都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

チート

『あちこちオードリー』を観ていたら、番組の中で「チート」という言葉を使っていて、それについて出演者全員が共通認識のもと、話を進めていました。

その場にいたのは、進行役のオードリーとゲストのくっきー・高橋真麻岡野陽一で、40代の人たちです。オードリーの二人が正統派のスタイルではなく、チート漫才だと言うのです。

これは聞き捨てならない。小説の中でならともかくも、喋っている中身に知らない単語が出てくるなんて。しかも、それについて誰もが違和感がなさそうなのが辛いです。時代から取り残された感。

例えばの話、固有名詞だったらたくさんありますよ、知らない名前や知らない場所、聞いたことがない文化、ファッション、専門性の強い用語…

だけど、会話の流れで使われている言葉が分からないとなると、これはショックです。

そこで、あわてて調べました。こういうときに、辞書じゃなくてネットを使うんだから横着ですね。簡単に見つけると、簡単に忘れそう。

で、「チート」。

 

チート(英: cheat)とは騙す、欺くこと。コンピュータゲームにおいて、広義には制作者が意図しない方法や結果により使用者が意図的に公平性を損なわせる行為のこと。狭義には、コンピュータゲームにおいて優位に進めるための不正行為またはハッキング行為のこと。英語圏では、cheatは「ズル」や「騙す」ことを意味するごく一般的な単語であり、また日本語でいう「ペテン師」に相当する「不正を行う者」の俗称でもある。英語圏では浮気を意味する言葉としても広く使われている。また、試験官を欺くことを意味するカンニング和製英語で、英語では「cheating」と表現している。日本では、2000年代後半からインターネット上で「チートを使ったように強すぎるキャラ」という意味で「チート」ないし「チートキャラ」と表現する比喩的な用法が登場した。

 

うーん、英語なんだ。スペルも簡単なごく一般的な単語とあるので、普通に恥ずかしい。そして、ゲーム用語でもあるようです。やらないからなぁ、ゲーム。

だけど、世の中の多くの人は、プリクラを撮るし、カラオケに行くし、PayPayを使うし、ゲームを楽しんでいる。

かくして私が知らないことがどんどん増えているってことにようやく気付きました。いや、減ってると思ってたんですよ。経験を積むほどに知識が増えるハズだから。で、知らず知らずのうちに、本人も知識が豊富なように振る舞うわけです。まやかしですね。それがチート。チートかぁ⁉︎

はないちもんめ

普通に暮らしていれば、ほとんどお世話になることがない弁護士先生への相談料は、30分で5,000円というのが相場だそうです。

時給に換算すると一万円なので、なかなかですが、テレフォン人生相談みたいにポンポン電話が掛かってくるような話じゃないから、まぁそんなもんでしょう。だけど、こんな小銭拾いみたいなことをしても発展性がないので、目端の利いた弁護士は企業へ営業展開しています。訴訟沙汰となりにくい日本では、個人よりも企業。個人相手、ましてや小口負債請負人の過払い金請求なんて、コンビニのバイト程度の金額なので、儲けなんてたかが知れています。顧客がお金持ちでなければ、話にならない。そこが、健康保険制度に支えられているお医者さんと大きく違うのです。

ところが、訴訟大国のアメリカはレベチです。

「州ごとに法律が違う」

「英語が話せない人たちが大勢暮らしている」

「些細な行き違いで大きな金額を要求される」

「セーフとアウトの境界線が見えにくいため、その気がなくてもトラブルに引き摺り込まれる」

「みんな拳銃を持っている」

「バカみたいな金持ちがいる」

「ウソみたいに貧しい人もいる」

「実は差別意識に満ち溢れていて、平等だなんて思っていない」

「正義が勝つんじゃなくて、金を持ってる方が強いと考えている」

そういう背景のもと、トラブル環境が充分に整っているし、弁護士にも強弱があるため、超一流事務所には超一流のセレブ客がついています。

相談するだけで、一時間3,000ドル(約45万円)などと吹っかけられるし、成功報酬においては揉めている金額の30%なんてこともザラにある。

大勢の弁護団が控える大谷翔平の場合、タクシーから降りずに乗り続けているようなもので、時間の経過とともにメーターがどんどん上がっていきます。

つまり、一方ではお金を持ち逃げされて、もう一方では公然と課金が続く共存共栄のぼったくりシステム。

こうなってくると、誰が味方で誰が敵だかわかりません。顧客を金づるだと思う人々ですからね。ましてや、リメンバーパールハーバーだし…。

考えてみれば、日米の橋渡しで登場する代理人というのも資格は弁護士であり、その報酬は5%だと言われています。1,000億円の5%は50億円なんですよ。笑っちゃいますね、オオタニはむしり取られ慣れしてしまったかもしれない。

うーん、こんな状態が続くと野球どころじゃないと思うのが、普通の人なのであります。キリがないからねぇ。

「相談しよう、そうしよう〜♬」

飲酒規制

孤独のグルメ』の主人公を演じる松重豊は、番組の中では下戸の設定であるにも拘らず、やたらと居酒屋っぽい店に行き、つまみっぽいオーダーをたくさんするのでイライラします。いかに混雑してようと、4人掛けに座ったり、メニュー選びがグズグズして質問が多いなど、店員だったらイヤだろうなと思うことがしばしばあります。飲み物が烏龍茶ってのが気持ち悪い。喫茶店ではクリームあんみつを頼んでました。ネクタイしてるのに、全く恥じらうことがないのが見ていて恥ずかしい。

本当のことを言うと、私も甘党なので、ファミレスなんかでパフェっぽいメニューを見つけると、頼みたい気持ちが襲って来るけど、そこはグッと我慢します。駅の売店東スポを買って、エッチな紙面があったとしても、電車の中でそれを読むことは絶対にない。ここが、サラリーマンとしての将来性の分かれ目です。

 

体質でしょうがないってのはあるんでしょうけど、お酒が飲めないオトコってのは、どうも好きになれません。時代的にアウトな発言だとは分かってるんですけどね。会社やサークルで「飲みに行くぞ」となって、その仲間に入れてもらえないと、自分の悪口を言われてるんじゃないかとの心配もあります。

女性にしても、カウンターの鮨屋に行ってオレンジジュースを頼む、そんな娘は許せない。そういうときは「私、飲めないの。でも…美味しそう。ひと口だけ、いただくわ」が正解。そう思いませんか?

ちょっと高めのお店に行くと、なかなかいないようなキレイなお姉さんがいて、ほとんど会話がない中、グラスにちょっと口をつけただけで「アーラ、こちらお強いのね」などと煽られ、グビグビ飲んでしまうってのは店が仕掛ける定跡で、まんまと術中にハマります。「強い」とか「スゴい」とか、そういうのが楽しいんだなぁ。お酒は麻酔なのであります。だから、下戸の人々は、女性をどうやって口説くんだろうと心配だったりします。不適切ですか?

 

厚労省が健康に配慮した飲酒に関するガイドラインというのを新たに発表しました。

その中では、生活習慣病のリスクを高める飲酒量として、一日当たりの「純アルコール量」を男性で40グラム以上、女性で20グラム以上摂取した場合と定義しており、それ以上飲酒する人の割合を減らしていくことが目標だとしています。

これは、度数が5%のビールの場合はロング缶や中瓶1本にあたる500ミリリットル。7%の酎ハイは350ミリリットル。12%のワインは小さいグラス2杯分の200ミリリットル。15%の日本酒は1合弱。25%の焼酎は100ミリリットル。43%のウィスキーはダブルにあたる60ミリリットルにそれぞれあたります。

もはや居酒屋の否定です。なぜ、みんな黙って聞いてるの? お酒って、そこから先が楽しいんでしょう⁇

だけど、これを受けたのか、ストロング系缶チューハイ市場からアサヒビールが撤退を発表しました。

なんだかタバコの運命と似てきたような…若い人を中心にアンチが増えているんですかねぇ。

路上で飲むなとか、ファミレスに置くなとか、定食屋ではビール中瓶一本までとかが始まりそうなデジタル社会。アルコール検知器は売れそうだけど、キリンやサントリーへの就職希望は減りそうな気がします。

うーん、そうやってお酒を取り上げていくと、性犯罪が増えるような気がする…ってのは暴論でしょうか?

恒例 順位予想(パ・リーグ編)

1位 オリックス

2位 西武

3位 ソフトバンク

4位 日本ハム

5位 ロッテ

6位 楽天

 

1位予想はオリックスとしました。前年の10勝投手が2人も抜けているのに、その穴を感じさせないのがスゴい。中嶋聡監督も素晴らしいけれど、チーム編成を司る福良淳一GMの存在が際立っています。就任時から、ドラフトで高校生を中心に指名してきた成果が花を開き続けているのです。だから、三連覇を続けているのに主力選手たちが若くて伸びしろがあるのが魅力となり、選手の自信にも繋がっています。セ・リーグ編で捕手と遊撃手の打力がしっかりしているチームが強いと書きましたが、キャッチャーは森友哉(または若月健矢)ショートは紅林弘太郎と万全です。先発投手は成長著しい山下舜平太と東晃平がでーんと構え、宮城大弥・田嶋大樹・山岡泰輔の実績組、そして曽谷龍平と椋木蓮。これにロッテから移籍のカスティーヨとメジャーからの26歳エスピノーザが加わります。打線は西川龍馬が加わって、一層厚みを増しました。ほとんど弱点が見当たらないのが今年のバファローズであり、それこそが編成の力なのであります。

2位には西武ライオンズを推しました。今井達也・高橋光成・平良海馬・隅田知一郎の先発4枚が強力ですし、松本航・與座海人・武内夏暉が控えているので、大きな連敗はしません。中継ぎも平井克典・水上由伸・豆田泰志・本田圭佑・青山美夏人・田村伊知郎・ボー・佐藤隼輔と多士済々で、抑え候補が増田達至・甲斐野央・アブレイユと並ぶ投手は12球団一の陣容でしょう。課題であった打線に加わったアギラーとコルデロの両外国人は、長打が期待できるので、山川穂高の穴が充分に埋まりそうです。いや、昨年はほとんど出場していませんでしたから、丸々プラスです。森友哉が抜けたキャッチャーのポジションも侍ジャパンに選ばれた古賀悠斗の成長で目処が立ちました。課題は三塁を誰が守るかです。40歳の中村剛也に頼るようだとツラいです。ここには入団4年めの山村崇嘉・21歳に期待しています。

3位はソフトバンクとしました。戦力的には優勝を狙えるものの、ストーブリーグでベテランの和田毅を晒し者にしたことで、ケチがついたのはフロントの痛恨の失態です。そのわだかまりが残ってしまったと思います。ベクトル理論です。山川穂高がいかに鈍感と言えど、ふわふわしてはいられないのではないでしょうか? それに対し、巨人から移ってきたウォーカーは水を得た魚です。外野守備に難があったウォーカーにとって、指名打者こそが生きる道です。間違っても守らせないこと。そこはハッキリさせるべきです。かくして、打線は強力になりました。問題は投手です。千賀滉大投手のメジャー挑戦とは別に、ここ2年の藤本体制のもとで、岩嵜翔のFA移籍から始まって、田中正義・大竹耕太郎・高橋礼・森唯斗・泉圭輔・甲斐野央らが消えていきました。そうした中でのモイネロの先発転向は、ホークスの強みを削ってしまうような気がします。後ろが充実していてこその先発ですからね。なんだかんだで一年めの小久保監督は、最適解を求めての試行錯誤が続くと思います。

4位は日本ハムです。三年めを迎えた新庄剛志監督には、総額10億円を超える7人の外国人選手が与えられました。海外からやって来る外国人たちは、コミュニケーションに飢えているわけですが、日本での経験が長いロドリゲス・バーヘイゲン・マルティネスは頼りになる先輩となりますし、何より監督と建山投手コーチ、それに加藤豪将が元メジャーリーガーで、受け入れる環境が整っているということが、他球団にない大きなインセンティブです。打線は芯がしっかりしてきたので、清宮幸太郎の覚醒次第では、もっと上へ行けるのかもしれません。問題は、監督が守備位置をいじくり過ぎるところ。天才からすれば、どうってことないんでしょうが、ポジションが決まらないと連携に綻びが出ます。二軍監督に稲葉篤紀CBO(チーフベースボールオフィサー)に栗山英樹が就任して、猫の首に鈴が付けられるかどうか?見守りましょう。

5位は、ロッテオリオンズ。個人的には好きなチームなんですけどね。一昨年はオスナ(ソフトバンクへ)昨年はカスティーヨ(オリックスへ)ペルドモ(マイナーリーグへ)と、活躍した外国人投手の二年めが見えません。おそらくは、金銭的な問題なんでしょうが、フロントの失態と言えます。加えて、佐々木朗希の契約更新に関するゴタゴタは、チームのムードを壊しました。ファンは一流なんだけど、編成部門が三流なので、智将吉井理人監督も頭が痛いと思います。

楽天の最下位は決定的で、先日NHKBSで放送された『スポーツ酒場』に出演していた里崎智也中畑清掛布雅之星野伸之達川光男の5人が満場一致で6位としていました。何より安楽智大事件の影響が大きく、松井裕樹のメジャー挑戦でもポッカリ穴が空いています。選手会のアンケート調査で、年俸に対する満足度の低さがダントツでしたし、そもそも親会社の経営が心配で、野球どころじゃないって空気がひしひしと伝わってきます。なので、外国人補強も消極的でした。ベクトルはバラバラ。新監督の今江敏晃が気の毒でなりません。

 

ところで、順位予想はシーズン直前の戦力で行ったものですが、四月以降、大リーグの余り物を補強することが考えられます。

注目は、筒香嘉智とバウアーと昨年パ・リーグのホールド王だったペルドモです。

そのへんが、ソフトバンクに加わったりすると、一気に様子が変わります。それはそれで面白いんだけど、間違っても楽天や中日に行かないのは悲しい現実です。夢を売るプロ野球の親会社は、お金持ちであって欲しい、そう思います。

恒例 順位予想(セ・リーグ編)

1位 広島

2位 巨人

3位 阪神

4位 ヤクルト

5位 DeNA

6位 中日

 

先週のテレビ東京の『出川哲朗プロ野球順位予想』という番組で、各球団を代表する芸能人12人が集まって、それぞれのチームを応援するプレゼンテーションを行っていました。その上での順位予想です。

これを観ながら、なるほど、ファンや評論家の予想が当たらないのは、チームの有するエネルギーの総量を比較しているからだと気付きました。実際にグラウンドに立てるのは、9人でしかないのにベンチ全体で考えようとする。ビシエドのいる一塁に、中田翔中島宏之を連れて来るような話です。つまり、言いたいのは1+1=2にならないってこと。打撃本位で捉えると、守備や走塁を軽視した編成になってしまうのです。

戦力を考える上で最も重要なのは、チーム全体としてのベクトルの方向性が一致していることです。だから、それを率いる監督の人間性が大事なのであって、選手をあからさまに腐すようなトップはダメ。最近は、特にそういう傾向が強まっています。かと言って、言うべきことをハッキリ主張しなければ、舐められてしまう。難しいですね、そのバランス感覚が。選手時代に二軍で苦労した経験を積んでいたり、誰かの下についてコーチとして勉強していたり、他球団で文化の違いを学んでいたりするような、そういうキャリアが望ましいんです。海外の野球にチャレンジした実績には得難いものがあったりして、そういう意味でヤクルトの高津監督やプロ野球会の選手会長を務めたカープの新井監督が、今どきの望まれるリーダーです。

 

個別に見ていきましょう。

まず、1位に掲げた広島カープ。ベクトル系のチームである代表です。

強いチームには、打てる捕手と遊撃手がいるものです。2つのポジションは、守備力が優先されるので打力に難があるケースが多いなか、坂倉将吾と小園海斗は侍ジャパンですからね。これはもう、折り紙付き。西川龍馬の穴が大きいとされる外野のポジションにも、もう一人の代表選手である田村俊介と昨年台頭した末包昇太の新しい力が加わりました。うまい具合に新陳代謝が働いていると言えるでしょう。投手陣は、九里亜蓮・床田寛樹・森下暢仁・大瀬良大地の先発四本柱に加え、黒原拓未・玉村昇悟・森翔平の左腕トリオが腕をぶしており、層の厚みを感じます。

2位はジャイアンツにしました。キャッチャーは大城卓三だし、ショートには門脇誠がいるし、丸佳浩・岡本和真・坂本勇人と並ぶ打線は本塁打が出やすい東京ドームと相まって迫力満点です。しかしながら、メジャーから引っ張ってきたオドーア選手がいけません。そもそもは二塁手であったのを外野で起用することで、秋広優人の出番がなくなりました。萩尾匡也・浅野翔吾の新戦力も使えない。梶谷隆幸・松原聖弥・オコエ瑠偉・重信慎之介・長野久義はどうするのでしょうか?何よりの問題は、オドーアが大リーグ時代に有名なトラブルメーカーだったってとこ。アンチベクトル系の選手なので、相当数のゲームを犠牲にするように思います。オコエ瑠偉だって、なかなかの不満分子なのだから。どうもジャイアンツには、チーム一丸のイメージが湧きません。実績あるコーチだらけってのも、新任の阿部監督の悩みの種となるでしょう。

3位は阪神タイガースです。チームの体質とでも言いましょうか、この球団に連覇した実績はありません。岡田監督やそれを支えるスタッフが、いずれも高齢者だということも、精神面を含むスタミナ・持続力に疑問が残ります。昨季の反動もあるでしょう。村上頌樹・大竹耕太郎・才木浩人らのポッと出が、2シーズン続けて活躍するイメージが湧かないのです。若手の突き上げが見られないのも問題で、主力選手が怪我すると、層の薄さが露呈してしまいます。下手をすれば、Bクラス転落もあると思います。

4位はヤクルトスワローズ。このチームの強みは、歴代の外国人選手にほとんどハズレがないことです。スカウトの眼が確かだってのもありますが、通訳が優秀なんです。それは、ベンチ入りする野手の人数も関係します。考えてみてください。異国の地でほとんど言葉が通じない中で、試合に出ているならともかくも、調子を落としてベンチにいる姿を。そういう一日の流れの中で、沈んでいくプレーヤーがたくさんいます。そこのところを補うのが通訳の存在です。それを理解しているのが球団のフロントであり、大リーグ経験者である高津監督なのです。三冠王の村上宗隆は、後続打者によって成績が左右されますが、オスナとサンタナの成績次第では、Aクラスも充分に考えられます。ただし、優勝には届きません。先発投手が足りないからです。奥川恭伸はどうしちゃったんでしょうか?

5位はDeNAです。バウアーに今永昇太の2人が抜けてしまっては、どうにもならないでしょう。戦前の予想では、度会隆輝・石上泰輝と二人の新人を戦力として計算に入れておりますが、当ブログで何度も書いているように、最近の球界ではシーズン通して活躍する即戦力の新人野手は、ほとんど存在していないのが実情なんです。ましてや、度会選手は高校卒業後3年の社会人からの選手。同期の出世頭はカープの田村俊介で、二年前にドラフトされた同期のほとんどが二軍のままです。社会人経由の度会が、プロ経験組を上回るだなんて、とてもとても思えません。そう考えると、打線の迫力がそれほどでないことが分かります。怪我で離脱する常習者のオースチンが、一人ぼっちの外国人プレーヤーであるのもマイナス材料です。ただし、新戦力が育ちつつあるので将来に向けては明るい。三浦監督の次(石井琢朗を希望)に期待しています。

最下位は、中日ドラゴンズ。ここは、監督が圧倒的にヘボだからです。リーグ屈指の先発投手陣を抱えながらも勝てないのは、野球が下手だから。守備や走塁を後回しにすると、ツケが回ってきます。ヒット3本だけでは点にならないってこと、そろそろ気が付かないといけません。細川成也・中田翔・石川昂弥みたいなのがクリーンアップにいると、局面が動かなくなって、ひたすら打つことだけを願うようになる。こういう野球がホームランの出にくい本拠地球場にマッチしないのです。二遊間に起用する選手をコロコロ変えるのもよくない。センターラインを固定させるのは、強いチーム作りの基本です。そういうところが分からないと、同じことの繰り返しになります。投手が最少失点に抑えながら白星がつかないと、批判の矛先が監督コーチに向いて、チームがバラバラになる。これも、反ベクトル型のチームなのであります。

 

 

マッチング

最近、じわじわ広まっている「マッチングアプリ」ですが、犯罪性のイメージが強い「出会い系サイト」と何が違うのでしょうか?

(1)出会い系は圧倒的に匿名性が高い

(2)マッチングアプリは登録時に身分証を提示するなど本人確認が必要

(3)運営企業の方針や運営方法が異なる

 

出会い系サイトの場合は、管理が甘いケースが多いだけでなく、サイト自体がサクラを使って外部サービスへの誘導をしたりするものがあり、リスクだらけでした。登録者は真剣な出会いというより遊び目的のケースが多かったと言えるでしょう。

一方、マッチングアプリでは、規約が明確でサクラや違法業者の排除に努めており、常にサイト内の監視を行っています。真剣に恋愛を考えている男女が登録しやすい環境を整えているのです。

多くのマッチングアプリは、男性会員のみに利用料金がかかる仕組みとなっているようです。そのために、男性がお金を支払ってでも登録したくなるようなサービスを目指し、安心して利用できるサービスを提供できるように努めているのです。ひと昔前の進化した結婚相談所なんです。

男女ともに詳細なプロフィールと共に顔写真も掲載できるので、会う前に自身の好みや価値観に近いかを確認できるってのが使い勝手の良さに繋がっています。

そのほか、年齢・出身地・居住地域・身長・血液型・自身の体型・お酒の頻度・喫煙の有無・離婚歴の有無・子供の有無・仕事・趣味・休日がいつかなど、載せるかどうかは自由だけど、細かく書かれたものほど喜ばれます。

今どきは、コンプライアンスの壁に阻まれて職場恋愛が起こりにくく、草食系の男性が増殖していたり、コロナ禍で外出自体が減ったりで、出会いの場がぐーんと狭まっているので、こうした仕組みはみんなが待ち望んでいたとも言えるでしょう。

 

『マッチング』(内田英治著・角川ホラー文庫)を映画が上映されているので、先に読んでおこうとAmazonで購入しました。

友人の勧めで半信半疑ながらマッチングアプリに登録した主人公が、ストーカーもどきの男性に付きまとわれて、事件へと発展していく話です。

細かいところは分かりませんが、自分のデータを不特定多数に見せるってのは、どうにも抵抗がありますし、事業者サイドに進展が丸見えだというのもなんだかなぁと思ってしまいました。映画は…やめておきます。

 

【テーマ】タイトル・時代性・学習性 18点

【文章技巧】読みやすさ・バランス 15点

【人物描写】キャラクター・心理描写・思い入れ 14点

【構成】つかみ・意外性・スピード感 15点

【読後感】爽快感・オススメ度 14点

【合計】76点

マーチンゲール法

大学の一時期、私はパチンコにハマっておりました。

電動ではなく、手打ちの時代です。

連日、お店に通っていたのは、確実に勝てるからで、楽しいと感じるのはフィーバー状態の一瞬だけ。長距離走のように、苦しい時期を乗り越えた上で打ち止めに到達するというのが必勝パターンでした。

当時の打ち止めの上限が、大体四千円前後。元手は300円というのが普通です。それが2〜3時間。つまり、バイト感覚ですね。上司のいないアルバイトです。

確実に勝つためには、台選びが最重要なファクターでした。なので、開店前から並ぶこと。そして、前日に球が出ていた台を記憶しておくこと。

技術的には、同じ場所に同じ強さで打つことが出来るコントロールが求められます。練習すれば、そのうち定まるようになるものです。

台については、バネが安定しているものを選びます。クギよりもバネが大事です。2〜3時間続けるわけですからね。

他にもいろいろあるけれど、メンタル的なことを言えば、苦境に陥っても勝つまで続けます。つまり、根性です。パチンコは根性。ただし、根性は減ります。そこのところ注意が必要で、もしかしたらそこが依存症との分岐点なのかもしれません。

 

ところで、ギャンブルの必勝法として有名な方略に「マーチンゲール法」というのがあります。

これは、配当が2倍以上であることが前提なのですが、負けた次のゲームで前回の倍の金額をベットする。ダメだったら、その次にまた倍の金額を。これをずっと勝つまで倍々に張って続けていくと、いつかは(多分?)当たるので、必ず儲かるって話です。無限のお金持ちであれば、実現可能な話であり、理論的には間違いだとも言えないのです。

だから、大王製紙みたいな大金持ちほど、この理論にハマります。どんな博打であれ、ずーっと負け続ける方が難しいですから。

胴元が堅気であれば、通用するのでありましょう「マーチンゲール法」。堅気が胴元のギャンブルならばねぇ。

 

いっぺいちゃんの事件でマズいのは、借金返済の振込名義が「大谷翔平」だったことです。連帯保証人みたいな話。

おそらくは、全くもう仕方ねぇなの漢気(おとこぎ)で肩代わりしただけなんでしょうけど、犯罪の事実を知りながら報告しなかったという罪は重い。アメリカ人のメンタリティーから言って、6億8,000万円の大金を使用人のために用意するなんてのは、理解不能です。普通に考えたら、大谷翔平がやったことで水原一平が身代わり出頭したのだと思う。なぜって、大谷翔平名義が水原一平に結びつかないから。

日本人の場合でも、秘書がやったと言うのが政治家の逃げ口上であり、秘書が使い込んだお金を政治家が支払うなんて聞いたことがありません。つまり、前代未聞なんです。6億8,000万円を奢ってもらう展開は街裏ぴんくでも思いつかないでしょう。

だから、大谷翔平が純粋な被害者であって、全く責任がないなんてことにはならないと思います。最悪、シーズンまるまるの出場停止ってのもあるのかも。

ドジャース側は、あらゆる方法でそれを阻止すると思いますが、全くの無罪放免では、ピート・ローズとバウアーが黙っちゃいない。

日本だったら、監督が暴力団に一億円を支払っても許されるんですけどね。そういうことなのであります。