「医者の本音~患者の前で何を考えているか~」を読んで
みなさん、こんばんは。
今日は表題の本を読んだ感想とMR活動に関わる部分についてお伝えします。
なお、この本は今月7日に発売された本になります。
既にお読みになった方、いらっしゃいますか?
製薬会社との癒着は本当にあるのか?
接待の自主規制前から、MRとしてご活動している皆さんなら、直ぐにピンと来るはずです。そうです、「接待攻勢」について書かれています。
2012年以降にMRになった方にとっては、「接待」に関して社内の先輩や、同じエリアを担当している他社MRから聞いたことがあるはず。
もう6年以上も前のことですからね。
懐かしいな~って思う人、いらっしゃいませんか(笑)
売れっ子先生をおさえろ
実はこんな見出しの項目が、この本の中にあるんです。
社内の中で、必ず出てくるKOL(Key Opinion Leader)またはAOL(Area Opinion Leader)のワード。
実は、この本の中には「Key Doctor」という言葉で書かれています。
しかも、著者:中山先生が大手製薬会社のお偉いさんから教えてもらったというエピソードまで書かれています。
インフルエンサーマーケティング
皆さん、ご存知の言葉だと思いますので、敢えて言葉の意味をお伝えすることは必要ないかもしれませんが、以下のとおりです。
商品やブランドがターゲットとするコミュニティやセグメント内において、周囲に影響を与える人物を見つけ、彼らに対して一次的にアプローチする方法。オピニオンリーダーや専門家を介し、好意的なメッセージが周辺に広がることを意図している。
どの製薬企業も、Dr to Doの機会が必要とするならばということで、各種学会のランチョンセミナーやイブミングセミナー、担当エリア内で研究会や講演会、インターネットを使用したWEB講演会を実施していると思います。
このマーケティング方法って、いつまで続くのでしょうか。
ずっと効果が続くものなのでしょうか。
最近は担当エリアの先生は忙しくて、研究会や講演会に参加してもらえない。
そんな悩みを抱えていませんか?
MRの仕事は消滅する?
私たちMRの仕事に関して、記載がありました。
今後、AI(Artificial Intelligence)に置き換わる、またはインターネットで容易に調べることができるため、情報提供業務のニーズが減っていくと。
この部分に関しては、本当に考えないといけない時期がきていますよね。
会社の言われたことを実施していれば、自社製品の売上は増えるのか?
「ニーズの把握」「Key Message」・・・どの会社でも同じですよね。
さらに今後は、下記のようなガイドラインの元、医薬品の適正使用情報を伝達しなければなりません。
MRが自社品の情報提供に使用する資材について、使用実態などの点検、監督(モニタリング)を社内で義務づける方針
厚労省 「医薬品販売情報提供活動GL」策定で企業内点検・監督を義務化へ 通知発出で関係者に周知 | 国内ニュース | ニュース | ミクスOnline
さらに、以下のようなツールまで開発されている状況です。
クローズドな場で適切な情報提供販売活動が行われているかどうかを確認するため、操作ログ、音声ログを分析したモニタリングレポートにより、その活動内容を可視化できる
インタラクティブソリューションズ 厚労省の医薬品情報提供GLに音声認識、AI、モニタリング機能で対応するツール提供へ | 国内ニュース | ニュース | ミクスOnline
ARB「ディオバン」「ブロプレス」など臨床研究不正に絡む不適切事例があったため仕方ありませんが、MRなら一人ひとり襟を正す必要がありますね。
まとめ
●以前まであった接待攻勢について
●インフルエンサーマーケティングについて
●今後のMR活動について
以上のような内容も記載されている本です。
もし興味がありましたら、一度読んでみませんか?
下にリンクを張っておきます。