「そろそろ左派は<経済>を語ろう レフト3.0の政治経済学」 ブレイディみかこX松尾匡X北田暁大

 

読んでいて勉強になるが難しくてわからないところも。

 

労働党党首のジェレミー・コービン質実剛健ぶりがすごい、一年間の議員経費に計上

したのが15ポンドのトナーカートリッジだけ、移動は自転車かバスを利用していた

ベテラン国会議員で「最も経費を使わない国会議員」認定されたらしい伝説の

持ち主という。この話イギリスの頑固ジジイって感じでいい。

 

デフレって「持てるもの」に有利な政策というのもハッとされらせた。

確かにな・・

 

「ライトアップ 木島櫻谷」泉屋博古舘

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泉屋博古館の「ライトアップ木島櫻谷」を見に行く。木島櫻谷は去年見たしなと思っていたがすごく楽しめた。やはり金屏風の四季連作が素晴らしい。竹笹もしなやか、菊の花びらも迫力がある。雪中梅花も木に積もる雪と紅梅が美しい。
展示作品にすべて解説があり内容も楽しい。

映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」

ある田舎町で有力者の一族が次々と殺される。

ある薬を巡りこの土地を訪れていた水木は事件に巻き込まれる。

ストーリーは犬神家のようで横溝正史辺りが書きそうな大人向きな内容だ。思いがけない哀しい犯人だったり人間の勝手さを描いたり。

若き日の鬼太郎のオヤジがイケメンで声もいい。

ネズミ男が若い。

ドラマ「広重ぶるう」

NHK でドラマ化。阿部サダヲが広重を演じる。

憎めないダメ男ぶりが似合う。

当たり前だか原作よりかなり端折ってると感じる。

最初の奥さんがかわいそうで涙がでてくるのだが

優香演じる奥さんは原作より広重が売れてから一緒にいる期間が少し長く感じたのでまだよかった。

「北欧の神秘 ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」 SOMPO美術館

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天気も気候もよく気持ちいいことこの上ない。
半袖の陽気だ。


SOMPO美術館はいつ来ても混んでいる印象だが今日は日曜だが思ったほどではない。「北欧の神秘」展がやはり地味だからか。
展覧会はとても興味深い面白いものだった。
色が美しい作品がたくさんあったが売店のポストカードはずいぶん色が違っていて驚いた。

ピンク色が印象的なノッルマンの「雲の影」、山に横たわる雪が光って見えるオッスルンドの「カッルシユーン湖周辺の夏の夜」大胆な筆使いと色が綺麗なムンクの「フィヨルドの冬」ゴッホのような雲の形と青基調のノスタルジーを感じるヤンソンの「ティンメルマンスガータン通りの風景」が特によかった。

 

プロムステットの「初雪」「冬の日」もシンプルすぎる線が素敵。エウシェン王子の

「工場、ヴァルデマッシュウッデからサルトシュークヴァーン製粉工場の眺め」は

ノスタルジーを感じる。雪の質感がすごいパリストゥルムの「ストックホルム

水辺の冬景色」、スモーキーな冬景色のスパッレの「ヘルシンキの冬のモチーフ」、

そしてムンテの「山の門の前に立つオースムン」などの壁画のような北欧神話や民話を

描いたシリーズもとても楽しめた。

 

すごく楽しめた展覧会だった。

「法然と極楽浄土」東京国立博物館

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日曜に東博に行くなんてどのくらい混んでいるかと思ったらネットでの

混雑情報があまりなく不安に思いながらも期待して行ったら待ちはなく

中もそれほどの混雑もなく見れて本当に良かった。

そのためゆっくりと見ることができて思った以上に館内に滞在してしまった。

 

「鎌倉仏教の一大宗派・浄土宗の歴史を通覧する史上初の展覧会」とあり

宗祖法然ゆかりの宝物、文化財が展示されていた。

そういえばうちのお寺は浄土宗だった。

徳川家康に擁護されていたというのも初めて知った。

知恩院や芝・増上寺も浄土宗のお寺と今回知った。

地味な展覧会だと思うが面白かった。

 

 

「皇室の茶坊主」 小川金男 河西秀哉

 

図書館に最近入荷されて紹介があったので最近書かれた本かと思ったら

明治時代から皇室に仕えていた仕人のエッセイ。

どちらかというと明治大正時代の皇室の話が主だ。

乃木大将の人となりや殉死の話など興味深く読んだ。

色々な人のエピソードなどが出てくるのだが脚注にその人の書かれている内容が

何々藩出身と普通に書いてあって昔を感じる。