新しいナイキ
今日新しいスニーカーを買った
ナイキのトレーニングシューズ
今までいったい何足のナイキを履いてきたんだろう
ざっと10足以上にはなるだろう
10代〜30代は純粋にファッションで
40代からは歩くためのモノとしてナイキを選んできた
今は別にニューモデルを追うわけじゃない
3年ほどウォーキング用に履いてきたナイキがくたびれてきたので新調した
新しいシューズは嬉しい
明日からはこれで歩くのだ
今日の心のために
明日のカラダのために
いつもの法明寺
雑司が谷から池袋あずま通りへ
法明寺参道の桜並木を抜けていく
この季節とっておきの楽しみ
静寂の中しっとりと桜の香りに包まれる
まるで鎌倉へ迷い込んだかのよう
ここは南池袋なんだけどね
ところが今年は様子が違った
「桜祭り」の横断幕とピンクの提灯
参道にはカラフルな屋台が立ち並ぶ
折り畳みテーブルとイスもスタンバイ
二分咲きの朝にこの光景を見た時は愕然とした
これじゃこの風景が台無し…と
もちろん桜を見上げての一杯もオツだし、屋台に子供たちも喜ぶだろう
しかし…方向性が間違ってるよ
縁日の賑わいは鬼子母神境内のもの
法明寺参道に原色の屋台は似合わない
もともと地域の人や東京音大の学生が通り抜ける道で往来は多くない
実際、祭り期間中は雨続きもあり決して繁盛しているようには見えなかった
桜祭りは9日で終了
屋台や装飾は撤収され、法明寺はいつもの姿に戻った
幸いにも今年の桜は超・長持ち
あと数日、参道がピンクに染まるのを楽しめそうだ
満開過ぎても
さくら咲いたよと書いてからもう2週間余り経つというのに
まだびっしりと桜
こんな年ちょっとないだろう
毎年この時期は隙あらば桜を観て過ごす
いつまでも観ていたい気持ちもあるが
満開過ぎて3日後くらいの
散りゆくせつなさもまた楽しみのうち
もうそろそろお腹いっぱい
さよなら、かいじゅう屋
かいじゅう屋が明日閉店してしまう。
目白駅にほど近いが知らなければ通り過ぎるだろう小さなパン屋。
それは珠玉のパン。
食べた人にしかわからない感動がある。
まるパンチーズのお焦げのガリガリ感…
木の実のパンのぎっしりとした重み…
フランス食パンの酸味と食べごたえ…
噛みしめるほどになんとも幸せになる。
かいじゅう屋からの帰り道は焼きたてをほおばりながら歩くのが楽しみだった。
かいじゅう屋に行った日はパンが主役の夕食になった。
店の前で美味しい匂いを嗅ぎながら順番を待つ時さえ幸せなひとときだった。
かいじゅう屋は週に3日、日に3時間しか店を開けない。
歩いて10分の距離だが買いに行ける時は限られていた。
「かいじゅう屋 水・金・土 15:00〜18:00」
冷蔵庫に何年も貼りっぱなしのメモも明日で不要になる。