映画『グレイテスト・ショーマン』:最も偉大なマイノリティであれ!~フリークスであることの栄光に関する覚書
映画『グレイテスト・ショーマン』を見ました。
おもしろかったです。
でも、ただ「おもしろかった」だけで終わらせるのは惜しい。それくらいに〝ナニカ〟を感じる映画体験でした。
なのでその〝ナニカ〟をたしかめるためにも記事にすることにしたのです。
わたしは『グレイテスト・ショーマン』を見て、この映画から「人生には希望があふれている」というメッセージを受け取るひとが多いだろうと感じました。〝夢を見ることの希望〟と言ってもいいでしょう。
なんにせよ、ポジティブであることはたしかです。
とくにフリークスという〝ユニークな人々〟が登場して、彼らもまた誰に邪魔されることのない絶対的なものとしての自分の夢を追い求める姿は感動的です。
主人公もまたまずしく、映画冒頭の様子などは思い描いている夢とは絶望的なへだたりがあるように思われます。
なのに、あきらめない。
夢を追うことは自分に与えられた当然の権利だとでも言わんばかりに、夢に向かって突き進むのです。
映画『グレイテスト・ショーマン』が、ひとの人生について、とくにひとが自分の夢を追うことについて何かしら重要なことを語っているとしたら、それはなんだろうか?
わたしは考えはじめ、そして――この記事を書き上げました。
- この記事の構成について
- 『グレイテスト・ショーマン』の概要
- ①人生は一度きり!冒険しよう!
- ②他人の目なんて気にしないで!あなたはあなたなんだから!
- 他人の目を気にすることなく自分自身になる
- 夢を追いかけることは〈自分が自分であること〉にとっては絶対的なものである
- ③マジョリティの安心感なんてクソ!むしろフリークス(マイノリティ)であることの栄光に浴せ!
- 自分のことをマジョリティだと思っている人たちの醜さ
- マジョリティの堕落とマイノリティの躊躇
- フリークスのロジックは「みんな違ってみんないい」
- あるひとつ感想:フリークスとしての自覚を持つことが大切である