ロサンゼルスから「木瓦」の相談きたー！
現地のクライアントがご所望とのこと…
まさか大谷くんの自邸計画なんてことはないよな〜(笑)
なんにせよ「木瓦」はローカルな美を纏い、グローバルな可能性に満ちている(^^)
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沖縄赤瓦プロジェクト
今から約300年以上前にこの地に屋敷を構えた上江門家(イージョウケ)…この沖縄伝統民家改修プロジェクトの赤瓦葺きが完工！
鉄分の多い淡路土だからこそ出せる濃い“朱”が、まだ初々しくも沖縄の美しい土着風景をつくる。
手作りの滴水型軒平など“つくる苦労”に、素焼きで吸水率［平瓦7%台、丸瓦4%台］を目指した“焼く苦労”などもはや懐かしく…そしてこの佇まいを見てすべて報われた。
やはり屋根や瓦のカタチというものは、日射の強さ、気温、湿度、風向風速、雨量…などその土地を構成するパラメーターのすべてを可視化するセンサーそのものであり、長く続いてきた必然の素材とデザインである。
やはり沖縄には赤瓦が似合うなぁ。
そして広く日本の風景には、同じくパラメーターが可視化された瓦屋根が美しい(^^)
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瓦の”本質の価値“を伝えたくて…
GW最終日もこの淡路島の南西の端っこにある瓦工場までたくさんの方々にお越しいただきありがとうございました(^^)
400年にわたる淡路島の瓦づくり…その歴史浪漫の一旦に触れていただけたのであれば幸いです。
瓦のコースターはグラスの結露を魔法にように吸ってくれる…それは瓦の一つの大切な機能を体現しています。
土を焼いただけの瓦は屋根の上で呼吸し、調湿し、断熱し、建築と暮らしを健康快適に保つ…この高温多湿な国において1,400年も持続してきたそんな瓦の”本質の価値“を伝えたくて2,010年に始めたこのGallery運営と体験プランです。
この積み重ねで将来どこかの土地で一軒一軒と瓦屋根の建築に繋がり、それが連なり美しい風景となり、その折り重なる屋並みのもとに同じく折り重なる豊かな人々の関係性を取り戻したい。
そんな私達の想いが、いつか実を結ぶためのまた小さな一歩を進めることが出来たこのGWでした。
改めて「瓦というモノとコト」と真摯に向き合っていただきありがとうございました。
明日5／7は定休日となりますが、引き続きGALLERY 土坐 ‐tsuchiza‐をどうぞ宜しくお願いします(^^)
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なんなら家具も作ります(^^)
一枚一枚手作りし、亀裂が入らないよう土が締まるまでゆっくり時間をかけて乾燥させたスツール用の坐面瓦がなんとか焼きあがった。
よく見ると、通常の瓦と比較すると2箇所の切込みがない。
釘穴や水返しなどの細工がなく潔いまでの素朴なシルエットは、かえって“昔瓦”のように味わいと色気がある(^^)
今どきの瓦師はスツールもデザインします(^^)
Gallery土坐のゲストが体験ワークショップで2時間以上座りっぱなしの後、その存在感を忘れるほど快適だったことにふと気付く“瓦スツール”に、立て続けにオーダーが続いた！
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銀古美「甍富士」初登場！
先月、木瓦で美しく仕上がった倉敷の家。
連休明けの2期工事で長い塀の笠木瓦を新しくする。
使用する塀瓦は今回初登場の「甍富士(いらかふじ)」…今日、銀古美の窯出しで初めて焼きあがった！
シルエットはシンプルで綺麗だが、継ぎ目を隠すものがないので、これは作るのも葺くのも難しい。
美しい数寄屋風住宅の外周を上品に飾る塀瓦…さあ、どんな風景を描くか楽しみだ(^^)
設計：武井 誠 + 鍋島 千恵／TNA
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“屋根の瓦づくり”があればこそ…
銀古美の窯出しから…これなんでしょう？
カットした野球ボール！？
サイズは300㎜径…デカい^^;
スケールの大きな大谷くん用のボールかな(笑)
その他ここ最近焼きあがった傘立てに時計にと“屋根以外の瓦”づくりも続々と…
やれやれ、いろんな依頼があるもんですが、本業である屋根の瓦をなんとか焼き続けられているからこそ、このようなプロダクトも一緒に焼くことができる。
小物ばかりでは大きな瓦窯は炊けない…。
もっと“屋根の瓦”の依頼もお待ちしてますー(^^)
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GW＝Golden Work！
今年もやはりGW(Golden Work)中の瓦工場！
続々と銀古美の窯出しから…こちらは軒瓦に見えるが実は特殊な手作り棟役物。
東京の住宅計画は片流れの一枚屋根。
軒瓦に意匠を合わせて手作りした、片流れトップの「逆石持万十一文字(ぎゃくこくもちまんじゅういちもんじ)」←長い(笑)が、無事に上品でビンテージな色に焼きあがった！
設計者のイマジネーションをこうして一枚からでも手作りでカタチに出来る「瓦」こそ、サステナブルな未来建材だと思う(^^)
設計／瀬野和広＋設計アトリエ
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