正直、響かなかった。作品の弱さなのか、こちらの感度なのか、単に合わなかったのか、知らないけれど。結局2008年が一番印象的。
www.yokohamatriennale.jp
シティーハンター
Netflixにて。オープニング、目を奪われてしまった。
しかしながら最後まで観てみると、褒められないなと引っかかる部分はあり、アジト的なもののチープさとか化学的にちょっと・・・はまあいいとして、香の人物造形だけは受け入れられなかった。観客と冴羽獠とが「やめろ」と思わず叫んでしまうようなことを香がしてしまい、そして冴羽獠がそれを解決する。こうやって話が進んでいくわけだが、これは古過ぎる。
1980年代の男性像は2024年でも通用するとしても、1980年代の女性像、つまり香のことだが、これは2024年では古臭すぎて引っかかってしまった。女性をドジっ子で描くのであれば、なされてきた批判に応答できていないと観ていられないのだな、と。
www.netflix.com
大吉原展
藝大美術館にて大吉原展。GW中とはいえ、平日にすごい人出だった。失敗した。。。
福田美蘭に引っかかって観に行った。ヨコハマトリエンナーレ遠いしなと思って。
正直、人が多過ぎて、展示に集中できなかったというのが正直なところなのだけど、
daiyoshiwara2024.jp
Solarium
アピチャッポン・ウィーラセタクン「Solarium」、SCAI THE BATHHOUSEにて。
まあ、観ただけですね。あまりアピチャッポンがはまった記憶がない。
www.scaithebathhouse.com
メタモルフォーゼの縁側
漫画の方は面白かった記憶はあるのだけど、絵柄を検索してみるまで忘れるくらいだったけども、Amazon Prime Videoで。
まあ、何と言っても芦田愛菜と宮本信子が素晴らしい。(もしかすると偏見によるものだが、)芦田愛菜があか抜けない風体と表情をまとい、いかにもな振る舞いを見せるし、宮本信子も気のいい後期高齢者そのものを見せてくれる。
素直にうらやましいと思える物語を後味良く観た。
画面奥に向かうのが未来へポジティブ、画面手前に来るのが過去方向でネガティブと描かれていたと観ていたのだけど、サイン会の日、英莉ちゃんの見送りに紡とうららでトンネルの歩道を行くときだけ、手前にに走ってくるのをポジティブに描いていて、ちょっと混乱した。まだ解釈できていない。
9 Häuser
大室佑介の9 Häuser。plateaubooksにて。
私立大室美術館を何度か訪れているためか、googleか何かにrecommendされて訪問。
(文化的な)書店の棚の一部にずらっとと、書棚にぽつぽつと、グレーのボール紙で作られた彼の設計したHausの模型が置かれていた。
建築系の展示に行くと見ることのできる建築模型、結構好きなのだけど、今回の1mm厚程度のボール紙で作られた均整の取れた模型も独自の味があり、結構面白く観たし、3Dプリンタ等でこういう模型をつくるのも面白そうだなとアイデアをもらった気持ち。3D CADで描けるようになる必要があるが。。。
とは言え、15分から20分程度で店を離れてしまったけれど。
www.instagram.com
未来のかけら: 科学とデザインの実験室
21_21 DESIGN SIGHTで。
nomena+郡司芽久の骨格模型が素晴らしかった。ほしい。駒場の生産技術研究所の展示は2回行っているので、初見は少なかったけど、
www.2121designsight.jp
第17回 shiseido art egg 第2期展 野村 在 展
資生堂ギャラリーにて。事前に期待していたほどのインパクトは、私には残らなかった。下のインタビューは面白かった。
gallery.shiseido.com
hanatsubaki.shiseido.com
リズと青い鳥
山田尚子監督、リズと青い鳥。Netflixにて。
彼女たちのまなざしにて、北村匡平がこれまた魅力的に演出を取り上げていたので、気になってみた。冒頭5分ほどのシークエンスは素晴らしかった。ここだけで心動かされ、アニメーションという技法を自分が過小評価していたことを思い知らされた。(なぜならば、おそらくこれは実写では撮影できないから)
www.nicovideo.jp
まあでも観てよかった。正直言ってアニメーションには明るくなく、時間があってアニメーションと実写映画があれば間違いなく実写を選ぶ質なので、彼女たちのまなざしには感謝したい。