出会いのきっかけはマッチングアプリ
こんにちは。
しばです。
今日は彼女との出会いについてお話します。
彼女のことを友達に話すと決まって
「風俗で出会ったんじゃないの?」
と言われますが、彼女との出会いは風俗ではありません。
というより私は風俗に行ったことがありません。
興味がないわけではありませんが、
数万というお金をそこに投下する気になれないんですね。
とまぁぼくの話はこのへんにしといて、
彼女とは某国内最大手のマッチングアプリで出会いました。
そのころの彼女は「男は金」としか見ていなかったので、
もしかしたらぼくも最初は金としか思われていなかったのかもしれませんね。
彼女からいいねをもらって、
メッセージでのやりとりが始まって、
LINEを交換して、電話したりして、
知り合ってから1ヶ月半くらいで初めて会いました。
そのときすでにぼくは彼女の経歴を聞いていたので、
「出会い系も使い慣れてるみたいだし、職業柄男性には慣れてるんだろうなぁ」
と勝手に思っていたのですが、
初めて会った彼女はめちゃくちゃ緊張していました(笑)
すごくおどおどしているしていて表情も固い。
目もほとんど合わないし、会話もあまり続かない。←これはぼくが悪い。
でも、ぼくは初めてのデートで彼女が緊張していることがとても嬉しかったです。
人間は何らかの行動や結果によって、
運命が変わるときにはじめて「緊張」しますよね?
つまり、彼女はぼくに対して何らかの期待をしてくれていたのかもしれません。
もしかしたら他の男とは違うかもしれない。
この人といると私も何か変われるかもしれない。
失敗したくない。嫌われたくない。
その日は都内をぶらっと観光して、
居酒屋で少し飲みながら話して、
最後に彼女の家の近くの川辺でお話して帰りました。
帰り際の彼女の笑顔はとても印象的でした。
小さい女の子がするような無邪気な笑顔でした。
その笑顔は彼女が絶望する前はきっと自然に笑顔で、
その笑顔は風俗嬢としての笑顔ではなくて、
ぼくに好かれようとしてした笑顔でもなくて、
ただ自然と出た笑顔でした。
なんだ、まだそんな風に笑えるじゃん。
もっとその顔見せてよ。
その顔はとってもいい笑顔で、
きっと他の誰かを幸せにすることができる笑顔で、
これから何十年もしていくべき笑顔で、
こんなところで失われていい笑顔ではありませんでした。
あとになって初デートのことを彼女と話すと、
「初デート絶対嫌われたと思った。」
と言われますが、
実はむしろ逆で、
彼女にもっと惹かれることになった初デートなのでした。
風俗嬢の人生を本気で考えたことありますか?
はじめまして、こんばんは。
しばです。
このたびブログを開設させていただきました。
題して、
『元風俗嬢でニートの彼女の成長日記』
ブログタイトルの通り、
ぼくは「過去に風俗で働いていた女性」と付き合っています。
しかも、出会った当初、その女性はニートでした。
正確に言うと、彼女は風俗嬢とニートを繰り返すような生活を送っていました。
こういう女性、意外と多いみたいですね。
ここだけ聞くとダメ人間みたいなのですが、
彼女学生時代はそこそこ優秀で、手のかからない子供だったようです。
いや、正確にいうと無理して手のかからない子を演じていました。
彼女は幼少期から「変な子」扱いされていました。
別に誰かにいじわるをしていたわけではありません。
ただ他の子よりぼーっとしていたりと、
少しだけ周りよりも時間の流れが遅かったのです。
それが原因で学校ではいじめにあい、家では父親から暴力を受け、
先生や警察に助けを求めても「変な子」というイメージのせいで
まともに話を聞いてもらえませんでした。
すべてに絶望した彼女は抵抗するのをやめ、手のかからない子を演じました。
他人に言われたら何も言わず言う通りにする。
自分で下手に行動するとロクなことがないから何もしない。
「山や谷のない平穏な生活ができればいい。」
これが彼女の心からの願いでした。
しかしいまの日本では叶うことのない願いです。
努力や我慢なしでは学校も卒業できないし、
まともに就職することもできません。
だから、彼女は高校を卒業したあたりから狂い始めていきました。
自分は他の人と同じように仕事をすることはできない。
なんで自分だけこんな目に合わないといけないのか。
街に出るとみんなが私をバカにしているように感じる。
みんなが私をなめている。
嫌だ。私だって上手く生きれる。
そうだ。私はまだ若い。
若さを売りにしてバカな男どもから金をとってやろう。
このとき彼女は19歳。
なぜ彼女がこうなってしまう前に、誰か手を差し伸べてあげなかったのだろう。
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彼女は21歳になった。
そして、マッチングアプリでぼくと出会った。
出会ったときの彼女は何もかもがでたらめだった。
自分が風俗嬢であることをネタに話をふってきた。
ぼくは下手にフォローしない方がいいと思い、彼女の自虐に同調した。
そうしたら彼女は黙ってしまった。
このとき、彼女自身も気づいていない本当の彼女を見た気がした。
そして、これを見ているのは地球上でぼくだけだと思った。
ぼくは、彼女と結婚する気はなかった。
本気で好きというわけでもなかった。
でも、いまここで手を引っ張らないと、
彼女は誰も手の届かない闇に沈んで、
来年の今ごろには死んでいるだろうと思った。
だからぼくは
親
友達
同僚
彼女
ぼく自身
すべてに嘘をついて彼女と付き合った。
その先に誰も知らない大切な何かがあるような気がしたから。