映画 キッズリターン
この前、再放送がBSであったので頭に浮上してきた。
北野武の映画で所謂、青春映画らしい。
僕はこの映画がとても印象に残ってて落ち込んだときにまーちゃんの台詞を思い出す位には好きだ。
内容はシンプル。人生のある時期の浮沈と絶頂を切り取って顕微鏡で観察したような作品だ。
二人の主人公を軸に片方はヤクザ、片方はボクサーの道へと向かうのだが、人生が平坦ではない事がこの映画でよく解る。
結果的に二人ともある程度の成功をしかけるものの、誘惑に負けたり、血気盛んに突っ走ったりと失敗、挫折をしてしまう。
この映画が良いなと思う所は身近に感じられる挫折や失敗を劇中で描いて、そのリカバリーに成功してる。所だ。
また、主人公達以外の登場人物たちの進路や夢も同時的に進行していて、そこでも、成功と挫折や失敗が描かれる。その演出の仕方も現実的で観ていて情緒に触れてくる。
この映画で僕が感じた事は成功も失敗も挫折も人生の一部分でしかないという事である。
劇中の最後の台詞もそれを物語っていて、観てるこっちも勝手に鼓舞される。
読書
phaさんの知の整理術を読了する。
書いてある内容はシンプル。
習慣にする、楽しい事だけする、ゲーム感覚で行う。
以上だ触りと目次と末尾だけ読めば完結する。
だるさに対応した本だった。
アルバイトの面接に行った話し
上記の通りにアルバイトの面接に行きました。
大手のソシャゲ会社のサイトパトロールのお仕事なのだが、多分落ちただろうと思う結果が楽しみだ。
面接と筆記テストがあったのだが、あまりの緊張で話しは吃るし、タイピングテストはぐだぐだになるし、脇汗は出続けるしと頭の中は混乱し、ショートするというトリップを久しぶりにした。
面白い体験だった。
面接で聞かれた事と敬語について感じた事を少々。
まず、僕は敬語を無理に使う必要はないと考えていて、使っても丁寧語で喋れればOKと考えている。
何故なら、言葉の本質は中身であって中身の意味が相手に通じるのであればそれでいいわけで、敬語が出来てないぞ!!と相手に強いるのは間違っているような気がするのですね。
もちろん、敬語を蔑ろにしてるわけではなくて、大多数の人は敬語を使う事の方が理にはなるとは思う。
ほぼ、会社の中でしか使わないと思うけどね。
さて、面接の質問内容なんだけど、かれこれ7年間あんまり仕事してこなかったから、根掘り葉堀り聞かれるのかと思ったら、あんまり聞かれなくて、良かった。
圧迫面接されるんじゃないかと思ってたからただの杞憂だった。
ニートやブランクが長く働いてなかった人もそこら辺はあんまり聞かれるもんじゃないから安心していいのかもしれない。
面接の中で長所と短所をお答え下さいと言われたのだが、パッと私はこうこうこういう人でこれが苦手だなんてすんなり出て来るものなのだろうか。
自分は常に揺らいでいるし、時間や世界の動静などから、長所だったものが技術的に子供でも可能になることだってあるし、短所を克服する事だってある。
人間は常に同じ場所にはいられない。諸行無常が世の常だ。
なのに、長所と短所を教えて下さいと問われる。
これは、あなたの(今確定してると思われる)情報を教えて下さいと問われるのと同じ事だと思われる。
これに対しての自分の素直な考えはこうだ。
それは、自分が考える事ではなくて自分と相対してる相手が自分に対しての長所と短所を決めているんではないの。
つまり、自分の価値は(この場合は長所と短所)相手が決めるということだ。
この判断が出来るのは、相手と過ごす時間の長さが関係している。
面接では、相手との時間の付き合いなんてない初対面だからこの判断はできない。
ならば、長所と短所は貴方達が私を雇って三か月程して感じて確かめて見てくださいと答える事も出来て愉快だ。
実際に作家の塩野七海さんはこれに似た事を実践してる。
生きてる間は人間は情報にはならないのに、どうにも人には人を自己の中で確かめたい規定したい曖昧なままにしたくはないという性質があるみたいだ。
まとめよう、人間は生きてる間は情報ではない。
常に揺らいでいる。自分の死期を悟った時、死ぬ瞬間に道が無くなる。これ以上生きれないから道が行き止まりになり、自分が歩いてきた道がわかる。その中で自分の過去を振り返って僕はこうこうこういう人でこうだったんだなと分かるわけだ。
これが人が情報になる事だと思うんだよね、うん。
これを面接で理路整然と喋りたかった。
書いてスッキリした。
面接で出されたコーヒーは美味しいかったです。
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夢は複数持った方が生きやすい
僕は体調を崩して働けなくなる前まで、俳優や声優を目指していた。
けれど、目標だと思ってた夢が自分の目指していた物ではなかったと気付いてしまった。
具体的に言うと、不特定多数の他者から評価を受ける自分よりも、自分で演じて個人で楽しめればそれで良いと思うようになったのだ。 (個人で朗読したり一人芝居等もある)
夢の消失である。否、夢ではなかったと気付いた。
夢ではなく、もっと距離の近い獲得目標に近い物だったのだ。
では、夢とは何かと考えるとたかだか数年先の未来ではなくて、数十年かけて実行する計画ではないかと思うのだ。
そう考えると、平均寿命八十年として、僕の夢を描けるリミットはあと五十年になる。
そうなると、夢に繋がりそうな物を片っ端からリストアップして、出来そうな物から実行していくという事になる。
プログラミングを勉強しようと考えたのも夢の過程で使えそうだと思ったからだし、何より楽しそうだなという予感がしたからだ。
さて、夢を複数持つ事のメリットは一つの夢が墜落しても、他の夢に縋れる事だと思う。
その為にも、夢は数が大事だ。
10個の夢を叶えたくても1個の夢しか叶わないわ!なんてことはよくあるんじゃないだろうか。
ならば、100個の夢を持てば10個が叶うわけで分母の数を増やせばいいだけだ。
こうする事で落胆する事が減っていくのではなかろうか。
大事なのは、夢に関わる感情に理屈を付けて自分の感情をコントロールしつつコンスタントに進む事だろうなと思う。