対策③―ウォーキング
血流を良くしよう
不調を改善するために血流を良くしよう、という話を前回のエントリーでしました。ビタミン剤や漢方薬などの薬に頼らずに血行を良くする方法があります。それは軽い運動をすることです。
あたりまえのことですが、運動をすれば血の巡りは良くなります。
ウォーキングがおすすめ
運動と言っても、何をすればいいかわからない。激しい運動は疲れる。という方におすすめなのはウォーキングです。
ウォーキングの良い点は、「何もいらない」「時間もかからない」「続けられる」、ということです。特に不調の改善という目的を達成するためには、続けられる事が重要でしょう。
以前私は、体力をつけるためにランニングをしましたが、毎日の生活の中で続けるのは困難でした。すでに疲れている身体をいままで以上に疲れさせるため続けられなかったのです。
一方でウォーキングであれば、さほど疲れることなくリフレッシュとして行うことが出来ます。運動が苦手な方でも歩くことなら出来るでしょう。
また、セロトニンを増やす効果もあります。
ウォーキングでセロトニンを増やす
セロトニンとは何でしょうか。そしてセロトニンはどのような役割があるのでしょうか。
セロトニンは癒しのホルモンとも言われ、、心と体のバランスを安定させるために必要な脳内情報伝達物質です。
セロトニンが不足すると感情に抑制がきかず、快楽から抜け出せずに依存症に陥ったり、イライラしたりうつ病になったりといった問題が出てきます。
これらの感情を静めてくれるのが、このセロトニンです。
セロトニンが活性化すると、ストレスを感じたら受け流して気持ちを切り替えようとします。
ですので、セロトニンの主な働きは「心」のバランスを取ることであり、感情のコントロールするには欠かせないのです。
その上、セロトニンは睡眠と関わりのあるメラトニンの材料になるため、セロトニンを増やすことで質の良い睡眠を促す効果があるのです。
そのため、不調を改善するにはセロトニンを増やせばいいのです。そして、セロトニンを増やすためのリズム運動として有効なのがウォーキングなのです。
どれくらい行えばいいのか
いくら歩くと言っても慣れていないと30分のウォーキングでも辛いでしょう。まずは15分くらいから行うことをおすすめします。15分でも気持ちがリフレッシュするのを感じることができると思います。慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしていけばよいです。
ただし重要なのは疲れないことです。やり過ぎで身体を疲れさせては本末転倒なので、気持ち良いくらいで止めておきましょう。また、「毎日必ず行わなければ」と決めてしまうとストレスになるので、やりたいときにやればいいのです。
目的はあくまで、疲れを癒やし、不調を改善することです。多少のウォーキングであれば血流を良くし、セロトニンを増やし、疲れをとることが出来ます。
ウォーキングをしているときは考えない
ウォーキングをしている時は考え事をせずに周りの景色や音に意識を向けましょう。ウォーキングの目的は気分をリフレッシュさせることなので、悩み事を考える必要はないのです。
自己暗示でも良いので自分の気分が良くなっていると実感しながら行ったほうがウォーキングの効果は高くなると思います。
ウォーキングで不調改善
時間もお金もかからないウォーキングで不調改善を行うことが出来ます。血流を良くし、肩こりや疲労回復、精神安定、不眠改善といった効果が期待されます。少しずつで良いので日々の習慣として取り組んでみましょう。