2023/12/2
午前中、休日というわけでダラダラと過ごしていた私は、ラストオーダーギリギリのところでラーメン屋に入り味玉をトッピングして食べました。
ここのラーメンはなんかホッとする味なんだよな。*1
その後家の人と一旦別れて、私は阪急百貨店うめだ本店へと向かいました。
久しぶりに入った百貨店は相変わらず賑わっており、関西屈指の店舗なだけあると毎度思います。
そんな中、私がわざわざ奈良から一時間以上電車に乗って阪急百貨店うめだ本店に出向いたのには理由がありました。
2019年9月にアンジュルムを卒業された勝田里奈さんが展開するブランド、
PoFF(ポーフ)のポップアップショップが開かれていたからです。
ちなみにこちらは2023/12/5(火)まで開催中です。私がこの記事を書いている時点だと明日まで。
（勝田里奈さんの卒業コンサート、今までいろんな卒業コンサートを見てきましたがなんやかんやで一番好きでして…勝田さん考案の黒衣装で登場し、当時リーダーに就任してたった3ヶ月ほどの竹内朱莉さんがしょっぱな「Are you ready？」って煽ってから一曲目”いとしいとしとSay My Heart”で始まるのはまじで伝説です）
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関東ではシーズンごとに展示&直売会があり、オンラインでのサイト販売が常にありますが、関西での展開はほとんどなく、数年前に一度だけ小さなギャラリーで開催されたのみでした。
そんな中、もしかすると関西で大々的にポップアップショップがあるのでは？と思わせるような素敵な出来事がありました。
それが、今年の7月に開催された伊勢丹新宿店で開催されたPoFFポップアップショップでした。
生まれてこの方ずっと西日本に住んでいる人間ですが、伊勢丹新宿店の格式の高さは別格なのは知っています。しかも本館2Fとなると、化粧品、婦人服など、20代後半から-30代の女性が身に着けるような商品を取り扱うエリアなので、「これは本気だな！」とまず思いました。
ただ、関西にも様々な百貨店店舗、その派生店舗があります。開催されるとしたら若手クリエイターのブランドが集まるLUCUA1100(ルクアイーレ)の2Fか4Fで万々歳かな、と考えていた矢先、阪急百貨店うめだ本店という発表が。
本当にびっくりしました。しかも、4F。マジのマジ！？目を疑いました。
うめだスークのある10Fか、タレントのブランドポップアップショップがよく開催されるような3Fでの展開かと思っていたので（それでもとんでもないことですが）、
こればかりは行って直接自分の目で確かめなければならないという焦燥にますますかられたのです。
電車の中で、ポップアップショップの開催中は毎日勝田里奈さんが店舗に立つという情報を知り、食べて消化しかけてたラーメンが緊張で今にもリバースしそうな胸中。
大阪駅にたどり着くも人の多さでか全然電波が繋がらず、なかなかチャージできないモバイルSuica。泣きそう。
ようやく改札を抜け、雑踏の中、百貨店の中のエスカレーターで上の階へ。ついにたどり着いたポップアップショップ。
えっ、めちゃくちゃ広！？
あんなに大きな看板が2つもあるの！？
PoFF、常設店舗でしたっけ！？
と言わんばかりの馴染の良さ。
私はどこまでびっくりすればいいのだろう。もしかして夢なのかもしれない？
夢じゃないとすれば確実に3日は寿命が縮みました。
恐る恐る、店舗の中へ。
ところ広し(狭くないし狭くも感じないので！笑)と並ぶPoFFのコレクションのカラーバリエーションと濃淡の緻密さ、一つ一つの商品のシルエットの美しさに目をかっぴらいて感動し、
気になっていたタンクトップを見ていたところ、
スタッフさんが「これきれいですよね～」と話しかけてくださり「ずっと気になってたんですがこの色が絶妙で実物を見るとやっぱり質感もきれいで肌触りも最高ですね…」とお話ししていたところに*2
何やら別のスタッフらしき人が、近づいてくる……？
えっ？
か、ｶｶｶ勝田里奈さん!!?!?!?!?
本物!?噓でしょう!?!?!?!
特定のブースがあって客から近づいて話しかけるスタイルだと思っていたのですが!?!?
ポケモンの新しい街に来たらやってくるグリーンなどの主人公ライバルスタイルでそばに来てくださって（ほかにもっといい表現があるでしょうが）
「大事な休日に足を運んでいただいてありがとうございます、ごゆっくりとご覧ください」
とPoFFの販促カードを渡してくださいました。
「こちらこそ素敵な機会をありがとうございます！ｱﾜﾜ夢のようですｷﾞｬｱｱ」
みたいな返事をした気がします。もっと酷かったかもしれません。（塩）
事後の今でもやっぱり不思議で、百貨店店舗の一角として考えてみれば変哲もない光景だったのですが、勝田さんがデザイナーとして、スタッフとして同じように働く姿を見て心の底から震え上がりました。
そして気になっていたタンクトップと、低身長でも着用できるとPRされていたニットドレスを試着室で着用。
ニットドレスのシルエットがとにかく、とにかく美しくて感動！*3
このドレス、実は全長150cmもあり、サイドにある紐で長さを調整できるのですが、どう紐を絞ってもシルエットが綺麗なんですよね…。
当方ドレスと同じ150cmの身長、ウェーブ体系のいかり肩気味、BMIは19くらいの少々おなかポッコリさんの33歳なのですが（家の人に腹筋頑張りな！と言われたので再開します…）、そのすべてが気にならなくなるくらい、これぞオートクチュールかと錯覚するほどの出来でした。
むしろ妊婦さんみたいな人がこれ着てもめちゃくちゃ綺麗に着れると思います。間違いないわ。
また、お子様っぽくならず上品で、少し青みとくすみが多めのヴァイオレット(紫)が、こんなに自分の肌に合うなんて！とひたすら感動しっぱなし。
色違いのヴィリジアン(緑)もベージュも気になりましたが今回のヴァイオレットが肌にぴったりでした。
ナイロン・アクリル・レーヨン・毛の4種が全部入っているのも今時珍しいような気がします。世の中メリノウールブームですし…。（！？）
試着後、買います！とスタッフさんに申し出て、あまりにも感動した私は、「このニットドレスを今すぐ着て外に出たい」とも申し出たのですが、快く受け入れてくださり。
お会計前にまた勝田さんとお話しする時間ができてしまったので（嬉しいけれどなんで！？あとで追加請求が来ても仕方ないと思っちゃうレベル）ニットドレスに対する感動とPoFFのものづくりに対する真摯な姿勢のすごさについてをお話しまして。*4
「気持ちがものすごく伝わってきてうれしいです、ありがとうございます」とお返事をいただき、
泣いちゃいそうなくらいこちらも嬉しくて、ありがとうございますって何度も言い返してしまいました。
ただ、横にいらっしゃったスタッフさんから「言語化があまりにも上手ですごいですね、ですが、勝田さんと全然目を合わせられていませんね…！」
とその場でツッコミをいただき、改めて私が一ヲタクであることを実感してしまったのでした。*5
年末、珍しく大阪で開催されるHello! Projectのライブはこのドレスを着ていこうと思うし、（こちらにも勝田里奈さんがご出演なのです…なんてこったい！）
また自分に自信を持っていられるような服を纏って外に出られる喜びをこれからも噛みしめて生きていきたいと思っています。
今回は自分の体型も要因であったり、PoFFのブランドコンセプトもあって女性向けの服の紹介になってしまっていたと思いますが、ユニセックスで着られそうなアイテムはあります。
今であればニットセーターやコートなどが該当するかな。
オンラインショップでは売り切れになっている商品もありますが、店頭にはありましたので念のため報告。やっぱりシルエットが綺麗で、いいなー着こなしたいな～という気持ちにひたすら駆られました。
阪急4階で展開しているだけあってお値段も決して手頃とは言い難いです。私も好きなミドル～ハイブランドの衣類はいくつもあれど、普段ユニクロ無印しまむらワークマンハントをしているくらいですから勇気は必要でした…！
ただ、一張羅としても日常着としても一級品なので、一着持っていて損はないと思いますし、どこに着て言っても恥ずかしくないです。
勝田里奈さんの心意気、服作り、スタイリングに対する愛情、美感覚、こだわり、情熱がこれでもかと反映されています。
タレントのグッズという認識はとりあえず置いて、
服と共に生活する私たちの一つの選択肢としてブランドPoFFがあってもいいのではないか、という提案を改めてしたいと思います。きっとご本人様が一番に意識されていることだと思うので…！
というわけでここまでお読みくださりありがとうございました。
*2:タンクトップは試着してみて、自分の胸回りが立派だったことがわかったので結局購入を諦めてしまいました。（その点わたしはフレンチスリーブが妙に似合うんです、いいでしょ～）しかしながらナイロン90%とポリフタレン10%生地の質感がとてつもなく気持ちよくて、私の選んだ色は、マスタードとライムのいいとこどりみたいな色なのでやっぱり商品として惹かれるな～と思った次第。色違いもたくさんあります。胸回りが華奢な方は一度試していただきたいです！
*3:現アンジュルムサブリーダー川村文乃さんと色までお揃いのものを着用していることが分かってまた震えました。
*4:このニットドレスを着てライブに行くんです！と申したところ、「えっケガとかしないですか大丈夫ですか！？ｗ」と勝田さんがだいぶ驚いてつっこんでくださいました。「比較的広い会場でゆったり楽しむタイプのやつで、飛んだり大声出したりペンラを振ったりはしないです～」と返事をして（そうだ、ハロプロにおけるライブってコンサートと違って命を削りそうなヲタクなる戦士が集まるようなところばっかりだった…）なんて思ったりもしました（笑）
*5:普段の個別お話会でも至難の業だというのに！ねっOCHA NORMA北原ももさん！何年たってもこれですよ～！-完-
