安価な機械時計のSEIKO5を保有している。もともと、一部ではグランドセイコーの入門機とか言う人もいるセイコーメカニカルSARB033を使っていたが、購入して2年ほどで機械が止まるようになって2年前にムーブメントごと取り換え修理になるまでは使用を放棄していた。その時期に代替として購入したものである。誤差が小さいので、セイコーメカニカルが使えるようになってからもSEIKO5の使用頻度が高い。
このSEIKO5は安価なので、基本使い捨て前提である。使っていて動作が止まるようになったり、ショックなどで壊れたら修理するよりも購入のほうが安くつく。購入から5年経過しており、ほぼ毎日使用しているので、破壊よりは経年的な機械のオイル切れなどによる動作不良がそろそろ想定される時期になっている。
今のところは他にも機械時計があるので、壊れたら購入するという対応でよいと思う。一方で、次は何を購入するかというのも少し迷っている。同じSEIKO5でもよいが、最近はスポーツ路線が主流で大したムーブメントでもないのに大きく重いものが主流になっている。ドレスウォッチタイプも、少し値上がりしていて以前のような1万円以内で購入できて出来の良い機械時計とは言えなくなっている。これはORIENT Three starでも同じようなことが言える。
ソーラー充電式の電池時計が止まった時にORIENT Three starを購入してしばらく使っていたが、またSEIKO5からORIENTに戻ってもよいかもしれない。Three starでなくても、多少安価なモデルもある。ただ、円安の影響もあるのかもしれないが、最近の機械時計ブームで高級メーカーのスポーツモデル人気に便乗したような機種が増えているが、装着した時の重さや不快感を軽減するような作りまでは模倣できていないようなものばかりである。カレンダーは曜日表示まで不要である。それこそ、OMEGA Speedmasterを購入するときに、もう少し安価なものにして、もう一つKING SEIKOを買えばよかったかもしれない。
オイル切れが近いかもなどと思いつつ、案外何十年も封印したままで使えるのではとも思っている。以前にSEIKO5の原型のような1967年製のSEIKO Sportmaticという自動巻き時計を使っていた。時々落として修理に出して使えるようになるを繰り返して、案外ずっと使えていた。修理の時にオーバーホールまでしていたとは思えないし、巻き上げても止まるようなことはなかったので、数十年オイル切れせずに使えていたことになる。元々、ボタン電池が購入できないし時計屋での修理も難しいような途上国向けに細々と売られていたのが逆輸入SEIKO5だったようだし、購入して5年くらいで機械の心配をするのは神経質すぎるかもしれない。