Voyage GroupエンジニアサマーインターンTreasureでなぜか組織について考えを深めた
エンジニア向けのサマーインターンTreasureに参加して思ったことを書きます。
ちなみに、2018年夏のTreasureに関しては、以下のブログで詳細な解説が楽しめます。
どの記事も力が入っていて、Treasureへの愛がハンばないです。
VOYAGE GROUPのTreasureインターンに参加してきました。 - こうきょの日記
Treasure2018という最高のインターン | よしかわーるど
Treasureに参加した話|Voyage Group エンジニア向けサマーインターン │ どらごんテック
3週間毎朝起きてTreasure2018に参加した話 - monpoke1の日記
Treasureに参加して得たもの - はつねむさんぽのパンくずたち
Treasure2018に参加した | mochi2blog
これだけ記事があるので、Treasureのプログラム内容に関することは書きません。
VOYAGE GROUPに関して、3週間のインターンで感じたことを書きます。
VOYAGE GROUPはとにかくエンジニアが楽しそう!!!!!!!!
はい、いきなり大声で叫んでみなさんビクッとしたと思いますが、このブログで一番大事なことなので思わず叫んでしまいました。
このトピックに関して深掘りしていきます。
- どこで楽しそうと感じたの?
一番それを感じたのは、LTに参加したときですね。題材も様々で、音響に関する豆知識を発表する人もいれば、仮面ライダーを熱く語る人、プレゼン中にBGMとして水樹奈々を流し続ける人、本当に個性が際立っています。
あとは、インターン生と社員さんで飲みにいった時に、テニサーぐらい騒いでも(※あくまでイメージです)負けない勢いでノってくれます。
何をしても受け入れてもらえる!という心理的安全性がほとばしっていました。
実際、メンタルの問題を患ってしまうエンジニアは平均よりとても少ないだと言っていました。これってすごいことですよね。
- なぜそれが実現しているの?
社内の制度としても気を配っているそうです。
- 社内バーが充実!
例えば、僕らがインターン中に度々お邪魔したAJITO(社内バー)。
上司と、「ちょっと居酒屋に行きましょう。」は時間調整や心理的ハードルが高いけど、
社内にあるAJITOで「お酒飲みながら1時間だけ喋りましょう」がすぐに実現できるので、コミュニケーションのハードルを爆下げできます。
- 評価制度も充実!
これは体感したわけではないですが、エンジニアの評価制度も工夫されていて、
年に2回ほど技術力評価会というものを行うそうです。
半年間の業務に関して、別チームのエンジニアに「どんなことを行ったのか?」「なぜそれをしたのか?」を説明する機会が与えられます。
自分で書いたコードに関して理由づけをして説明する文化と、
それが客観的な目線から評価される機会があることで、エンジニアとしての能力が公平に評価されているという感覚は、働くモチベーションを高めてくれますよね。
ちなみに、技術力評価会に関しては以下に詳しく載っています。
VOYAGEのエンジニア評価制度の全貌。「技術力評価会」による、人が育つ組織の作り方 | SELECK [セレック]
初めての技術力評価会を終えたので感想を書いた - VOYAGE GROUP techlog
- なんで元気なエンジニアが多いといいんだろう?
ここからは、僕がそんなVOYAGE GROUPの組織を見ていて考えたことを書いていきます。
元気なエンジニアが多いって一見良さそうなんですけど、組織として見た時にどんな効果をもたらすのかを考えて見ました。
まず、良い組織ってどんな組織でしょうか?
色々な定義があると思いますが、経営という観点から見ると、単純に市場の中で長く生き残っていく組織は強い組織と呼んでよさそうです。
ここで、生き残るという問題に対して、僕たちは進化論という理論があるのを知っています。
そこで、進化論の観点からどんな組織が強いのかを考えてみましょう。
みなさんは進化論というと、どんなことをイメージしますか?
一番最初に思い浮かぶのは、"適応"という言葉ではないかと思います。
例えば、
「キリンの首が長いのは高いところに位置する葉っぱにも届くように、首が長く伸びていった結果、今のキリンは首が長くなりました。」
というような説明がなされることがあるのですが、生物学的にいうとこの説明には進化論に対する根本的な誤解があることがわかっています。
進化という言葉で誤解されやすいのですが、環境に適応するために形質の変化が起こるわけではありません。
実は、変化は無差別に起こるのです。
長い歴史の中で、首が極端に短いキリンも生まれれば、中くらいのキリン、とても首の長いキリンも生まれたでしょう。
その中で、首の長いキリンが偶然、特定の環境の中で生存競争に生き残ったというだけです。
つまり、生き残る個体は"たまたま"選択されるのです。
ここでのポイントは、様々な形質を持ったキリンが生まれることでキリンという種が生き残る確率が上がるということです。
もし首の短いキリンばかりが生まれていたら、キリンという種は絶滅していたかもしれません。
では、これを現代の企業組織に当てはめてみましょう。
不確定な要素が非常に多い経済環境の中で、どんな意思決定が最適かはほとんどわかりません。
これはちょうど、厳しい環境の中で生き残っていくキリンと同じ状態です。
上に挙げたように、生き残るためのポイントは種の多様性でした。
つまり、多種多様な人間を組織内に内包し、様々な意思決定の余地を残しておくことが組織が生き残る上で必要な要素だと言えそうです。
恐ろしく勘のいい方はもう僕の言いたいことに気づかれたと思いますが、つまりこういうことです。
VOYAGE GROUPで感じた心理的安全性は組織として最強の特徴!!!!!
です。上で、メンタルの問題の話を挙げましたが、あらゆる人間が活動する中で、そのことごとく全員が生き生きと働ける会社って、僕はすごい会社だと思います。
最後に、個人的な話として、
僕のような駆け出しのエンジニアにも親身に対応してくれた講師陣・サポーターの方々、あらゆる面で全力サポートしてくれた人事の方々、そしてなにより、
「お前らの本気はそんなもんか?」というスポ根精神を恥ずかしげもなく押し付けながらも僕ら1人1人のことを本気で思って支えてくれたチームサポーターの方々、
個性強すぎて議論の収集つかなくなりがちな中でも信頼関係を失わずに1週間プロダクト開発の修羅場を走り抜いたチームメンバーたち、
たまにSlackに現れる謎の稲葉さん
心からありがとうございました!