インスタに進出してきたおっさんがインスタグラマーになついた結果、インスタグラマーを取り巻く環境に変化が...
現代のマーケティング活動においてプロモーションチャネルとして確立されたインフルエンサー。
中でも、ユーチューバーやインスタグラマーはインフルエンサーの代名詞でもありますが、今回はインスタグラマーについてのとある事象を考察していきたいと思います。
そのとある事象とは「インスタグラマーは、実はおっさん達によって支えられているのではないか?」ということです。
インスタグラマーのイメージは?
俗に言うインスタグラマーとは、どんな方を想像しますか?
大体の方が共通のイメージとして持つのが、容姿の良い20-30代女性で、オシャレなライフスタイルを発信している方々だと思います。
例えばこんな方がインスタグラマー
▼インスタグラマーの概要についてのより細かい内容が知りたい方は、以前書いたこちらの記事をご参照ください。
そして、そのインスタグラマーをフォローしているユーザーは、そのライフスタイルに憧れ、それを参考にするような20-30代女性(のはず)です。
なぜ、インスタをフォローするのか?
インスタグラマーをフォローする理由は、
- 容姿もセンスもいい方をフォローし、美容品などを参考にしたい。
- 流行に敏感な読者モデルをフォローし、どんなカフェでお茶してるか知りたい。
- カリスマショップ店員をフォローし、ファッションを参考にしたい。
などが主な理由だと考えられ、自身のライフスタイルをより豊かにするための情報源として、そして、オシャレな写真を見て心地よくなりたい、というのことがインスタグラマーをフォローする所以でしょう。
インスタグラマーの宣伝効果
要するに、20-30代女性に訴求したい商品がある企業としては、インスタグラマーに取り上げてもらうことで「インスタグラマーが使ってるもの=参考にされる」というような宣伝の効力があるのです。
つまり、20-30代女性に訴求したい商品がある企業にとっては、有益なプロモーションチャネルなのです。
ここまでが、教科書的な内容
ここまではインスタグラマーを活用したマーケティングの「あるべき姿」のお話をしてきました。この前提を共有した上で、この先が、今回の記事でお伝えしたい内容です。
インスタグラマーを取り巻く現状
さて、「インスタグラマーに商品を取り上げてもらえれば、それをフォローしている同世代の女性に商品の宣伝をすることができる!今すぐインフルエンサーマーケティング会社に問い合わせよう」と思われた方、まずは必ず以下の記事を読んでください。
それに加えて、これからお伝えする内容を頭に入れていただいた上で、作業に取り掛かることをオススメします。
インスタにおっさんがやってきた
Facebookにおじさんとおばさんがやってきて、若者が消えた...という話は過去に語られ尽くしていますし、その通りだと思います。
そしてインスタにも、それと似た現象が起きているのです。
インスタのイメージって
そもそもインスタって「インスタ映え」という言葉が流行語になったくらい「映え」ということが大切にされるSNSであり、それは若者や女性の感性を象徴とするSNSだったのです。
なので「20〜30代女性が利用者に多いSNS」というように特徴付けられてきました。
インスタにテンション上がるおじさん
インスタというSNSが利用者をグイグイ伸ばし、若者や女性のモノから、みんなのモノになっていった結果、おじさんが次々と参入しました。
そして、おじさん達はインスタを始めてみた結果「なにこのSNS、可愛い子めっちゃおるやん!」とテンションが上がったのではないでしょうか。
なぜなら、Facebookではリア友のおじさんとおばさんしかいないし、Twitterは匿名だし、若い一般人女性がこれほど顔を晒し、ライフスタイルを晒す場所が今までなかったためだと推察されます。
インスタグラマーをフォローするおじさん
いいねやコメントの数が多く、人気投稿に出てきやすいインスタグラマーの投稿は、おじさん達の目にも付きやすく「可愛い子発見」という具合にフォローをしていくようです。
そういったおじさんの「フォロー」一覧を見ると、インスタグラマーがずらりとそろっていたりするので、インスタグラマーをキャスティングする際のリストとしても有効活用できます。笑
インスタグラマーにコメントするおじさん
フォローしたあとは、コメントもしていきます。
これを、インスタグラマーではない普通の女性アカウントに行うと、スルーされたりブロックされたりしてしまいます。
しかし、インスタグラマーの皆さんは、いいね数やコメント数やフォロワー数そのものがインスタグラマーとしての価値なので、ファンを大切にする方が多い傾向にあり、おじさんのコメントにも丁寧に返信をします。
選挙活動に似ている
容姿端麗なお気に入りの子に「今日も可愛いね^_^/」などとコメントすると、丁寧にも可愛い絵文字なんかが使われて返信があります。
インスタグラマーとしては、選挙活動中に有象無象の有権者としっかりと握手する選挙候補者のような感覚で、有象無象のおじさんにコメントしている感覚なのでしょうが、おじさんとしては、1to1でコミュニケーションをとることができており、幸福がもたらされているのでしょう。しかも無料で。
コメント欄がおじさんばかり
さて、ここまで来ると、インスタグラマーのコメント欄が気になりますよね。
コメント欄に1人くらいおじさんコメントあるかな?と覗いて見ると...
ほとんどおじさんだったりします。
イメージを持っていただくために、とあるインスタグラマーさんの1つの投稿をピックアップしてみました。
※公開情報とは言え、プライバシーが気になるのでアカウントIDは伏せておきます
このコメント、アカウント見る限りほぼ全てがおじさんによるものです。
しかも、この投稿は「nomocca」というアプリサービスのPR投稿と思われるので、期待された効果が少しでも出たのか不安な気持ちになります...。
(nomoccaのHPを拝見する限り、女性のビジュアルを使っていたりと、若い女性がターゲットだと思われるので...)
インスタグラマーは若い女性にリーチしない?
ということで、インスタグラマーが宣伝すると同世代の女性にリーチができる。という「あるべき姿」は崩れてきているのではないかという仮説を、事実をベースに唱えてみました。
この傾向が拡大していくとすると、インスタグラマーを活用したプロモーションも黄色信号ですね。
真のインスタグラマーを探せ!
ここまでインスタへおっさんが進出したことによるインスタグラマーを取り巻く現状についてはお話してきましたが、全てのインスタグラマーの現状がこうなっているということではありません!
おっさんを取り巻くインスタグラマーの特徴
おっさんによる大量のコメントに、インスタグラマーを活用したプロモーションに及び腰になった方もいるかもしれません。
しかし、この特徴を持つインスタグラマーを見分けることで、キャスティングを回避することができます。
3万フォロワー程度までに多い
実は、インスタグラマーとしての影響力が突き抜けて、10万フォロワーを越えている方などは、おっさんに目もくれません。コメントに返信もしてくれません。なので、おっさんもかまってもらえずに消えていく傾向があるようです。
そして、3万フォロワー以内のインスタグラマーは、おっさんに支えられる「おっさん頼り」な部分があるので、おっさんに丁寧に返信をし、おっさんがしっかりと定着しています。
3万フォロワー以内でも良質なインスタグラマーはいる
フォロワーが1万人とかでも、おっさんのコメントに返信をしていないアカウントは、おっさんも定着しにくく、しっかりと20〜30代女性のフォロワーが生き残っている良質なアカウントと言えます。
Ossan Rate をチェックしよう
インスタグラマーをキャスティングする際には、Ossan Rate(おっさん率)をしっかりとチェックしてから決定しましょう。
その他のチェックポイントを知りたい方は、以下の記事もチェックしてください。
タピオカミルクティーの流行りに乗っかったWEBマーケティング手法
いつの時代も「流行りに乗る」ということはマーケティングにおいて大切な考え方の1つです。
それは、世の中のニーズに対応するということですが、流行りというのは短期的に熱量の高いニーズが発生するものなので、長期的視点で取り組むのではなく、あくまで1つの単発施策として考えるべきでしょう。
この記事では、2019年から本格的に流行りだしたタピオカミルクティーを事例にいくつかの事象を観察し、今後のマーケティング活動の参考にしていただけたらと思います。
流行はインターネットから生まれやすい
流行りはWEBメディアやSNSを中心としたインターネットから生まれやすい特性もあり、WEBマーケティングにおいても効果的な施策です。
今回参考にするタピオカミルクティーは、気付いたら流行ってた、という感覚ですが、いつ頃からタピオカは流行り始めていたのでしょうか。
2017年4月28日〜2019年5月28日のグーグルトレンドの「タピオカ」キーワード推移を見ると、明らかに2019年に入ってからグイグイ伸ばし、3月頃から一気に上昇しています。
タピオカミルクティーはなぜ流行ったのか
今回、タピオカミルクティーが流行った原因を調べたところ、火付け役となっているのは「THE ALLEY(ジアレイ)」というタピオカティー専門店のようです。
そして、タピオカミルクティーの流行について考察しているいくつかのブログを拝見したところ、流行の裏には下記のような要因があるみたいです。
- 若者がスタバのフラペチーノから離れている
- 黒糖×お茶の組み合わせがそもそも日本人好み
- オッサンが乗っかりにくので若者の聖域を保てる
- スイーツ食べてるという罪悪感がない
- 「タピオカ飲んでる私」を見せたい
タピオカミルクティーの流行りに乗った事例
ここからはタピオカミルクティーの流行りにここぞとばかりに乗っかったマーケティング事例を見ていきたいと思います。
店舗メニューにタピオカ投入
ミスタードナツ
4月26日から9月下旬まで、全国の約1,000店で4種類のタピオカドリンクを販売
タリーズコーヒー
タピオカのもちもち食感が楽しい季節限定ドリンク「 タピオカいちごカフェオーレ 」などを4月19日(金)より発売
はま寿司
寿司店「はま寿司」は、「黒糖タピオカカフェラテ」「黒糖タピオカ抹茶ラテ」を5月9日に発売しました。いずれも270円。期間限定商品で、なくなり次第終了。
NewDays
ミルクティー風味のクリームとタピオカを包んだ新食感のクレープです。
ミニストップ
初夏の声が聞こえるスイーツがやってきました!ミニストップが、フルーツやタピオカを使ったアジアンスイーツを発売した。
Webマーケティングにタピオカを活用
はい、ここまでの事例はリアル店舗のものばかりで、デジタル感が全くありませんでした。あくまで「流行に乗っかる」ということの本質はオンラインでもオフラインでも変わらないので、あえてご紹介しましたが、ここからはデジタルの事例です。
ニッカウイスキー
まさに基本に忠実なSNSマーケティングではないでしょうか。自社商品に流行商品をかけ合わせたオススメレシピを作り、SNSから発信。
最近、#タピオカドリンク が人気じゃのう!そこで
— ニッカウヰスキー【公式】 (@nikka_jp) April 17, 2019
\タピオカミルク🧡ウイスキー/#タピオカ 入りミルクティーやココナッツミルクにお好みの量のウイスキーをプラス!ウイスキーの風味が相まって、大人味のデザートに変身するぞい!新感覚の意外なマッチングを愉しんでおくれ! pic.twitter.com/piFxtE8du8
SHIBUYA109
こちらも基本に忠実なWebマーケティングです。流行をキャッチしたネタでオウンドメディアに集客。(こういった汗水垂らして作られたコンテンツには価値がありますね。)
ユーチューバー
流行をネタにすると再生数が稼げるでお馴染みのYouTubeでも、当然みなさん再生数目的でタピオカをネタにした動画を量産されています。
最後に
探せば同様の事例がまだまだ出てくるはずですが、流行に乗っかるということの本質は見えてきたのではないでしょうか。
流行りの中には思っている以上に圧倒的な流れがありるので、どうにかしてその流れの中に潜り込むことが重要です。
しかし、流行りが終わった頃に負債が残っては仕方がないので、あくまで単発施策として、流行りを利用するくらいの考えて取り組むのがいいでしょう。
YouTubeについて解説した記事も併せてチェック!
インスタグラマーキャスティングの注意点や費用対効果について
2大インフルエンサーと言えばユーチューバーとインスタグラマーです。
今回は、インスタグラマーについての基礎から活用に至る注意点までもを解説していきます。
この記事を読んでいただくことで、インスタグラマーについての基礎知識と、活用に当たって注意すべきポイントをつかむことができると思います。
インスタグラマーとは?
インスタグラマーとは、インフルエンサーのカテゴリーの中に含まれるものであり、Instagram内において影響力を持つユーザーのことを言います。
影響力を持つとは?
影響力を持つというのは、Instagram上で発信した内容がより多くのユーザーへ届き、その内容でユーザーの心を動かすことができる力を持つことです。
例えば、ワンピースを着こなしている写真を投稿し、それを見たユーザーがワンピースに見惚れて思わず買ってしまう、ということが起こせるユーザーには影響力がありますよね。
インスタグラマーのジャンル
インスタグラマーには、いくつかのジャンルが存在しています。
ファッション系
インスタグラマーを象徴する属性です。
Instagramのコアユーザーが20〜30代女性だということ。そして、写真メインのSNSのため、コーディネートを見て参考にするというユーザー行動がとても自然なことがこのカテゴリーを成長させたと言えそうです。
日々のコーディネートを投稿し「#今日のコーデ #プチプラ」などのハッシュタグで投稿します。
美容系
このジャンルが存在する理由もほぼファッション系と同様です。
メイクの仕方や試してみた美容用品を投稿し「#メイク #プチプラコスメ」などのハッシュタグで投稿します。
料理系
これも女性が多いという特徴と、写真メインという特徴がうまく噛み合ったカテゴリーです。
自炊したご飯や手作り弁当を投稿し「#おうちごはん #今日のお弁当」などのハッシュタグで投稿します。
ママ系
これもやはり女性ユーザーが多いことで、必然的に子育てをしているママユーザーも一定数存在しているためにカテゴリーとして表れています。
子供や子育てのライフスタイルを投稿し「#ママライフ #育児日記」などのハッシュタグで投稿します。
旅行系
旅行と言えば有名観光地や目を奪われるような絶景。そして、それを写真に収めるという行動はアナログ時代から変わりません。よって、旅行系は写真に特化したSNSならではのジャンルと言えるでしょう。
観光地や自然を投稿し「#旅行好き #トラベラー」などのハッシュタグで投稿します。
動物系
ペットを飼っている方はかなりの写真を撮りますよね。そして、SNSやLINEのアイコンにする人も多いです。これもスマホカメラ時代&写真SNSにマッチしたジャンルです。
ペットの可愛いシーンやクスっと笑えるシーンなどを投稿し「#もふもふ #ねこすたぐらむ」などのハッシュタグで投稿します。
アート系
お絵かき、キャラ弁、ネイルなどなど、絵や物作りで些細な日常の中にアートを表現しています。アカウントが作品集のようになっており、写真SNSならではのジャンルでしょう。
作った作品を「#お絵かき #イラストグラム」などのハッシュタグで投稿します。
インテリア系
ひと目見ただけで分かるお洒落な部屋や、収納アイデアなども写真とは好相性。
お洒落インテリアや100均で買った商品を使った収納アイデアを「#インテリア #インテリア雑貨」などのハッシュタグで投稿します。
有名人系
インスタならではというジャンルではありませんが、SNSに関係なく有名な方というのは、インスタのアカウントにも注目が集まりますから、影響力を持つという意味で1つのジャンルとしてもいいと思います。
日本国内で活躍する方よりも、世界規模で活躍するミュージシャン、スポーツ選手などは桁が違います。
- 日本国内トップの渡辺直美さんは880万フォロワー
- ヴィッセル神戸のイニエスタ選手は2,968万フォロワー
- クリスティアーノ・ロナウド選手は1億6632万フォロワー
インスタグラマーを活用したプロモーション
人の心を動かす影響力があるということは、資本主義社会ではプロモーションに活用されるのが世の常で、インスタグラマーもしっかりとこの領域に踏み込んでいます。
プロモーションの特徴
とりあえず巷で話題のインスタグラマーに頼んでみる!ではなく、広告との違い、また他のジャンルで活躍するインフルエンサーとの違いをおさえておきましょう。
メリット
- フォローしているユーザー(=好意を抱くユーザー)からの紹介なので、ポジティブに受け入れられやすい
- 視覚的表現センスがあるが故のインスタグラマーなので、表現クオリティの平均点が高くて安心
- ブランディングに向いている
- 基本的に工数が少なく手軽に実施可能
- ユーチューバーと比較して安価で実施可能
- 適切なハッシュタグを付けてもらうことで、ハッシュタグ検索された際にも効果がある
デメリット
- インスタグラマーはPR案件で稼いでるということは広く知れ渡っているので、ステマ感が拭えない
- 別のサイトへの誘導には不向きである
- デジタル施策の割に効果の可視化がしにくい
- インスタグラマー選定の目利きがかなり重要
- 目利きができないとお金をドブに捨てることになる
インスタグラマーに依頼する方法
それでは、インスタグラマーにプロモーションを依頼する方法には、どのような種類があるのかを見ていきましょう。
キャスティング会社へ依頼する
古くからあるタレントのキャスティング会社も、インスタグラマーのキャスティング領域に事業を拡げていたり、既存のタレントのインスタ投稿のみを請けるケースもあります。
また、インフルエンサー専門のキャスティング会社も多く出てきています。
- キャスティング会社の営業担当者に1本連絡を入れて、商材やターゲット、予算感等の希望をお伝えするだけで提案してもらえる。
- 実施の際にもインスタグラマーとのやりとり含め、進行管理を行ってもらえるので自身のリソースに負担がかからない。
- 事務所等にマネジメントされているような影響力が特にあるインスタグラマーに依頼ができる。
- キャスティング会社の工数が多い分、ディレクションフィーが高い
キャスティングツール・サービスを使う
Web上のキャスティングプラットフォームを介して、自ら検索し発注するサービスを活用することで、効率的に依頼をすることが可能です。
▼サービス例
- ROOSTER(ルースター) https://myrooster.net/client/
- LMND(レモネード) https://lmnd.jp/
- SPIRIT(スピリット) https://www.spirit-japan.com/
- Webプラットフォームで作業をワンストップに行え大きな作業負荷はかからない
- 価格が一律で分かりやすい
- キャスティング会社に比べるとコストが安い
- まずは自身でプラットフォーム上で作業を行う必要があるため、キャスティング会社に比べ作業負荷がかかる
- キャスティング可能なインスタグラマーはプラットフォームに依存する
直接キャスティングを行う
人の手を借りずに、依頼者自身で直接インスタグラマーに連絡をとってプロモーションを依頼する方法です。
- 中間マージンがなく、純粋にインスタグラマーのギャラのみがコストになるため、圧倒的に安く実施できる
- 直接コミュニケーションをとることで、ニュアンスなど正確に依頼内容を伝えることができる
- 最適なインスタグラマーを探し、コンタクトをとり、交渉し、進行管理を行う、という一連の作業に大きな負荷がかかる
- 事務所等にマネジメントされているインフルエンサーへの依頼をすることはできない
インスタグラマーのPR案件事例
それでは、実際にインスタグラマーがプロモーションした案件にはどのようなものがあるのか?投稿した様子はどういったものになっているのかをご紹介します。
ROLLY'S ROLL ICE CREAM KYOTO
大阪王将
LINEスマート投資
リッツベイクドチップス
インスタグラマーの費用対効果
これらのインスタグラマーを活用したプロモーションの費用対効果についてですが、オンライン上で行われる施策の割に、実に計測しにくいものとなっています。
その理由となっているのが以下の2点です。
- オンライン広告と違って管理画面上で数値を追うことができない
- リンクでサイトへ誘導することが難しい
Instagramインサイトの活用
インスタグラマーのプロモーションあるあるとして、結果報告の際に「全部で6,500いいねと、120コメントを獲得しました!」となりがちです。
それだと「で?」という切り返しに太刀打ちすることができません。
しかし、表に見える数値としては、
- フォロワー数(最大リーチ数)
- いいね数とコメント数(エンゲージメント数)
しかないのですが、実はInstagramには「インサイト」という機能があり、これを見ることでさらに詳細で正確な数値を得ることができます。
Instagramのインサイト画面
より詳細なデータを見ることができるこのインサイトですが、Instagramのアカウントがビジネスアカウントである必要があり、アカウントを作ったままの個人用アカウントの状態ではインサイト機能を使うことができません。
ですので、キャスティングするインスタグラマーは、ビジネスアカウントにしている方に限定することで、施策の合計値を知ることができます。
※依頼条件に「インサイトのスクショ提出」を条件付けるなどして取得しましょう
インスタグラマー選定の目利きポイント
ここまで、インスタグラマーについて解説をしてきましたが、最後にとても重要なことをお伝えします。
「インスタグラマーの施策は効果が可視化しにくい。」ということを解説してきましたが、もし正確な可視化が実現した場合は、インスタグラマーの淘汰が一気に進むと予測されます。
というのも、現在はまだまだインスタグラマー活用サイドの目利きが弱いため、効果が弱いユーザーにもPRを依頼しているケースが多々あるためです。
ここでは、目利きを鍛えるためのポイントをいくつか解説します。
戦闘力を計る
「インスタグラマー=フォロワーが多い」には誤解があります。SNSは相互フォローをすることで用意にフォロワー数を増やすことができるためです。
相互フォローとは
お互いにフォローし合うことが相互フォローです。
例えば、共通の趣味のアカウントを立て続けにフォローしていくことで、いくらかのフォローが返ってくることでフォロワーが増やせます。
また、フォロワーを無造作に増やすためだけのハッシュタグ「#相互フォロー」も存在しており、このハッシュタグを使っているユーザーは要注意です。
戦闘力の算出
フォローすればフォロワーは増えるため、
【フォロワー数−フォロー数=戦闘力】
として戦闘力を計ることで、相互フォローによるフォロワー獲得ではなく、本当にそのユーザーに魅力を感じてフォローしているユーザーが多い(戦闘力の高い)アカウントを見分けることができます。
エンゲージメント率を確認
戦闘力が高いアカウントを発見!でも、それだけでは真のインスタグラマーと呼ぶにはまだ早いでしょう。
エンゲージメントとは
Instagramで言うところのエンゲージメントとしては、フォロワーに対するいいねやコメントの割合を指します。
エンゲージメント率を計る
フォロワーに対するいいねの割合が10%を越えていたらインスタグラマー認定していいと考えています。
しかし、フォロワーの数が増えれば増えるほど、熱量の低いユーザーのフォローも増えエンゲージメント率は下がるため、一概には言えませんが、数万フォロワー規模のアカウントであれば10%を越えているかどうかを目安にするといいでしょう。
コメントをチェック
エンゲージメント率をチェックしたところで、そのままコメント欄をチェックしましょう。コメントしているユーザーは、フォロワーの中でも最も熱量の高いユーザーと言えます。
リーチできる相手の顔が浮かぶ
コメントしているユーザーのプロフィールをパラパラとチェックすることで、こういうユーザーに対してプロモーションすることができるんだな。ということが分かります。
容姿端麗な女性インスタグラマーに、女性の美容品をプロモーションしようと思っても、コメント欄を見たら男性ばかり...ということはよくあるので気をつけましょう。
コメント数も重要
コメントはInstagramのユーザーのアクションの中でも負荷のかかる作業です。
投稿に対して毎回二桁のコメントが付いているインスタグラマーは、影響力がとても高いと言えます。
フォロワーは買ってないか
検索すれば色々な業者が出てきますが、フォロワーは買うことができます。
そして、買ったフォロワーというのは、売るためだけに作られたアカウントなので、生身の人間ではなく空っぽのアカウントです。
買ったフォロワーは動かない
空っぽのアカウントは誰が操作するわけでもないため、そこからいいねが付くことはありません。エンゲージメント率が低い場合は買ったフォロワーが混ざっているケースがあります。
買ったフォロワーの見分け方
購入できるフォロワーのアカウントはだいたい外国人アカウントです。
インスタグラマーのフォロワー一覧をスワイプしていき、外国人が多くいる場合は購入アカウントである可能性があります。
また、そういったアカウントは
- 何も投稿していない
- 非公開アカウント
- 意味の分からない画像が投稿されている
という特徴があるので、見分ける際の参考にしてください。
いいねやコメントを買ってないか
なんとフォロワーだけではなく、いいねやコメントまで買うことができるのです。
ここまでチェックしてみて、フォロワーも数万人いるし、エンゲージメント率も10%越えてる。ということが分かったら、最後のチェックポイントと言ってもいいかもしれません。
いいねをチェック
いいねしているアカウントをざーっと見ていきます。
いいねに外国人アカウントが多くないかチェックし、多い場合はいいねを買っている可能性が浮上します。
コメントチェック
コメントはさすがに日本語でのコメントを買っていると思うので、コメントしているいくつかのアカウントをランダムでチェックします。
何も投稿していない、意味の分からない画像をいくつか投稿している、とういようなアカウントからコメントがある場合はコメント購入疑惑が浮上します。
真のインスタグラマーへ
面倒なステップと感じる方もいたと思いますが、せっかくお金を払って依頼するわけですから、しっかり効果の出る方へ依頼をしたいですよね。
このあたりは、Web広告でbotがアクセスするアドフラウドと似た空気感を感じます。
最後に
ここまで解説してきましたが、依頼主の皆様にはインスタグラマー選定の目利き力を高めていただけるとこの記事を書いたかいがあります。
逆を言うと、インスタグラマーと呼ばれる方の中には、見かけだけ上手いこと取り繕って収入を得ている方が多くいることは事実だと言っていいかと思います。
売上:インスタグラマーとしてのギャラ
コスト:フォロワー購入、いいね購入、コメント購入
これで利益を出していけば、お小遣い稼ぎが成り立ちますよね。
YouTubeの流行りに乗っかった動画で再生回数をアップさせる方法
今回は、YouTubeにチャンネルを作っても、どんな動画を配信していけばいいのか分からない。または、チャンネルを所有しているけど再生数が伸びない。という方へ、YouTubeで再生数を伸ばすための1つのテクニックをご紹介します。
再生数が伸びやすい動画
YouTubeで再生数が伸びやすい動画の特徴としては
- チャンネル登録者の多い動画
- 面白い動画
- 広告出稿している動画
- 時事ネタ動画
- 流行り企画の動画
などがあります。
このうち、今回深掘りするのは流行り企画の動画についてです。
流行り企画とは
YouTubeでは定期的に流行る企画があり、流行ると大人気ユーチューバーから駆け出しユーチューバーまで、多くのYouTubeユーザーが一定の期間に同様の企画で動画を配信します。
流行り企画の例
過去には以下のような動画企画が流行りました。
メントスコーラ
1度は見たことがある方も多いのではないでしょうか。YouTubeの流行り企画の走りと言っても過言ではないと思います。コーラにメントスを入れるとブシャーと爆発するあの動画です。
イヤホンガンガン伝言ゲーム
大音量のイヤホンを付けている相手に対して伝言を伝え、口の動きだけでなんて言ったのかを当てるゲームです。誰がやっても間違いが起こりにくい企画で、どの動画も面白いものが多いです。
中でもドッキリもかけ合わせたこちらの妊娠報告動画は、面白くもほっこりする内容となっております
じゃがりこ面接
この企画は動画ではなく声だけでも成立する企画のため、人気Vtuberや声優系ユーチューバーなどが多く参加していたのが特徴でした。動画を見ていただければ分かりますが、これは企画...なのか?というレベルのもので「流行れば流行る」を体現しているかのような動画です。
笑ってはいけないTikTok
TikTokという別の動画プラットフォームに投稿されている動画を見ながら笑ったら負け!という少しテレビ的な企画です。TikTokが笑える動画の宝庫であることがこの企画に火を付けた所以です。
アルミ玉
アルミホイルをギュッと凝縮させてトンカチでトントン叩き続けると、輝きを放つキレイなボールになる!という動画です。ヒカキンが時間をかけて作ったり、メルカリで買ったりするほど注目されていました。
Lemon
2018年のJ-POP市場はLemon/米津玄師の一人勝ちと言ってもいい年だったと思いますが、その波はYouTubeにも強く影響を与えています。歌や演奏はとにかくLemonをカバーする、音が鳴る電卓でLemonを演奏するなど、とにかくLemonは再生数が稼げました。
じゃがアリゴ
「じゃがりこ」と「さけるチーズ」に熱湯を注いで混ぜるとできあがる食べ物が美味しい!と話題になり、それを作って食べるだけの動画ですが、流行りました。
謝罪
1カメの前にスーツを着て謝罪する動画です。本来は本当に謝罪をしなければならない事態が起きた時に配信すべき動画ですが、もはや狙ってやってる人も多くいたことから、流行り企画としてリストアップしても間違いではないでしょう。
流行るとなぜ再生数が伸びるのか
さて、このようにYouTube内では定期的に流行り企画というものが出てきますが、そもそもなぜ流行り企画の動画は再生数が伸びるのでしょうか。
それは、
- 多くの人が投稿するので露出機会が増える
- 関連動画に出てくるため連続的に見られやすい
という具合に、1で動画が発見され、2で流行り企画の動画が一気に見られる。ということが同時期に多くのユーザーに起きているからこそ、再生数が伸びていくと考えられます。
流行り企画への乗っかり方
ここまで見てきて、YouTubeには流行り企画が存在していて、再生数が伸びるということは分かった。じゃ、企業はどうやってそれに乗っかればいいの?メントスコーラ投稿すればいいの?謝罪動画を投稿すればいいの?うちには無理だなぁ…と思いましたよね。
では、流行り企画への乗っかり方を考えていきましょう。
単純に乗っかりチャンネルを認知してもらう
これは、難しいことは考えずにまずは流行り企画の動画を投稿してみましょうということです。
企業の倫理観やポリシー上どうしてもできない企画はあると思いますが、参加できる企画はとにかく動画にしてまずは配信していく!ということです。
チャンネル認知のきっかけに
流行り企画に乗っかっただけでは、企業の商品やサービスの宣伝が何もできないじゃないか!と思われると思いますが、ここでの狙いは、この動画1本をきっかけにまずはチャンネルを認知してもらうことです。
他にもこういう動画を投稿しているよ!と紹介する中で気に入ってもらえれば他の動画の視聴やチャンネル登録にも繋がるきっかけとなります。
何より、チャンネル運営者としても、こんなに再生数がいった!とモチベーションにも繋がるはずです。
流行り動画の間で宣伝を入れる
YouTube動画の前後や間には広告が入ることがありますよね。それっぽいことを自身で作る動画に元から入れてしまう方法です。
広告枠を自ら生み出す
例えば、じゃがりこ面接が流行っているからということで、じゃがりこ面接の動画を作ります。そして、マーケティング活動の上で、プロモーションしたいことダイレクトに挟み込みます。
10%割引キャンペーンがスタートしたならば、じゃがりこ面接の途中で「10%割引キャンペーンスタートしましたー!詳しくは概要欄を見てね。」ということを直接的に発信します。
言ってしまえば、どこかに広告を出して宣伝するような内容を、自身で再生数を稼いで広告枠を生み出すという方法です。
流行り企画と自社の宣伝をMIXする
上記の2つのものよりも頭を使う展開となります。しかし、動画を楽しんでもらいながらも自然な形で宣伝ができるので、目指すべき形はこの展開です。
企画を壊さないことが大事
例えば、イヤホンガンガン伝言ゲームの動画を作る際に、伝言内容を「●●のキャンペーンが本日スタート!なんと全品10%引き!」という伝言内容にすることで、企画は壊すことなく宣伝を入れ込むことができます。
他にも、食品メーカーであれば、じゃがアリゴに●●を混ぜたらもっと美味しくなった!というように自社商品を混ぜてみたりと、頭の使いようでは流行り企画に自然な形で便乗することができるのです。
最後に
あくまで、流行り企画に乗っかることは1本の動画の視聴数を増やすための1つのテクニックであり、YouTubeにチャンネルを作ってコンテンツマーケティングを行っていく上でのキモではありません。
こういった1つ1つのテクニックも駆使しながらも、見込み客に対して価値ある動画コンテンツを発信していく、ということは大事にしてください。
YouTubeでのプロモーション関連はこちらの記事も併せてどうぞ。
YouTubeで動画を活用したプロモーションの方法とそれぞれの特徴について
若者のテレビ離れと叫ばれる昨今、間違いなくその要因とも言えるべきプラットフォームの1つであるYouTube。若年層を中心に根強く支持されており、その勢いはとどまることなく成長しています。
今回は、若年層との接点に最適なプラットフォームで、企業としてプロモーションをしていくためにはどのような方法があるのかを解説していきます。
まずはじめに、YouTubeでのプロモーション方法は大きく分けて以下の3点に分類されます。
ユーチューバーに動画で紹介してもらう
人気ユーチューバーの動画で紹介されると、数十万再生〜数百万再生の効果を得ることができますね。
さらに、そのユーチューバーに好意を示している人が視聴していることが多いため、紹介された自社商品も好意的に受け取ってもらえる可能性が高いのが特徴です。
どうすれば紹介してもらえる?
紹介してもらうためには、具体的に以下の3つの方法があります。
- 純粋に紹介される(広報・PR)
- 純粋なタイアップを組む(アライアンス)
- 発注する(広告)
それぞれの詳細はこちらの記事で解説していますので、併せてご参照ください。
YouTube内に広告を出稿する
普段YouTubeを視聴している時に見ますよね、動画の前後や間に流れてくるインストリーム動画広告です。
※YouTube内には動画広告ではありませんが、他にもサムネイル+テキストのリンクで誘導するタイプの広告もあります。
ターゲティングの特徴
YouTube動画やYouTubeチャンネルを指定したターゲティングをすることができるので、このチャンネルの視聴者は当社の顧客にぴったりだ!と思うチャンネルがあったら、積極的に広告出稿を検討してみるといいでしょう。
こちらの記事でも解説していますので、併せてご参照ください。
自社でチャンネル開設して動画投稿する
企業がチャンネル開設して活用する方法として最も多いのは、PVやCMなどの映像ライブラリとして、動画をストックしておくことではないでしょうか。
映像ライブラリ方式のメリット
お蔵に置いておくよりも、とりあえずYouTube上に公開しておくことのメリットには以下のようなものがあります。
- 何かの拍子に視聴してもらえる可能性がある
- 共有しやすい(URL送付、自社サイトに埋め込み)
- サーバー代がかからない
PVやCMがない場合は?
ただし、映像ライブラリ方式は、あくまでPVやCMなどの映像をもとから所有していた上での展開方法です。
この記事を見ている方は、動画ゼロの状態からYouTube内で攻めのプロモーションをするためのチャンネル活用を目的としていると思います。
YouTubeもコンテンツマーケティング
チャンネル運営していくにあたって大切な考え方としては、自社の見込み客に対して役立つ情報を発信するという、コンテンツマーケティングの考え方であり、これはYouTubeでもオウンドメディアでも変わりません。
今後は企業のYouTubeチャンネル展開が増える
画像とテキストを使った記事ベースのWebサイトは、コンテンツマーケティングに基づいたオウンドメディア展開として、様々な企業がマーケティング活動の一環として取り組み、多くの事例が出てきました。
それに比べると、YouTubeでコンテンツマーケティングを行っている企業はまだ少ないのが現状です。
取り組もうと思ったけど、記事に比べ動画は制作にコストがかかるため、採算が合わなく断念したケースもあると思いますが、これからは間違いなく企業の活用事例が増えてくるでしょう。
企業のYouTubeチャンネル展開例
それでは、コンテンツマーケティングとして企業がYouTubeを活用している事例はまだ多くはありませんが、実際に展開されている事例をいくつかご紹介します。
マルコメ公式チャンネル
マルコメ味噌のチャンネルで、マルコメ味噌を使ったレシピ動画を投稿することで、YouTubeでレシピ動画を見て料理の参考にする見込み客へアプローチしています。
※個人的にはマルコメ味噌のアニメのCMにいつもグッときます→グッとくる再生リスト
楽待
ファーストロジックが運営する楽待のYouTubeチャンネルです。不動産投資に興味がある人=楽待の見込み客に向けて、不動産投資にまつわる様々な情報を発信しています。
マネーの亀【MANEKAME】
野村不動産とUUUMが運営するチャンネルです。
実際は、野村不動産による若年層顧客獲得のための施策に、UUUMがチャンネル運営サポートとして入っているのだと考えられます。
だいぶカジュアルな方向に振り切っていますが、YouTube好きな若年層の文脈で、経済や金融について触れていくような動画コンテンツを展開しています。
日本さばけるプロジェクト
日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として実施されているプロジェクトです。
100魚種以上の魚のさばき方や下処理・調理方法等を配信しています。
燦鳥ノム
サントリーが運営するVtuber(ブイチューバー)です。
見込み客にとって役に立つというよりも、バーチャルユーチューバーブームに乗っかり、チャレンジ的に、より多くのユーザーとのコミュニケーション機会を創出しようとしたのではないかと思います。
最後に
Youtube内で動画を使ったプロモーションをするにも、いくつかの方法があるので、予算やリソース、そしてマーケティングの狙いから最適な方法を選択しましょう。
今後はより多くの企業がYouTubeでのオウンドメディアにチャレンジしていくことを考えると、視聴者としてもコンテンツが増えて楽しみが広がりますね。
ユーチューバーの動画で紹介される3つの方法と費用対効果について
書き言葉として「ユーチューバー」と「YouTuber」どちらが一般的なのでしょうか。
とりあえずこの記事では「ユーチュバー」として書き進めたいと思いますが、そんなユーチューバーの動画で自社商品を紹介してもらってプロモーションしたい!という方は多いのではないでしょうか。
今回は、どうすればユーチュバーの動画で紹介してもらえるのかを解説していきたいと思います。
まず、ユーチュバーの動画で紹介されるためには、どんな方法があるのかを考えていきましょう。
純粋に紹介される(広報・PR)
この方法ですが「たまたま」か「狙って」かはさておき、ユーチューバーサイドとはコンタクトを取らずとも自社商品を動画で取り上げてもらう方法です。
紹介してもらうためには、ただ何もせずに運任せで取り上げてもらえるその時を待つということではなく、PR・広報的な攻め方が必要です。
動画にしやすい話題を仕掛ける
ユーチューバーも話題になるコト・モノをネタにして再生数を稼ぐので、そこにうまくハマるような展開を行うことが求めれられます。
これは、ユーチューバーに限った話ではなく、TVや雑誌などの既存メディアに対する広報戦略とは変わらない考え方です。ただ、ユーチューバーに対して意識すべきこととしては「動画にしやすいこと=目で見える何かに落とし込む」必要はあるでしょう。
ちなみに、ユーチューバーの間で流行るとすごくバズります。
それは「流行り物=視聴者が今よく見ているもの=再生数が稼げる=ユーチューバーがこぞって動画にする=バズる」というスパイラルが形成されるためです。
流行った動画企画の例
過去に流行ったものでは例えば
などの企画がYouTube内でブームとなり、大人気ユーチューバーから、駆け出しユーチューバーまで、大多数のクリエイターが動画にした企画でしょう。
※ユーチューバーに取り上げられる思考とは対の考えとなってしまいますが、YouTube内でのブームに乗っかった動画を自社で投稿して再生数を伸ばすのも1つの方法です。
純粋なタイアップを組む(アライアンス)
ここでいうタイアップとは、企業がユーチューバーサイドへお金を払う「タイアップ広告」のことではなく、純粋に互いの価値を交換しあってWin-Winの関係を築く、バーターという意味でのタイアップです。
タイアップは甘くない!
「タダでユーチューバーに紹介してもらえる!」という思いから、タイアップを依頼したいと思う企業は多いと思いますが、ユーチューバーにとって本当に価値のある強いネタでないとタイアップは実現しません。
営業ではなくアライアンス担当へ相談を
なお、大手インフルエンサー事務所の場合は、営業部の方にこの手の依頼をしても実現することはほぼないでしょう。
営業部は営業として業績ノルマがあるので、ユーチューバーに興味を示している相手を前にして、1円も売上が上がらないことに工数を費やしたくないものですからね。
事務所のアライアンス担当者へお話しを持ちかけてみましょう。
発注する(広告)
最もシンプルな方法です。しかし、ユーチューバーは「高い」という声が多いのが事実。
「どんな価値に対してどんな効果だから高い」というような比較対象がないと、何をもって高いと言っているかが分からず尺度は人それぞれですが、見積もりをとったことのある方々がとりあえず口にする言葉が「高い」です。
それでもなお、ユーチューバーのタイアップ案件が増えていっているのは、企業がユーチューバーに期待している証拠であり、実際の価値と比べた時に、本当に「高い」のかどうかは企業ごとにそれぞれ違うと思います。
発注した時の効果はどうなのか
とりあえず「高い」と聞くと、ユーチューバーに企業案件を発注する時の費用感と費用対効果はどうなっているの?と気になられた方もいると思うのでざっと解説します。
ユーチューバーに発注する際の費用感
ユーチューバーに依頼する時の費用感ですが、
チャンネル登録数×2円くらい
ざっくりこんな感じのお見積りになるイメージです。
※もちろん、これはあくまで一度もお見積りをとったことのない方に向けた目安であり、事務所やユーチューバーによって、この目安は前後します。
例えば、
チャンネル登録者が10万人のユーチューバーだと20万円
50万人だと100万円
100万人だと200万円
となります。
ユーチューバーに依頼した時の費用対効果
どのくらいの金額感で依頼ができるかが分かったところで、その金額を払うとどのくらいの効果が出るの?という費用対効果についてですが、投稿後1ヶ月間での効果は、
CPV=10円くらい(1再生10円くらい)
※CPV(Cost Per View)とは1回視聴あたりの費用
※もちろん、これもあくまで目安であり、起用ユーチューバーや動画の企画によって前後します
要するに、
10万円で発注して宣伝してもらった動画の再生数は1万再生
100万円は10万再生
200万円は20万再生
という具合です。
いかがでしょうか、高いと思われましたか?
※投稿された動画はクリエイターのチャンネルが存在する限りは基本的にずっと掲載されていますから、時間の経過とともにさらに再生数は伸びていくでしょう。
最後に
ユーチューバーに発注するのが予算的にも社内稟議的にも厳しい!けど、YouTube内でのプロモーションに興味がある…。という場合は、YouTubeに広告を出稿することを検討されてみてはいかがでしょうか。
YouTube広告は少額からOK
運用型広告のため、使った分だけ支払う形式ですので、まとまった予算がなくても出稿することができます。もし興味がある方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
ユーチューバーに依頼する費用が出せない時は、ユーチューバーのYouTubeチャンネルに広告を出そう!
タイトルだけ見て、ちょっと言ってる意味が...
という方もいらっしゃったかもしれません。
しかし、言いたいことはタイトルそのままです。
うちの商品をあのユーチューバーに宣伝してもらえるといいなぁ・・・。と思っているけど予算がない。
それであれば、そのユーチューバーのところに広告を出しましょう。というお話です。
この記事を見ている方は恐らく、
- ユーチューバーに商品の宣伝をしてもらうことに興味はあるものの、見積もりすらとったことがない方
- 見積もりをとったところ、予算からかけ離れている費用だったので諦めた方
- 実際に発注をしてユーチューバーに商品を宣伝してもらったことがあるが、効果がいまいちで次の施策を検討している方
などそれぞれでしょう。
ユーチューバーに依頼するといくら?
ユーチューバーに依頼するには、結構まとまった予算が必要になってきます。
それこそ、チャンネル登録者数が100万人規模のユーチューバーともなると、200万円以上も必要となってきます。
※あくまで目安であり、事務所やユーチューバーによって異なります
200万円以上かけて、動画が1本投稿され、20万回くらい再生されるイメージです。
※あくまで目安であり、ユーチューバーや企画によって異なります
ユーチューバーに依頼したいけど高い!
それでは、ここからがこの記事の本題となります。
「あのユーチューバーがうちの商品とはピッタリだ!!なんなら、一回うちの商品についての動画を投稿してくれていたんだよなー!でも、予算がない!」
という方に向けた新たな選択肢です。
前提として、Aというユーチューバーに自社商品がピッタリだ!と思ったということは、Aの視聴者が自社商品のターゲットだというに間違いないかを再確認してください。
例えば、
Aはアイドルのような女性ユーチューバー
↓
若い女性をターゲットとした化粧品がピッタリだ!
というのは間違えている可能性があります。
Aの視聴者は、男性ファンが大多数かもしれません。
その場合、いくら化粧品を宣伝しても商品は売れません。
これが、Aがメイク動画やファッション動画など、日頃から若い女性に向けた動画を投稿している場合は、若い女性が視聴者となっているのでOKです。
このように、そのユーチューバーのイメージに自社商品が合うかどうかではなく、そのユーチューバーの視聴者に自社商品が合うかどうかを大前提として考えてください。
そして、特定のユーチューバーの視聴者に対してアプローチする方法は、そのユーチューバーに依頼する以外にもあるんです。
それが、Google広告です!
Google広告という選択肢
Google広告を語ると大きな話になってしまうのでここでは割愛しますが、Google広告を使うと、YouTubeに広告を出すことができます。
そう、YouTubeの広告というのは、動画の前に流れるアレです。
あとは「次の動画」の上にさりげなく広告枠がありますよね、アレもです。
例えば、Aというユーチューバーのこの広告枠に広告を出すと、Aの視聴者に対してアプローチが可能になります。
でも、Aの動画だけに広告を出すなんていう都合のいい出し方できるの?
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、それが出せるんです!
Google広告には「プレースメント」という便利な設定があり、「このYouTubeチャンネルに広告を出す」という設定や、「このYouTube動画に広告を出す」という動画単位まで指定をすることができます!
なので、視聴者属性がすごくマッチしているユーチューバーを見つけたら、そのユーチューバーを指定して広告を出すと、費用対効果の高い広告宣伝効果が得られるかもしれませんね。
もちろん、ユーチューバーに商品を紹介してもらうことで、その商品に対する好感度アップに繋がるという、インフルエンサーマーケティングの真髄は得られませんが、インプレッション単価やクリック単価という「数値」で比較すると、ユーチューバーに依頼をするよりも費用対効果は高くなりやすいでしょう。
デジタルマーケティングの仕事に役立つ資格4選
皆さんは何かの資格を持っていますか?
また、その資格は役立っていますか?
今回は、このページを閲覧している皆さんの興味関心分野である「デジタルマーケティング」に関する資格をご紹介していきたいと思います。
資格と聞くと「意味ない」と言われることが多いですよね。その資格を保持していないと仕事ができない国家資格などでない限り、確かに実務的に資格が役立つシーンというのは少ないかもしれません。
しかし、就職活動や転職活動では、書類審査の段階では多少なりともメリットとして働くと思います。
では、デジタルマーケティング関連の資格にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
ちなみに、今回はマーケティング寄りの資格ではなく、デジタル寄りの資格をご紹介しています。
ウェブ解析士
ウェブマーケティング分野の資格です。解析士と聞くと、PVやUUについて詳しくなったり、Googleアナリティクスの使い方が詳しくなるのかな?という印象ですが、それよりも上流工程である事業計画から逆算したKPI設定や、目標を達成するための計画立案までと、事業を成長させるための役割を担うウェブ解析士を育成するための認定資格です。
資格の種類は3種類
1.ウェブ解析士
ウェブマーケティングやウェブ解析の基礎的な知識を習得し、実務におけるウェブ案件の営業から制作までを行えるようにすることを目指しています。
- 講座費用:10,800円(税込)
- 試験費用:17,280円(税込・認定費用含む)
- 公式テキスト:4,320円(税込)
2.上級ウェブ解析士
ウェブマーケティングやウェブ解析の応用的な知識を習得し、クライアントや社内に最適な事業成長の提案を可能にすることを目指しています。
- 講座費用:86,400円(税込)
3.ウェブ解析士マスター
ウェブマーケティングやウェブ解析の教育研修のためのスキルや知識を習得し、講師として大学や専門学校等の教育機関や、企業で講義を行えることを目指しています。
- 324,000円(税込/認定試験費用込)
ITパスポート
ITパスポートはiパスと呼ぶそうです。そしてなんと言っても最大の特徴は「国家資格」だということ。もし今後、●●の仕事に従事するためにはiパスの保持者に限る。という仕事ができた際には最大の取得メリットとなるでしょう。(考えにくいですが...)
内容としては、ITの基礎知識です。
例えば、
- セキュリティやネットワークの知識
- プロジェクトマネジメントの知識
- AIやビックデータやIoTなどの新技術
- 経営戦略やマーケティング、財務や法務まわりの知識
など、多岐にわたる分野を総合的にカバーする資格です。
- 受験料:5,700円(税込み)
Web検定(ウェブケン)
Web業界で働くすべての人の共通語として、立場による認識の違いや知識の差による非効率なコミュニケーションをなくすことを目的としています。
他の資格はマーケティングや経営の方まで幅広くカバーしているものがある中、この資格はよりWebに特化した資格となっている印象です。
とにかく標準的なWebの知識を深めたい場合はこの資格を取得してみるのがおすすめです。
資格の種類は4種類
1.Webリテラシー試験
Webに関わるデザイナー、ディレクター、プロデューサーの重要知識だけを集めた内容。これからWebでの就職を目指す方やWeb業界初心者向けの印象です。
- 受験料:本体10,000円+税
2.Webデザイン試験
ビジュアルデザインのルール、HTMLやCSSの基本設計・実装技術など、Webデザイナーとしての実務を想定しています。Webデザイナーの方はこの資格でしょう。
- 受験料:本体10,000円+税
3.Webディレクション試験
Web制作にあたってのマネジメントから、現状分析、情報構造設計、集客施策の企画立案から実施までと、Webディレクターに必要な知識を学ぶことができます。
- 受験料:本体10,000円+税
4.Webプロデュース試験
戦略立案に直結する、経営層までもを視野に入れた、幅広い専門知識のある実践的な内容となっています。プロデューサーや事業責任者など、上流側に立つ方はこの資格という印象です。
- 受験料:本体10,000円+税
SNSエキスパート検定
2017年に始まったばかりの資格です。日本でのSNSの歴史はmixiが始まった2004年から続いていますが、本格的にSNS活用の重要性が企業の経営層に浸透してきたのがここ数年ですよね。
まだ保有者が比較的少ない資格なので、選考書類で目を引くかもしれません。
特にデジタルの中でもSNSと特化しているので、SNSに強い人が欲しい!という場合は書類通過率は上がるかもしれませんね。
資格の種類は2種類
1.初級SNSエキスパート
SNSそのものの基礎知識から、SNSマーケティングの基礎から実践までを身につける内容です。まずはこちらから入って、その後上級に進むのがよいのではないでしょうか。
- 受験料:5,000円(税込) /テキスト料、受講料、検定料込
2.上級SNSエキスパート
SNSサービスの特徴や、企業のSNS活用、KPI設定などからマーケティングの具体的方法、そして効果測定からリスクマネジメントまで、SNS実務に必要な内容を網羅しています。初級に比べると一気に受験料が上がるので、投資対効果を考えると個人で受けるのはハードルが高いですね・・・。
- 受験料:216,000円(税込) /テキスト料、受講料、検定料込
- ※初級SNSエキスパート検定合格者は半額
いかがでしたでしょうか。
個人では手を出しにくい受験料の資格もありますが、自分が就きたい仕事や、強化したいスキルや知識を踏まえた上で資格を選ぶのがいいと思います。
また、資格は所有していることをアピールするのはデメリットになる可能性があるので、資格を持っていることよりも、資格取得の過程で学んだ内容を実践に落とし込んで実務に役立てていきましょう。
前澤社長のTwitterで1億円プレゼントキャンペーンの効果を分析
これまで数回に渡ってTwitterでのプレゼントキャンペーンについて、実践をもとに解説してきました。
そして、世界一のRT記録を打ち立てたZOZOの前澤社長が、キャンペーンの「ツイートアクティビティ」を公開されていたので、Twitterの歴史で最もRTされたキャンペーンという素晴らしいサンプルを見ていきたいと思います。
前澤社長のTwitterキャンペーン概要
- 100名様に100万円(総額1億円のお年玉)を現金でプレゼント
- 応募条件は前澤社長のアカウントをフォロー&リツイート
- 応募期間は1/5〜7(3日間)
キャンペーンの狙いは?
当然ながら前澤社長も、どの程度の温度感を持っていたかは別として、狙いはあったと思います。
1億円を使ってどのような効果を生もうとしたのか?そんな視点から考えます。
短期視点
話題化によるメディア露出・SNS拡散の最大化を図る
それにより、コスト効率の良い広告宣伝活動へ繋げる
中長期的視点
前澤社長のフォロワーを増加させることによるアカウントの資産価値向上
それにより、永続的な広告宣伝力の向上へ繋げる
前澤社長のTwitterキャンペーンの結果
それでは、どのような結果になったのでしょうか。
なんと最終的には560万リツイートで世界記録を更新しました!
※現在はリツイートを取り消している人がいるので、数は減っています
ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を先ほど突破!!日頃の感謝を込め、僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします。応募方法は、僕をフォローいただいた上、このツイートをRTするだけ。受付は1/7まで。当選者には僕から直接DMします! #月に行くならお年玉 pic.twitter.com/cKQfPPbOI3
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) January 5, 2019
そして、フォロワー数は、もともと50万フォロワーだったのですが、キャンペーン終了時点では600万フォロワーまで到達していました。
※現在はフォロワー解除している人がいるので、数は減っています
なので、3日間の成果としては、
- 560万リツイート獲得
- 550万フォロワー獲得
という驚異的な数字となります。
この規模になると、どのくらいのインプレッションが出ているのだろう?ということで、前澤社長が公開されたアクティビティを見てみましょう。
インプレッション:1億8,400万
エンゲージメント:3,800万
この手のフォロー&RTキャンペーンでは、概ねインプレッションの10%前後がエンゲージメントになるので、1,600万〜2,000万がエンゲージメントの相場です。
しかし、それを大きく上回っていることを考えると、見た人がいかに反応をしたツイートだったかということが分かります。
前澤社長のTwitterキャンペーンのまとめ
1億円の成果
コスト効率の良い広告宣伝効果を得た
1フォロワー獲得単価:20円(Twitter広告だと100円以上かかってくる)
インプレッション単価:0.54円
エンゲージメント:2.63円
その他メディア露出多数
ブランディングに寄与
前澤社長すごい人というパーソナルブランディング
その人が社長のZOZOという会社なんかかっこいいというコーポレートブランディング
拡散キャンペーンで大切なこと
このキャンペーンはただ数を獲得するためにやればいい!というものではなく、何を宣伝したいのか?をしっかりと考えてから発信することです。
その点は既存の広告宣伝活動と変わりません。
- テレビCMで、新商品発売したよ!ということを宣伝
- ネット広告で、今なら10%オフだよ!ということを宣伝
- Twitter拡散キャンペーンで、ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を突破したよ!ということを宣伝
宣伝するためのチャネルや手法が異なるだけで、情報を届ける。ということに変わりありません。
今回の前澤社長のキャンペーンのおかげで、SNS拡散プレゼントキャンペーンが大衆化され、実施企業は益々増えていくのではないでしょうか。
上司やクライアントから相談される前に、本を読むなりで理論武装しておくことが欠かせませんね。
この3冊は必読書
Twitterプレゼントキャンペーンは、プレゼントのクオカードの金額で効果はどのくらい変わるのか?
前回、前々回から引き続き、Twitterでのプレゼントキャンペーンについての効果を、実例を通して解説したいと思います。
このページへお越しいただいた方々は、Twitterでプレゼントキャンペーンを実施した(しようと思っている)けど、プレゼント内容はどうすると効果が高まるのかを調べているのではないでしょうか。
まず、結論から言いますと、
- どんな層にも最も効果が出やすいのはお金
- 金額は高いほど効果が出る
ということです。
1については、過去の記事で触れていますので、詳しく知りたい方はこちらの記事を併せてチェックしてみてください。
今回の記事では、2の「金額が高いほど効果が出る」という、一見当たり前のように思える部分ではありますが、実例を伴った結果の裏付けとともに解説をしていきたいと思います。
まず、金額が高い方が効果が出るということを裏付けるためには、金額で比較をする必要があります。今回、2つの金額で比較をしておりますので、それぞれのキャンペーン概要から見ていきましょう。
金額の高いTwitterプレゼントキャンペーン概要
まず、金額の高い方です。これは過去の解説記事で結果を一通り公開したキャンペーン。フォロー&リツイートで、クオカード5,000円分が5名様に当たります。
金額の低いTwitterプレゼントキャンペーン概要
そしてこちらは、別のアカウントで実施したキャンペーン。フォロー&リツイートで、クオカード500円分が1名様に当たります。こちらは、前者のキャンペーンと似た条件にするために、一度もプレゼントキャンペーンを実施したことのないTwitterアカウントで実施をしました。(アカウントは伏せています)
結果はこのようになりました。
2つのキャンペーン結果の比較
共通条件
- フォロー&リツイートでクオカードが当たる
- キャンペーン期間20日間
結果の比較
金額高いキャンペーン | 金額低いキャンペーン | |
プレゼント内容 | クオカード5,000円分を5名様 | クオカード500円分を1名様 |
インプレッション総数 | 125,084 | 18,852 |
リツイート | 3,898 | 811 |
フォロー(※) | 3,460 |
705 |
※フォローの数については、Twitterのツイートアクティビティの数字を参照していません。なぜなら、実際にキャンペーンのフォロワー増加数の1/10も反映されていないからです。ですので、キャンペーン開始前後のフォロワーの伸び数を参照しています。
キャンペーン結果から分かったこと
このように、プレゼントの金額が高い方が効果が出るという当然な結果を可視化したわけですが、とは言えフォロワー獲得単価を比較すると、
- 25,000円÷3,460フォロー=7.2円
- 500円÷705フォロー=0.7円
というように、金額が低い方がフォロワー単価は低く、コスト効率のよいフォロワー獲得施策とはなっています。
ですので、前回の検証結果と掛け合わせて考えると、最もコスト効率よくフォロワーを獲得していくならば、
- 低い金額のプレゼントで
- 4日間ごとに連続で実施する
ということになろうかと思います。
※なぜ4日間ごとなの?という方はこちらの記事をご覧ください
ただ、そんな小さな効率化をしていくよりも、マーケティングに大きなインパクトをもたらすように、短期で大きな成果を出したい!という場合には、
- 高い金額のプレゼントで
- 4日間以内の短い期間で連続で実施する
この攻め方に限るでしょう。