『あちこちオードリー』を観ていたら、番組の中で「チート」という言葉を使っていて、それについて出演者全員が共通認識のもと、話を進めていました。
その場にいたのは、進行役のオードリーとゲストのくっきー・高橋真麻・岡野陽一で、40代の人たちです。オードリーの二人が正統派のスタイルではなく、チート漫才だと言うのです。
これは聞き捨てならない。小説の中でならともかくも、喋っている中身に知らない単語が出てくるなんて。しかも、それについて誰もが違和感がなさそうなのが辛いです。時代から取り残された感。
例えばの話、固有名詞だったらたくさんありますよ、知らない名前や知らない場所、聞いたことがない文化、ファッション、専門性の強い用語…
だけど、会話の流れで使われている言葉が分からないとなると、これはショックです。
そこで、あわてて調べました。こういうときに、辞書じゃなくてネットを使うんだから横着ですね。簡単に見つけると、簡単に忘れそう。
で、「チート」。
チート(英: cheat)とは騙す、欺くこと。コンピュータゲームにおいて、広義には制作者が意図しない方法や結果により使用者が意図的に公平性を損なわせる行為のこと。狭義には、コンピュータゲームにおいて優位に進めるための不正行為またはハッキング行為のこと。英語圏では、cheatは「ズル」や「騙す」ことを意味するごく一般的な単語であり、また日本語でいう「ペテン師」に相当する「不正を行う者」の俗称でもある。英語圏では浮気を意味する言葉としても広く使われている。また、試験官を欺くことを意味するカンニングは和製英語で、英語では「cheating」と表現している。日本では、2000年代後半からインターネット上で「チートを使ったように強すぎるキャラ」という意味で「チート」ないし「チートキャラ」と表現する比喩的な用法が登場した。
うーん、英語なんだ。スペルも簡単なごく一般的な単語とあるので、普通に恥ずかしい。そして、ゲーム用語でもあるようです。やらないからなぁ、ゲーム。
だけど、世の中の多くの人は、プリクラを撮るし、カラオケに行くし、PayPayを使うし、ゲームを楽しんでいる。
かくして私が知らないことがどんどん増えているってことにようやく気付きました。いや、減ってると思ってたんですよ。経験を積むほどに知識が増えるハズだから。で、知らず知らずのうちに、本人も知識が豊富なように振る舞うわけです。まやかしですね。それがチート。チートかぁ⁉︎