二つ目

久しぶりにしっかりとした雨が降っている。そしてここ二週間で特に寒い。

 

最近タイピングの練習を始めた。遥か昔中学生の頃(なんと十年前である)ネトゲに漬かっていたころにキーボードを覚え、ほぼ不自由しなくなっていたのだがそろそろもう一段階速く打てるようになりたいと感じたからだ。

 

労働力として見込まれるのに最低限必要な能力、などと言われるものがあり、英語、会計、ITがそれである。最近は見事にその流れにあはまるような勉強をしており、大変面白みがない。どうすんのこれ。いやいや生き残るためだってば、経済力をつかむのに使わなきゃいけないんだってば、というのがまっとうな答えであるけれど、いや俺はそんなことのために芳醇な余暇を使いたくはないのよ、という呻きをあげたりもしている。だからこうしてcowboy bebopを見ている。菅野よう子すげえ、オープニング含めてあの人ひとりで音楽やってるのか、とか独り言ちたりしている。

 

そんな将来に対して抵抗を見せている反骨心は、金融の勉強をしたいと言っている。腐っても経済学部、一応の基礎は積んでおり、これから10年ぐらいかけて自分の満足のために勉強してみるのもアリでないかと思っているようだ。まあ結局英語会計はここに混ざってくるのでそれはそれでよし、というのが全私内の落としどころであり、残りのITはほんの少しではあるけど実務においては当然Excel程度の知識が求められようということでこの三つが生活に食い込んできている模様。

 

とにかく大学生という道を通ったからには頭の中に宇宙をこさえなければならない。今のままではしょぼい、あんまりだ。もっとひねくれた構造と強度のある宇宙をユニバースを広げなければならない。

 

 

開設

あとは卒業が決まるかどうか待つばかり、という時期になっており、おそらく人生の内で最も義務から解放された期間に突入している。

 

今朝は8時少し前に目が覚めた。やや遅れて鳴ったiPhoneのアラームを止め、もう一度寝た。それが許される。その幸せを噛みしめるためにアラームを設定している。

嘘である。意識上には計画があるのだ。しかし無意識は、いやそんな格好いい名詞でなくともいい、起き抜けの体は全てに疲れていてその遂行を許さない。なんという無気力か恥を知れ。

とは言えこの計画にも問題がある。何というかもやもやしたままなのだ。どこに到達するかという点に欠け、しっかりとした像を結んでいない。計画というのは、将来設計とかそういうことの話だ。別に今そういう話がしたいわけじゃないのでここで打ち切る。

 

再び起きれば14時手前、免許の更新に行く時間を過ぎる。二俣川が憎い。あまり向かおうという気になれない。

 

昨日の飲み会は実質4年ぶりの中学時代の友人らとの会であった。川崎の九州居酒屋。彼らとは酒を飲むのも初めてである。一人が少し陰湿な恋の語りを披露し、一人は記憶を無くすほど泥酔した。無くした方は男子トイレ個室に荷物を置き忘れ、取りに行ったときに中学時代の女の子の名前を呼んでいたらしい。山崎まさよしか。

 

この文章は20分かけて書かれた。Evereything you've ever dreamedの人には到底かなわない。