みんなが問われる物語
コンテンツとユニットは別に考えているんじゃないか、と推測する
— バキュームですぞ@生涯モラトリアム (@896desuzo) 2014, 6月 15
コンテンツとユニットは別に考えているんじゃないか、と推測する
— バキュームですぞ@生涯モラトリアム (@896desuzo) 2014, 6月 15
ラブライブ!2期第11話を見た直後の呟き。出来るだけネタバレに配慮しよう*1とした結果、イマイチ意図が伝わらなそうだったので、ここで書いてみたい。
今はまだ何も確定していない
ここに1つの事実がある。11話の絵コンテ・演出にクレジットされているのは酒井和男氏であること。
同氏は1期7話「エリーチカ」でも絵コンテ・演出としてクレジットされており、個人的に、きっかけ作り、もしくは次回に繋げることに長けていると考えている。ここで1期7話のあらすじと役割を思い出してみよう。
- ラブライブ!っていう大会が始まるよ!で何それ?(説明)
- 出るには一定の支持が必要……ってファン増えてる?!(条件のクリア)
- でもそんな彼女らにスクールアイドルに否定的な絢瀬絵里が立ちふさがる(ハードル1・絵里、背景と加入への導入1)
- 理事長「最低限、勉強もがんばってね。ならオッケー。」数名「……」東條希「うちが教えたる!」(ハードル2・希、加入への導入1)
- 亜里沙登場*2(視覚化されたファン2・絵里、背景と加入への導入2)
- 動画をアップロードしていたのは絵里だった。けど、それは晒す為と海未に嘯く。そしてμ’sだけでなくスクールアイドル自体に否定的だとも(絵里、背景と加入への導入3)
- 海未、希と絵里の過去を明かされる(希、加入への導入2・絵里、背景と加入への導入4)
- 試験クリアー!けど廃校……?(ハードルクリア・次回へ引継ぎ)
ざっくり言って*3こういった流れだ。注目したいのは3点。
- このエピソードはつまるところ前回までのまとめである。
- 繰り返すが、きっかけだということ。
- ドラマティックな終わり方。
これだけだ。そしてこの見方に置いて秀逸な回だということ。希と他メンバーは前回までにもメンバー紹介PVなどで関わっているし、絵里の本心はこの回では語られず(サブタイトルが「エリーチカ」にも関わらず!)、次回に持ち越される。廃校についても同様だ。
さて、もう一度2期11話を見ていただきたい。相似点はないだろうか?少なくとも自分はこのまま終わるとは思わない。冒頭のツイートは一つの可能性に過ぎず、彼女達は今回を上回る、想定しない展開を見せてくれるはずだ。だってパーティーは終わっていないのである。
最後に、特記すべきこととして1期8話はこの曲が流れたと記し、閉じようと思う
オフサイドってルールであってルールじゃないんだ
オフサイドのルールをきちんと説明できるようになってから言うべきだよね…村枝健一先生との飲みになぜか招か... - igi/Tumblr*1
分からないことを分からないと理解し、あまつさえ、それを口にまで出す村枝先生に脱帽。2014年6月14放送のアニスパ!でのOPトークにも似たような場面があった。サッカーを全然知らないという浅野真澄さんの「オフサイドって何!?どこ?」という発言を受けた鷲崎健さんのツッコミが「場所じゃねぇよ!いや、俺も知らないけど。」いつものお二人の軽妙なやり取りに埋もれてしまいがちだがやはりプロだ。
今更、ソクラテス*2の無知の知について長々と話すつもりもないのでどんどんいこう。
じゃあオフサイドってどういうルールなんだ?
オフサイドが成立する前提として、選手がオフサイドポジションにいることが求められる。 オフサイドポジションとは以下の条件を全て満たした位置のことを指す。
- 相手陣内にいる。
- ボールより前にいる。
- 相手の2番目に後ろの選手よりゴールラインに近い位置にいる。
なお上記項目3.に関しては、大抵一番後ろにいる選手はゴールキーパーであるため、以下のように言い換えれば、より理解しやすくなる。
ただし、ゴールキーパーが味方選手より前に位置するときには、この言い換えは成り立たない。
「より理解しやすくなる」?むしろ分かりにくいよ!という方とともに順番に見ていこう。
- これは理解出来る。あの真ん中にある線を境にして、「こっち側」と「向こう側」のことだ。
- 「何を当たり前のことを!」なんて言ってはいけない。Rugby Footballとの決定的な違いだから。とはいえサッカーに限れば説明することもない。
- ここだ。分からない人がつまづく一番の山場だ。
wikipediaでも言われてるけど、「もしオフサイドがなかったら」の仮定法で説明するのが分かりやすそうだ。*3
こうなるよ(確信)
(5:27あたりからの一連のプレイ)
俗に言う置きプレイ。つまらない?そうだろうとも。サッカーをより面白くするという目的のため。そのために生まれた縛りプレイ、すなわちルール。それがオフサイド。
オフサイドを否定してしまうと、近代サッカーの全てが否定される。というより、全ての近代サッカーはオフサイドから始まっている。WMシステムも、その発展系であるマジック・マジャールというチームも、カテナチオもトータルフットボールもリベロもゾーンプレスも全てだ。
ケンブリッジが採用したassociation footballの上に約1世紀半、研究されてきた歴史そのものがオフサイドというルールを前提に形作られてきているんだ。*5「面白い試合を」という思想を核に時代時代で様々なエッセンスが加わって出来たのが現代サッカー。そんな競技が面白くないわけがない!
これからのスターを青田買いするのも良いし、脂が乗ったスターの活躍に胸を躍らせても良いだろう。ベテランの何気ないプレイにしたり顔で解説するのだって良い。「オフサイドとか面倒でよく分からない……」と敷居の高さを感じているのはもったいない。「ボールと地面があれば良い」とまで言われる競技は何人も拒まない。
さぁ、W杯を愉しもう
【以下、個人的追記】日本のプロサッカーは生まれてやっと成人を迎えた時期にすぎないので、完全に自立したとは言えない。己の考えに立脚したスタイルを持つことが出来て初めて「自分の国はフットボールをやっている」と胸を張って言える。だから今はまだ日本代表に期待していないし、興味もあまり湧かない。これから、これからだと考える。
個人的な、あまりにこじん的な
【自分個人の話】
自分は訃報ツイートや年忌ツイートが苦手だ。それ自体が苦手というよりそれをすることで自分は悲しんでいるんですアピールのように思えてしまう。苦痛に思えて、出来る限り避けようと努力もしているつもりだ(完全には出来ていない自覚もあるが)。
別に、”必要以上に悲しむな!”とか、”そういうポーズが気に食わない!”とかそういう話じゃない。もちろん、”もっと深く悲しめ!”だとか、”訃報の直後にもう別の話題を口にしている!不謹慎だ!”なんて話でもない。冒頭のタイトルの通り、個人的な話だ。
そもそも故人を悼むことは決して悪いことじゃない、儀礼的な意味もある、人間的な営みの中で必要なことでもある、どちらにしても素敵なことだ。それを口に出す、ネットで話題にする必要はあらんや?ということだ。個々人で故人をちょっと思い起こすだけでも良いし、特にそれが創作に関わった人ならば作品を視聴・鑑賞・プレイすれば良いと思う。
同じ口に出すのでも出演作品、製作された作品にについて語るのは大いにするべきだと思う。ただ、知らない人の為にという理由もあるだろうし、SNSの特性も十分に、十二分に理解してるつもりだけど、「○○さんの命日だから」を枕にするのはどうも忌避してしまう(しつこいようだが個人的な話だ)。だって彼等・彼女等は「そこにこそ生きている」のだから。その時、語られているという事実が存在証明そのものになっているのだから。
長ったらしくなってしまったけど、言いたいことは以下だけだ。ここまでの駄文なんて忘れてくれてしまって良い。
そんな謎ポリシーを持つ自分でも、それを捻じ曲げてでも、この日は全てを忘れて、一ファンとして、
南野信吾さんをお偲び申し上げます。
GEORIDE5周年記念ライブツアー「GEORIDE 5th ANNIVERSARY SPECIAL TOUR 2012」 | GEORIDE
イベントもVol.0から始まり、本日、3回目にあたるVol.2が行われる
-南野信吾追悼- ShingoMinamino“Pure”Night ~すべては彼のために~ Vol.2 – LOFT PROJECT SCHEDULE
また、もしここまで読んでいただけた方の中で、イベントには行けない方や、残されたご家族の方の為に何かされたいと考えてらっしゃる方には
で募金も行われている。前述のイベントも経費を除いてこちらにお渡しするそうだ。自分もこちらにて小額だけど支援させていただく予定。
あまり深く掘り下げるとやりきれなさと理不尽さにどうかなってしまうのでこの辺で。