Dorails

日記

Netflix ワンピースネタバレ感想

1話

途中まで原作の映像化という感じでめちゃくちゃ良かった。コビーとか特にイメージそのまま。

過去の話を合間に差し込むのも良い。ちょいちょい未来に登場するキャラ差し込むのは好みじゃないけど、まぁわかる。


ただ斧手のモーガンあたりから「あれ?」という感じ。

原作の展開覚えてないけど変にナミをつめこんだせいでコビーの成長、ゾロの加入の要素が薄くなってる感じがする。
記憶だとコビーがアルビダに向かって「クソババアですっ!!」って言ったり「海軍大佐になる男ですっ!」って言ったり自分の弱さを乗り越える展開があったはずだけど。

この展開だとゾロが捕まってすぐ解放されてるのも展開薄めてるように感じる。

 

尺の関係で展開が薄まるならわかるけど、ナミに尺さくためにそこ薄めてどうする?と思う。ちょっと意図がわからない。

バギー編を短くするためにナミとの出会いを1話にねじ込む必要があったのか、海図のくだりを入れるために必要だったのかな?

 

とりあえず今後は章の中心となるキャラクターの1人1人にちゃんとフォーカスしてくれることに期待。

2話

なるほどなー、このレベルで改変するのね。

たしかにこの展開なら海図のくだり必要だしナミとの出会いも1話に盛り込む必要があった。

 

現実問題変にバギー玉で街を壊すくだりとか再現したら安っぽくなりそうなので、原作完全再現での実写化は無理があるんだろうなぁ。

バギー海賊団の異様さ、残虐さをリアリティある形で落とし込むって考えると良い改変だった。

 

そしてコビーの宣誓のくだりここで持ってくるかと思ったら全くそんなことなかった。

それ含めて完全に別物としてストーリー展開もってくってことで理解した。

そう割り切れば面白い。2話にして楽しみ方がわかってきた感じ。

3話

1話のコビーの成長要素薄いと思ったら並行して掘り下げてくのね。

コビーがなぜ出世したかの解釈としても海賊経験ってのは納得感があってよかった。

 

カヤとのくだりも今のところ良くまとまってる。

コビーがここで関わってくるのは大きい改変だから、それがどう転ぶかだなー。

4話

ホラー調でワンピース関係ない一つのドラマとして面白い。

ただ現状陰気なキャラが多すぎて仲間感にかけるのでウソップとサンジに期待。

それかナミはココヤシ村が終わったらキャラ変わるかな?

5話

日本の少年漫画は『週刊』でエンドレスに続く分「○○編」という区切りで物事を考える。

一方で米国ドラマはそのシーズン全体で1つの大きなストーリーを構成するんだろうなぁと違いを感じ始めた。

 

なので1話で感じた違和感はまさにその違いなのかなと。

コビーの成長やガープとの関係性、仲間同士の信頼関係はシーズン全体で醸成されていくもので、あえて1話で完成させることを避けたんだろうと感じる。

 

あと人間関係に深みが出て、ちゃんと少年漫画から大人向けのドラマに変えられてる。

 

洋ドラマのプロフェッショナルがワンピースという素材をどう料理するかという視点で見て、原作との違いこそが面白くなってきた。

6話

ナミが一味を抜ける流れをうまく改変してたのと、ゾロが真の意味で仲間になるのがこのタイミングってのも良い。

どんなにダメージ負っても元気って漫画展開じゃなくてちゃんと治療しないと死ぬってのもリアルで良いね。

 

ただサンジ加入の流れには違和感があった。

クソお世話土下座は日本的だから無くなるのはまぁしょうがないけど、このドラマ単体で見たときにそんな一味に入る理由があったっけ?って印象。

次から原作で一二を争う人気エピソードなので、どこまで味を残して料理してくるか楽しみ。

6話

原作のほうが良かったけど、とはいえうるっときた。

ココヤシ村襲撃したのが謎だったけど、グランドラインの海図欲しがってるプロットになったから島を出る必要があるのか。

そうなると襲撃する直前に村に集金に行くのは違和感あるし、ナミが金渡しても渡さなくても村壊されてたんじゃないかという感じ。

レインコードネタバレ感想 3章〜4章

3章

展開として面白かった。

ちゃんと被害者・容疑者の深掘りがなされた後事件が起こるのが良い。

アクション的要素が多くて若干面倒だったかな。

(フブキの能力って、ゲームとしてどうせ死んだらやり直しになるからユーザ体験としては何も変わらないよね)

4章

事件のトリックは謎迷宮をだいぶ進むまで全く分からず面白かった。

ただそれだけに犯人がわかりやすすぎたのが残念。

ヴィヴィアがやたら「残酷な真実」を推すせいで絶対身内犯人ってのはわかるし、そもそも容疑者がいなさすぎる。

「この4人が容疑者です!」みたいなのがいるなり、「超探偵の中の誰かが犯人かも!」みたいな状態からのあの展開でないとみんな気づいじゃうんじゃないのかな。

「暗殺者の正体は誰だ!」みたいな前段を挟みつつ、「しかし博士殺害の犯人は暗殺者ではなかった!」な展開でも良い。

もうちょっと違ったらダンガンロンパ2の5章まではいかなくても話題性のある名章になっただろうに勿体無い。

レインコードネタバレ感想 0章〜2章

0章

謎の多い導入に魅力的な登場人物、そして予想外の展開に一気に引き込まれた。

探査してたのは生物の数だから、死体を事前に持ち込んでいて真犯人は隠れてるのかなーと思ったらまさかのトリック。

犯人もギリギリまで分からず面白かった。

1章

本格的にゲームが始まるわけだけど、まず日常シーン長いなーという感想。

お使いミッション的なの無視すれば良いんだろうけど、やっぱ気になっちゃうよね。

 

暴くべきは密室トリックのみで、ちょっと物足りなかった。

犯人もわかりやすくて「こんなもん?」って思ったら、ちゃんと裏に真犯人がいたのは一安心。

2章

クルミを捕まえるときの死神ちゃんが手招きしてるのが可愛かった。

 

そしてこれ絶対演劇の中で殺人起きる展開だと思ったら案の定。

謎迷宮入るときのアニメーションとか毎回全部見るの長いなー。

今回は1章よりわかりやすくて、共犯っていうわかりきったオチのために長い演出見させられてるなーという感想が強かった。

あの写真は流石にわかりやすすぎでしょ。トリックも全般的にヒントが多くて、共犯って事実だけで誤魔化そうとした事件って印象。

殺人起きた時はクルミが犯人みたいなどんでん返しも期待したけど保安部に捕まった時点でその線もなくなっちゃった。

保安部に変装して好き放題しても犯人が死んだらなぜか逮捕されない主人公たちには違和感。

ここまでの感想

事件はやっぱダンガンロンパシリーズに比べると盛り上がりに欠けるなーと。

ダンロンシリーズは突然仲間の死体が発見されるっていう驚きもあったわけだけど、今作は事件があって知らん人が知らん人を殺しましたー、犯人誰でしょうーなので感情移入ができない。

 

あと事件自体も物足りない。現場の証拠だけから導き出せるトリックということでどうしても浅くなる。

ダンロンシリーズの面白い点として、まず議論の最中に新しい情報が出ることで「調査フェーズ終わっても全く分からん!」ってなりやすいこと。

あと殺人の流れを登場人物の1人として追えることで深みがあること。

過去の事件を、現場の証拠をもとに推理するだけだとどうしても浅くなるよね。

 

ただ制作側として、好きに事件を起こして、仮想世界で好きに問題設定できる謎迷宮システムは作りやすいだろうなーと思う。

 

ちょっと1章、2章は驚きに欠けたので今後の事件、そして主人公や街の真相に驚きの展開が来るのに期待。

弱者バトルと社会の弱体化

自分自身がマイノリティな弱者的側面もあるので、割とリベラル寄りな価値観で育ってきた。

社会全体の幸福が大事だよねって思うし、新卒での経験から過度な競争って幸せなんだっけ?みたいなところもある。

 

一方で欧米を中心にだんだんとリベラル化していく社会に、だいぶ危機感を覚えることも増えてきた。

 

まず社会保障はあればあるほど良いというか、否定しづらい空気感がある。

たとえば「マイノリティ保護のために予算1億円ついてます」ってなっていたとき、それに対して否定はしづらい。

ただ実際中身として本当に意味があるんだっけ?とか、本当に当事者のためになってるのか、その予算を別につければもっと社会のためになってたりしない?みたいな観点もある。

一方で「水産業活性化のための予算」とかであれば「特定産業を優遇するな!削減しろ!」みたいに言いやすい。

結果として長期国家として、社会福祉の予算が肥大化する一方なのでは?という懸念がある。

 

また社会福祉的な価値観が増えると、「弱者バトル」の様相を呈すようになってくる。

つまり「私は弱い!」「私はこんな弱者属性持ちです!」「傷つきました!」とアピールするほど利益を享受できる社会になることで、より弱者を目指すようになってしまう。

結局のところ健全な社会はお互いに上を目指して切磋琢磨する前提があった上で、それでもこぼれ落ちた人は救おうね、ってなるべきだと思う。

一方で社会福祉が行きすぎるとそれが逆転するというか、弱者の座席争いのために下の奪い合いの様相を呈するようになってしまう。

はてブとかはまさにそうで、弱者男性vsフェミニストなんて常にどちらが弱いか、自分がどんなに傷ついてるかを言い争ってるが、これほど不毛なものはない。

 

諜報活動家が敵国の組織を衰退させる「サボタージュマニュアル」というのがあり、「これ日本企業だ!」と話題になったことがある。

同様に仮に自分が敵国を衰退させる役割を担わされたとき、「リベラルな思想を植え付ける」ってやるの真面目にありなんじゃない?って思う。

その価値観は外国人の受け入れにもつながり、その国での諜報活動もしやすくなるわけだし。

ロシアがそうしたリベラル的思想を過剰に嫌悪し古臭い国と思われているが、仮にロシアや中国が敵国に対してそういう戦略をとっていたのなら割と辻褄が合うんだよね。

 

というのもあり、自民一強に危機感があり野党に入れることが多かったが、リベラル政党にも疑問を覚えるようになってきた。

竹下平蔵の思想は行きすぎには感じるが、社会保障ベーシックインカムに内包させるのも割とありなんじゃないかなぁと思う。国民全員が最低限のラインを保証されつつ、その上で豊かになりたいなら頑張ってね、って方向性自体は健全だ。

根回し力

publicな場での見え方は大事で、そこでよく見せるにはclosedな場で事前に調整したり、信頼関係を構築しておく必要がある。

たとえば会議中に質問して流れを壊すより、事前に担当者と話して違和感をなくした方が見え方は良いこともある。

 

「きれいごと」と現実社会の裏側

「格差がなくなるのが大事だよね」とか「全人類が教育を受けるべきだよね」とか「奴隷のように扱うべきではないよね」とか「先進国のゴミが大量に途上国に輸送されてるのはけしからん」とか、現実世界の問題は枚挙に厭わない。

とはいえそれを解決するのが果たして誰の幸福につながるのか?みたいな話も考えると、そう簡単な問題でもないんだろうなと感じる。

 

知の逆転のジャレド・ダイアモンドへのインタビューでは、パプアニューギニアが高等教育を始めたせいで、むしろ社会問題に繋がったエピソードが語られている。

高等教育を仕事がなく、農村から離れたため農業のナレッジもないからだ。

中国も現在新卒の就職率が5割を切っているかもしれないとのことで、中国共産党は若者を農村に送り返そうと必死だ。

この視点で考えると、もしかしたら人類の大多数は教育を受けずに農業をひたすらするのが正しいとも言えてしまう。

もしかしたら全員が貴族にはなれず、単純作業をひたすらする人が大量に作らないと、人間社会は成立しないのかもしれない。

 

これは高等教育を受けた人がつけるような仕事は有限であり、特に途上国でその枠は限られているということなんだろう。

「AI化で仕事が奪われても別の仕事があるよね」みたいな話はあるし、日本に閉じて考えればそれも正しいのだろう。

だが、マクロな視点で見ると世界のどこかで席を奪われた人がいるとも言える。

仕事は選ばなければいくらでもあるのはあくまで日本の話であり、そもそも仕事がなくて生きていくのに必死な人が世界中には溢れている。

たとえば先進国のゴミが大量に途上国に輸送されてる問題にしても、それが途上国の仕事につながっていて、それがなくなると生きていけなくなる人もいるわけだ。

将来「ゴミを資源に変える技術ができました!人類ハッピー!」ってなったとしても、裏側でもしかしたら仕事を失い生きていけなくなる人も出てくるのかもしれない。

 

だからと言って理想に対する歩みを止めていけないというわけではないとは思う。

だが、強者としての残虐性を受け入れた上で、一種の諦めを内包することも大事だろう。

スタートアップの勝ち筋

制約の少なさから大企業に比べ低い信頼性で回していけるのが強み。

いかに手続きを省き高速にサイクルを回していくかが勝ち筋になる。

 

そのためには

・自律的に意思決定できる仕組み(極力社内調整・会議なく意思決定可能にする)

・人的介在を減らしつつも一定品質で生産できる仕組み(自動化、テスト)

 

時間をかけて100点取れる仕組みより、50点が量産できる仕組み