canashiroのブログ

はてダ挫折者の再挑戦。

地上波でみないあれやこれやのこと。

午前中は津田大介の日本にプラス、の新日本特集をみていた。

www.tv-asahi.co.jp

新日本プロレスの特集自体は最近そんなに珍しくない(し、我が家がおっかけているので見る機会が抜群に多い)のだが、ジュニアヘビー級にスポットを当てているというところが珍しい。とはいえ、大半は獣神サンダー・ライガーの半生みたいな話で、そこに加えて最近のジュニア戦線の話を展開という感じ。

津田大介音楽配信ニュースや著書は読んでいたが、この番組を見るのは初めてだった。

 

午後は買い出しに出かける途中のカーラジオでトーキングwith松尾堂を聞く。

www4.nhk.or.jp

ゲストがサンキュータツオと神田松之丞。神田松之丞も最近おっかけているのだけど、おっかけなくても色んな所で目につくような気がする。こちらが意識しているのでチラチラ目があうだけかもしれない。

 

プロレスと講談、どちらも「今巷で大人気」という言葉を枕に紹介されるものの、どちらも当事者は「先ずは多くの人に見てもらわないと」という点が共通している。たしかにどちらもバラエティでよく目にするけど実際の試合、寄席は目にしたことがない人がほとんど居ないだろう、自分みたいな好事家の界隈では大人気という段階。生で見るのは一番なのかもしれないけど、プロレス、講談が地上波でそこそこの視聴率を取るような時代は来るのだろんだろうか。そもそも地上波なんて時代遅れなんだろうかとちょっと考えてしまった。

2018良かったもの集

2018年よかったもの集。思いつくままに。別にベスト10とかではない。

家電とか

www.mrmax.co.jp

ミスターマックス専売の65型4KHDRテレビ。

本当はLGの有機ELの55型買うつもりだったんだけど、ビッグカメラやコジマ電気、山田電気がpaypayキャッシュバックキャンペーンに便乗して値段を上げまくっており、頭に来たので店頭に在庫があったこれを買った。結果として、86162円全額キャッシュバックしたので超満足した。

以前つかっていたのがプラズマなので、流石に色合いについては難がある(様に思えてしまう)けど、とにかく大きいのは正義。2日でなれたけど。

色合いの調整をやろうと思いながらまだできてないし、どうやればいいのかわからない。HDRのあとに普通の色をみるからおかしくみえるのかもしれず。

Apple iPad Wi-Fiモデル 128GB ゴールド MRJP2J/A

Apple iPad Wi-Fiモデル 128GB ゴールド MRJP2J/A

 

Airになる前のiPadをもってたんだけど7年ぶりぐらいに購入。買う前はちょっと躊躇してたんだけど、もっと早く買ってよかった。MBAの利用頻度が下がってるぐらいには便利だし、雑誌とかみるのがすごく楽しい。

  • AppleWatch serires4 

 初代から買い替え。初代の充電が一日持たなくなってきていたので3にも手が出そうになってたのだけど、なんとか耐えた。心電図などの強化は日本では意味がないので3のタイミングで買い替えてもよかったのかもしれない。充電が丸一日もつようになってきたので風呂の前後で充電して、夜も睡眠の様子をモニタリングしてる。何が良いということはないけど、なんとなく記録が残るのは嬉しい。あと、画面サイズが大きくなったのは単純に嬉しい。

  • minibot x5

Amazonで本体が買えなくなってるけど、15800円で購入したお掃除ロボット。お掃除ロボットは初めてだったのでいろいろと苦労もしたけど、やっぱり便利。何より安いのが最高。あと、誤って硬いものを巻き込んでパッキンが破損した際に問い合わせたら無料で送ってくれたのがとても良かった。 スマートスピーカー対応も、出掛けにかけて行く際などに設置場所まで行く必要もスマホアプリを開く必要もないので便利。

  • ダイニチ 加湿器 

インフルエンザになったりしたので。

個人的にはあんまり効果を感じないけど、スイッチはいってなかったらすぐに妻が気づくので効果があるのは間違いないらしい。 

生活用品とか

ナガノ 切り巾たくさん製麺機 2386

ナガノ 切り巾たくさん製麺機 2386

 

 ナガノ産業の製麺機。その名の通り、切り巾がたくさんあるのですごく良い。かん水入れて中華麺の製麺は初めてだったのだけど、ものすごく美味い。あと、普段やっていたうどんも製麺機で作るときれいに出来上がるのですごく良い。専用の小麦もすごく美味い。ただ、そばだけは段違いに難易度が高いのでこれからも修業が必要。

サーモス 真空断熱スープジャー 500ml ダイダイ JBM-501 DD

サーモス 真空断熱スープジャー 500ml ダイダイ JBM-501 DD

 

サラダチキンとキャベツの千切りを弁当にしてたのだけど、寒くなったのでスープにするために購入。主に大根と鶏胸肉を圧力鍋で煮込んで食べてる。昼間でほかほかに保ってくれるのでとても良い。 

  • 自転車

 定番のGIANTからイオンバイクのオリジナルモデルまで色々と検討しまくった結果、安心と信頼のブリヂストンを買った。ライトやスタンドもついていてお得感があったのと、パンクしにくいタイヤが決めて。今年の猛暑もあって(言い訳)ロングライドできていないのだけれど、 近所を少し走るだけでもすごく楽しい。

 近所のスーパーで買ったのでモノはこれと違うけど、たぶんどれも大差ない。足裏がさらさらになるので、もっと早く買えばよかった。半年ぐらいつかうと、給水がかなり落ちてくるけど、紙やすりかければ復活する。あと、裏返してもいい。

  • フードグレーター 

Microplane フードグレーダー クラッシックシリーズ ゼスターグレーター MP-001

Microplane フードグレーダー クラッシックシリーズ ゼスターグレーター MP-001

 

チーズを削りたくてかったけど、他のものもざくざく削れてなんか豪華な気分になれる。粉チーズ買うよりは高いけど、気分を考えるとそこまで高くもないと思う。 

その他

純米大吟醸 獺祭 島耕作 1ケース (720ml×12本)
 

リンク貼ったやつはプレミアついてる転売なので買わなくていいのだけど、1本1200円で売ってた獺祭(の品質基準を満たさないB級品)。値段もさることながら、獺祭のうちの何が詰められているかわからない獺祭ガチャ状態だったので面白かった。近所の酒屋で買ったものとあわせて3本購入したうちの1本が明らかに精米歩合が高くてSSR獺祭だった。 

  • 麦飯

胚芽押麦 1kg

胚芽押麦 1kg

 

割と麦多めで食べてるけど美味しい。当然、子供はいやがるので常時は食べてないけど、本当は常時食べると身体によいのかしらとおもっている。休日の朝に炊いてもりもり食べる。多分、量と質で相殺か、食べすぎてマイナスぐらいにはなってる。 

  • 香港SIM

いわゆる香港SIM。中国出張でもTwitter見られるし、LINEできたのでとても便利だった。差し替えると日本の番号は使えなくなるので、本当はデュアルSIM端末だと嬉しいのかも。 

https://www.han9f.co.jp/daycruise/

昼過ぎに神戸を出て、昼間のうちに瀬戸内海をクルーズして北九州まで戻ってくる記念クルーズ。

正直、当時4歳の子供をつれて 20時間弱の船旅は不安もあったのだけど、全くの杞憂でかなり楽しめた。イベント盛りだくさんで暇なんてほとんどなかったし、昼間の瀬戸内海を眺めながらの入浴とか最高だった。あと、ツアー客が多かったっぽくて、2等船室が家族で貸し切り状態にできたのも幸運だった。

関西へは大洋フェリーでいったのだけど、こちらは三連休前ということもあり、いびきの大きなおじさんも居て、子供連れ的にはちょっとつらかった。

 

シンゴジラについて

シンゴジラについては何を語ってもネタバレになりそうなので老骨にムチを打ってブログを書きます。

シンゴジラについて何を語ってもネタバレになると僕が感じたのはつまり、このシンゴジラが徹頭徹尾「演出を楽しむ」映画である感じたことに付きます。
已にネット上に幾つか記事があがっているように、コレを憲法9条にからめて見ることもできるでしょう、東日本大震災原発事故にからめて語る事もできるでしょう。しかし、これは、その要素はスパイス程度にいれてあるのであって、本題ではないのではないでしょうか。
つまり、ゴジラである以上多少は放射性物質、科学的文明への警鐘要素がなくてはならないという要請から来るものであって、監督以下スタッフが本当に描写したいものではないのです。

監督以下スタッフがやりたかったことはなにか。それはつまりゴジラを撮るということだろうと思います。だかその上で上述の要素は不可避だった。だから入れた。それ以上でもそれ以下でもないと思います。無論、それを深読みすることは受けての自由ですが。

そして、もう一つ、シンゴジラの成功?の立役者は樋口真嗣であるということも僕は強く感じました。これまで樋口真嗣ローレライ以下、オタクに叩かれながらも日本映画の中に特撮的な映画を作ってきました。それも興行収入面でそれなりの成功を収めつつ、です。彼は特撮的文脈を一定程度確保しながら、興行面で求められる要素をきちんと入れた映画をつくってきた。彼は庵野秀明がシンゴジラの総監督を務められるだけの下地づくりを行ったというべきだろうとおもいます。

もちろん、シンゴジラを「エヴァ的なもの」として語ることはできます。でも僕はエヴァ狂信者として敢えて言いたい。あれは庵野的なものであって、エヴァではないと。世の皆さんがエヴァに何を求めているかはわかりませんが、私はシンゴジラ庵野秀明の演出的な手腕は見出しこそすれ、ごく狭義の「作家性」を感じませんでした。彼はこの作品においてあくまで面白い特撮をとろうと言うことに徹したと思います。そして、本来あるべき監督の職務を果たしたと思います。一方で次のエヴァンゲリオンでこんな大人しい、大人の仕事をしたらゆるさねーぞ、という思いがあることを告白します。*1

ともあれ、いまのところ、特撮ファン、オタク層には好評なようですが、映画の日の月曜日に僕が行った劇場では決して動員が良いとはいえませんでした。オタクは概ね公開からスグに映画館に行くものです。次の週末以降、この映画がどのような興行収入を達成するのかは、興味深く見守って行きたいと思います。

*1:大人げない作品をつくっても許しません。僕は彼がどんなエヴァンゲリオンをつくっても決して許しません。

シンゴジラについて

シンゴジラについては何を語ってもネタバレになりそうなので老骨にムチを打ってブログを書きます。

シンゴジラについて何を語ってもネタバレになると僕が感じたのはつまり、このシンゴジラが徹頭徹尾「演出を楽しむ」映画である感じたことに付きます。
已にネット上に幾つか記事があがっているように、コレを憲法9条にからめて見ることもできるでしょう、東日本大震災原発事故にからめて語る事もできるでしょう。しかし、これは、その要素はスパイス程度にいれてあるのであって、本題ではないのではないでしょうか。
つまり、ゴジラである以上多少は放射性物質、科学的文明への警鐘要素がなくてはならないという要請から来るものであって、監督以下スタッフが本当に描写したいものではないのです。

監督以下スタッフがやりたかったことはなにか。それはつまりゴジラを撮るということだろうと思います。だかその上で上述の要素は不可避だった。だから入れた。それ以上でもそれ以下でもないと思います。無論、それを深読みすることは受けての自由ですが。

そして、もう一つ、シンゴジラの成功?の立役者は樋口真嗣であるということも僕は強く感じました。これまで樋口真嗣ローレライ以下、オタクに叩かれながらも日本映画の中に特撮的な映画を作ってきました。それも興行収入面でそれなりの成功を収めつつ、です。彼は特撮的文脈を一定程度確保しながら、興行面で求められる要素をきちんと入れた映画をつくってきた。彼は庵野秀明シンゴジラの総監督を務められるだけの下地づくりを行ったというべきだろうとおもいます。

もちろん、シンゴジラを「エヴァ的なもの」として語ることはできます。でも僕はエヴァ狂信者として敢えて言いたい。あれは庵野的なものであって、エヴァではないと。世の皆さんがエヴァに何を求めているかはわかりませんが、私はシンゴジラ庵野秀明の演出的な手腕は見出しこそすれ、ごく狭義の「作家性」を感じませんでした。彼はこの作品においてあくまで面白い特撮をとろうと言うことに徹したと思います。そして、本来あるべき監督の職務を果たしたと思います。一方で次のエヴァンゲリオンでこんな大人しい、大人の仕事をしたらゆるさねーぞ、という思いがあることを告白します。大人げない作品をつくっても許しません。僕は彼がどんなエヴァンゲリオンをつくっても決して許しません。

ともあれ、いまのところ、特撮ファン、オタク層には好評なようですが、映画の日の月曜日に僕が行った劇場では決して動員が良いとはいえませんでした。オタクは概ね公開からスグに映画館に行くものです。次の週末以降、この映画がどのような興行収入を達成するのかは、興味深い見守って行きたいと思います。

やっぱりお湯割りが一番という話。

ぐっと涼しくなりまして、僕も久々に焼酎をお湯割りにしました。若い頃はロックがメインでしたが、大学院生のころ、一緒の研究室になった酒乱の男が僕にお湯割りを教えまして、それ以来ずーっとお湯割りを呑んでいます。真夏でもお湯割りを呑む時もあります。クーラーの聞いた居酒屋なら、間違いなくお湯割り。

もう、極端なことを言ってしまえばお湯割りって、お湯がツマミで焼酎が酒っていう感じの飲み物です。非常にやわらかで、ほんの少しの塩でもあれば無限に飲めてしまいそうな優しさがあります。少しぐらい飲み過ぎても、蒸留酒だから、次の日も安心(かもしれない)

とはいえ、お湯割りを作るのにも幾つかコツがあります。よく言われるのは注ぐ順番。お湯が先で焼酎が先。これで滞留で混ざってくれて、お箸なんかでくるくる回す無作法なしに美味しいお湯割りが飲めます。次に、お湯の温度。これは80度〜85度が良いそうですが、僕の場合はグラスに氷を1つ2つ入れてから、沸騰したお湯を注ぎます。これで大体ちょうどいい温度になる。80度のお湯って用意するのが面倒ですからね。

お湯割りといえば芋焼酎と言われてますが、貧乏人の味方甲類焼酎や、麦焼酎でもぜんぜん問題ありません。そば焼酎ならそば湯割なんて洒落こんでみてもいいでしょう。米焼酎なんて癖がないのでどうのんでも美味しいですよ。本当は芋焼酎の前割燗付けがいいんでしょうが、あいにくとやったことがありません。冷静に考えたら適当な容器で割っておいて、鍋とかで熱を加えてもいいんですよね。今度やってみようかしらん。

お湯割りを呑むなら陶器の器がおすすめです。耐熱ガラスでもいいですけど、湯のみみたいな素焼きの陶器が一番いいと思います。厚めの縁が口に触れる感覚も優しいですしね。同じお湯割りでもホットウイスキーなら、取手をつけたガラスグラスでいただきたい気持ちになります。ウイスキーにはお湯で割っても褪せない自己主張がありますから、陶器のグラスの厚さがやぼったくなっちゃいます。

いろいろと言いましたが、お湯割りなんて利酒師みたいな味覚に敏感な方々からすれば邪道な飲み方何だと思います。でも、やっぱり、お湯割りがすき。それが九州の呑兵衛ナンだと思いながら、今日のところは寝ようと思います。

和膳は偉いと思いました、という話。

私は自他共認める酒呑み、所謂呑兵衛であるが、肴ぬきで酒だけを呑むということは殆どない。食べることと呑むことが直接的に結びついているがゆえに、夕飯を食べると自動的に酒が呑みたくなるという感じ。本物の酒呑みのように焼酎だけを呷るということは殆ど無い。

そういうわけで、貧乏舌ながら肴と酒の組み合わせというのものを一応は意識しながら酒を呑むことが多い。揚げ物には炭酸系の酒であったり、燻製には同じくスモーキーなウイスキーをあわせるなど、拙い舌と寒い懐ながら色々工夫しながら楽しんでいるわけだ。

その中で、どうしても悩ましいのが、コース予約の呑み会だ。まずは前菜、それほど気取った店でなければ前菜がわりとばかりに刺し身が飛び出してくることが多い。懐石料理の向付けであろうが、私にとってはどうも座りが悪い。というのも、私も古き良き昭和生まれらしく「とりあえずビール」派だからである。最初のジョッキを飲み終わらぬうちに出てくる刺し身にどうしていいのかわからなくなるのである。最初はビールで喉の渇きを潤したい。ビールを呑むからには、できれば揚げ物、最低でも味の濃いものが食べたい。でも、コースの最初はさっぱりとした前菜か刺し身である。このジレンマはビールを飲みだしてから今に至るまでの悩みであった。

正直に言えば、喉の渇きと前菜への対処が両立する酒がなくもない。蒸留酒の炭酸割り、すなわちハイボールとチューハイである。チューハイは甘いものではなく、辛口の、できれば甲類を炭酸でわっただけのものがよい。そこに香りづけの柑橘類でも絞ってあれば十分だ。ただし、これから初める宴会というのはちょっとだけ寂しい気持ちになるし、なによりも負けた気になりませんか?

そんな中、我々にもたらされた救世主がサントリーの「和膳」なんですよ。このビール、「和食にあう」というキャッチコピーの通り、刺し身にも合わせられるさっぱりとしたビールです。炭酸で口の中を洗い流すっていうのとは違う、なんだろう、シャンパンみたいな感じのビールです。シャンパンを合わせるシーンで合わせてもなんとかなるんじゃなかろうか、みたいな。なによりも、(僕が知りうる限り)外国産のビールとは一線を画する新しいビールなのが偉いと思います。日本でしか作り得なかったビールというか。

刺し身に合わせるビールという消極的な立場とは全く別に、天麩羅に一番あうお酒、いや一番あう飲み物であるとも言えましょう。実際に合わせたことはまだ無いんですが、間の前であげてもらえるような天ぷら屋さんで、海老の天ぷらと和膳というのは最強の組み合わせだと思います。タラの芽の天麩羅でもいいでしょう。とにかく、天麩羅という揚げ物でもあり、和食でもある食べ物に一番あうのは和膳であると言い切ってしまいたいと思います。ラインナップにはないと思われますが、サントリーは今直ぐ全国の天麩羅屋さんに、和膳の樽を営業してまわるべきです。

というわけで、大手メーカのビールとは思えない大胆な味わいの和膳を皆さんも一度試してみては如何かと思います。おそらく、上記の賛辞とは裏腹に、短期間で売り場から消えるだろうと思いますから。

(ネタバレ)劇場版アイドルマスター 輝きの向こう側へを見た話。

映画の日と土曜日が重なったこともあって、アイマス劇場版みてきました。
弊方は、一応原点であるアケマスを触ったことだけはあって、1は途中まで(家にはあるんだけど)、SPを2周、2は触ってもないという状態。アニマスも再放送で見ていてまだ途中。グリーのミリマスだけはちゃんとやってるぐらいの感じです。
そういう感じのぬるいプロデューサーな私からみてもですね、この度の映画というのは非常に出来が良かったというか、アイマスの歩んできた10年というものがきちんと出ていてよかったと思います。ラスト近くのライブシーンはですね、紆余曲折を経て、あそこに至ってる感じが非常によく出ていたと思います。どこかで言われてましたが、初見の人には二時間の結晶に、どっぷり訓練されたPには十年間の結晶にみえる非常によく出来た映画だと思います。それと同時に、十年の間に失ってしまったもの。それは即ちアイドルとしての秋月律子なんですけども、これをきちんと練習風景という形ではあるものの、一緒に踊らせてあげたというのもグッとくる演出だと思いました。なにより、このときに新曲を使わなかった心意気ね。

それ以上に、本当に感動したのはですね、「アイドルとはなんなのか」というものに、春香なりの答えを出したことだと思っています。この演説シーンがですねぇ、非常に感動的でしてね、正直会社の後輩と一緒に見に行ってなかったら泣いてた可能性があります。年をとって涙もろくなって嫌ですね。ただ、アイマスをプレイして、見ていてずーっと感じていた「これってアイドルなのかな」という疑問に対する一つの答だったので個人的にはすとん、と胸に落ちてきましたよ。本当のアイドルがどういうものなのかは知りませんけど。

そして、このシーンが感動的になる前振りとしてですね、プロデューサーの存在感のなさがあるんですよ。正直、合宿途中からプロデューサーほとんど仕事してないですからね、やってるのは英会話の勉強ぐらいですよ。この部分は人によって賛否両論有ると思うんですが、このプロデューサーから春香への権限移譲によって、アイマスが少女たちの群像劇になってて、僕は大好きでした。基本的にゲームのアイマスってプロデューサー対アイドルなんですけど、ことアニマスに関しては積極的にアイドル同士の掛け合いが描かれてて良いと思ってたんですが、それの極北がここにあった気がします。(ふと思ったんですが、各種ドラマCDでは已にそれが達成されていたのかもしれません。正直、聞いたこtないんで、そこはわかりかねます)少女の群像劇は本当に大好物なんで、今後共是非、ミリマスいりでですね、地上波をやっていただきたいと、切に思っておりますのでひとつ。
あ、それで一つだけどうしても気になったことがあってですね。ミリマスから出演の矢吹加奈って子がですね、この映画のもう一人のヒロイン的ポジションなんですね。ただ、この子はミリマス本編だと「千早にあこがれている」という設定なんです、音痴ですけど。でも映画では徹底して「春香にあこがれてアイドルを目指した」子になってるんですね。この辺り、どうでしょう。正直、加奈じゃなくて、春日未来とかですね、他にもあのポジションをこなせて、春香にあこがれてもおかしくない子は居たと思うんですよね。その点だけが、ちょっと腑に落ちなかったです。あと、志保はストーリー上、非常に貧乏くじというか、嫌われ役になっちゃってますよね。これもミリマス本編では已に成長して次のステップへ移行している描写があるだけに、なんというか、こう、ちょっと可哀想でした。

ただ、総じて非常に良い映画だと思いますので、もし迷っている方が居ましたら、見ておいて損はないかと思いますよ。