海に焦がれる碧い書斎

感想、考えたことの記録

Mia REGINAという物語

7月16日の下北沢シャングリラでは

3人のシンアイなる女王様たちの、華やかなラストステージが行われていた。

思ったよりも早く来たその時を見届けた私から、

感謝の気持ちを込めて、1オタクが見てきたこれまでとその時をつづる。

 

Mia REGINAとは

霧島若歌、上花楓裏、ささかまリス子の3人による

アニソンボーカルユニット。

ランティスから2016年8月24日発売シングルETERNALエクスプローラー」で

デビュー。

3人ともパフォーマンス・好み・特徴・ヲタクな要素がバラバラな中

長年ステージに立つその経験から、あらゆるジャンル楽曲をものにする。

それだけでなく見る人にとって親近感がわき、背中を押してもらえるような歌を届ける。

これ書いてる人のプロフ

アイカツ!おじさんをやっていくなかで歌唱担当のことや

秋葉原ディアステ―ジに関心を持つ。上記ユニットもその延長線上で知る。

記憶する限り最初に行った現場は2019年11月ラクーアガーデンシティで行われた 「純正エロティック」リリース記念イベント。以降、いくつかのイベントやワンマンに参加し、今月のラストライブにも足を運んだ。

 

ミアレジの軌跡

華やかかつ親しさを求めて

上記でも似たことを書いたが、このボーカルユニットのすごさは

どんなジャンルの楽曲も歌い上げ、かつユニットの色をしっかり出す」ことにおいて

ずば抜けているということである。

バラード、ちょっと懐かしい電波ソング、ロックなどなど……

冗談抜きで「新曲出すたびに新規開拓」しているようなものだった。

考えてみれば3人とも10年以上、秋葉原のライブ&バー店舗にて身近な距離で表現し続けている。(いた。)歌唱担当の時はこれまた多岐にわたるジャンルの曲を歌い「LIVEによって歌詞の振り分け、ダンス振付やフォーメーションが多少異なる演出」という、ステージに一度でも立ったことのある人なら鬼のような環境下と感じるそれを、長年やってきたわけで……。いやこれ文にするととんでもないなこれ。

歌唱担当の時はキャラや世界観を重視していくためヘアメイクも長髪ありきだったり、ある程度の優雅さが求められていたが、

ミアレジの時では「3人それぞれやってきたことを歌にのせてぶつけて聞く人の心を揺さぶる」姿勢なので、おのずとファンやオタクもそれに応じるように声を荒げて拳を掲げ「互いに戦いあう」かのようなライブがデフォルトである。それでいてただ「つよつよ」なことをしていくだけでなく、初心者orペンライトがない状態でも楽しめるパフォーマンスを曲に取り入れることで、親近感を持たせるということにもかなり力を入れていた。これはディアステという特殊環境にいたからこそできたものだと思う。ある曲では突然じゃんけんタイムが始まって負けた人はスクワットするのがあるんだが、まさかラストライブでやるとは本当に思わなかったよ……。

 

結構色々やってた

ライブは所属先関係、外部、野外やってきたのはもちろんだが

パーソナリティを務めるラジオ番組の出演(THE CATCH)や

同レーベルアーティストとのコラボライブ(アニ☆ディア)の企画・開催など

多岐にわたっていた。

当方はアニ☆ディアに2回参加したことがあり、想像を超えた化学反応をライブという場所で見られたのは本当にいい経験だったの思う。milktub出演回の時はどうなるか全く想像つかなかったが、意外と(?)相性良かったなあ。なんだったんだあれ

 

そして何より忘れてはいけないのが

2020年10月に行われた「ANIMAX MUSIX NEXTAGE ONLINE supported by U-NEXT」

である。

簡単に言うと、「多数のアーティストが参加する大型アニソンライブイベント

ANIMAX MUSIX」の参加権をかけたイベント」である。演目後のアンケート結果などを踏まえて大型ライブの参加者が決まるうえ、特にわかさまは「これまでANIMAX MUSIXを「見ていた」」ということでステージに立つことに対し並々ならぬ熱意を放っていた。しかし、時期が時期……。本来観客有りでやるはずだったそれが中止・延期され「オンライン」となったのだ。

(念のため言うと、一度中止となったものを違う形でも復帰させるというのはそんなに簡単なことではない。やってくださったことに感謝)

結果として、ミアレジ含めた全参加者のパフォーマンスはそれぞれ内容が異なることもあり配信上でも非常に濃い時間を送ることができたし、無事に参加権を手に入れることができた。

 

話はそれるが、ミアレジがこのNEXTにかける思いが並みならぬものだというのを感じたあまり、こういうのを作ったりして、結果公式垢に認知されたり(?)

 

 

今思うともっとなおせるところあるな、と恥ずかしいけど

当時の必死さと真剣さ(そして急いで作った)のもあるしまあいっか……

 

 

配信中に時折司会者によるアーティスト紹介・トークコーナーがあって、Twitterでアーティストに向けた質問が募集されるということで書いたら採用されたうえに三人ともさすがの流れで三者三様トークしてくれたし、司会者はラジオアナウンサーということで内容について「ふつおた」のお言葉をいただけたりでめっちゃ嬉しかった。

 

この配信イベント関係は私にとってもすごく特別な思い出になりましたね……。

 

 

 

ミアレジが教えてくれたこと

ライブは戦いである

先に書いたが「ライブは戦い」なのだ。

演目によっては、演者の表現を静かに受け取るというパターン

(舞台全般、クラシック、男性演者で女性ファンが多いところ他)

入退場が比較的自由で、気軽に多用な表現を味わえるパターンなど

(DJによるクラブイベントやフェス他)

様々な「形」があるが、ミアレジの場合は

演者の下手すれば身を削るそのアツい表現と

ヲタク・ファンがそれに答えて拳をあげたり声を荒げて応酬しあう

生もの同士の真剣勝負パターンにあたる。

これは基本的にバンド演奏やロック、インディーズアーティストやアイドルがあてはまるであろうカテゴリであり、そして

大規模会場というよりはライブハウスなど互いが比較的近い距離で成り立つタイプ。

(大規模系でも成り立つ場合はあるがこれはかなりレア)

そんな真剣勝負系を彼女は毎回やっているので

「泥臭い」という言葉を壇上で放つ。至極当然である。

ディアステ―ジとしては初めて(後に大型になったとはいえ)大型コンテンツに関わった人たちであり、コンテンツ以降アニソンボーカルユニットが組まれたのも事務所的には初めてだし、とにかく前例やモデルケースがない中で作られていったのだ。

(ちなみに、特定のコンテンツを機にアイドル系ユニットが結成されることはいろんな世界で行われているが、そのコンテンツとは別のモノを担うようになったりそれが持続されるのはどうやらかなり難しいらしい)

でもそんな自身たちも様々な経験をし迷うこともあるからこそ、奏でられるものは

とても繊細だし、聞くこっちはめちゃくちゃ全身浴びて動きたくなるときもあれば泣きたくなるときもある。そうして「明日から、もうちょっと頑張ろう」という気持ちにさせてくれるのだ。

 

ペンライトなくても楽しめる

昨今のライブイベントではほぼほぼ定番アイテムとなり、

グッズの一つとしても当たり前になった「ペンライト」だが

実は私がミアレジのライブに行くときペンライトを使うことはほとんどない。

ディアステの文化的なものもあるが、理由としては

曲を全身で浴びて指先単位で”この曲好き!”を感じ演者に示すのに

私はペンライトなくてもいい」と感じたからだ。

これはクラブイベント(特にアニクラ)でもそんなスタンスだが

ミアレジの場合は手拍子推奨な曲があったり

ロックやったと思ったらバラードもやるような人たちなので

「ボタンカチカチする手間と時間が惜しい!」

となってそうなった。

たぶん、今ライブ(特にアニソン系)へ行く人は

ペンライトを持って振るのは当たり前となっているが

一回は何も持たずに「拳で」やってみてほしいなと思うこの頃である。

 

本公演の諸々感想

セトリを見ると主題歌系のみならず、わりとニッチなものやタイアップとかではないのに一定の支持があるか強強なものも含まれた、かなりてんこ盛りだなあと改めて思う。

「タキシード・ミラージュ」のカバーは選ばず「ねぇ、…しようよ!」が歌われたのめちゃくちゃ面白いなこれ(ほめてます)

これやったの?!

今回の目玉はやはり「ミアレジのワンマンライブとしては初めてバンド演奏を迎えられたこと」である。前々から「生バンドやりたいよねー」みたいなトークは壇上でされていたし、特に「I got it! 」はMVからして「バンド迎えずしてどうする!」というほどである。他にも生バンド演奏と相性のいい曲はいくつか浮かぶが、

個人的に一番驚いたのはやはり「DREAMER'S PAIN」がその貴重なバンド演奏枠に入ったことである。

 

 

当時、該当するアプリをやっていたこともあり、言ってしまえば悔しさをかなり感じていたのもあるこの曲がライブで歌われるたびに「うそ!?マジで」という意味で「やったー!」と叫ぶヲタクになっていた。今回もなっていた。

これ見たかった

タキシード・ミラージュっていう曲がありまして。(またか)

これは美少女戦士セーラームーンというアニメ作品シリーズで

起用されたED曲の一つなんですが、どういうわけかED曲がとにかくいいものが多い。

世代的にミアレジや私あたりはセーラームーン初期の方と思われるので

カバーアルバム楽曲の中でにこれが使われたとき、

ただシンプルに「わかる」となっていた。

そんな古の曲なので、ある日の店舗にて、新人ディアガから「タキシード・ミラージュ、原曲知らなくて(ミアレジの)カバーで知ったんですけど素敵な曲ですよね」と言われて「これから今後こういう言葉を受け取ることが増えるんだろうな」と静かに衝撃を受けたこともある。

 

カバーで言うと「VICTORY」も聞いてみたかったし、

(あんな”熱血”な曲で、知らない人からすると「女性が歌うのそれ!?」となりそうなものなのですが、大舞台で堂々とやり切った彼女たちは本当にかっこよくてめちゃくちゃ尊敬したんだよなあ……)

「モバイルバッテリー」で運ばれるふうりさんは1回しか見たことないし、

「Dear!!!」の溢れ出る主題歌&ディアステ感も結構好きやし、

他にもね、いい曲いっぱいあるんですよ(ろくろのポーズ)

 

あと衣装!今回は定番の赤衣装とアイガッイッ黒衣装ということで

他かなり起用されてたピンクの純正衣装が今回ナシなの驚いたりして。

(でも演目と内容考えたらこの2つになるのはそれはそうじゃ)

実はMVでしか使われてない衣装、ライブでしか使われてない衣装とかも

たくさんあるから……なんか…衣装展示イベとかマジでしてほしいです。

入場料払わせてください(個人的にEndless Warp Zoneのゴールド衣装好きで配信で使われてた記憶あるけどたぶん現地で披露されたことない……ですよね?)

 

またその本を開く日がくるまで

と、色々書きましたが

寂しいけど、素晴らしい演目だった。何ならまた進化してた

そんなライブでした。

今回は「区切り」としたライブということもあり

本公演がはじめてのミアレジという方も結構足を運んでいるのを見かけました。

(それにあたってタグ使って「頼むから知ってくれー!」とわめいてたけどごめんやで)他にも関係者、後輩のアーティスト、店舗の元キャストや現役キャストも来られたようだし、いろんな人の背中をまた一押ししてくださったのではないかなと思います。

私自身は例のごとく戦ってくタイプなので感情の変化が忙しかったですが、今回のに参加することでいろいろと自分の感覚を知れたし、また明日から頑張ろうという気持ちになることができました。そして壇上で語られたものを踏まえると「またいつか、きっと」を感じさせるものあったのでその時までなんとか生きていこうと思います。

 

その弾丸は、誰の額に

ベヨネッタ3を易しいモードでクリアしました。どうも、ボタンがちゃがちゃマンのえんです。別名、格ゲーできる人を心の底から尊敬するマンともいいます。

 

 

 

ベヨネッタは、系統としてはDMCの親戚なところではありますが主人公が「銃を舞うように扱う超熟美魔女」ってことで、演出の至る所にバカさとエロさと爽快感が伴う画期的なゲームシリーズでございます。

 

ここからはベヨネッタ3の感想&ネタバレを多様に含むとなります。

 

 

 

 

 

 

 

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契約した悪魔でボコるのはいいとして、

お仕置き演出がそっけなくなったのはアタクシゆるせなくってよ!!!!??

 

一定の状態になったら、雑魚敵を歯がいじめにしたりなんかヤバそうなケースに突っ込んで"いじめる"あのドキドキする演出をほぼカットして、代わりにでっかい契約悪魔でボコるゲーを優先したというのは予想外だった。

あくまで対象がホムンクルスだからか?と思ったら天使戦でも発動せず……おいおい、これじゃ肉を減らしたカレーになっちまっとるぜ?

 

他にも、特別衣装の種類などをみても

バカさ加減をかなり減らしてボコる爽快感を優先したんだなーというのを感じました。

ある意味DMCに近づいたというか、まぁ新キャラがバージル味ある娘って時点でそういうことなのかと。

 

物語については正直しんどい結末とは思ったけど、次に繋げやすくするためにはやむなしの選択かなとも思っています。つまり、もし新作が出たらヴィオラが成長し召喚するたびにほぼスッポンポンになるあの流れ?を踏んでくれると私は妄想してるし、なんなら名倉メイクライなイメチェンをしても構わない。ただ、

「バカさ、エロさ、ドキドキ感、爽快感」の4つを全て保っていて欲しい。

特別衣装を手に入れたら、あまりのバカさにゲラゲラ笑えるものが欲しい。

 

と、切実に願います

 

BLACKSUNという思想

※この文はネタバレを多様に含んでいます。

 

まず本題に入る前に、「仮面ライダーBLACKSUN」を

見ることになったきっかけを話そう。

私はもともとヒーローものを大人になっても見ていて、

いわゆるニチアサを今でもリアルタイムで視聴するほどだ。

近年の動画配信ニーズ上昇もあってか、

東映公式ではこれまでの東映特撮作品をYouTubeであげるようになった。

基本的には期間限定配信で、1週間ごとに2話分といペースだ。

ネットの海を泳ぐと、どうも仮面ライダーの中でも

仮面ライダーBLACK」「仮面ライダーBLACK RX」への

熱い支持を目にすることがあった、そして偶然にも

この両作品を動画配信ですべて見たのである。

昭和初代をリスペクトし、ある種の神話であるBLACK。

スーツアクターたちの技術をいかんなく発揮したBLACK RX。

令和のこの時代に見ても、心に残る熱さを感じた名作たちであった。

そんなわけで「仮面ライダーBLACK SUN」のプロジェクトを聞いたとき、

「これは見なければ」と駆られたのは言うまでもない。

 

 

 

 

さて、ここから「BLACK SUN」の話を使用。

結論から申し上げると、

現行戦隊のヒーローのお言葉を借りて……

 

「点数をつけるなら、65点だ!」

 

私としての言葉で言うなら

材料の多くは悪くないのだが、なんだか惜しい

これからその理由を細かく書いていこう。

 

 

 

 

「BLACK SUN」は「BLACK」の

リブート作品に当たる。アマゾンプライム限定配信という、覚悟を見せてきた。

最初のプロモーションで驚いたのはやはり

主人公の南光太郎と秋月信彦を担う役者たちが、

テレビでバリバリ活躍する方たちだということ。

いや、主人公どころか幹部などの重要な立ち位置の者たちの多くはそうだ。

東映特撮と言えば、その多くは

今後に期待の無名・若手・新人俳優が起用されることが多く

ベテランはだいたい主人公たちを見守る大人としてか

悪役としてのどちらかである。キャスティングには心躍った。

次に、公式が行ったクラウドファンディングから見える、

作品への愛・こだわりだろう。

なぜか支援者へのプレゼント名に

「クジラ怪人」「こうもり怪人」などの

幹部ではない怪人名が使われている。しかしBLACKを見ていれば

「あーその怪人使うかw」とにやにやするのである。

 

そんなこんなで「おや?」と思い始めたのが

配信日に近づくにつれ新たなキャストが発表された。

それは「若かりし頃の南光太郎役」など

おそらくメインとなる舞台とは異なる場での役者である。

そこでようやっと「現代と過去が交差するタイプの物語なのか」と

認識し始める。

 

 

 

そして、視聴を終えた後思わず

「点数をつけるなら、65点だ!

となった、いやなってしまった理由をいくつか

「良いところ」「うーんなところ」の順であげていこう

 

 

 

良いところ

1、TVではなかなやってくれないところをちゃんとやった。

荒地でバイクを走り回ったり、

子供を含めて被害に遭ってしまったり、

とにかく暴力。

 

 

2、怪人デザインが秀逸

とにかくカッコいい。

もととなった生き物や原作に忠実なつくりでヲタクにっこり。

今回でそのままとなるスズメ怪人こと俊介も

スズメそのままの頭で造形のクオリティの高さに感動。

ヒーローとして変身した後も、特にシャドームーンは

足の例のパーツが残ってて感動した。

ガシャンガシャン言ってもよかったんやで

 

 

3、過去作へのリスペクト

設定そのものは、かなりBLACKを意識している。

原作にもいた怪人や主要メンバーは基本的に、原作と似た立ち位置である。

特に制作陣のなかにクジラ怪人とビルゲニア好きすぎる人がいたのは見て取れた。

クジラ怪人が光太郎を助けた例のシーンはほぼそのままだし

ビルゲニアは怪人態になると、例の顔だけ出てるあれそのままである。

これはこれでちょっと問題……いやなんでもない

特にカニ怪人がやられてしまったとき、ただ消えるのではなく

泡となってとけるように消滅したのは

昭和の仮面ライダーにおける鉄板の手法である。

CG多用でなくあえてその手間を選んだことにかなり尊敬している。

 

3、ヒロインにちゃんと意味を持たせた

BLACKにおいては、ただ光太郎と信彦の帰りを待つ二人が

泣いたり笑ったりするだけであったが、

今回のヒロイン和泉葵はごりっごりの行動派である。

しょっぱなから某社会情勢を意識した少女としていたかと思えば、

ひょんなことからカマキリ怪人になったり

それで怪人としてのスペックが高いゆえに

終盤では活動家として旗を揚げる意思を見せたわけだけど

教えている対象者みんなが子どもなのは最大の皮肉であるな。

 

 

うーんなところ

1、そのヒロインにもうちょっと「人間味」を持たせてほしかった

そのヒロインなんですが、とにかくつらい目に遭うので

「大きな声で泣く」芝居の印象が強すぎて、彼女の中にある葛藤、つまり

人間味をもっと出してもよかったのでは。食事のシーンはあったけど

たとえばふとよった店で何を買おうか悩んだり、

クラスメイトがいたのだからその人たちと雑談したり、

それこそ小さい子を助けたり(東映特撮的には高いポイント)

「ああこの子も人間なんだ」って思わせる描写がもっと欲しかった。

葛藤は何も「大きな声で泣く」だけではないと思うのよ。

 

 

2、描いてほしいところは端折って、別に要らないところはそのまんま

過去編のもろもろを理解するのに時間がかかった。

結局ゆかりは本当は何を思っていたのか

どうして信彦と光太郎は考えが異なるようになっていったのか。

そこがもっと欲しかった。

代わりに、移動するシーンはカットすれば

「ああ、誰々はどこそこに移動したのか」で済むのでそれでよいのでは。

ただ、俊介と葵が長回しで歩いて葛藤するシーンは個人的にヒットした。

 

 

3、音楽のパンチが弱い。

テレレレがどうこうというよりも、

BLACKとRXの主題歌が傑作すぎたというのもあるかもしれない。

BLACKもRXもオープニングでは

「本来流れ的に考えたら使わないであろう音色」をあえて冒頭に出すという

繊細&テクニカルなことをすることで聞く人の耳に印象付ける構成。

半音の使い方がうますぎる。

BLACK SUNでは流れ的には忠実な構成なメロディではあるが、

あまりにもテレレレを多用しすぎていて

もう少し場面ごとの様々な音楽を用意してほしかったとは思う。

何だったら主題歌担当者による挿入歌があってもよかった。

 

 

 

そして個人的に引っかかったのはこの二つ

  • 何故最初のプロモーションで過去と現在が混ざることを言わなかったのか
  • 何故「怪人」という言葉を人間も怪人も多用するのか

ということである。

順を追って説明しよう

 

 

何故最初のプロモーションで過去と現在が混ざることを言わなかったのか

 

私があまり情報を終えていなかったかもしれないが、

主演である2人が少しずつ表で話すようになった時点で

過去編があることは言わなかったような気がする。(そうじゃなかったらごめん)

なぜ私がこれまでに過去編のことにこだわるかというと、

過去ありなのかどうかで「視聴するリズム」が変わるからだ。

現代と過去の比率が7:3なのか、9:1なので

印象が変わるのは分かっていただけるであろう。

しかし、実際は5:5となっておりその割には

役者陣の知名度というか宣伝となりそうなのは現代に集中していた。

もちろん、過去編の役者陣も素晴らしい芝居をしていたのは間違いないし

役者そのものを否定するつもりは毛頭ないが

それくらいの比率ならもう少しキャスティングを考えた方がよいのでは。

大事なことが詰まっている過去編の印象が薄くなってしまう。

 

 

何故「怪人」という言葉を人間も怪人も多用するのか

 

少し専門的な話になるが、

「用語・名前」というものは

いくつかあるものの区別をつけるため、だけでなく

多数の中の少数派に名前を付けるためということもある。

前者の例でいうなら「色」、後者の例でいうなら「最近知られたもの、珍しい職業」などである

 

これが、差別問題となるとどうなるだろうか。

まず、否定的な・暴力的な意味合いの「言葉」が生まれる。

そこに声を上げ抗うか、その言葉を使う頻度が減ることで

言葉の意味が変わったり、あるいは新しい言葉に置き換えられたりする。

私はこの日本という国にいて「差別はあるなあ」と思っている立場なのだが、

たとえば抗いとして「その言葉を使うのはやめよう」とか

あえてその専門的な言い方を避けるという姿勢を見る。

というのもその差別的に使われる言葉を簡単に使うと、

いわゆる「相互理解」に遠ざかってしまうからだ。

 

BLACK SUNはどうだろう。

人間側も怪人側も「怪人」という言葉を使っている。

私はここで思った。

怪人は「怪人」と言われるのが嫌でないのか?それならほかの言葉に置き換えようとしないのか?

俊介などが「怪人も人間だよ」と言っていたが

他の怪人たちがどう思っていたのかが描かれなかったのが正直残念である。

言葉一つとっても、その意思や考えは人それぞれだ。

あれだけのキャラがいて、差別問題を扱うならもっと深堀してもよかったのでは。

 

 

 

 

 

 

て思ったけどそこらへんは終盤でようやっとわかり、

クジラ怪人が例の方法でBLACKSUNを生き返らせたり

(特に説明もない。原作知らないとわからんやつ)

最終回でまさかのBLACKのOPガチ再現があったりと

クライマックスで突如BLACKオリジン要素をぶっこんで来たので

「なんやねんwwおいなんやねんww」と混乱してしまった。

 

 

 

ええということで、結論としては。

色々良いところもあるけれど、

そのテーマ・モチーフ扱うなら

ああいう場面をちゃんと考えて表現してほしかったな。

 

的な意味で惜しい!の65点でした。

 

 

時を超えて、新たな試みと共に。

2022年10月8日(土)、池袋にある東京芸術劇場・コンサートホールにて行われた

ドリフェス!R Special サイコー超えてる!ミラクル★オーケストラ★ステージ」を見てきました。

 

一言でいうと

あの武道館の日から進んだ”明日”を見てきた

そんな晴れやかな気持ちになれました。

 

 

これはその武道館の日から1年後の2019年に書いたブログ。

 

ドリフェス!」は2018年10月の武道館ライブを「FINAL」とし、

作品プロジェクトとして区切りをつけました。

 

ある程度ヲタクをやってる方ならわかると思いますが

最終と称されるものが打たれた後、

余程のことがない限り、コンテンツが新しく大きく動くことはありません。

よくて既存のものを商品とする(Blu-ray発売、アプリアーカイブ化、資料集など)

くらいです。

 

 

 

ドリフェス!ではその余程のことが起きているのです。

 

 

コンテンツを愛してきたファンや製作者の熱意により、

現時点では

  • 既存アニメの期間限定配信
  • 既存ライブの上映(当時は発声可能)会
  • 資料集にはない新規イラストおよびそれを使用したグッズ
  • アニメ原画展
  • フードコラボ(アニメイト系列)
  • 配信イベント’(制作関係者やキャスト登壇あり)

 

などが行われています。

私自身、そこそこ二次元に浸っている程度の人間ですが

終わりを称してからここまでやっているのは

ドリフェス!がはじめてなので、冗談抜きで

とんでもないことを目の当たりにしている」状態なのです。

 

 

そんな中、ある日

公式から新規イベント発表があり

そこからいろいろてんこ盛りになります

 

公式「オーケストラ演奏イベントを東京芸術劇場でやります!」

私「えっ?」

公式「既存ボーカルとオケを合わせたものにします!」

私「えっ?」

公式「作詞家の方々登壇します!」

私「えっ?」

公式「情勢が情勢だから……延期します!」

私「えっ?」

公式「キャスト何人か登壇します!」

私「えっ?」

公式「会場にペンライトとウチワOKです!」

私「えっ?」

 

と、隙を与えず

作品関係なくイベントとしても非常に珍しい形態になっていくのを

見てきました。

オーケストラ演奏自体は過去に何度か鑑賞したことありますが、

本番中も曲に合わせたアニメ映像が流れたり、

照明がふんだんに使われたり、

これほどまでにいい意味でカジュアルな形態は人生で初めて見ました。

 

そして公演中、素晴らしいアレンジと演奏を

全身で浴びながら「うんうん♪」と楽しむ中

自分の涙がこぼれたのはアンコールの後でした。

GO TOMMOROW!!!!!のあの旋律が流れた時、

武道館のことがよぎって

そこからOVER THE SEVEN SEAS、

Eternal Bondsときて、そして武道館ライブ用に作られた

2次元映像が交えたときようやく

「あの武道館の日の”明日”」を示そうとしたことがわかって。

キャスト達も、久しぶりのジャケット衣装を着て話したり、

株ちゃんの雰囲気、将熙くんのナチュラルボケ、郁くんの真面目さ、とか

終盤には「段取りにないけどどうしても話したくて」と3人が

袖から現れてコメントを残してくれたときは、心の中が

「そういえばこの作品、こういう感じだったよね」と

嬉しさと懐かしさであふれていました。

(コメントの時将熙くんが涙声になってて、株ちゃんが「あっw」てなってるのも

なんか懐かしかったですね……)

 

トークコーナーでは、そもそも

「キャストが人前に出るイベントが武道館以来で3~4年ぶり」

ってだけでも感無量なのですが……新たな発見がありました。

聞いていてやはりと思ったのですが

ドリフェス!は0から作っていこうとするタイプのコンテンツ

だったとのこと。

本来ならある程度の指針を持って作るのですが、

ドリフェス!に関してはイベントなどを通じて

新しく作ったり構築していくところがあったことは

これまでの催事や関係者の話で明らかになっています。が、

作詞家のお二人によると、キャスト登壇イベントを見ることで

新たにインプットしてそれを形にしていくということがあったそうです。

えっ?

 

 

ここからは登壇された、コンテンツ・イベント関係者のこととか。

 

松井さん

作詞家協会に提出した手書き歌詞は「シンアイなる夢へ!」……などなど

作品への特別な想いを端的に示してくださりました。

当日はアンコールに武道館Tシャツを着てくださりました。

(トレードマークの帽子はそのままなのがツボ)

 

結城さん

作詞家デビューして間もないころに関わったのがドリフェス!とのこと。

そのキャッチ―で頭に残るフレーズづくりは華やかさが印象的。

なんと制作手順の都合、楽曲の中には衣装からくみ取ったモノもあるそうです。えっ、どういうこと……?すごくない……?

 

 

大嵜さん

今回のイベントでは全曲フルオケアレンジしただけでなく

本番中は指揮、ピアノ演奏も担当。

客席を見てはすごくノリノリでパフォーマンスしてくださり、

お話しされるときはしっかり響く言葉でまとめてくださりと、

ハイパーウルトラマルチタスクパフォーマーなプロっぷりを

目の当たりにしました。足向けて眠れません。

 

 

そして何より、演奏者の皆様にも感謝です。

オケだけでなくバンドもあるし、

既存の音源をさらに強化させたようなものから

原曲とは少し違う構成にするなどの「オッ」とくるものまで

見事に奏でてくれました。

個人的には、あんなに照明が変化する中演奏された皆様に

強く、深く、尊敬のまなざしを向けておりました。プロってすごい。

 

ということで、大好きな作品の素晴らしくそして

新たな試みを込めたイベントをこの目で見られて大変光栄です。

イベントに関わったすべての方々に感謝です。

また明日が楽しみになる、そんなイベントでした。

 

 

ちなみにオケ演奏の当日は

終演後にアイカツ!10周年記念のトーク&ライブイベントにも参戦したため

1時間あるかないかの限られたなかで必死に移動していました。

まあ、自分にとって「出会って人生変わったコンテンツ」の2つのイベントが

同日に行われるなんてそうそうないことですし、

とてもいい思い出になりました。名誉の筋肉痛なう!

機界戦隊ゼンカイジャーが築いた新たな「世界」はニュースタンダードになるのカイ?!

色々とイレギュラーなことを描きまくった「機界戦隊ゼンカイジャー」も、ついに最終カイを迎えました。

 

 

始まって数話の時点で

「これはヤベェことしてるな!?」と驚いたのですが、終わってみて改めてまた驚きがうまれたのでその記録をしていこうと思います。

 

 

 

 

変身後だけでなく、変身後もスーアク

 

5人戦士の場合、通常は新人役者5人が「変身前」を務めて、スーツアクターと言われるアクションに強みのある役者陣が「変身後」を務めますがゼンカイジャーはその通常例が追加戦士のゾックスを踏まえても2人のみ。4人はアクターと声優陣が命を吹き込むというユニークな取り組みとなりました。変身前も後もスーアクといえばキュウレンジャーを思い出しますね。

アクションだけでなく、日常のさりげない動きをよりリアルに、ユニークにする二人三脚はまさしくプロ。全く飽きることなく楽しく視聴できました。

 

 

記念作ながら、オリジナルキャストは一切呼ばない演出

 

記念作といえばレンジャーキーを使いこなすゴーカイジャー、時が軸となる仮面ライダージオウが直近ですがこの2作と違うのは過去作品のオリジナルキャストをその役で起用しないないこと。

先輩戦隊の力を使う時も、あくまで「その戦隊・メンバーをイメージした力」を使うだけで、オリジナルキャストに会う必要性や機会が全くないのです。結果として、使う戦隊ギアによって「戦闘に役立つ攻撃力アップ系から、最終回を再現する謎演出」まで多彩になることで、ギアを使うとどうなるんだろう?とワクワクする気持ちにさせますし「この戦隊はどんな戦隊だったのだろう」と興味が湧きます。

当然ながらそこには過去の作品や戦隊への敬愛もあり、例えば複数のギアを使ったときは「あーそういう共通点かなるほどね!」と作品を知る視聴者も考察できたりします。戦隊ギアすごいな。

 

 

脚本ほぼ固定。徹底した世界線

 

基本的に長い物語では構成(メインとなる脚本家)がいて、そこに何人かのサブ作家がいるのですがゼンカイジャーではほぼ全ての回を香村さんが執筆したことで「物語としてのリズムが保たれ、表現にムラがない絶妙なバランス」が実現しました。終始ネジがぶっ飛んだような演出がありましたがそこにはさりげなく散りばめられた言葉や目線、動きがあり、それを演者が見事に表現していたのです。

 

もちろん、サブライターたちの力も凄まじく「お話によってこんな見方ができる!」という新たな発見ができる一方で、ヲタクの目も肥えているため「描こうとしてる世界や設定と何か違うもしくは何か足りない(意外とこのケースはある)」こともあって、このあたりはどうしても個人個人の解釈に委ねられるところなのです。今回はその感覚がほぼゼロで1年間楽しめるという非常に貴重な機会を堪能できたと思います。

 

 

超本気でバカをやる。製作陣による技術の結晶

 

これまでの戦隊作品シリーズを見てきた方程よくわかると思いますが、ゼンカイジャーはこれまでの作品を踏まえて様々な表現に挑戦してきました。CGでの演出。モーションキャプチャーを使ってのアクション。無機物に声という命を吹き込む芝居。悪役と正義、それぞれの意味。それは進化したというだけでなく「様々な制限」があるなかでの表現なのです。

私自身、30年ほど前の特撮作品をいくつか見ているのですがその時点でも

  • ロケ地の制限
  • 一部表現の制限
  • 爆発物を使用する場所の制限
  • 機械・乗り物使用の制限
  • コロナ禍による全体的な制限

など、時代もしくはやむを得ない事情で縛られてるものは確実にあると見えるのです。それでもこれまでずっと新しいことに果敢に取り組む戦隊シリーズには驚きと尊敬が尽きないのです。ゼンカイジャーはその工夫を全力全開でやってのけた怪作(褒めてます)としか言いようがないです。

 

その上で、数々のパロディや訳の分からないカオス演出してたのか恐ろしい。柏餅の回では他関連公式アカウントを巻き込みましたよね。テニスをひたすらやる回に至っては明らかに「テニスの●子様」を意識した表現に、当時のアニメを見ていた私は爆笑しつつ大丈夫これ?となってたんですよ。原作者が言及しつつも認めてくださった(?)ようでホッとしました。ありがとう許斐先生……

 

 

最終回、役者が見せた成長とは?

 

物語のクライマックスになると、戦士として演じるメンバーの表情は豊かになり、最終決戦あたりでは覚悟を決めた顔つきがサマになることも。

 

しかしゼンカイジャーでは最終回の時点でトジテンドのボス、ボッコワウスは倒しています。

どうするのかと思ったらまさかの介人の姿をした神様と介人の対決に。スーアク同士のアクションの中に、介人役の駒木根葵汰氏による一人二役(介人と神様憑依の介人)が声・そして姿としても混じります。神様の方はというと、表情も声も介人とは違う雰囲気を見事に纏っており圧巻の一言に尽きます。「成長をこう描くのか……」と膝を打ってました。

 

 

 

 

 

 

 

他にも色々考えられますが、とにかくいろんなことに全力全開な作品を視聴でき、Gロッソでのヒーローショーも堪能した身としては楽しく笑える素晴らしい時間を送れたと思っています。また、彼らに会える日を。

暴太郎戦隊ドンブラザーズを予想してみた

2022年3月6日(日)に放送開始、

2月9日(水)には制作発表会見が配信される

 

🍑「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」🍑

諸々の予想・考察をいち戦隊ファンが

DODONとしてみるDON!

というのを書くDON!

 

ちなみにこれを書いている人は

ゴーオンジャーあたりから戦隊を本格的に見始めて、

今ではYouTubeの公式配信で過去作品を見るくらいにははまってます!

ジェットマンおそろしい!おそろしすぎる! 

 

 

 

さて本題&もくじ!

 

 

 

 

キーワードは「縁」?

機界戦隊ゼンカイジャー42話

颯爽と現れたドンモモタロウ。

令和の時代には珍しい?俺様気質に、脚本家つながりで

ジェットマンの結城凱がうっすら見えてきて内心ざわざわしましたが

彼の限られたセリフに

「これでお前と縁ができたな!」

「悪縁は断ち切るに限るぜ」

があります。

基本的に戦隊のメンバーは若者が多いなかで

このようなややお堅い言葉が出るのは印象的。

暴太郎に「アバタ(-)」という言葉が入っていることを踏まえると

何か重要な意味が込められていると考えています。

 

 

 

気になるモチーフ

すでに発表されてる5人のスーツ、

微妙にデザインは異なりますが写真で確認できるうえで

気になるモチーフがあります

 

ブーツの正面上部に銀色の十字⇒

ゲームコントローラの左側にある操作ボタン?

腕~手首パーツにある四つのくぼみ?がある四角いパーツ⇒

ゲームコントローラーの右側にある操作ボタン?

 

戦隊の名前に「アバタ―」があること、

レギュラー登場キャラ変身後の姿にCGがいること、

そしてこのデザインを考えると

バーチャルな世界が強く描かれることが予想されます。

 

その他予想してみるDON

 

演者について

個人的には

変身前を演じる若手・新人役者は3人ではなく5人で、

変身することであのような「人型3人、キジ型1人、イヌ型1人」

になるのではと考えています。

アバターの魅力は現実とは全然異なる姿になれること。

しかも、見た目の変更自体はさほど難しくありません。

(モノによっては要課金だったりするけどね)

 

世界観

桃太郎がモチーフながら、

本来は敵側とされる鬼が味方にいるので

様々な童話の敵が現れる、というのはどうでしょう

代表的なのはやはり鬼ですが、

化ける能力があるキツネやタヌキ、

ワールドワイドに行くなら

海外の童話にいる敵も考えられます

 

物語について

脚本家が、戦隊でのメイン脚本起用は超久しぶりな

井上敏樹先生。

戦隊脚本ではやはりジェットマンの印象が強いのですが、

あの作風やwikiペディアでの情報等を踏まえると

「悪役の立ち位置」「悪の美学」がどう描かれるかに注目です。

令和のコンプラや表現の規制、ほか様々な制約がある現代で

どこまでDODONとやれるのか?

桃太郎では敵に当たる鬼(オニシスター)が味方にいるという時点ですでに

何か一筋縄ではいかない気配を感じます。

 

制作発表にまつわる予想


・主題歌に影山ヒロノブ
(ジェットマンの主題歌も彼だったため
・主題歌にLiSA氏起用
「鬼」滅の刃楽曲歌ったから(?)
ブラックコンドル役の若松氏登壇
ジェットマン今はYouTubeで公式はいひんされてるからもしあったら私がザワザワしつつ喜ぶ(?)

 

 

他にも、

オニシスターの変身後スーツが

よく見ると古来のスカートスタイルであるとギリわかるレベル」だったり

キジブラザーが

戦隊史上では初であろう、

一時的でなく恒常でピンク色担当の男性」なのでは!?とか

気になることがDONDON湧いていく……

 

 

と、いろいろ書いてみましたが

けっこう楽しみだぞ。

リングフィットアドベンチャーをクリアしての感想

先日ようやくリングフィットアドベンチャー

クリアしたので、思ったことをいろいろ書こうと思います。

 

 

 

リングフィットアドベンチャーは何をするの?

輪っかの形をした専用コントローラーと足に巻く用のバンド(ソフトと一緒に梱包されてます)を使って運動するよ。

道を行きボスを倒すアドベンチャーモードをメインに、色んなミニゲームやメニューがあります。詳しくは公式サイトを見ればいいよ。

公式曰く1日30分で3か月以上楽しめるって!

勢いで1日~数日で1つのソフトをクリアしちゃう人間でも楽しめるね!

 

私がクリアできた理由

思いつくのは以下の通り。

魅力的なキャラがいる

面白セクシーなおニイさんフッキンリーいいよフッキンリー

とにかく励ましてくれる

登場キャラだけでアナウンス関係のメッセージまで

いたるところで励ましてくれます。

注意(姿勢や動きなど)もありますが基本的には超ソフト。

体育の授業やテストなどで嫌な思いをしたことがある人ほど、

たぶんこのあたりの効果は高いです。

 

区切りがつけやすい

各ステージはストーリー終盤に向かうほど長くなるうえ、

一定の時間がたつと

「そろそろ休みませんか?」というメッセージが出ます。

普通のゲームではやりこむほどかなり頭が興奮するので

時間の経過を忘れてのめりこんでしまいますが、

そもそもリングフィットだと体をめちゃくちゃ使うので

「もう今日はこのあたりにしよう」と

区切りをつけやすいです。

 

カスタム要素が豊富

ボスと対決するときに使う

リングフィットスキル(アドベンチャーでの攻撃手段でもある)の

種類が豊富な上、

一回の攻撃に対し1匹のモンスターに有効なものから

同時に最大数の5匹までできるものもあるので、

ステージごとにスキルの内容を変えることで

かなり進行が楽になります。

あとスムージーという回復系ドリンクがあるのですが、

これもかなり種類が豊富でボス向けのもの、移動中向けのものなどいろいろあるので使うのも楽しい。まあこのスムージーを作るのにリングコンを押し込む必要があるんですけどね。

それとプレイヤーの見た目もある程度替えられす。

性別、肌、目、ユニフォーム、リングの声……あたりかな?

 

 

クリア方法自体は簡単

基本リングコンを使ってフィットスキルを駆使して攻撃。

道中でのアクシデントもリングコンを押し込んだり引っ張ったりすることで進められます。先ほど書いたスムージーは防御・回復系がメインなので、

たとえば「自分の攻撃に毒・しびれ属性が付く」「敵に投げると爆発して体力を減らす」といったものはありません。身体を動かすのが一番ということですね!

 

 

リングフィットアドベンチャーのいいところ

完パケ商品であること

近年は家庭用でも追加有料コンテンツがありますが

リングフィットはあの箱とリモコン1セットがあればできますからね。

長期的に遊べる

アドベンチャーをクリアしても

まだ遊べる要素があるというのが良い。

 

リングフィットアドベンチャーの課題点

姿勢や動きに関して

ミブリさん(お手本)やリングの声掛けで

「こういう風に動こう」というのが見えてきますが、

「〇〇に注意して」「〇〇に力を入れて」は

「それが抜けると何がいけないのか」が含まれないので(短文でわかりやすさ重視による)ちょっとイメージしづらいかな……と思いました。

あと個人的にミブリさんはプレイヤーと基本向かい合うように立っていますが、

少し操作したらミブリさんの後ろ姿を確認できるモードが欲しかったです。

よく動画サイトであるダンスお手本動画でも言えるけど

背面が見えるものもっと増えてほしいな……。

 

 

一部動作の反応

プレイヤーの動きを感知するのは

手で持つリングコンと左足に巻き付くリモコンだけなので

どうしても反応に「?」となるものも。個人的には特に

アームツイストにいつもてこずってました。始める前の

3カウント判定すらてこずるレベル。

だれかコツを教えてほしい

 

 

このゲームは〇〇〇向け

 

個人的にこのゲームは

過去に一定期間運動した・体を動かす趣味をしていたけど

長いことブランクあるから久々に体動かしたい!

もしくは

仕事や学業で多少体動かすけどそれ以外は超インドア!

という人におススメです。

もうちょっといいかえると

運動を続けるとこういうメリットがある、というのを

リングフィットをやるまえから体感してる人はのめりこめるかな。

なので

「全然運動する趣味も何もしたことない!

普段あまり外に出ないし休みはほとんど外出しない!」

というタイプは道中のひたすらスクワットしないと進めない流れでかなりしんどくなる可能性があります。そこでひざを痛めたら元も子もないので、ゲーム内の設定で痛む恐れがあるところをはしょってでもやることをお勧めします。

(ゲーム内設定で様々な負担軽減ができます)

それからだんだん慣れてきて「これならいけるかも!」とやればいいですから。

 

そして

仕事ですごく運動する、もしくは休みが超アクティブ!」な人は

たぶん物足りなく感じると思います。

基本的にリングコンとアームバンドありきの運動なので

ある意味限度があるんですよたぶん。たぶん。

そもそも定期的に体を動かす習慣があり且つ都度の出費が気にならないなら

ジムやスポーツクラブに行く方が効率良いです。

人の目があるし、もうちょっと予算があれば

より個別のプログラムが受けられるわけですし。

 

まとめ

ということで

リングフィットアドベンチャーの感想を書きました。

私としてはクリア後もちょくちょくやろうと思いますし

いい気分転換になると実感しているので

長くつきあっていこうと考えています。