toeic 600点くらいまでの勉強方法 1週間詰め込み 文法編ー実践編
文法の大枠については前回紹介した方法である程度理解できたと思います。
しかしまだこの段階では問題を解けるようにはなっていないと思います。聞いて理解できるのと、それを実際に活用できるかはまた別の能力だからです。
ここでは実際に問題が解けるようになるために、問題を通して身につけていく過程について書いていきます。
使った参考書は前にも紹介した
「英文法完全制覇問題集 7日間完成 大学受験」です。
ステップとしては
①3週目くらいまでは迷ったら即座に答えを見てなぜそうなるかをサラッと確認する。
この時、迷った or 間違えた問題は横に正の字を書いておく。
②4~5周目で間違えが多かった問題(正の数が多い)を中心に復習していく。
①3周目くらいまでは、少しでも迷ったらすぐに答えを見てください。この時点で解けるということに拘る必要はありません。この時点で解けるのならそもそもこれをやる必要が無いのです。安心して間違えましょう笑
この時点ではテンポを重視してさくさく進めていきましょう。一日2,3時間で、一周目は2日、遅くても3日で一周するイメージです。
勉強において大事なのはとにかく復習です。一周目を丁寧にと思ってだらだらと長くやったところで結局最初の方は忘れていますし、丁寧にやった満足感で復習の回数が少なくなりがちです。
2日で一周していると、いくらさっと確認しただけとはいっても忘れきる前にまたその問題に出会うので、3周目頃にはなんとなく覚えてきているものです。
とにかく一周あたりの時間は少なくていいので、問題を見る→迷う→すぐに答えとなぜそうなるかを考える。そうしたらすぐに次の問題に進みましょう。
一問一問をじっくりやりたい気持ちはわかるのですが、本当にやめましょう。無駄に時間がかかるだけです。
ポイント
この段階ではノートなどに答えを書いたり、分からない単語を書いたりみたいなことは一切やめてください。書いているとスピードが落ちます。一個単語を書いたりしている間に次の問題一問程度と同じくらい時間がかかります。そんなことをしてるくらいなら次回の周回でまたすぐに復讐できるように次々と問題をやって行きましょう。ペンは間違えた問題の横に「正」の字を書くの専用です。
②4周目頃になると、自信を持って即答できる問題が増えてくる一方で、今まで3周全てで間違えているような問題も出てきます。
ここでまだ自信を持って即答できない問題、これが本当に苦手な問題です。
ここまでで自信を持って回答できるようになった問題は、そもそも苦手とかそういうレベルではなく、ただ単に知らなかったからできなかった問題です。
まだ間違えている問題は本当にあなた自身が苦手な分野なのでこれを潰していきます。
しかし逆に言えばもう苦手な問題はあぶり出されたので、これを一個一個なくしていければ一問ごとに確実に完璧に近づいているということです。あと少しです。頑張っていきましょう。
ではどうやって具体的に苦手な問題を潰していくかというと、
「なぜそれを間違えたか?問題のどこで答えを判断するのか?次に出会った時にはどうなっていたら解けるのか?」
ということを考えることです。
「あー、このitとthatの組み合わせだからこういうパターンになるんだ」「じゃあ次回この形を見た時はこのパターンに気をつけよう」というような感じで全ての間違えた問題について考えていくのです。
そのように考えていくと、問題のどの部分をどうやって考えれば答えにたどり着くのか?という問題を考える過程から自分で考えるので、この問題だけではなく、次回から文章は違っても同じパターンの問題は全て解けるようになる上に、記憶にも定着しやすくなります。
ぜひ「「なぜそれを間違えたか?問題のどこで答えを判断するのか?次に出会った時にはどうなっていたら解けるのか?」
これを考えてみてください。
toeic 600点くらいまでの勉強方法 1週間詰め込み 文法編ー理論
私が初めてTOEICを受けた時は600点でした。TOEICの過去問などをやっていたというわけではなく、大学受験の延長線上で受けたので、TOEICの点数を目的とはしていない状態でもここまではとれました。この大学受験用の勉強は2ヶ月ぐらいで大体終わったので英語の基礎力を上げつつTOEIC600点位を取りたい方には参考になるかもしれないと思ったので書いておきます。(中学卒業程度の英語力はある方向けです)
まず英語の基礎力を上げるためのポイントは
文法と単語力です。
この2つさえあれば、ある程度は英語が理解できるようになります。特に単語力は相当大事です。極論単語力さえあれば文構造なんか分からなくても大体の文は理解できるようになります。
この時使った参考書は
文法力を上げるために
「歌って覚える 英文法完全制覇(CD付)」と
「英文法完全制覇問題集 7日間完成 大学受験」です。
一冊目が文法を解説している本で二冊目はそれを実際の問題で確認していくための本です。
私が初めて「歌って覚える 英文法完全制覇(CD付)」に出会ったときの衝撃はすごかったです。それまで文法はパズルのようで記憶するしか無いと思っていたのですが、当たり前ののことなのですが、別に文法は私達を困らせようとわざわざ難しく作っているわけではなくて、理解しやすくするために作られているということに気づけました。
この本は、文法が持っている意味だけではなく、「なぜそれが必要なのか」ということが詳しく説明されています。皆さんも数学とかの時に「こんなもの現実世界では使わない」などと思ってやる気がなくなる、と言った経験をしたことがある方は多いと思います。
この本を読むと英文法に対するそういう意識が消え、「これはこういう時に必要で私達が理解しやすくなるために作られているんだ!」と心の底から思えるようになります。
やはり、重要性を教えてくれると私たちはやる気が出るようになっていると思うので、知識だけでなく、「なぜ必要なのか」、「なぜそれが生まれたのか」まで教えてくれる本は私が知る限り普通の参考書にはあまりないと思うので、この本を圧倒的におすすめしています。
そして二冊目はその文法が実際に理解できているかをチェックするための問題集です。
著者が同じ方なのでやはり参考書動詞の繋がりが意識されているので、問題集で間違えた時に、参考書のどの部分に戻れば解説があるかというのが書かれてあるので、使いやすいという理由と、圧倒的に問題数が少ないが範囲が網羅されているので、勉強しやすい、ということが挙げられます。
問題数が少ないということは、勉強時間が少なくなるという理由だけでなく、問題が少ないということは、大事な部分が凝縮されているということなので、「どこが大事な部分なのか」ということをあまり考えずに、これを完璧にすることだけに集中できるということです。これがあまり分厚い参考書だと、結局一周やるので精一杯で、最後までなんとかやりきったときには最初の方を忘れていて、結局あまり完ぺきにできないままだ、ということがあると思います。しかし薄いので分厚いのを1周やる時間で、3周とかできたりします。これは単純に復習が最も大事だからという理由と、一周一周が早く終わるので達成感を感じることができモチベーションの維持にも繋がるというメリットがあります。
マイナーな本ですがこの二冊は本当に名著だと思います。この二冊を完璧にすることができれば大学受験はもちろんTOEIC600点程度なら文法で困るということはなくなります。
では実際の勉強方法を紹介していきます
まず5時間位で「歌って覚える 英文法完全制覇(CD付)」を一周読んでしまいます。これは2日に分けても大丈夫です。この本のCDは使う必要がないと私は思いますし、実際一度試しましたが、しっくり来なかったので即捨てました。いらないと思ったら捨ててしまいましょう。
一周目は理解しようとかあまり思わないでいいので、こんなもんなんだと思って理解できないことがあっても落ち込まず次々読んでいきましょう。5周程度このさらっと読むというのを繰り返します。2周目からはスピードアップするので3時間位で一日一周読むくらいのペースで合計7日間くらいでこの本を終わらせます。最初は理解できないで当然です。とにかく読み進めることだけを考えましょう。そうすると意識しなくても3周目が終わる頃くらいから急速に全体の理解が進み出します。3周目くらいまではあまり理解できないので楽しくないですが、ここは我慢してください。そこからは確実に理解が進みますし、英語力が上がっていることが実感できるようになります。やはり自分の力が上がっているのが実感できるので楽しくなってきますし、やはり一周終わらせるごとに同じ本なのでどんどん理解出来、楽になってきます。
雑でいいので一週間くらいで5周程度と短い時間でたくさん繰り返すのがポイントです。こうすることで一周一周の理解度は低くても、忘れきる前にまたその問題に出会うので、記憶に定着しやすくなります。とにかく復習が最重要なので、いろんな問題集をやるのではなく、同じ問題集を短い時間でできるだけ復習する回数を増やすことを意識しましょう。
長くなってきたので一度ここで区切って、次回はここで学んだ文法を実際に問題を通じて確認していくステップについて書いていきます。
TOEICリーディング勉強方法 長文編
今回はTOEICの長文問題の勉強方法を書いていきます。
「ごめんなさい!!!」、最初に書いておきます、この章は6割位から7割位までしか上がらなかったのです。つまり一番伸び率が低い分野です。後から考えると勉強方法の改善点もあり、しかも最後に取っておいたことで、他の予定が入ったりして長文は予定をこなしきれないまま本番を迎えたというのがその理由です。
なのでこの章は自分が実際どうやって勉強したかと、今ならこうやって勉強する、というのを両方書いておきます。正直最初のやり方でも予定をこなしておけば80%くらいは届いたと思いますが、より効率を求めるために書いておきます。
では実際に使った参考書はこれです。
TOEIC TESTキム・デギュン本気のリーディング200問
この時これ一冊で大丈夫だと思った理由は
「TOEICリーディングの解き方について解説されている上に問題数もそこそこあるから完璧にすればこれだけでも大丈夫なんじゃないか?それで大丈夫なら、解説と実践本で2冊のところ1冊でいいから半分の労力で済むから試してみよう!」と思ったからです。
(そろそろ気づかれたと思いますが私は極度の面倒くさがり屋です。とにかく無駄な部分があるなら完璧に削り落としたい主義なのです。)
しかしこれは後から考えると良くなかったなと感じます。というのは後から本番で点数が取れなかった原因を考えた時に、どの辺りが問われるかという感覚、時間の配分の2つが大きな原因だと感じたからです。
これは実戦形式の練習不足で説明できます。なので今6割位の実力なら、このリスニングと一緒でこの解説が説明されている参考書をやった後に、ひたすら実戦形式の問題集をこなす、というステップを追加します。
これをやっていればリスニングも少なくとも8割は獲得できて、900点近い点数が取れたように思います。
ちなみに実戦形式の問題集ならまた
メガ模試TOEICTESTリーディング1200
をおすすめします。
理由はリスニング編で述べたのと同じで、ボリュームに対するコストのバランスが最高だからです。
では一冊目の〇〇の使い方を書いていきます
基本はリスニング編の解説本と同じで
①3周目くらいまでは問題を解かずに即、答えと解説を見てなぜこうなるかをさらっと確認してすぐ次の問題に進む
理由は解き方を覚えることがこのステップの目的で解くことは目的ではないからです。
②4周目5周目は答えを見ずに解いて正解しているか確認する。
今まで3周解説を見ているのでここで間違えている問題は本当に苦手だと判断できます。なぜ間違えたかをしっかりと確認し次は間違えないようにしっかり覚えていきましょう。
こう書いてますが、私がこの一冊だけでも大丈夫かもとやる前に判断した理由ですが、分構造的には20問もあればほぼ網羅しているし、解き方ももこの一冊で大丈夫なんだから、実戦形式での慣れは必要ないのかもしれないと思ったからです。
結果的には実戦形式への慣れは絶対必要でした。なんなら解説本より実戦形式の方が重要とすら今なら思います。なので今からやる人は実戦形式の問題もこなしましょう。
ここで実戦形式の問題集のやり方ですが、リスニング編と同じで
①実際に解いてみる
②間違えた問題はなぜ、間違えたのかをしっかりと考え、どうやったら次解けるかを考える
③これを5周繰り返す
だけです。
何度も言いますが、やはりなぜ間違えたのかをしっかりと考えることがポイントです。
「問いが何を聞いているのかわからない」「文構造が分からず全体的に意味が追えなくなった」などの理由があると思います。」これをはっきりとさせ、どうしたら、
次回同じような問題が出た時に解けるかを考える事で、次に同じような問題が出た時の対処能力が急上昇します。
正直TOEICは実戦形式の問題集でパターンは網羅できます。文の内容が違うだけで構造的には同じような問題しか出ません。慣れてきたら問いの設問を見るだけで「これは間違えだろうな」みたいなのが分かりさえします。
なのでこの問題集を完璧にしておけば、本番でもほぼ同じような問題がでるので高得点が狙えます。
私はTOEICを終えて、「TOEICはいかに問題形式に慣れているかが滅茶苦茶重要だ」、と思いました。よほどの英語力がない限り本番に慣れていないと点数は思うように取れないと思います。
今回紹介したやり方で実際の英語力を高めながら、本番形式にも慣れることでTOEICの高得点だけでなく、皆さんが実際に英語を使う際の助けになれば幸いです。
TOEIC文法90日で9割解けるようにする方法②文法編
ではTOEICの文法の成績を上げる方法を書いていきます
文法はPart5で直接的にそれ自体を問われ、Part6も長文のように見えて実際には文法を問われているだけ、そしてPart7の長文を読むときの根幹となる能力です。
最初にここを完璧にすることで、Part5,6のスコアと、英語の基礎能力を上げてしまいます。使いまわされた言い回しですが、やはり基礎がないと能力ってある程度で本当に伸び悩みます。
なので基礎である文法をどれだけ完ぺきにできるかでこの後の成績の伸びに大きく影響してきます。ここをきちんとやっておくとその後のリスニング、長文もスムーズに成績が上がっていきます。そしてなにより、文法は覚えたら即座に成績に反映されるので、結果が目に見えて楽しくなってきます。
それを心に留めて取り組んでいきましょう。
では実際に使った参考書を紹介します。
新TOEICテスト 文法問題 でる1000問 TEX加藤著 です。
選んだ理由としては、一番大きかったのは他の方の勉強法を調べていたところ1000問ほどの文法問題を完璧にすると、TOEICの文法問題全体が網羅できる、といった方が多かったので、量的にぴったりであったこと、そしてこの本の評判も良かったのでこれを選びました。
二つ目の理由は曖昧ですが、参考書は基本的にみんなに人気のある本に外れはない、という経験からです。
ある程度の本なら、完璧にしさえすれば成績は上がるので、よくわからない時は定評があるものを選ぶに限る。という経験則からです。
定評があるものにほとんど外れのものは無いです。ハズレでさえなければやりさえすれば成績は上がります。
実際本番では私も文法は9割程度解けるようにはなったので間違いなかったです
完璧にすることだけに集中してやっていきましょう。
では実際の使用法を書いていきます。
流れとしては、
①一周目は7章まで普通に問題を解く(4日以内くらい)
②一周目で間違えた or 解けたけど自信はなかった)問題だけを解いていく(2日で一周以内)
③2周連続で自信を持って答えられた問題は①と同じで二度とやらない
④これを5周繰り返す
⑤5周終わったら最後の本番形式の問題で腕試しをしていく。
です。
では具体的なやり方に触れていきます。
「①のとりあえず7章までの問題を一度解いてみる」という段階は文字通り問題を解くということです。この時答え合わせをして間違えた問題にはチェックをしておきます。この時の注意点としては、正解していても、勘で正解した問題、なぜそれが正解なのかは分からないが当たっていた。
こういったものは全て間違えた問題と同じ扱いです。
確信を持ってこれが正解だと思ってあっていた場合以外問題の横にでもチェックしておいてください。
そして復習に入るのですが、ポイントです。
一周目で確信を持って正解した問題は二度と解かないでください。
一周目で正解できたということは、本番で出てもほぼ間違いなく正解できます。ということは二回以上それを解くというのは全くの時間の無駄です。
二回以降もなんとなく不安で解きたくなる気持ちはわかるのですが、大抵の場合それは「正解できる」ということを確認したい自己満足です。
自己満足と割り切ってモチベーションのためにやりたいと思うとかならいいと思うのですが、できるだけ時間をかけずに高得点を取りたい人にとっては、無駄です。一切手を付けないでください。成績が上がらないことに時間を費やすのはやめましょう。
こうすることで二週目以降復習する問題の数を減らすことができます。
30%正解した人は2周目は70%の問題しかやらなくても良くなります。
1000問なので700問ということです。
2周目以降も、全ての問題を解くという人が大半ですから、そういう人が1000問解いているところを700問しか解かないでいいのです。これだけでもいきなり30%もの無駄な時間をカットできます。
このカットで生まれた時間は他の解けない問題を復習することに注ぎましょう。
一周目は間違えがたくさんあると思いますが気にしないでください。いちいち落ち込まず即答えを見て、なぜそうなるかさっと考えて、次の問題に進みましょう。短すぎると感じるくらいでちょうどいいです。これから5周やるのでさっと復習さえしておけば最後の方には解けるようになってます。一周目は分からないで当然です。それだけ伸びしろがあるということなので、間違えた問題に出会った時は、「これが理解できたらまた点数が上がるなー笑」と思って楽しんでいきましょう。
こうやっていくとどんどんとやるべき問題が減っていきます。そうするとさらに間違えた問題を復習することに時間を当てられるようになります。間違えた問題を直しておくことはダイレクトに結果に直結します。なぜなら本番も90%以上はこの本と同じような問題だからです。文法の出題にそんなパターンはないのでとにかくこの一冊を問題を見たら3秒以内に解けるようにしてください。
こうやって5周繰り返すと殆どの問題が解けるようになっていることに気づくはずです。その段階になった8章以降の模擬試験で腕試ししていきましょう。最初の頃に比べると格段に問題が解けるようになっていることに気づくはずです。
7章目までを完璧にした後は、模擬試験で腕試し+能力調整と平行して、長文の勉強に取り掛かっていきます。
では次回は長文の勉強法を紹介します。
TOIEC READING ①戦略編
今回はREADINGセクションの勉強の戦略について書いていきます。
TOEICは基本的に文法と長文問題のふたつのパターンしかありません。なので、私が勉強を始める前に決めた方針は
①文法の問題集を解いて、完璧にする。
②長文の問題形式に慣れる
の②ステップです。
文法を先に押さえてしまうことで、長文の文法の理解ができるようになり、結果長文の勉強の効率も上げる事に繋がると考えたからです。
逆に長文からやってしまうと、文法事項でいちいち詰まって、解説を読んで理解して、また後に文法の問題集を解くという二度手間になります。
「何から先にやれば一番効率がいいだろう?」と最初に考える癖をつけることはTOEICのみならず、他のことを勉強する際にも役立ちます。TOEICだけでなく、ぜひ他のことにも使ってください。
なので全体を通すと、文法→リスニング →リーディングの順番がいいと思います。
なぜリーディングの前にリスニングをするのかというと、リーディングは分からなくなったら前を読み直して解くということが可能ですが、リスニングはそれができないから、英語をその順番のまま理解する癖をつけることができ、読み直さず理解するということは、リーディングの時にもかなり役立つからです。
そしてリスニングの方が文章が易しいので理解しやすいです。
なので私はリーディングの勉強の前にリスニングをやることを推奨します。
「まんべんなく勉強しなければいけない」「すべての技能をバランス良くやっていくことが大事だ!」とよく言われています。皆さんもこう聞いて、一日にすべての分野を少しずつやっている人も多いでしょう。
しかしこれは違うと思います。
私はそういった意見に関して、納得できる論理的な根拠を聞いたことがないです。
文法、リスニング、リーディングこの順番で、文法が終わるまでリスニングはやらない、リスニングが終わるまでリーディングはやらないという私の意見には相乗効果があるという、少なくとも論理的な理由があります。
文法→リスニング→長文、この順番で勉強すると、一つ終わると次の効率が上がっているのに対し、バランスよく全ての分野をやると、そういった相乗効果がないまま勉強しなければいけないのです。
(「それは違うぞ」という意見があったら是非コメントお願いします!私も日々効率化できるように考えているので、有用な意見であればどんどん取り入れていきたいです)
リスニングとリーディング、全ての英語の理解の基礎である文法を最初にやり、比較的かんたんな英語をそのままの順番で理解する癖をリスニングの勉強で身につけ、英語をそのままの順番で理解することを難易度が高いリーディングで磨いていきます。
こうすることで、前にやったことが次にやることの効率を上げることに繋がり、結果効率よく英語の能力を上げることにつながっていきます。
本当に大事なので、もう一度言いますが
「手間を増やさなくても、勉強する順序を変えるだけで驚くほど成績の変化に差がつきます。」
では次回は文法の勉強の際に使った参考書、どうやって使っていたかを紹介します。
モチベーションに関係なく、勉強をするためのただひとつの秘訣
「今日はやる気がでないなー」「昨日多めにやったから今日は特別に休み」
などと思って一日サボったのをきっかけにダラダラと数日休んでしまい、計画通りに全く進まない、なんて人も多いと思います。
実際私がそうでした。私は本来人一倍面倒くさがり屋なので、三日坊主どころか、3日も持つことなんかマシな方で、3時間後、ひどいときには、1問分からない問題でつまずいだだけで、「気分転換に他のことをやってみようか」とか思って、他のことをやったが最後勉強に戻ることはない、みたいな実行力でした。
今考えると中々ひどいですね笑
その時は、じゃあやる気が高い状態をどうやったら保てるかということを考えていました。
勉強法の本や、英語ができるといかに役立つか、といった本を読めばやる気が出るので、それを毎日読めばやる気が出るのでは、と思ってやってみても、2,3回も読めば飽きてしまうので、継続的ではないと気づき、
目標を紙に書いて毎日目が入るところに貼っておく、というのを試してみても全く効果がなく、この他にもやる気が出る方法について書かれた本は、少なくとも100冊程度は読んできたと思います、そしていろいろな方法を試してみましたが、そのときはやる気が出るが、すぐに薄れて結局元通り、という繰り返しでした。
「やらなければいけないことはわかっているが、やる気がでないからできない」とずっとモヤモヤしていました。
しかしある時思いつきました。
「やる気があろうがなかろうが勉強すれば成績は上がる。やる気があるかないかは直接的には勉強に関係ない」と。
じゃあ、「そもそもやる気なんていらないんじゃないか、上げる必要すらないのではないのか?」と思い
じゃあやる気っていう概念を自分の中から消して、その日立てた計画通りにとにかく無心でやろうと思ったのです。
やる気なんていらないから、とにかく決まった時間に机に向かって、決まった時間に終える。途中で他のことが気になっても、感情を殺してでも勉強をやり続ける。
「モチベーションなんて関係ない、とにかく今は感情なんていらないから勉強する時間だ」ととにかくそれだけを考えることにしたのです。
そうするとどうでしょう、今までのように複雑なことを考えなくて良くなった効果もあったのでしょうか、計画通りに勉強できるようになり、成績ももちろん上がりました。
それまでは、やる気が出る方法について、どこかに「これさえ見つければ常にモチベーションが高い状態が維持できる」といった魔法のような方法があると思っていたのです。
あとで気づいたのですが、そもそも物事には全てアップダウンがあるんだから、やる気が上がった時できるということは、必ず訪れる、やる気が下がった時にできないということだから、むしろやる気を出そうとする行為は、やる気を下げようとする行為と表裏一体だと。
とにかくややこしいことは考えず、「モチベーションなんて関係ない、今は勉強の時間だから勉強するんだ」とだけ思って時には、感情を殺してでもやることで、やる気が特別高いこともない代わりに、やる気がでない時もそれを言い訳にできないという状況になり計画通りに進めることが大分楽になりました。
そしてなんやかんや感情を殺してでも無理やりやっていたものが、やっているうちに楽しくなってくるものです。
私がやる気を保つための方法を探して探して最後に行きついた方法は、、
やる気を保つための最善の方法はやる気について考えないこと
でした。すごい皮肉ですね笑
私にはこの方法がすごいはまりました。皆様もやる気がなくなったときは、「やる気なんか関係ない、やれば上がるんだからやるだけだ」ということを少し思い出してみてください。
TOEICリスニング9割超えのとり方 ②勉強実践編 後編
ここからは前半で学んだ型を実際の問題に対して使っていくことで解くことに慣れていきます。いくらやり方が分かっても実際に使えなければ意味がないし、それには考えながらの実践あるのみです。
そしてその使った教材を用いてディクテーションなどと組み合わせることで、英語を流れてくるスピードでそのまま理解していくという、英語の基礎力向上も同時に目指していきます。
この段階で基礎力全体の向上と問題を解くことに慣れることで実際の試験で点数を取れるようにします。
では使った参考書を紹介します。
メガ模試TOEICTESTリーディング1200です。
これを使っていました。
TOEIC公式問題集をを使わないのか?と思われる方も多いと思います。
実際TOEIC対策について書かれている書籍、ブログでは100%と言っても良いくらい公式問題集が紹介されています。
私がこの本を選んだ理由としては、まずは問題形式も傾向も公式問題集と遜色ないこと。これはもちろん、TOEICの専門家が作っているので大幅に公式問題集と違っているということはないでしょう。
そして、この参考書を選んだ一番の理由は一冊約2500円でなんと12回分の問題が含まれているという圧倒的なコスパの良さ。
TOEIC問題集が3000円で3回分、同じ問題数をこなさそうと思ったら軽く一万円以上かかるので、この問題集を使うことで、コストを3分の一以下に抑えることができます。
(皆さんもやっぱり同じ効果が出るなら安い方がいいに決まってますよね?)
一度友達にこの問題集を勧めたところ「この問題集は解説がなさすぎる」と言われました。
確かにこの問題の解説部分には、答えと音声のスクリプトが載っているだけで解説は皆無と言ってもいいほどです。
しかし、全く問題ありません。それは解き方は前半で既に学んでいるからです。
前半部分をきちんとやっていると、答えとスクリプトさえあれば自分でなぜそれが答えになるか分かるようになっています。
なのでこの欠点だけで圧倒的に安くなるならこれでいいと思います。
もちろん効果がでなければ問題ありですが、それは私が上げたことで実証済みだと思います。安心して勉強を進めていきましょう。
(もちろん「そのくらいのお金なんて惜しくない」って方は公式問題集を使っても構いません。勧めている人が多いので安心感はあるでしょう。ただやることは同じです。同じような効果が出るならもちろん安い方がいいって方はこれを使いましょう)
では実際にこれをどう使っていたかを紹介します。流れとしては、
①前半で学んだ型を意識しながら実際に問題を解く
↓
②解き終わったら、回答を見て間違えた問題には横に印をつけておく
↓
③なぜその問題が解けなかったのかをしっかりと考える
↓
④意味をさっと理解した上で音読する。
全体の流れとしてはこのような感じです。
では一つ一つを詳しく見ていきます。
①前半で学んだ型を意識しながら実際に問題を解く
これは文字通り普通に問題を解いていくという意味です。
学んだことがどれだけできるのか軽い気持ちで解いてみましょう。
②解き終わったら、回答を見て間違えた問題には横に印をつけておく
これをすることで、後から見直したときでもどの問題を間違えたか一目瞭然で、復習の時に役立ちます。
今まで自信を持って正解している問題は、次やってもほぼ間違いなくできるので、復習する必要は一切ありません。一度自身を持って正解した問題を2周目も繰り返すことは、ただの自己満足です。最短の時間で成績を上げたいのであれば、効果に直結しないことは全て排除しましょう。そしてその省けた時間を使って、間違えた問題だけを復習することに時間を費やしましょう。
③なぜその問題が解けなかったのかをしっかりと考える
解けなかった主な理由としては、
●速さに耳がついていけなかった●単語の音の繋がりで聞き取ることができなかった。●問題がとききれないまま次の問題が始まってパニックになって連鎖的に間違えた
というようなことがあげられると思います。
こうやってなぜ解けなかったのかを考えると、いつも同じような理由で間違えていることに気づくはずです。
後で音読で復習するときなどにこれを頭において進めることで、これを克服することができるようになります。
なぜ間違えるかが分かるなら、それを克服すればいいだけだからです。
間違え方にそんな多くのパターンなんかないので、一個一個それを潰していったら完璧に近づいていくに決まっています。
これを理解せずに進めると同じパターンで何度も何度も間違えるということから中々抜け出せなくなります。
これはとても大事なことなので間違えた問題は一つ一つきっちり検証していきましょう。
僕は多く間違えた大問を中心に復習していました。
具体的には、和訳して音読する他にも、その大問は移動時間に聞いて意味をとるか、シャドーイングをしていました。
間違えが多かったということは理解度が低いということで優先順位は高いです。
ほとんど解けた大問の復習は程々にして、間違えが多かった問題から復習していきましょう。
このやり方で3周かけて完璧にする気持ちでやってください。
三週目の問題を解く時に流れてくる問題文がほぼ全て理解出来、95%は解けるようにしましょう。
このやり方で私は短期間で約95%の正答率を叩き出しました。
従来のやり方に比べ2冊しかやっていないし、そんなに勉強時間もかかってないと思います。
時間に余裕がある場合でもとにかく一冊一冊を完璧にしていってください。
たくさんの参考書を一周ずつやるといったやり方をしていると全て中途半端になります。このやり方だと本当に成績を上げるのに時間がかかります。
成績がいい人ほど一冊一冊を完璧に仕上げています。
皆さんも他には一切手を出さなくていいので、この二冊を完璧にすることだけに集中してください。確実に成績が上がることをお約束します。