えきれないほどあるだろう。
それがなんだ。
私があの景色が、あの時の感情が、私の不純物を取り除いてくれた。
これが私にとって最近で一番綺麗で幸せな時間だった。
もちろん、それは私以外の他人にとって知らない出来事だろう。
それがなんだ。
それで良い。
あの瞬間確かに私は幸せで幸せでしょうがなかった。
終わると分かっている日々を生きていた途中のこの日を忘れるまで忘れないでおこう。
仮に忘れても、今の私が忘れていないことをここに書き留めておく。
ありがとう。
さようなら
ひょんなことから君を好きになっていた。
君と向き合っていた時に思わず好きだと言ってしまいそうになった。そこからずっと毎日君が頭からいなくならない。
メッセージを続けていたあの時に、いきなり夜に呼び出されて5時まで一緒にいたあの時に、電話したら出てくれたあの時に、君に対して期待していたあの胸の高鳴りはもうなくなってしまった。
何が悪かったのか、どこで選択を間違えたのかなんて後悔しているのに、今ですら君との関係を期待している。
今日は何かあるんじゃないかと期待して、君と上手くいっていた時に聞いていた音楽をおまじないのように聞いている。
君が私のことを好きなんじゃないかと期待してしまった時の映像を思い出しても、すぐに現実を突きつけられて思い知る。
油断したら君に言われたことを思い出してまた期待して苦しんでしまうから気付かないフリをしてそっと消してしまおう。
君が一人でいる時、頭の片隅で私を少しでも考えていた時があったのなら悔しくて悲しいけど良かった。それを確かめることは出来ないけれど、そこに一抹の希望を抱いてこの思い出が上書きされてしまうことを願う。