東京ガスの標語について

  三連休である。今後は、三月までこれほどの休暇はないであろう。

 今日はその第一目であるのだが、成果は『たま』(バンド)の魅力に気づいたぐらいである。

 ファンの人が「日本最高のバンド」と豪語していたのも、今日になって納得できた。即興性あふれる優れたパフォーマンスの数々は、Youtubeニコニコ動画でも公開されているので、気になった人は是非。

 柳原曲や知久曲だけでなく、石川曲の魅力に気づけば、『たま』の世界に引き込まれるであろう。

 

 さて、今週気になったのが、東京ガスの標語である。

f:id:esu-kei:20120107222019j:plain

 5・7・5で合わせる様々なスローガンに辟易している人は多いだろう。

 僕が見た最悪のものは「錦糸町 路上喫煙 禁止町」である。親父ギャグレベルである。

 警視庁のものもセンスよくない。「やさしさが 走るこの街 この道路」とか、「守ろうよ わたしの好きな 町だから」とか。付属しているピーポー君が、いかにもうまいこと言ったかのようにドヤ顔しているのもむかつく。

 しかし、この東京ガスの標語はひどすぎるのではないか。

 何がひどいのかと言えば、黒文字で小さく書かれた「冬将軍到来!」という蛇足である。もはや、標語でもスローガンでもなんでもない。

 「パワフルな暖房で乗り切ろう! 節電の冬。」で良いではないか。

 こういうのは、経営幹部のセンスが問われるところだ。「追い返そう」で説明不足なら、別の言葉を考えるべきではなかったか。「冬将軍到来!」なんて文字数を増やすなんて、標語として最悪の選択ではなかろうか。まあ、これまでの東京ガスの標語もこんな感じなのかもしれないけど。

 そんなことを考えながら、三連休をムダに消費する僕であった。