ITをめぐる法律問題について考える

弁護士水町雅子のIT情報法ブログ

個人情報保護法やプライバシー権保護のための規制や注意点を表に

4月から異常なペースで図表作っていますが、上の表も前にも似たのを作った気がしますが、今回もまた作ってみましたので、せっかくなのでブログに貼ります。

 

話は変わりますが、とりあえず、次世代医療基盤法の認定仮名加工医療情報利用事業者の安全管理措置は図表作成終わりました。見返しがまだなので、不正確が怖いです。ちゃんと見直さないと。

(参考)個人情報等の種類

こういう図、しょっちゅう作ってる気がしますが、前に作ったスライドを探すより、新規に作成した方が早い気がして、何回も作っています。

今、次世代医療基盤法ガイドラインP228を読んでいますが、「個人に関する情報」云々が出てきて、整理図があった方がわかりやすいかなと思って作りました。

ゴールデンウィークもこうやって頑張って次世代医療基盤法をやっているわけですが、それでも仕事が終わりませんね。はっきりいって、ゴールデンウィーク明けに終わるとは思えません。しかし終わらないからといって、あきらめずに、こつこつ進めなければ、一生終わりませんから、少しずつでも進めて、いつか終わるように頑張りたいと思います。5月には終わらせたいものです。

 

技術審査委員会の依頼

なぜか、技術審査委員会の依頼が毎年何件も来る。一度やると、候補リストに載るのかなというぐらい、何件も依頼が。最近、通常の会議依頼よりも、断然、技術審査委員会の依頼が多い。

 

話は変わって、最近、会議の事務局側っぽい役割をやることがあった。久しぶりである。

 

 

 

ユーザ投稿の著作権に関する利用規約 概観

ユーザ投稿型(CGM、Consumer Generated Media)サイトの場合、ユーザが投稿した内容をサイト側がまとめなおしたり出版したりすることがあります。それに備えて、利用規約でもユーザ投稿の著作権に関する規定が置かれている場合があります。今日は、それらについて、いくつかの利用規約の例を見てみたいと思います。日本の事業者の利用規約の方が、日本法ベースで作られているため、日本の事業者を多めにしています。

 

概観

  • ユーザ投稿等に関して、全世界的で無制限の期間の制約のない権利許諾をユーザが事業者に与えるとする規約が多い(クックパッド食べログ等)。再利用許諾も含むことが多い。著作者人格権不行使も定めがある。
  • これに対し、mixiやpixivはこのような権利許諾はなしで、一定の範囲内に限った権利許諾になっている(すごい。それでマネタイズできるビジネスモデルということかな)。WEARは一定の範囲内に限るような形式にはなっているが、広告宣伝のみならずグループ会社の事業に利用できるため幅広い。
  • YouTubeは、他のユーザが、ユーザ投稿を使えるよう、YouTube機能によってのみ可能な方法でコンテンツを使用する無償ライセンスを他のユーザに対し付与させている。派生著作物がどんどん作られることで活性化するマーケットと整合的な規定。
  • ユーザに権利侵害がないことを保証してもらう条項は、どのようなサービスでも設けるべきであろう
  • これに対して、ユーザ側に事業者に対する損害賠償を定めるような規定は、そもそも民法に基づけばよい話でもあるので、私的には書かない方が良いと思う(人によって意見は違うところか)

 

クックパッド

https://cookpad.com/terms/free

  • ユーザは事業者に対して、全権利を条件なしで許諾(利用できる者は事業者又は事業者の指定する者で、再利用許諾も含む)。
  • 著作者人格権不行使
  • 責任はユーザが負う。損害賠償も定めている。
  • ログインしたことがないため、同意をどこで取っているか確認未済。

【第14条 知的財産権等】
利用者は、利用者が送信(発信)したコンテンツにつき、当社に対して、当社または当社の指定する者が当該コンテンツを日本国内外問わず対価の支払いなく非独占的にいかなる制約も受けずに自由に使用する(複製、公開、送信、頒布、譲渡、貸与、翻訳、翻案を含みます。)権利(サブライセンス権も含みます。)、当該コンテンツに係る著作権その他一切の権利の存続期間が満了するまでの間、許諾したものとみなされるものとし、これをあらかじめ承諾します。利用者は当社および当社の指定する者に対して、当該コンテンツに係る著作者人格権保有していたとしても、当該権利を行使しないものとします
利用者が送信(発信)したコンテンツ、利用者によるサービスの利用・接続・規約違反、利用者による第三者への権利侵害に起因または関連して生じたすべてのクレームや請求について、利用者の責任と費用においてこれを解決するものとします。
前項のクレームや請求への対応に関連して当社に費用が発生した場合または賠償金等の支払いを行った場合は、当該費用および賠償金、当社が支払った弁護士費用等を当該利用者の負担とし、当社は、当該利用者にこれらの合計額の支払いを請求できるものとします。
利用者は、利用者が送信(発信)したコンテンツについて、当社に保存義務がないことを認識し、必要なコンテンツは適宜バックアップをとるものとします。
当社は、利用者が送信(発信)したコンテンツを、運営上必要に応じて閲覧することができ、規約に抵触すると判断した場合には、利用者への事前の通知なしに、当該コンテンツの全部または一部を非公開すること、または削除することができるものとします。

【第15条 当社の財産権】
利用者が送信(発信)したコンテンツおよび情報を除き、本サービスに含まれる一切のコンテンツおよび情報に関する財産権は当社に帰属します。
本サービスまたは広告中に掲載・提供されているコンテンツは、著作権法、商標法、意匠法等により保護されております。
本サービスおよび本サービスに関連して使用されているすべてのソフトウェアは、知的財産権に関する法令等により保護されている財産権および営業秘密を含んでおります。

食べログ

https://tabelog.com/help/rules/

  • ユーザは事業者に対して、全権利を著作権が存続する期間満了日まで無条件で許諾(再利用許諾も含む)
  • 事業者によるユーザ投稿の改変行為がユーザの名誉・声望等を侵害している場合には、事業者まで連絡くださいという規定あり
  • 著作者人格権不行使は規定なし
  • ユーザ側が著作権を保持しているか権利処理をしていることをユーザ側に保証させる
  • ログイン時に同意を取っているが、確認未済。

6.食べログの利用について
(1)食べログの転用・転売の禁止
[1]お客様は、当社が提供する食べログについて、その全部あるいは一部を問わず、営業活動その他の営利を目的とした行為又はそれに準ずる行為やそのための準備行為を目的として、利用又はアクセスしてはならないものとします。また、その他、宗教活動、政治活動などの目的での利用又はアクセスも行ってはならないものとします。
[2]食べログへ投稿された口コミを無断転載・無断利用することは禁止します。ただし、当該投稿をした本人は除きます
[3]口コミを投稿した本人による当該口コミの利用等本規約が特に認めた場合を除き食べログに掲載されている口コミを利用して利益を得た場合には当社はその利益相当額の金員を請求できる権利を有するものとします。

(中略)

(4)口コミの投稿及び著作権
[1]食べログに口コミ投稿を行う際には、食べログ会員登録が必要となります。
[2]食ベログに口コミを投稿されるにあたっては、当社が別途定めるガイドラインについても遵守していただきます。 このガイドラインは、本規約の一部を構成するものとし、このガイドラインを含めたものが本規約となります。
[3]食べログ会員が食べログに口コミの投稿を行った時点で、当該口コミの国内外における複製、公衆送信、頒布、翻訳・翻案等、著作権法上の権利(当社から第三者に対する再使用許諾権を含みます。)を、当該著作権の存続期間の満了日まで、食べログ会員が当社に対して無償で利用することを許諾したものとします
[4]食べログ会員ご自身が投稿された口コミに関する複製、公衆送信、頒布、翻訳・翻案等、著作権法上の権利を全て有していることを、当該食べログ会員に保証していただきますので、著作権法上の権利の有無については十分に注意して投稿を行ってください。また、第三者の著作物等を利用して投稿を行う場合には、食べログ会員の責任と負担において前記③の許諾に必要な権利処理がなされていることを前提とさせていただきますので、第三者の著作物等を利用される場合にも十分に注意をして投稿を行ってください。
[5]当社若しくは当社から再使用許諾を受けた第三者が、食べログ会員の口コミを当社のサイト内や提携サイトへのコンテンツ提供などにおいて利用する場合がございます。この際、食べログ会員の口コミの一部を要約・抜粋したり、投稿された写真(画像)のサイズ変更・切り抜きを行うなど一部改変等する場合がございます。また、食べログ会員の口コミを利用する場合には、食べログ会員が投稿した際のハンドルネームを表示させていただく場合がございます。なお、食べログ会員の口コミにつきましては細心の注意を払って利用させていただきますが、万が一、当該改変行為が食べログ会員の名誉・声望等を侵害している場合には、当社までご連絡ください。
[6]当社若しくは当社から再使用許諾を受けた第三者が、食べログ会員の口コミを利用する場合には、地域制限、著作権表示義務その他付随条件はないものとし、食べログ会員による利用許諾の期間は食べログ会員の著作権が存続する限りとします。また、ロイヤリティ等の対価は一切発生しないものとします。
[7]当社⼜は第三者が⾷べログ会員の⼝コミを利⽤したことによって⾷べログ会員⼜は第三者が受けた損害について、当社の過失(重過失を除きます)による債務不履行責任又は不法行為責任が認められる場合は、当社は通常生ずべき損害(逸失利益その他特別の事情によって生じた損害を除きます)の範囲内でのみ損害賠償責任を負うものとします。ただし、当該損害が当社の故意または重過失に起因する場合は、この限りではありません。

8.著作権、財産権その他の権利
(1)食べログに含まれているコンテンツ及び個々の情報、商標、画像、広告、デザイン等に関する著作権、商標権その他の知的財産権、及びその他の財産権は全て当社又は正当な権利者に帰属しています。
(2)食べログ及び関連して使用されている全てのソフトウェアは、知的財産権に関する法令等により保護されている財産権を含んでいます。
(3)お客様は、当社若しくは著作権その他の知的財産権及びその他の財産権を有する第三者から利用・使用を許諾されている場合、又は、法令により権利者からの許諾なく利用若しくは使用することを許容されている場合を除き、食べログ及び食べログの内容について複製、編集、改変、掲載、転載、公衆送信、配布、販売、提供、翻訳・翻案その他あらゆる利用又は使用を行ってはなりません。
(4)お客様が前各号に反する行為によって被った損害については、当社は一切の責任を負わないものとします。また、お客様がこれらの行為によって利益を得た場合、当社はその利益相当額を請求できる権利を有するものとします。

mixi

https://mixi.jp/rules.pl

  • 著作権および著作者人格権等の周辺権利は、創作したユーザーに帰属
  • 事業者は、ユーザーが投稿する日記等の情報を、本サービスの円滑な提供、弊社システムの構築、改良、メンテナンスに必要な範囲内で、使用することができる。その際、情報の一部又は氏名表示を省略することができ、ユーザーが設定している情報の公開の範囲を超える形ではこれを使用しない。
  • ユーザ側が著作権侵害をしていないことをユーザ側に保証させる。紛争についてはユーザの費用と責任で解決し、事業者には迷惑や損害をかけない。
  • ログイン時に同意を取っているが、確認未済。

第17条 日記等の情報に関する権利
本サービスを利用して日記等の情報を投稿するユーザーは、弊社に対し、当該日記等の情報が三者の権利を侵害していないことを保証するものとします。万一、第三者との間で何らかの紛争が発生した場合には、当該ユーザーの費用と責任において問題を解決するとともに、弊社に何等の迷惑又は損害を与えないものとします。


第18条 日記等の情報の使用許諾等
1本サービスを利用して投稿された日記等の情報の権利(著作権および著作者人格権等の周辺権利)は、創作したユーザーに帰属します。
2弊社は、ユーザーが投稿する日記等の情報を、本サービスの円滑な提供、弊社システムの構築、改良、メンテナンスに必要な範囲内で、使用することができるものとします。
3弊社が前項に定める形で日記等の情報を使用するにあたっては、情報の一部又は氏名表示を省略することができるものとします。
4弊社が第2項に定める形で日記等の情報を使用するにあたっては、ユーザーが設定している情報の公開の範囲を超える形ではこれを使用しません。

pixiv

サービス共通利用規約 https://policies.pixiv.net/

  • ユーザは事業者に対して(利用主体は、事業者および事業者の許諾する第三者)、本サービスの円滑な提供、利用促進、広告・宣伝、当社システムの構築、改良、メンテナンスに必要な範囲内で、永続的に許諾(利用目的に照らして必要な限度の改変を含む)
  • ユーザは事業者に対してpixivおよび個別サービス、ならびに当社提携サービスにおいて投稿情報が閲覧できるようにする機能を提供する(表示形態に合わせた加工を含む)ための利用を許諾。どのように表示されるか確認できる手段と、それに対するお問い合わせ窓口を事業者側が用意。
  • 上2つとも、事業者は情報の一部または氏名表示等(ペンネーム等変名での表示を含みます。)を省略することができる
  • 上記範囲内で、著作者人格権不行使。
    5 当社が第3項に定める形で投稿情報を使用するにあたっては、ものとします。
  • ユーザ側が権利侵害をしていないことをユーザ側に保証させる。紛争についてはユーザの費用と責任で解決し、事業者に損害を与えない。
  • 著作権侵害されている場合は、ユーザの責任と費用で紛争解決し、裁判所等の命令に事業者は従う。
  • 投稿等情報は全てユーザの責任で事業者は責任を負わない。
  • 損害賠償も定めている。
  • ログイン時に同意を取っているか、確認未済。

第13条 ユーザーの責任
1 ユーザーは、自己の責任において本サービスを利用するものとし、本サービスを利用してなされた一切の行為およびその結果についての責任を負います。
2 ユーザーが、本サービスを利用して行う他のユーザーとの取引は、ユーザー同士の直接の取引であり、当社は契約当事者にはなりません。
3 前項のユーザー間取引に伴う各種作業、連絡、法的義務の履行およびトラブル対処等は、取引当事者たるユーザー同士で行うものとします。
4 本サービスを利用してユーザーが投稿等した情報に関する責任は、すべてユーザーに帰属します。当社はユーザーが本サービスを利用して投稿等した情報の内容について、責任を負いません
5 ユーザーが本規約に違反したことにより、当社または第三者に損害が生じた場合、ユーザーはその損害を賠償する責任を負います。
6 ユーザーと第三者との間で、本サービスに関連して生じた紛争に関して、当該ユーザーは自身の責任と費用で解決するものとし、当社は、当該紛争に関与しません。また、当該ユーザーは、当該紛争に関連して当社に生じた損害(弁護士費用その他の当社が当該紛争に関連する対応のために支払った費用及び賠償金等を含むが、これらに限りません。)を賠償するものとします。但し、当該紛争の発生が当社の故意又は重過失による場合はこの限りではありません。

 

第18条 著作権侵害の場合の取扱い
1 万一、本サービスにおいて、ご自身の著作物の著作権が侵害されている場合には、別途当社が定める連絡先まで所定の事項をお送りください
2 申出が、裁判所、検察庁、もしくは行政機関の命令に基づく場合には、命令に応じた対処をするものとします。
3 第1項に定める侵害に関する紛争は、当事者間で各当事者の費用負担と責任において解決するものとします。当該トラブルにより当社が損害を被った場合は、当該トラブルについて責に帰すべき事由のある当事者は、(複数の場合は、連帯して)当該損害を賠償するものとします。
4 著作権以外の権利の侵害については、本条に準じて取扱うものとします。

 

第20条 投稿情報等に関する保証および義務
1 本サービスを利用して投稿情報を投稿等するユーザーは、当社に対し、当該投稿情報が第三者の権利を侵害するものでないことを保証するものとします。
2 万一、ユーザーが投稿等した情報が第三者の権利を侵害するなど第三者との間で何らかの紛争が発生した場合には、当該ユーザーの費用と責任において問題を解決するとともに、当社に何らかの損害を与えないものとします。
3 ユーザーは、自己が作成した画像、テキスト等の一切のデータを自己の責任において管理・保存するものとします。本サービスにアップロードするため編集中の画像またはテキスト等、アップロードされた画像またはテキスト等のデータは、ユーザー自身が適宜バックアップを取るなどの手法で保存するものとし、当社は画像、テキスト等のデータの保存等についてサービス運営上合理的な努力は行いますが、保証をするものではありません


第21条 知的財産権の帰属および使用許諾
1 本サービス上のまたは本サービスに付随する一切のテキスト、画像、映像、音楽、ロゴ、サービス、およびプログラム等の情報に関するノウハウ、著作権意匠権、商標権、特許権実用新案権および不正競争防止法上の権利(意匠登録を受ける権利、商標出願によって生じた権利、特許を受ける権利および実用新案登録を受ける権利を含みます。以下「知的財産権」といいます。なお外国におけるこれらに相当する権利および将来法令の改正等により生じるこれらに類する権利も知的財産権に含むものとします。)ならびにその他の権利は当社または当社にこれらの権利の使用、利用もしくは実施を許諾した第三者に帰属します。
2 本サービスを利用して投稿等された投稿情報の知的財産権その他一切の権利は、当該投稿情報を創作したユーザーに帰属します。但し、明示的に定めがある場合は、ユーザーから当社に対して権利を譲渡していただく場合があります
3 ユーザーは、当社に対し、ユーザーの投稿情報について以下の利用行為等を許諾します。
当社および当社の許諾する第三者が、ユーザーの投稿情報を、本サービスの円滑な提供、利用促進、広告・宣伝、当社システムの構築、改良、メンテナンスに必要な範囲内で、無償かつ非独占的、永続的に使用、利用(利用目的に照らして必要な限度の改変を含みます。)および実施等をすること。例えば、当社はユーザーの投稿情報を本サービスの宣伝や紹介を目的として、TwitterFacebookInstagramなどのpixiv公式SNSアカウントや、当社の運営するwebサイト、または当社の作成する資料等に掲載・転載することができます。
当社が、pixivおよび個別サービス、ならびに当社提携サービスにおいて投稿情報が閲覧できるようにする機能を提供すること。投稿情報は、当該サービスで提供される表示形態に合わせ加工されることがあります。当社は、当該投稿情報を投稿したユーザーに対し、その投稿情報が当該サービスでどのように表示されるか確認できる手段と、それに対するお問い合わせ窓口を用意いたします。
4 ユーザーは、当社および当社の許諾する第三者に対し、前項に定める許諾の範囲内での使用、利用または実施等に関して、著作者人格権を行使しないものとします。
5 当社が第3項に定める形で投稿情報を使用するにあたっては、情報の一部または氏名表示等(ペンネーム等変名での表示を含みます。)を省略することができるものとします。

WEAR

https://wear.jp/rules/

  • !投稿コンテンツの知的財産権ユーザに帰属!だが、著作者人格権不行使
  • ユーザはグループ会社に対し、WEAR及び当社が運営するサービスの宣伝広告並びにグループ会社の事業での利用のために、グループ会社が別途提供するサービスに必要な範囲で権利許諾
  • ユーザは、適法かつ有効に、自らが利用及び処分する権限を有し、かつ自らが投稿及び登録する権限を有するコンテンツのみを投稿
  • 紛争についてはユーザの費用と責任で解決し、事業者には損害をかけない。損害賠償の定めもあり。
  • ログイン時に同意を取っているが、確認未済。

第14条 知的財産権
1. 当社は、WEARを通じて当社から提供するコンテンツ、WEARに表示されるトピックス、ニュース及びメールマガジンに掲載される情報並びにこれらに関連する一切の知的財産権を全世界において独占的に保有するものとします。但し、会員が投稿したコンテンツの知的財産権は、当該会員又は適法な利用権者に帰属するものとします。

2. 会員は、WEARにおいて、適法かつ有効に、自らが利用及び処分する権限を有し、かつ自らが投稿及び登録する権限を有するコンテンツのみを投稿するものとします。

3. 会員は、WEAR及び当社が運営するサービスの宣伝広告並びにグループ会社の事業での利用(広告等を含みますがこれに限りません。)のために、投稿コンテンツの知的財産権の全部又は一部を、グループ会社が別途提供するサービスに必要な範囲で全世界において無償かつ非独占的に利用する権利をグループ会社に対し許諾するものとします。また、会員は、グループ会社に対し、投稿コンテンツに関して著作者人格権を行使しないものとします。

4. 本条の規定に違反して、会員と第三者との間で何らかの問題が生じた場合、会員は自己の責任と費用において当該問題を解決し、当社に対して何らの損害等を生じさせないものとします。また、万が一、当社に損害等が生じた場合、会員は、当該損害等を全て賠償するものとします。

LINEヤフー

共通利用規約 https://www.lycorp.co.jp/ja/company/terms/

  • 電子掲示板等の不特定または多数がアクセスできるサービスに投稿等されたもの、および「LINE」等の当社サービスにおいて友だち関係にない他のお客様一般にも公開されたものについて、ユーザは事業者に対して、全権利を期限の定めなしで許諾(再利用許諾も含む)
  • 著作者人格権不行使
  • 損害賠償も定めている。
  • ログイン時に同意を取っていたことがあったような気もするが、確認未済。

9. お客様のデータおよびコンテンツの取扱い
9.1. お客様が当社の管理するサーバーに保存しているデータや投稿コンテンツについて、当社ではバックアップの義務を負わないものとし、お客様ご自身においてバックアップを行っていただくものとします。
9.2. 投稿コンテンツについては、お客様または当該コンテンツの著作権者に著作権が帰属します。
投稿コンテンツのうち、電子掲示板等不特定または多数のお客様がアクセスできる当社サービスに投稿等されたもの、および当社が提供するアプリケーション「LINE」等の当社サービスにおいて友だち関係にない他のお客様一般にも公開されたものについて、お客様は当社に対して、日本の国内外で無償かつ非独占的に利用(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、譲渡、貸与、翻訳、翻案、出版を含みます。)する権利を期限の定めなく許諾(サブライセンス権を含みます。)するものとします。
当社サービスは、複数のお客様が投稿、修正、削除等の編集を行える機能を含む場合があります。この場合、お客様はご自身の投稿コンテンツに対する他のお客様の編集を許諾するものとします。
なお、お客様は著作者人格権等の権利を行使しないものとします。
9.3. 当社は、お客様が投稿コンテンツに関し法令もしくは本利用規約に違反し、または違反するおそれがあると認めた場合、その他業務上合理的な必要がある場合、あらかじめお客様に通知することなく、投稿コンテンツを削除する等の方法により、当社サービスの利用を制限できます。
9.4. 当社は、法令または本利用規約の順守状況等を確認する必要がある場合、法令に反しない限り、お客様の投稿コンテンツの内容を確認することができます。ただし、当社はそのような確認を行う義務を負うものではありません。

YouTube利用規約

https://www.youtube.com/t/terms

  • コンテンツに対する責任はユーザが負う。
  • ユーザーはコンテンツに対する所有権を保持(外国法準拠規定の翻訳か?)するが、次の一定の権利を付与していただく必要がある。

  • YouTube へのライセンス付与

    本サービスにコンテンツを提供することにより、本サービスならびに YouTube(とその承継人および関係会社)の事業に関連した権利許諾(再利用許諾含み、本サービスの宣伝または再配布することを目的とした使用も含む)

  • 他のユーザーへのライセンス付与

    本サービスを利用する他の各ユーザーに対して、本サービスを通じてコンテンツにアクセスし、(動画の再生や埋め込みなど)本サービスの機能によってのみ可能な方法でコンテンツを使用する世界的、非独占的な無償ライセンスを付与

コンテンツに対する責任は、そのコンテンツを本サービスに提供した人物や組織が負うものとします。YouTube はコンテンツをホストまたは提供する義務を負いません。

 

本サービスの利用により、ユーザー名や他のユーザーが YouTube に投稿したコンテンツを含め、本サービスのなんらかの要素に関する財産権その他の権利がお客様に付与されることはありません。
(水町注)ユーザー名って誤植?

 

コンテンツのアップロード

お客様が YouTube チャンネルをお持ちの場合、本サービスにコンテンツをアップロードできます。ご自分のコンテンツを活用して、ビジネスや芸術活動を宣伝できます。コンテンツをアップロードする際、本契約(YouTube のコミュニティ ガイドラインを含みます)や法律を遵守していないコンテンツを本サービスに投稿することはできません。たとえば、権利所有者から許諾を得ている、または法的な権限がある場合を除いて、第三者知的所有権(著作物など)を含むコンテンツは投稿できません。お客様は、本サービスに投稿するコンテンツに法的な責任を負います。YouTube は、スパム、マルウェア、違法コンテンツなどの侵害や悪用行為を検出するために、お客様のコンテンツを自動で分析するシステムを使用することがあります。

 

お客様が付与する権利

お客様は、ご自身のコンテンツに対する所有権を保持します。ただし、YouTube に対して、および本サービスを利用する他のユーザーに対して、以下の一定の権利を付与していただく必要があります。

YouTube へのライセンス付与

本サービスにコンテンツを提供することにより、お客様は YouTube に対して、本サービスならびに YouTube(とその承継人および関係会社)の事業に関連して当該コンテンツを使用(複製、配信、派生的著作物の作成、展示および上演を含みます)するための世界的、非独占的、サブライセンスおよび譲渡可能な無償ライセンスを付与するものとします。これには、本サービスの一部または全部を宣伝または再配布することを目的とした使用も含まれます

他のユーザーへのライセンス付与

また、お客様は、本サービスを利用する他の各ユーザーに対して、本サービスを通じてコンテンツにアクセスし、(動画の再生や埋め込みなど)本サービスの機能によってのみ可能な方法で、複製、配信、派生的著作物の作成、展示、上演などのかたちでコンテンツを使用する世界的、非独占的な無償ライセンスを付与するものとします。明確にするために付記すると、このライセンスは、本サービスから独立した方法でコンテンツを使用する権利や権限を与えるものではありません

ライセンスの有効期限

お客様が付与するライセンスは、お客様が本サービスからコンテンツを削除した後も、商業的に合理的な期間にわたって存続します。ただし、お客様が削除した動画のサーバーコピーを YouTube が保持する可能性があることをお客様は理解し、同意するものとします。この場合、YouTube に保持される動画が表示、配信、上演されることはありません。

収益化に関する権利

お客様は、本サービスにおけるコンテンツの収益化に関する権利を YouTube に付与します(収益化には、コンテンツ上やコンテンツ内で広告を表示すること、あるいはアクセスの手数料をユーザーに請求することが含まれます)。本規約は、お客様に支払いを受ける権利を付与するものではありません。2021 年 6 月 1 日以降、YouTube との間の他の契約により YouTube から支払いを受け取る資格をクリエイターの方が有する場合(YouTube パートナー プログラム、チャンネル メンバーシップ、Super Chat などによる支払いを含みます)、そのような支払いはロイヤルティとして扱われるようになります。法律上義務付けられている場合、Google はこのような支払いから源泉徴収を行います。

 

執筆

出版社より「ぜひGWなどを使ってお進めいただきたい」というメールが来たので、頑張って執筆中。ただ、進まない…。歩みは遅いですが、少しは進んでいます。頑張っています。

ただ問題がありまして、そのGWを使って進めてくださいメールを出してこられた出版社さんの原稿は、まだ一切やっていないのです。なぜなら、それはかなり前に脱稿した原稿で、他の共著者の原稿がそろわなかったためにペンディングとなっていたのを、最新法令に合わせて改訂してくださいという依頼なのです。

私は、その原稿は、元々は脱稿済なので、それよりも先に別の書籍原稿を仕上げなければならないのです。それがまだまだ終わりません。別の書籍原稿の執筆が一時的に終わってもですよ、その執筆内容を初校ゲラにしていただきますので、その初校ゲラ確認作業もかなり膨大そうなのですよ。だから、それらが終わったら、ようやく「GWを使って進めてください」メールを出してこられた出版社さんの原稿に取り掛かれますので、おそらく夏以降になると思います。大変申し訳ないのですが。

 

やる気が起きず、ブログを書いています。

次世代医療基盤法 認定仮名加工医療情報利用事業者の概要

次世代医療基盤法の解説PDFを更新中です。認定仮名加工医療情報利用事業者の大臣認定について、少しずつですが追記しています。

全文はこちら

※P4に目次をつけましたので、Ctrlを押しながらクリックいただければ、該当スライド冒頭に飛べます。

 

認定仮名加工医療情報利用事業者の大臣認定スライドを一部ブログにも貼り付けます。

Ⅱ型認定なら、かなりスムーズそうですね。Ⅱ型認定、大学だと書類整備が大変かもしれませんが、製薬企業・医療機器メーカーであれば、既存の安全管理措置でかなりOKそうできそうですから、医学研究発展のためには、製薬企業・医療機器メーカーさんに大学・研究機関向けのⅡ型認定申請を手伝っていただくと、スムーズかなと思います。セキュリティコンサルさんじゃなくて私でも、Ⅱ型認定申請のお手伝いならできると思うレベル。

これは、次世代医療基盤法活用が期待できそうですね。役所あるあるの、厳しい認定基準になるかと思いきや、作成事業者の認定基準は厳しいけど、利用事業者のⅡ型認定であれば大企業ならかなりすんなりいきそうです。はっきりいって、この基準を作って施行規則・ガイドライン化した内閣府はえらいと思います。最近、国の政策見ていると、「???」と思うことが多くて、よくブログにも文句を書いていますが、このⅡ型認定はとても良い政策だと思う。リスクヘッジと実務負荷のバランスが良い。Ⅰ型認定であっても、作成事業者よりは厳しくないわけで、大企業ならⅠ型認定でも問題なさそう。逆に、大企業の利用事業者による、作成事業者へのセキュリティ面に関するアドバイス・フォローがあっても、実務的には良いかも。




 

仕事と書籍執筆

手元に抱えている仕事がだいぶ片付いたので、書籍執筆に結構集中できるかなと思いきや、数件仕事が新しく発生した。

しかし、ここであきらめてはいけない。自分を追い立てて書籍執筆をやらない限り、書籍は書き終わらない。期限があってないようなものだからと、仕事を優先して書籍執筆を後回しにしていると、延々と後ずれしていくわけです。

頑張ってやります。ただ、書籍も新規執筆じゃなくて改訂なのに、量多いよ~。