TikTokについて本気で考えてみた

仲の良い友達が、「TikTokの何が楽しいかまじでわからない」と言っていた。

私はTikTokをめちゃくちゃ楽しんでる派の人間なので、なんでTikTokがそんなに楽しいのか本気で考えてみた。


TikTok、自分が撮った短い動画を自由に世界に発信できるツール。

「第1回〇〇選手権」とか「こっちを見ろ〜」とかみたいなオリジナルのネタが豊富にあって、可愛い子、かっこいい子が自らの見た目を褒めて欲しくて発信するだけのツール、と思われがち。

芸能人の中にも利用してる人がそこそこいる。(私のお気に入りは狩野英孝サンドウィッチマン伊達が2人でやってるやつ。めっちゃ可愛い。)


基本的には自己顕示欲の塊がぶつかり合ってる場であるのは間違いないと思う。それを苦手だな、と思う人は少なからずいるとも思う。


ただその自己顕示欲の塊は「自分が可愛い(かっこいい)こと」というジャンルだけではない。

「自分は歌が上手い」

「自分は絵が上手い」

「自分はダンスが上手い」

「自分はこんなに器用だ」

「自分はこんなに面白い」

「自分はこんなにステキな場所に行った」

「自分はこんな新しい発想ができる」

「自分にはこんなに良い友人がいる」


1週間おすすめに上がる動画を見続けてくれればわかると思うんだけど、まじでめちゃくちゃいろんな種類の「自慢」がTikTokには存在してる。


私はそれらを見て、「すごい!面白い!可愛い!ステキ!」って思っちゃえるタイプだ。

お気に入りの動画は何回も見返しちゃうし、何回でも笑えるし感動できちゃう。


自己顕示欲の塊がぶつかり合ってる場所だけど、それはそれとして1つの動画を単純に楽しめればTikTokを楽しむことができるんじゃないかな、と思う。


ただ別に一般人のそういうの見るのやっぱり全然面白くないって思うのも全然おかしくないと思ってるから、TikTokの面白さがわかる人とわからない人は当然いる、はず。

友達には面白いよ、って勧めることもあると思うけど、例えそんなに面白くなかったって言われても「意味わからん!」とはなりません!!笑


で、TikTokってちょっとニコニコ動画に似てる部分があるなって思ってて。

ニコニコ動画

「自分はこんな音楽が作れる」

「自分はこんなに歌が上手い」

「自分はこんなにダンスが上手い」

「自分はこんなことができる」

っていう自己顕示欲が露呈してる場所だったと思う。


私はそれがすごく好きでずっと見て楽しんでいた経緯があるからTikTokも楽しめてるのかもしれない。


ニコニコ動画にもTikTokにも本当にすごい、も思える才能豊かな人がたくさんいて、見てるのはすごく楽しい。


で、その才能は本当に世間に見つかって評価されたりもしている。

ニコニコ動画から米津玄師が輩出されたように、いつかTikTokからもその才能を見出されて世に羽ばたく人が出てくるのかもな、って思ってる。

その時にニコニコ動画出身なんて、TikTok出身なんて、ってすぐに認められないのってすごくもったいないと思ってて(かつそういう人は確実にいると思う)、その時に「見てた見てた!めっちゃいいよね!やっと世間に見つかったかー!」って言いたいぜ!って思います。


TikTok、自己顕示欲の塊がぶつかり合う場所、わかってるけど、やっぱり私は見ていてめちゃくちゃ面白いな、と思います。


終わり!