性格が作り出す第6感

エニアグラムシリーズ第4巻発売
味覚を鍛えようと思うなら、繰り返し味見することは欠かせません。何をどうしたら、味がどのように変化するのかを知るようにします。以前に作った時とどう違うか、同じ素材でも産地が違うだけでどのように味が変化するのかまで見分けられる様になります。味覚にとって大切なことは、違いがわかること、またその原因が分かるようになることです。識別力と言い換えることができます。食べ物に限定せずに考えてみるならば、より完璧に正確に物事をこなそうとしてきた人は物事の細かな違いを識別することに長けるようになります。より最善のものを求めて改良を加えることは、料理と似ています。より美味しいものを求めて、手間を惜しまず、さらなる高みを目指します。リッター10キロしか走らない車のエンジンは、エコを求める環境の変化により、30キロ以上走るエンジンへと進化しました。教えてもらうことのできない前人未到の領域に試作を重ね、吟味して、環境に適応したより優れたものへと進化させてきました。味覚の究極バージョンの持ち主は“鋭い識別力”という第6感を駆使して、”進化させる”という特殊能力に達します。聴覚や視覚や嗅覚など、人が持つ感覚の究極バージョンとは何なのか?本書からご自分の中に宿っている可能性を引き出していただけたら幸いです。エニアグラム理論を根底に人間の持つ複数の感覚がどんな関係性にあるのか図解しています。