ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

ようやく調理が少し楽しくなってきた

 あるはてなブログの人が、カレーを煮込む際に玉ねぎと同じ量のトマトを炒めてベースにするという記事を書かれていた。台所にあったトマトは、大きさ重さは申し分ないものの、やや水気が過多であるような気もしたけれど、そのブログの訓えに素直に従って、玉ねぎ、トマト、豚肉、じゃがいもを炒めて煮込んで赤ワインも加えた。スパイスカレーの名をもつ市販のルウで味をつけて、S&Bの赤缶も気持ち多めに振りかけ、さらに茄子とピーマンも一緒に弱火で煮た。それがお昼のカレーライス。

 夜の食事のために、大根の豚肉そぼろ煮と、春雨サラダも早い時間に用意しておいた。春雨のサラダはこのごろよく作る。塩をした胡瓜のスライスと、ハムやツナなどの動物性たんぱく質。きょうは、カニカマをほぐして混ぜ込んだ。最近は、酢の物の味付けに躊躇なく三温糖を用いる。以前は、りんご酢だけでよかったのだが、よかったと思っていたのはどうやら家中でわたしひとりだけの模様だったので、酢と糖と、場合によっては塩も混ぜた合わせ酢にして、混ぜた具材に執念深く揉み込む。浸透圧の点では糖を使ったほうがしんなりするのはたしかに早かろうが、すぐさま口の中で甘くなる飯のおかずに糖を加えるのは、酢の物でも煮物でも、わたしは本当のところでは納得していない。そもそも酢というものが、すでにして酒みたいなものじゃなかろうか。

 とか頭のなかで愚痴を回しながら、それでも台所に立ってさえいられれば、ひとりでに調理は捗るから、面白いものである。

 

東京のおみやげ