LIVE RUNNER 2020→2022よすぎて号泣したんだがぁ!?

 明けましてこんばんは!!!!いや自分が喪中だからおめでとうとか言えないっていう細やかなことはさておき

 

 

 LIVE RUNNER よすぎなかった?!?!?!??!?!

 

 

 そりゃあこちとら800日以上我慢してたっていうか我慢を強いられていたっていうか、まあ何て言っていいか分かんないけど、とにかくこれまで当たり前に行けていたライブに行けなかった世界線に何だか分かんないけどぶち込まれていたわけですよ。

 それが解禁になったナナミズキのライブ・・・・・・・楽しむしかないでしょう?!?!?!?!?!?

 具体的に何が良かったかと言われるともう全部!!!!!!!!!!!(語彙力)ってなっちゃうんだけど本当すごくよくなかった????一日目できたSUPER☆MANだってかわいか…………かわいかったよ!?!?!??!?!(圧)

 

 いやまあ正直ここでくるんだ?!うわマジか?!って200レベルでひとりで笑い噛み殺してたけど、もう奈々さんがかわいければオールオッケーなんですよね!!!!!

 

 何で何で何で?って謎の自問自答?????

 ミンナスルヨネェ?!?!?!?!?(?)

 

 まあえっとどこまで話したっけ?え?エタブレで情緒不安定になった話してないね???いや~~~びっくりしちゃったよ。エタブレのイントロでシンプルにやられちゃったよね。良い曲すぎない???コールなくても良い曲であることが遂に立証されちゃったね??とか思ったけどどんどんすごい曲畳みかけてくるからぶっ倒れるかと思ったよね……

 ああ、これは全員だと思うけど、METANOIAのクラップで腕死んだよね?????????????????声を出せない苦行を手に込めすぎて次の日筋肉痛になったよね?????????????分かる

 

 Knock U downの魅力に気づかせてくれてありがとう~~~~~~!!!!!

 かわいすぎる衣装によって全語彙力を奪われてたらカタコトの愛の言葉に全員で一度精神落ち着かせながらかわいすぎてはい無理のターンを迎えるわけだよね。

 スーパーマンについてはわたしは笑ったがかわいいと思う。かわいいんだよ!!!!!!!!!二日目Lovely Fruitで安心したとか言うなよ!!!!!!くっそ安心した!!!!!!!!!!!!!!!!戦略的な何かを感じてなんかない!!!!!!!!!!!

 途中perfumeはさまったのも嘘じゃないし、衣装かわいいからいいの。かわいいは正義。もちろんイノスタもね(号泣した)

 

 あ~~もう全部好きだわ~~~~って呻き倒して何とか奈々さんの曲の波動を全力で受け止めてきたんだけどPhase 21で全てが崩壊した。いやもともと結構崩壊してたけど。

 

Phase 21 マジで 無理

 

 え????あの流れで無理な人いなくないですか??ちょっとエモすぎて初日曲の半分ぐらい固まってたら奈々さんがすごい早口で素敵な歌声で歌うからこっちが焦ったわ!!!!!!!!

 カラオケで歌わせる気ゼロぐらいの強気なのよ……それでさ、歌詞見ながら歌ってみたらさ……

 

歌詞見ながらでも

ム ズ ク ナイ ? !?!??!?!?!?

 

 びっくりして普通に鼻水出たよね。ティッシュですぐ拭った。

 奈々さんの呂律もさることながら、あの歌詞全部頭にいれてるって思考回路どうなってんの??????知ってたけど超人????超人なの??????いや知ってたけどね?!!!!!!!??

 奈々さん超人じゃん!????????!?

 

 って大慌てしてたら

 

ダンス曲

ヤ バ ク ナ イィィ!?!??!

 

 

 Inside of mind大好き勢としてはそれだけで大盛り上がりなのにそこに続くLove Fight!ってどうなってんの?!?!?!?!?しかもよく見なくても衣装かわいいし??!?!?!めっちゃLove Fight!に寄せてるじゃん!???????!!!え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~無理!!!好き!!!!!

 S.O.SとQ.E.Dめちゃくちゃ練習してるけどいまだに習得できないんですけど~~~~~~~~~!!!!!(抗議)

 

 って騒ぎまくってたらダンス曲終わった(虚無)

 

 干支にひっかけて曲を披露するところが奈々さんらしくて好きだよ……

 

 

 って奈々さん全然休ませてくれなくない?!?!??!?!?!?

 セトリが鬼なんだが?!?!?!?!?

 

 怒涛すぎてマヂで無理好き……全然加減とかしてくれないじゃん??????え??????声出せないままここまで盛り上がれるの普通にすごくない??!????!!!!!!!!(大パニック)

 

 

 シンプルに本編ラストのバラードのALL FOR LOVEまで飲まれすぎて意識全部持ってかれてた。一日目も二日目も良すぎてチョット待って?!?!??!?!?!落ち着いて!!!!!!!!!!!ってめちゃくちゃに騒いでたな~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 アンコールできらきらした笑顔を振りまく奈々さん天使だし、天使なのにさいたまスーパーアリーナの端から端まで全速力で走り抜けるしマジで何者なんだよ?????????って思ってやだ本当ナナミズキ最高~~~~~~~~~!!って号泣してたら

 

 

VIRGIN CODE

 

普通に「チョットマッテ!?!????!?!?!」って心の声で全力で叫んだよね

 

 いや~~~~~~~~びっくりしすぎてもうポイントが分からないよね!!!!!!!!!!!人間ってね!びっくりすると思考回路が吹っ飛ぶんだなああああ!!!!!!って思いました!!!!!!!!(作文)

 

 

 今回ライブ後の配信のおかげでRUNNERをたくさん擦れて本当に楽しかった。夏のライブでは声を出したなあと思いつつ、それができなかったらクラップもいいじゃないか。会場に行けるのも楽しいじゃないか。黙っていても奈々さんの声を聞けたらいいじゃないか。

 でも、たくさん声出してわーわー言って、パワーゲー!!!って言って早く声を合わせたいなあってしみじみ思っちゃうよね。すごく良いライブだった。最高に楽しかった。

 今年はいっぱいライブに行っていっぱい騒ぎたいねえ。

FEARLESS HEROが好きなことについて話がしたい

 出会いは2012年7月15日、大阪城ホールで行われたLIVE UNIONだ。ファンクラブに入ってから初めてのツアー、奈々さんのライブでは初めての遠征だった。そういえばまだ大阪城ホールの周りって何にもなかったような。あと物販でペンライトがすでに売り切れていて大変落ち込んでいたら、ライブ中隣の方が余っていたペンライトを貸してくださった思い入れ深いライブの一つである。
 アンコール一曲目、確かイントロと同時に奈々さんが「新曲です!」って言っていたような……あれ、16日の二日目に言ったのかな?記憶が曖昧だが、8年前のこの頃はまだCD未収録曲を歌われることに不慣れで、かつスマギャンも聞いていなかったので、まさかアンコールで知らない曲が組み込まれてくるとは夢にも思っていなかった。それでもぼんやりと爽やかなメロディーが夏らしくて好きだなと、お借りしていたペンライトを振っていた。翌日16日にはきちんとペンライトも購入でき、日替わり曲の存在を知って慄いていた。セットリストって固定じゃないんだ……とそれまでの固定概念を吹っ飛ばされてそこからツアーとはそういうものだと自然と化しててすごい。全然当たり前じゃないことを当たり前のようにやってのけるチームミズキの努力すごい。

 

 次にセットリストに組み込まれたのは翌年、LIVE CIRCUSである。2013年は今思い返しても胃が痛くなるような多忙な日々を過ごしていたため、西武ドームに一日参加するのがやっとであった。そのしんどさの中、FEARLESS HEROのイントロが流れて花道を駆ける奈々さんの背中を見て、必死にスケジュール調整をしてよかった……と多分この頃からFEARLESS HEROを聞くと泣く仕様になっていた。

 

 何かのインタビューで奈々さんが、FEARLESS HEROは口角がきゅっと上がってずっと笑顔で歌えると述べていたことを今でも鮮烈に覚えている。なるほど、確かに夏らしい爽快なメロディーで聞いていても明るい気持ちになる。一方で、歌詞を読んでいるとちょっと切なさを感じることがある。今よりも強くなりたい、優しくありたい、そして君に笑顔でいて欲しいと、ささやかだけれども強い願いが込められている。それはとても身近で、寄り添うような温かみを感じるのだ。力強い音楽に、青空を突き抜けるような奈々さんの歌声で、真っ直ぐな歌詞。何度も聞きたくなるし、何度聞いても飽きることなく心を打つ。

 UNIONで初めて聞いてから、CIRCUSで好きである確信を得て、それから数々奈々さんの楽曲を聞いて、たくさん好きな曲ができた。それまでリリースされた曲を聞き込んで今まで以上に好きになった曲もいっぱいある。その中でも、FEARLESS HEROはずっと一番だった。具体的に何がどう一番なのかは説明ができなかったし、そもそも好きなことを説明したり論じたりすること自体が難しい。う~~~~~~ん大好きが溢れちゃうからかな?みたいな理屈で曲は好きだったりする。

 

 ところが決定的な瞬間がやってくる。2016年4月10日。LIVE GALAXY -FRONTIER-。前日のGENESISで飛びすぎて猛烈な筋肉痛に襲われていたこの日は、いつもライブに参加する友人と奈々さんのライブが初めてという三人で参加した。座席は一階三塁側。全体を見渡し、東京ドームの広さを感じるにはとてもいい席だった。一曲目から全く違うセトリで、筋肉痛も忘れて盛り上がった。特に前半ではTricksterが始まるギターソロで曲に気づき友人がいまだにその速さに笑ってくる。聞き込んだら絶対みんな同じタイミングで気づくはずである。そして魔女っ子ではかなり近い距離で奈々さんが手を振ってくれてかわいかった。推しがホウキに乗って空から手を振ってくれるなんてここはジブリの世界かなと思った(?)
 二日目も最高に楽しい!!!!!!!GALAXY!!!!!!!本当にライブは最高!!!!!だいたいずっと頭の中がこんな感じの語彙力で、次はどんな曲がくるのか、イントロが流れてくるのをワクワクしながら待っていた。
 ダンスの二曲を終え、NANA CLIPISの話や新曲、出演アニメの話を聞きながら次の曲も何かなと胸を躍らせていた。まだこの辺りは胸が躍るぐらいのテンションである。


「ではでは、続いての曲なんですけど。そんな“ヒーロー”なワードが入った曲でございます」


 このMCで固まった。さっきまで躍っていた全身が固まった。いい意味で。
 嘘でしょうまさか、歌うの????東京ドームで?????二日間しかないし今日で終わりなんだけど、残り数少ない選曲の中でまさか歌うの????え???え??????????????

 言葉にすると大体こんな感じだが、友人曰くずっとその肩を叩きまくってたらしい。普通に迷惑。らしい、というのはイントロが流れだした瞬間叫んで、自分の叫び声があまりにも大きくてその後泣きながらタオルで口元覆ってたぐらい嬉しくて記憶が飛んでいるからである。この、口元を押さえる、というのは押さえていないといろんな感情が口から飛び出してしまい自分の収集がつかなくなるような気がするからだと知った。
 しかも東京ドームの端まで走ったかと思ったら、間奏で端から端まで全速力で走り出すし、走りながら歌うし、ステージの真ん中に戻りかけてるアニキとケニーに指差しながら逆に行くよう指示出ししてるし、数秒間での情報量がすごい。会場で見た時、何よりも感動したが、その後発売されたBlu-rayでも本当に何度も何度も繰り返し見た。VHSだったら擦り切れてる。

 

 奈々さんの楽曲は耳で聞くだけではなく、表題曲であればMVがあるし、ライブで歌う姿を見て様々な思い出とともに楽しんで好きになっていく。この日、この瞬間、東京ドームという場所でこのセットリストでFEARLESS HEROが歌われたことによりもう他の追随を許さない、絶対的一番好きな曲になった瞬間だった。

 もはや完全燃焼。FEARLESS HERO初披露から、CIRCUS、それから三年空いてGALAXY。もう自身のFEARLESS HEROは完全に一番の思い出とともに焼き付いた。この先どんなことがあっても好きでいられる曲に出会えるなんて幸せである。それからFEARLESS HEROが聞きたい、歌って欲しいとライブごとに言ってきたが、なかなか披露されないであろうし、それでもいいと思っていた。

 

 そのためISLANDではまた固まった。そういえば、この日も大阪城ホールだったなあ。
 ISLANDってまさにFEARLESS HEROのためにあるようなテーマだな????などということをツイッターで呟き、ライブ中も隣にいた友人(mkbtrr)にオープニングでFEARLESS HEROっぽくない?と言い、STARTING NOW!!で大いに盛り上がり、ブリッジムービー明けでFEARLESS HEROっぽくない?と言いパラグライダーで歌うアオイイロで一緒にMaybeしてサイコーにキラキラした。ここまでくるっぽいと言い続けたのに、なぜか本編ラストでくるとは微塵にも思っていなかった。セトリを当てる能力が皆無。
 そこからの流れはGALAXYと概ね同じである。MCでパニクり、曲中は固まってタオルで口元を覆う。で、泣く。人は二年で何の成長もしないのだと痛感した。幸いなことにISLANDはこれまでの奈々さんのツアーの中でも最も回数を重ねることができた。メットライフドームでは、平成最後の夏、ISLAND、FEARLESS HERO、ありがとう~~~~~~~~~~~~~(;;)と一人で参加し、どの音も、どの言葉も、どの瞬間も決して逃すまいと全身で曲を感じた。ステージ上でひときわ明るい照明が奈々さんに当たる。曲の終わりを知らされるともうただただ拍手。拍手喝采。立っているのにスタンディングオベーション(?)
 また大好きな思い出が加わって、不動の一番。殿堂入り。もはや好きすぎてランキング外状態。それでもまた言い続ける。今後どうなっていくかは誰にも分からないが、またライブが、楽しくて最高なライブに行ける日がくる時には、必ずFEARLESS HEROを歌いそうだと騒ぎ立てる。そんなこれまで当たり前だった日常が、きっと姿や形式は変わっているだろうが、またくると信じている。FEARLESS HEROもきっとくる。


 改めて考えて、聞けば聞くほど好きだと実感できたわけだが、前述した決定的な瞬間が、来る8月16日の日曜日に……?え?YouTubeの……?えっプレミア公開で????え????????家で?????????見れてしまう????????????同時に????????そんな奇跡が……………????????????
 起きてしまうなんて!!!!!!!!!!!!!!いまだに信じられないぐらい!!!!!!!!!!!!!!!嬉しい!!!!!!!!!!!!!!青の果てまで!!!!!!!!!!!!!舞い上がって!!!!!!!!!!!!!!!泣こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!FEARLESS HERO大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

奈々さんご結婚おめでとうございます!!!!!!!

 推しが結婚した。7月6日入籍、ファン及びメディアへ7月7日にその報告をした。お父さんが名付けた数字にちなんで、7の月に入籍し、その報告を七夕にした。嬉しい。とにかく嬉しいという感情が溢れて止まらない。

 

 奈々さんを知ったのは、ETERNAL BLAZEを発売した年のHEY!HEY!HEY!だった。当時メインスタジオに呼ばれるゲストとほかに、新人枠もしくはチャレンジ枠的な要素でメインスタジオとは別で少し小規模の収録形態があったが、そこに奈々さんが呼ばれていた。かなり記憶が曖昧だが、確か何の気なしにテレビをつけて、奈々さんがいた。スタジオでの歌唱はなくMVが少し流れた後、MCであるダウンタウンの二人との会話が挟んで終わったように思う。当時はそうか、そういう人もいるのか、と軽く受け流していたような気がする。そんなあやふやな出会いだった。
 今度はJustice to BelieveHEY!HEY!HEY!に同じように出演していた。この枠に出るとその次はメインスタジオに呼ばれるのが通例であったようだが、奈々さんは呼ばれずまたもや同じところに呼ばれたということでダウンタウンの二人にいじられていた。ETERNAL BLAZEで何かテンションが上がる好きな曲だと思ったように、またJustice to Believeでも自分好みの曲を歌う人だなと印象を受けた。きっかけはこんな何気ないものだった。少しの興味で、この方は他にどんな曲を歌うのかなと調べてみた。そしたらびっくりした。歌う曲歌う曲あらやだ好きでしかなかった。どしどし刺さる。刺さりすぎる。

 そこから様々な媒体を通して奈々さんの曲を必死で収集し、特にLIVEDOME2006のInside of mindを見たときは震えた。かわいいのにかっこいいな?!?!?!!?は?????テルミドールも最高だな???!?!?!となり、これはライブDVDを買うしかない!!!!!!と小遣いをはたいて最新作のLIVE FORMULAを購入した。映像をご覧いただければ分かると思うが、当時の奈々さんは若干尖っており(?)歌い方にもちょっと癖がある。そこが良い。鳴り止まない夜のvoises!!!!!!!!!!!!
 ヲタク気質が功を奏し、すぐさまカップリングやらアルバム曲やらと過去の曲を遡り、聞き込んでいざライブに臨んだのがLIVE DIAMOND 2009だ。当時ファンクラブには入っていなかったため、かなり後方の席ではあったが圧倒的熱量、声量、聞きたい曲を歌う奈々さんの姿は今でも目に焼き付いて忘れない。太鼓時間が長いことも忘れないし物販死にそうだったことも忘れない。良い思い出である。
 その後、自分の環境のこともあり、ライブに行ったり行かなかったりを繰り返しながらも、新曲が出れば飛ぶように喜び、円盤が出ればフラゲしなければ気が済まない日々を送っていた。そんな月日を経て、行く予定のなかったLIVE JOURNEYでオープニングSCARLET KNIGHTからのETERNAL BLAZEだということをたまたま知り、いやそのセトリ強すぎだな!?!?!?!!とチケットを取ったのが奈々さんを好きでいることへの確信を得た日だった。


 2011年7月24日、さいたまスーパーアリーナで受けた圧倒的熱量や感動に全身が震え、痺れるような感覚は一生忘れないだろう。DIAMONDと同様座席は後方ではあったが、曲を知り、奈々さんのライブ映像を繰り返し見ていたこともあり、肌に感じる音圧がハンパではなかった。全ての曲が、いわば細胞レベルに染み込んでいく感覚。セトリを知っていたので、同行した友人と本編ラストのPrayでUO折ろうね!!!!と約束したのに衝動的に残光のガイアで全部折り切っていた。怖い。アンコールまで最高のライブを見た後、いやもう奈々さん最高だな……(語彙力)と涙を堪えながらMCを聞いていて普段と違う声色で告げた次に行うライブが東京ドームであると知った空気や割れんばかりの歓声はずっと塗り替えられない記憶だろうと思っていたら、その後奈々さん自身が阪神甲子園球場を発表することによって塗り替えられた。すごすぎる。そんな人いるんかと思ったら推しだった。すごい。大好き。

 

 そうして、奈々さんを応援したい気持ちでファンクラブに加入して9年が経った。待って。これだけ語ってきてまさかの節目ではなかった。何か勝手に10年ぐらい経ってたと思ったけど違った。まああの、好きになってから10年以上経ってるし映像とか音楽とか真剣に収集し始めてからは10年以上経ってるから10年ということにしておこう。だいぶずるいが。
 そう言えば、LIVE CASTLEの一日目でお隣になった方が奈々さんが歌手デビューする前からファンだと聞いて一生ワイは永遠の新規や……ってなってたわ。その方は今回のご結婚をどう思っているか気になるけれど、きっと祝福しているんだろうなあ。
 そうしてファンクラブに入って、遠征をして、ツアーで地方にも行って、たくさんの楽しい思い出を知って暑いの嫌いだから夏嫌いだったのに、奈々さんのライブがあるなら夏も好きになっちゃうぐらいだし高まってツイッターのアカウント始めてたくさんの人と会って、話して、奈々さんが好きでいることが本当に毎日楽しくて仕方がない日々がずっとある。

 今ももちろん、その日々は変わらない。ただ2020年、未曾有の事態により夏の楽しみがなくなってしまった。自他共にライブと酒に最大限の楽しみを見出していたため、落ち込みもしたし、周囲から心配もされた。今後のことも何か漠然と過ぎていく一日、という毎日でしかなかった中で突如すい星のごとく推しの!!!!!!!結婚が!!!!!!!!!!!!!きた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!マジで前述長すぎてほとんど自分語りでひどい。

 

 奈々さんが!!!!!!!!!ご結婚ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 まずもって奈々さんほどの方が週刊誌にすっぱ抜かれなかった人徳の高さ。いやもうこれは語弊を招かずに言うとですね、奈々さんほどの知名度があれば人脈も増えて正直漏れてしまうプライベートっていうのも少なからずあったと思うんですが奈々さん自身が本当に素晴らしい方なんだろうねえ……全然漏れないし親密な方にしか言っていなかったんだろうなあ……奈々さんらしいなあ……推し尊い……

 


 発表となった7月7日にファンクラブの公式からメールが来た際には、7の付く日だし改めて奈々さんが今回のツアーに向けて言葉あるんだろう思って開いたから、最初本当に入籍の二文字が全く頭に入ってこなくて焦ったし、何ならその後ツイッター見て、あれ????え???あ!?!?!?!?!?え!?!?!?!?!?!?!奈々さんが!?!??!?!!奈々さんが!????????!?!?!入籍??!?!?!?!?!?!??!?!?!あらやだ!!!!!!!!!!!!!!おめでとう?????やだ?!?!?!?!?!???!?!?!??!?ってなるほどの大パニックかました。

 

 いやだってその先日のブログで奈々さんハンバーグ弁当テイクアウトした記事投稿してるんですけど、まさかその次の日に入籍発表するなんて誰も思わなくないですか???????????????????(パニック)
 奈々さん自身も家にいることが増えたといっても、もともと料理とか食事とか好きな方な印象があったからここ最近ブログで手料理の話題があがっていることも何の違和感もなかったし、相変わらず推しは食べるの好きだな~~~~ほっこり~~~~とか思っていたら入籍していて、でもそれもどこからの情報もなく、本人からの直筆メッセージでまずはファンに伝えて、ブログで伝えて、各界からもうそれはそれはファンが喜ぶぐらいたくさんの祝福メッセージが集っている現実本当幸せ。幸せでしかない。


 手放しに幸せと思う方と、そうでない方がいるのは、芸能という世界では当たり前だと思うんですが、少なくとも奈々さんが入籍発表した後のSNSは多くが祝福ムード一色で泣いた。すぐ泣いた。ツイッターでも言ったけど、もちろん関係者の方にはあらかじめ言っていたと思うんだけれども、改めて公の場で奈々さんが「入籍しました」と発表してたくさんの「おめでとう!!!!!!」を受けて、「ありがとう」って微笑む推しがいる世界本当幸せなんですよ……奈々さんおめでとう……

 


 この状況下なので、後付けですが奈々さんが本来どのタイミングで発表したかったのかは全く分かりません。でも、一ファンとしてライブでもなくラジオでもなく言葉で入籍を発表してくれて、とても安堵感があったといいますか。いや、ライブで発表されてももちろん喜べるんですけれども、ライブって水樹奈々を見て楽しむ部分もあって、プライベートな部分を受け入れる入れないってそれぞれあるのかなと思うんですよね。個人的にはライブでも発表があったら大変喜ばしいですし、大いにお祝いできるんですけれども、そうでない方も絶対数いると思うと何かこう言葉にするのは難しいんですが……。不特定多数の好意を受けている方の場合、こういう発表に正解はないし、でもその中でも個人的にはとても安定して腑に落ちる発表のタイミングだったなと思います。

 

 何だろうなあ。10年と少しではありますが、奈々さんを好きでよかったという、とても誇らしい気持ちが大きいのかもしれませんね。自分が信じていても、相手が信じなくてもいい世界なんですよね。でも奈々さんはずっとファンの気持ちを大事にしていて、そのことを伝え続けていて、だからファンが入籍ということにめちゃくちゃ盛り上がっていて、その盛り上がりをずっと幸せな気持ちで見ていられる。
 本当に好きになってよかった。好きでいてよかった。好きでいさせてくれてよかった。

 

 2020年のライブはなくなってしまったけれども、この代えがたい幸せはそれとは関係ない。もうね!!!!!!!!!!!!何かもう幸せ過ぎてどっちでもいいかな!!!!!!!!結果論だから!!!!!!!!!!RUNNNERで発表があってもなくても今だからこそなのか何なのか!!!!!!!!!まあもういろいろ言ったけれども!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!奈々さん!!!!!!!!!!!!!!末永く幸せに!!!!!!!!!!!!!!!!!大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!そよ風に吹かれたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(関係ない)

みんなで見ようLIVE PARK

 元来、家にいることが好きな人間だった。その自信はずっとあったし、揺るぎないものだった。だがこのご時世、自粛生活が続く中で家にいることが好きなのは月に何度かある気の置けない友人との飲み会やライブがあるからこそ成立していたことに気づいた。休日などすることがないと思っていたのはただの勘違いで、奈々さんのツアー日程が発表された瞬間からあらゆるスケジュールをそこに向けて進み、生活や仕事の標準も一点に向けられていた。


 そんな日常が当たり前だと生きていた日々が、日常ではなくなってしまった。悲観的になるのも今さら感があるほど、淡々とした日々がやってきてしまった。土日にあったであろう友人との飲み会も、交通機関を使って赴くライブもなくなってしまった。


 そんな中、YouTubeを主たるとしたSNSで多くの動画配信が始まった。様々なアーティストが自身の思いを様々な形で発信してくれた。事ライブに関して、これまでもすでに多くのアーティストがYouTubeのプレミアム配信として、リアルタイムでその瞬間、家にいながら同じようにライブを楽しみたい人たちと同じ思いで同じ映像を見て盛り上がるという今だからこその楽しみ方を提供してくれていた。その楽しみはずっと自分の知らないアーティストであり、ライブであったのが、ついにKING SUPER LIVEがやってくれた。知っている曲、アーティストを知っている曲、知らなくともアニソンという括りにいるからこそ楽しめる曲。楽しかった。ただただ、楽しかった。ライブ会場でもそうだが、共有することとはこんなにも楽しいことなんだと改めて気づかされた。

 ありがとうキンスパ。楽しかったキンスパ。何か知らんが気づいたら内田雄馬にもなれた。すごい。

 今までもたくさんのアーティストがプレミアム配信をしているのを横目に見ていた自分が、当事者になると、びっくりするほどに楽しいことに気づいてしまった。インターネットさえあればどこにいても全国、いや全世界で鑑賞会ができてしまう。何それすごい。楽しいに決まっている。

 

 明日、5月31日。水樹奈々公式YouTubeで2016年に阪神甲子園球場で行われたLIVE PARKがプレミアム配信される。何それすごい。

 冷静ぶってみたが 楽しいに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!決まっている!!!!!!!!!!!!!!!伝説の!?!??!?!?!?!?!?LIVE PARKが!???????!?!?!?!?は????????????すごすぎるな!!!!!!!!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!


 ファンが口を揃えてびっくりするぐらい、LIVE PARKはすごい。何がすごいかと言語化できないほどすごいので語彙力がなくなってしまうのだが、頑張って何がすごいのか噛み砕いていきたい。多分無理。もう語彙力が追い付かない。


 まずはもう何と言ってもライブをする会場である。奈々さんが阪神の大ファンであること、東京ドームと並んで阪神甲子園球場でライブをすることをずっと夢見ていて、その夢を奈々さん自身が口にしていたこと。そして本当に実現してしまうこと。どれだけの努力と、尽力と、実力があって叶ったことなのだろうかと、素人には考えもつかない。それまでも前人未到の様々なことを成し遂げてきた奈々さんではあるが、個人的にJOURNEYのさいたまスーパーアリーナで東京ドーム公演の発表をした時を超える衝撃は正直ないんだと思っていた。

 それなのに、その東京ドームで奈々さんはこちらの想像を超えて自身の夢であった阪神甲子園球場でのライブを発表した。震える。何が何だか分からなかったのが当時の記憶だ。


 一日、ないしは二日間限りのライブは全て関東で行ってきた中で神戸での一日公演だったが、発表された時はその場にいた全員が「いくぞ、甲子園!!!!」って君たちは野球少年かというほどの熱量に包まれていた。分かる。全く同じ気持ちだった。むしろ、奈々さんを好きでなければ甲子園球場に行くことなんて人生で絶対になかったから、何て素敵なところに連れていってもらえるんだろうと感動の中にいた。

 それから千葉マリンスタジアムでの過酷な事前物販を経て(途中脱水症状直前まで陥って本気でぶっ倒れそうになった)迎えた9月22日。当日の天気予報はかなり悪天候であった。それでも晴れを信じてライブは始まった。

 

 ここから先は明日のプレミア配信でも分かる通り、残念ながら晴天とは行かず曇天の中で始まったLIVE PARKではあったが、そのセトリは奈々さん自身が晴れを信じて、阪神甲子園球場でライブができることを心から楽しむことを実感できる曲順だった。しかもすごいことに雨が降ると予報されている中、何とか持ちこたえたのである。
 どの一曲が抜けても、順番が変わっても成立しない、全てが観客のため、一夜限りのLIVE PARKという世界を彩る最高のポジションで輝いていた。


 個人的にはツアーでは初日にセトリを知る人、途中で知る人、千秋楽で知る人とまばらなところを、単発ライブだからこそ、イントロが流れた瞬間会場が一体となって声を上げるというのがPARKの最大の魅力だと思っている。
 特に奈々さんのライブだと所謂定番曲と言われているPOWER GATEとETERNAL BLAZEの二曲はどのタイミングで奈々さんのライブに行った人でも盛り上がれる仕様になっているように思える(個人的な見解)

 

 明るい曲、かっこいい曲、ダンス曲、最新曲……様々な曲で、演出で、衣装で我々を楽しませ続け、奈々さん自身も最高の笑顔で楽しむ時間が続いてく。
 特筆すべき点が多すぎてはいもう全部見て~~~~!!!(語彙力)ってなっちゃうんですけど、ダンスパートとかその流れ最高だから全人類見てくれ。
 
 ライブ後半、激熱立てノリ3連発の途中で雲行きは変わってくる。日は暮れてしまい空模様は分からない。そもそも曲に盛り上がり過ぎてあまり雨が降っている印象は途中までなかった。だが、ライブ本編最後のMCで豪雨に襲われる。文字のごとく襲われた。レインコートを着て防御しても、とても収まりきれないほどの雨だった。そんな中で懸命にPARKという空間を作り上げようとする奈々さんの言葉は、優しくて強かった。念願の甲子園球場でのライブできっとたくさん言いたいことがあったと思う。伝えたかったことがあったと思う。その中で豪雨という状況を取って、その瞬間、ライブでしか出てこない言葉を紡いでくれた奈々さんの一言一言がとても染みた。あとめちゃくちゃ濡れた。大人になって傘も差さず驚くほど雨に濡れることはそうない。色んな思いが籠ったLIVE PARKの本編ラストの一曲は、その場にいた誰もが記憶に残る曲となった。

 ここまででもうすごい。ずいぶん前からない語彙力がもうずっとない。底を付きすぎる。それなのに奈々さん自身はその底を知らない。猛練習をしたサックスの披露で泣いていたら明かるい曲で会場を盛り上げて、顔が濡れているのが雨か汗か涙か分からなくなっていき一体感はどんどん増していく。奈々さん最高だよ……と全身ずぶ塗れになりながらペンライトを振っていると、徐々に雨量が減っていく奇跡。


 何がすごいってみんながみんな待ち望んでいた曲を、発表された当時から人気を集めていた曲で、雨が弱まるんですよ。何それすごい。わけが分からない。天気の子ナナミズキ。

 ライブの後半、きっとスタッフも途中絶望していた花火が満開に上がる。ファンが待ち望んでいた曲に乗せて。泣ける。泣く。文字を打っていて泣く。あとPARKの奈々さん終始エモいんだけど、抜群にエモいから。恋想花火の奈々さんが全世界に配信されると思うだけで最高にエモいな無理……………
 し゛か゛も゛!!!!!!!!!!!PARKは!!!!!!!!!!!!終わりが!!!!!!!!!!!!!!ジェッパーなんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(号泣)最高すぎて頭痛くなってきちゃったよね!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 はいもう無理!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!5月31日19時から!!!!!!!!!!!みんなで見よう!!!!!!!!!!!!LIVE PARK!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(号泣)

CANNONBALL RUNNINGの話がしたい

 ついに待ちに待ったこの日がやってきた。前回のNEOGENE CREATIONから約三年。発売日的にも2016年12月21日だからかなり誤差少なめの三年である。社会人になると三年という月日の流れに慣れてきてしまうものだが、学生からしてみたら三年も経つと進学したり就職したりと環境ががらっと変わるわけだから結構長い。いやまあ社会人になっても長いか。
 
 待望の13枚目のオリジナルアルバム、CANNONBALL RUNNINGが本日発売された。先行配信になっていた楽曲もあるが、満を持して収録された17曲を聞いて、すぐさま著しい語彙力の低下に襲われた。さらに追い打ちをかけるように特典映像であるナナラボを見てしまった結果、感情の制御機能が完全に崩壊した。しんどい。最高すぎてしんどい。あえてこの冷静さを欠いた状態でアルバムのレビューを始めてみるわけだが、最後まで走り切れる自信が今はない。それぐらいにこれまでのアルバムとはまた違った音の熱量、方向性、力強さや優しさ、メッセージ性など様々な思いがのせられた楽曲が勢揃いしていた。
 
01.Higher Dimension
 奈々さんのオリジナルアルバムの一曲目といえば、壮大で叩きつけるような熱量を持った楽曲や、そうかと思えばバラードから始まってみたりと何にしてもインパクトがかなり強い曲が多い印象だった。
 この、軽快で急にハイテンションになりすぎないワクワク感、これから始まっていくぞ、という足並み揃えて少し小走りに前へ進んでいくテンポがアルバムの始まりを飾るというが逆に新鮮だ。これから全速力で走り抜ける助走として非常に軽やかで耳に心地がいい。
 
02.カルペディエム
 初めて聞いたとき思わず「おお」と声が出てしまった。全力で走り出したと思ったら、走り方も、走る方向も想像と全く違っていた。ツイッターでちらほらみかけたボカロ曲っぽい、といういのがなるほど確かによく分かる。個人の見解だが脳漿炸裂ガールやロストワンの慟哭、千本桜とかのイメージだろうか。世代がバレる。歌詞に「本気出してないだけ」とあるところが奈々さんらしからぬ卑屈さやルーズさがあって面白い。
 こういったトリッキーな曲をあえて低音ベースで歌うからこそ印象的で、あとめちゃくちゃ当たり前のことを言うが、奈々さんの滑舌がめっちゃ良い(小並)
 
03.Love Fight!
 さーーーてかわいい曲がくるかな!!!とタイトルから連想したら、別角度からイントロが流れてきたし、YouTubeで上がっている奈々さん直々に各曲を解説してくれている動画を見たらどうやらダンス曲になるらしくもうどこからびっくりしていいか分からなくなっちゃった。
 アルバムを開始してから二曲続けて低音で、どことなく暗い雰囲気も纏っていることから新しい世界観に引き込んでいくという奈々さんの意図すら感じる。
 
04.DAYBREAKERS
 お待たせしました、水樹奈々ですと急に自分が知っている奈々さんが現れたようで安心した。これが実家か(?)
 この疾走感を安定感があるといえることが改めてすごいなと思わせてくれる一曲。実はEXPRESSで歌われるかなと思ったけど歌われなかった。こういった予想は大体当たらないので慣れている。
 デジタルサウンドと力強い歌声のバランスが非常によく、ジャンル:水樹奈々で、これが実家か(二回目)
 
05.Knock U down
 MVにもなっており、アルバム発売日にして耳慣れた一曲。
 様々なインタビューでも発売と同時に目にすることが増えたが奈々さんの言う「今だからこそできる曲の余白」や「肩の力を抜いた歌」というのと、奈々さんらしさが融合した曲だと感じる。気張りすぎないが、抜きすぎていない絶妙な温度感があって歌詞やMVはかわいいのに、何だか大人っぽい曲だなと思う。
 
06.BLUE ROSE
 ISLANDのライブを見るとこのときの衣装とかめちゃくちゃ好きで、すごいかわいい衣装なのに軒並みかっこいい曲歌う奈々さんが思い出される。始まると最後までドラマティックに展開していってライブ映えするんですねえこれが(実証済み)
 
07.Sweet Dealer
 アルバム曲ないしはシングルカップリング曲だからこその曲というのがあるように、表題曲にはならないが、あ、何かこの曲いいなってなる曲ってありませんか、まさにこれです(語彙力)
 奈々さんって大人なんですが、元気で明るいご本人の性格やラジオやテレビで見る無邪気な姿を見ると大人の定義を忘れてしまうことがままあるんですが、こういった楽曲をたっぷりの表現力を用いて歌われると奈々さんって大人なんだなってなりますね!(語彙力)
 
08.WHAT YOU WANT
 何回聞いても、何度聞いても、無限に好き。頭抱えちゃうぐらい好き。ダメな部分がゼロだ~~~~って諸手を上げて好きと言うぐらい好き。EXPRESS初日でこの曲で開幕したときに頭の何かが焼き切れたなと自覚するぐらい神経に刻み込まれる一曲。何もしつこいとか思わないから次のツアーでもぜひやっていただきたい所存。
 
09.マーガレット
 タイトルから好きだろうと気持ちを高ぶらせて聞いたらこちらもまた良い意味で裏切ってくれた。シンプル。この一言に尽きるわけだが、奈々さんにおけるシンプルというのは様々あって、その中でもここまで音数をそぎ落とした曲をアルバムに収録することが珍しい。ライブにおけるアコースティックコーナーでもなく、THEATERやナナラボのようにコンセプトのあるライブでもなく、音源として聞けることが何だか嬉しい。
 
10.METANOIA -Aufwachen Form-
 目が覚めるようなイントロはライブで積み重ねた重みと、聞き込んでいくほどに曲の展開の熱さを知っているからだろう。今だからこそ言うが、シングルで発表になったとき実はそこまで刺さる楽曲ではなかったのにライブで聞いたらもう楽しすぎてこの曲を聞くとライブ行きたいと頭を抱える体質になってしまった。
 
11.glitch
 中低音なメロディをベースに耳に残る歌詞が印象的な一曲。またこちらもいつもと違うテイストではあるが、どちらかというと理想論やBRACELETといった女性の持つほの暗い感情が垣間見える楽曲にカテゴライズされるのではないかと思っている。ただ、これまでのそういった楽曲は女性が縋るようなイメージが先行していが、こちらはもっと強く自己主張していく感じがしていて、Poison Lily味も感じる。
 
12.NEVER SURRENDER
 実は(?)オーケストラライブでしか披露されてなくてなのは曲にしては逆に珍しいなと思ってしまう。何か奈々さんはこういう曲をバラードとか言い出すから本当にすごいなと。畳みかける曲の展開と壮大さに安定感があるってこれさっきも言ったな(語彙力)
 
13.Light Births Shadow
 第一印象がPerfumeみたいだ!!!!だったんだけど、Perfumeに詳しくないので語る資格はない。
 一口にかわいいとは言い切れない大人っぽさがあるというか、個人的にはこちらの方がダンス曲っぽいのではと思わざるを得ない。Please Download的な。
 
14.REBELLION
 重厚感溢れる奈々さんらしい一曲。ナナラボ見たらそうかアンコールかとびっくりした。行ってないから(根に持ってる)EXPRESSで大変盛り上がった。
 
15.UPSETTER
 アルバムの新曲全てを通じて言えることが、温度感が非常に良い。奈々さんならではの底抜けに明るい応援ソングとはまた違った曲調で進んでいくのが心地良く、また力を入れるために肩の力を抜いて聞ける程良い強さを感じる。
 
16.ALL FOR LOVE
 先行配信、音楽番組で披露されているときから胸を掴んで離さない一曲。これまでの奈々さんのバラード曲とは違った意味での壮大さがあり、アルバムを手に入れたことによりより一層その深い世界観に浸れることができて感無量である。
 ツイッターでも呟いたが、個人的な世界観としてはドラマJINのように現代に生きる仁先生と過去の世界に生きる咲さんとか野風みたいにお互いを阻む障壁がもはや時代ぐらいの規模なんだけど、それぞれの愛情の繋がり自体はとてもシンプル、みたいな感じだから何かもう映画の主題歌か挿入歌になるのではってぐらいの楽曲をアルバム収録曲にする奈々さんすごい(すごい)
 
17.FINAL COMMANDER -Aufwachen Form-
 楽曲紹介動画で奈々さん自身が言っていたように、ここで止まる気はない、まだまだ走り続けていくことを表明したアルバム最後の曲。
 字面も、曲も、歌詞も、全てが強い。その強さを表現する奈々さんの声がそれ以上に強い。ライブでトラック(コンボイ)の上で歌ってるとき、何というかその状況を成立させることは容易くないはずなのに奈々さんだからこそ納得させる有無言わさない力強さを、アルバムの最後に聞いて非常に清々しい気持ちになった。
 

 既存曲と新曲とのバランスの良さがとても良いアルバムだったなと感じた。新しい一面を見せられて、例えば一回聞いただけでは馴染まない曲がきたあとにこれぞ水樹奈々を叩きつける、という流れが多く、もちろん楽曲そのものが多いということもあるが、そういった流れを一アルバムの中で何回も繰り返せる強み。そして何度も聞くうちにそれぞれの良さや味わいをどんどん出してくるし、ライブで披露したときにまた違う世界が見えてまた好きが深くなる楽しみを感じさせてくれる。
 あとはナナラボの影響を強く受けていることが良く分かる。というのもアルバムを一度聞いて、ナナラボを見る。楽曲への新しいアプローチを奈々さんが見出しているのが分かる。そこからまたアルバムを聞き出すと違う印象を受けるのだ。
 アルバムの特典映像にナナラボを入れた意味や意図があると思うと、ますますCANNONBALL RUNNINGが好きになってしまう。

 三年ぶりにオリジナルアルバム。たくさんの新しい音、歌詞が身体に染み込んでいくことが楽しみで仕方がない。
 
 
 流れでそのまま特典映像であるナナラボの話もしようと思ったが、アルバム曲をリピートすればするほど許容範囲をどんどん越えていき語彙力はもうないし、とりあえずナナラボはどの曲も自分が知ってる曲じゃないみたいで頭抱えるほど楽しかったし、これが特典なの????ってさらに課金したくなるほど最高。

 新しい曲、新しいライブ、その新しさに出会う度、奈々さんを好きで良かったとと心から思えることがとても嬉しい。

Astrogationが最高だった話がしたい

 NANA MIZUKI LIVE EXPRESS 2019 全12公演が9月15日千葉ZOZOマリンスタジアムをもって千秋楽を迎えた。
 もう語彙力ゼロの感想だが、最高だった。最高としか言いようがなかった。あまり気軽に使う言葉ではないし、使うと逆に重みが軽減してしまうような気もしないでもないが控えめに言って神。
 
 今回の夏ツアー、前回ISLANDで初日に行かなかったがために企画曲の恋想花火を聞き逃したどころか本編ラストでFEARLESS HEROを歌うというイベント(?)が発生したという教訓を生かし、初日が比較的キャパが大きめの会場だったためDelivery 01兵庫ワールド記念ホールから参加した。
 初日からこのライブはやばいなとビシビシ感じた。個人的にライブにおける水樹奈々の楽曲に何を求めるのかと問われれば間違いなく、『かっこよさ』を求める身としては非常に刺さるセットリストだった。平均して3時間前後のライブという時間において、今回、その『かっこいい』曲の使い方が絶妙だった。オープニング、ブリッジムービー明けでここぞというところに直近の曲を叩きつけ、他のブロックでは懐かしい曲や明るい曲を織り交ぜていたため緩急の付け方がバチバチに刺さった。個人的にはどこのタイミングから奈々さんを好きになった人も楽しめるセトリだったのではないかと思う。
 
 そんな中で話したい。Astrogationを。

 Astrogationといえば、2008年にSTARCAMP EPのシングルに収録されているため収録曲は全てAサイド扱いなものの、MVが制作され実質的な表題曲の立ち位置の曲である。COSMIC LOVEもあるが。めっちゃかわいいよね。コスラブ大好き。
 シングル発売直後のFIGHTERではオープニング曲として代々木第一体育館を2日間フライイングしながら登場するという鮮烈な印象を残し、FEVERでは本編ラストで明るい曲としては珍しく涙ながらに歌唱をする奈々さんの姿があり、ACADEMYツアー、GAMESでの日替わり曲、GRACEでのオーケストラアレンジ、JOURNEYでも再びの日替わり曲を経て初の東京ドーム公演ではアンコールでの披露、その後もCIRCUSでアンコール曲、二度目の東京ドームとなるGALAXYではライブタイトルからして満を持しての本編ラストを飾る。まだまだ快進撃は止まらない。出雲大社御奉納公演月花之宴でもアンコール曲として歌われ、ISLANDの熊本公演では野外ならではの花火が盛大に打ちあがった。
 もう奈々さんAstrogation大好きだなというのがめちゃくちゃに伝わってくる。
 
 突然の自分語りで申し訳ないが、2009年のLIVE DIAMONDからライブに参加しているもののまあまあ抜けがある身としては奈々さんのライブでAstrogationに出会えたのは実はCASTLEであった。初の東京ドーム、アンコールで不安定なお立ち台(?)がどんどん上がる中で歌う奈々さん。大変盛り上がったし、ぜひ聞きたい曲だったので嬉しかった。その後CIRCUSを経てGALAXYのライブが決まったときにはこれはもう!!!!!Astrogationでしょう!!!!!!!!!と全ファンの期待を背負って歌われた東京ドームで本編ラストを飾るAstrogation。ここで何というか、ひとつの完結を迎えてしまった感があった。語弊があるかもしれないが、それまでにもAstrogationはぶっちゃけ曲の中でも待遇が良い方だと思う。シングル表題曲だということを除いても、割とめちゃめちゃ歌われてる。そのため、GALAXYで区切りがついたなと感じていた。だがその後も引き続き歌われるAstrogation。まあ奈々さん好きなんだ~~ぐらいのテンションでライブに組み込まれるごとに浅めな感想を抱いていた。
 今回EXPRESSの初日でAstrogationのイントロが流れてきた時、正直普通に笑っていた。この笑いというのはマイナスな意味ではなく、そうかそうか、奈々さん本当に好きなんだな~~~~みたいな笑いと、知り合いにAstrogationが大好きな方がいるためよかったね~~~~みたいな笑いである。
 そしてまあ前回の記事にも書いたが、EXPRESS初日に参加した際にAstrogationが流れてきたリアクションとしては笑いと、あとはここでこれまでライブで何回も歌われ映像化も何度もしているAstrogation歌うのであればACROSSでもよくないか……?というACROSSガチ勢。
 だが、千秋楽。そんな感想を抱いていた自分をぶん殴った。
 
 話題にもなっているが、Astrogationのラスサビで花火が上がった。その後のAbemaTVのニュースで知ったがその数何と300発。すごい。すごすぎる。規模がでかい。ナナミズキ。
 まず最初に記憶から呼び起こされたのは、2012年 LIVE UNION(当時はQVCマリンスタジアムという名称だった)で千秋楽、同じ会場で打ちあがった花火である。楽曲は星空と月と花火の下だ。しっとりと歌い上げる奈々さんの歌声に合わせ上がる花火は、夜空に大輪の花を咲かせていた。会場の上空を覆うようにして開くその火花はとにかく圧巻の一言だった。そして次に2016年 LIVE PARK 阪神甲子園球場で打ちあがった花火だ。こちらもUNION同様にアンコール、楽曲は恋想花火。曲のタイトルに花火と入っている時点で花火は打ち上がるだろうと予想をしつつも、当日本編ラスト曲に入る前から記録的な集中豪雨に見舞われ、会場にいた身としてもこれは全く花火の気配ないわ……と諦めていたが、もうこうなってくると天気の子水樹奈々。天候すら味方につけてアンコールが始まった直後はめちゃくちゃに降っていた雨が、恋想花火前のMCから止み始め、曲中ではほぼ小雨、そして打ち上げた。阪神甲子園球場の上空に花火を。レインコートを羽織ったものの髪も顔も濡れてぐちゃぐちゃの状況の中、もう沁みすぎてしんどかった。あと帰りはいろんな意味でしんどかったし、買った奈々さん特集のデイリースポーツ紙はぐしゃぐしゃであった。めっちゃ乾かした。そんな記憶にも記録にも残る花火のあと、EXPRESSではどんな花火が上がるのであろうと、始まる前は予測を立てていたが、前述の通りセトリがよすぎてライブが始まったら冷静な判断力はなくなり、どこで花火が上がろうといいよもう全然!!!!おk!!!!!!!!!!みたいなテンションになっていた。
 
 表現が正しいか分からないが、ほとんど不意打ちを食らったようだった。ISLANDの熊本の花火は当日参加した方のツイッター情報でも盛り上がっていたし、メイキングでも収録されていた通り本当に素晴らしかった。ダブルアンコールとして申し分がない。行けた方も今回の花火はその時の感情が呼び起されていたであろうし、行けなかった身としてはその時熊本に行けなかった、うっわそんなAstrogationで花火上がるんだ行きたかったんですけど!?!?!?という無念を救済されたような気持だった。そしてその花火は、2012年 LIVE UNIONで星空と月と花火の下でしっとりとした中で花火とは異なり、曲の一番盛り上がるその瞬間に打ち上げられたのだ。もう感情がハジけてしょうがない。ZOZOマリンスタジアムの円形から見上げる花火は、視界いっぱいに広がり、夜空を明るく照らす。上がる歓声と熱量、その全てが一体になった瞬間。最高すぎる。語彙力をくれ。言い値で買う。あの感動には最高とか、素晴らしいとか、ありふれた言葉ではない言葉で形容したいのに他に何と言っていいのか分からない。それぐらい最高で素晴らしくて、この夏の一番の思い出になった。最高。語彙力。
 
 こんな素晴らしい景色を見せてくれた中で、本編ラストにサーチライトが歌われて携帯のライトをかざしながら延々と泣き続けてハンカチで拭いながら手拍子もして勝手に大忙しになったわけだが、何というかEXPRESS、充実感がものすごすぎて今喪失感がない。もしかしたらあとから来るのかもしれない。
 2009年 LIVE DIAMONDから奈々さんのライブに参加してきて、抜群に楽しかった。参加したライブは軒並み全部楽しかったんだが、何かもう頭ひとつ抜きん出ているEXPRESS。ありがとうEXPRESS。この喪失感のなさは、アルバムの発売、ナナラボの収録、次のツアーの発表、Beautifl再演と、終わってしまったがまだまだこの先楽しみがあるということも大きな要因であろう。とりあえずあの、本当、EXPRESSの円盤めっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ楽しみにしてますね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!奈々さん!!!!!!!!!!!!!!一生大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(語彙力)

ナナミズキで不憫な曲について話したい

 とんでもない台風が通り過ぎて秋がくるのかと思いきや相変わらず暑い。全然暑い。暑いのは苦手だし夏のイベントごとはことごとく好きではない身としては夏の終わりはいったいいつくるんだろうかと毎年思うわけだが、奈々さんの夏ツアーがある時に限っては終わって欲しくないなあなどと矛盾も言いたくなる。まあでも秋服が着たいから夏は早急に終わって欲しいし、できればZOZOマリンスタジアムは涼しくあって欲しい。予報を確認したらほぼ30度で見当違いな願いっぽい。そう言えばUNIONに行った時は西日がひどすぎて開演まで座席につけずずっと避難をしていた思い出と、駅から会場が遠すぎて途中で笑えてきた思い出と、PARKの物販が地獄だった思い出が一気にやってきて情報過多。

 

 そんなZOZOマリンスタジアムの話をしたかったわけではなく、この夏に奈々さんが行っているEXPRESSツアー。もう最&高。夏ならではの企画がまた素晴らしい。久しぶりの曲をやるよ~~~~!!!ということで(説明が雑)ライブで10年近く歌っていない楽曲を歌ってくれるという非常にありがたい企画。個人的なことを言うと、10年前のLIVE DIAMONDからライブに参加しているため絶妙にちょうど良い企画なわけである。


 と、言ったところで話の方向を180度変えていく。ずっと歌われていない曲ももちろん歌って欲しい。久しぶりの曲、定番ではない曲。歌って欲しい。もうどんどん歌って欲しい。77曲ライブもやって欲しいし、最近思ったけど1stアルバムのsupersonic girlを今の奈々さんが歌ったらってことでセルフカバーもして欲しい。そんな様々な欲求を飛び越えるほど歌って欲しい曲たちがある。勝手に不憫四天王と呼んでいる曲たちのことを話そう。ネーミングセンスがなさすぎる。

 千秋楽を前に、“この曲を歌っていない”ということもネタバレに含まれるので以下は続きから。

 

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