温泉ソムリエのいつもいい湯芽見ていたい

温泉旅の思い出とか自宅のベランダでの園芸の記録ブログです。ヘッダ画像は黄ラナンキュラスとベロニカジョージアブルーです

長野県 天竜水神温泉 旅行記

:今回は長野県南信の天竜水神温泉に旅行してきた旅行記です。

:長野好きののみずさんでもまだ行ったことない温泉が長野にはあるんだね。

:一度は終の棲家にしようと思ったくらい長野は好きだからな。長生き率も日本で随一だし。

:そんなに長生きしたいの?

:早死にしたい奴が温泉でのんびりするわけなかろう!

:それもそうだね。じゃあいつもみたいに泊まった温泉旅館から紹介してよ。

:泊まった旅館はここです。天竜水神温泉 花薫る宿 よし乃亭。

yoshino-tei.jp

:部屋も内装も純和風でした。

:おおっ、これは理想的な和風温泉旅館だね!

:ちゃんと缶のエビスビールが1Fに自販機で売っていたので買ってから部屋でくつろいだぞ。さすがにGWの真ん中、道が渋滞しまくって運転で疲れたからな。

:温泉はどうだった? また貸し切り風呂とか?

:この旅館も貸し切り風呂があったんだが有料でな。贅沢せず大浴場で温泉を頂いた。大浴場には露天風呂もあったが湯冷めしそうなほどぬるかったな。一応浸かりましたが。

:ちなみに天竜温泉の湧き出し温度は30.6℃。提供温度は40℃とのことでした。泉質は無色透明ですがかすかに硫黄臭がしました。さらにpH10.8と強いアルカリ性泉で美人の湯でもありました。自律神経の不調や不眠症にも効くそうで、今の私にはぴったりな温泉でした。

:のみずさんまた精神的にキてるの?

:うむ、2月から4月と温泉に入れない期間が続いたからな。まあその話はいいじゃないか。夕食の話題に行かせてくれ。

:長野は食べ物もおいしいもんね。じゃあどうぞ。

:夕食は牛肉をふんだんに使った豪華メニューでした。出発の直前にアニメ「ゆるキャン△3期」の5話を見たので牛肉が食べたくて仕方なくなったのです。

:ああ、あの「肉!」って回ね。

:さておき、食前酒です。

そして久しぶりに食べた馬肉のカルパッチョ。

そして、これで前菜の新緑の味覚盛り合わせ。おそらく山菜仕立て。

:これはお酒が進みそうだね。何を呑んだの?

:うれしいことに呑み比べがあったので頼んだぞ。

この中では右の喜久水辛口が飲みやすかったので呑み比べを呑み終えた後一合追加で頼んだ。

:これらの料理とともに酒を味わいました。まずはおつくり。

酢の物の柿なますズワイガニ添え。

焼き物のカレイの木の芽味噌、椎茸雲丹焼、筍蕗味噌焼。

ワインポーク炊き合わせ。

そしてメインディッシュの牛肉を頂くことにしたので、

酒も塩尻産ワインに切り替えました。

そして牛肉です。

やわらか牛サーロインの胡麻豆乳みそ鍋。

:私は牛肉はワインで味わうのが好きですね。そして泊まった部屋に置いてあった追加注文で和牛ステーキを頼みました。

味付けもワサビ、レモン汁、胡椒、と3種類用意してくれました。

これらを好きな焼き加減でワインとともに頂きました。

そういえば初めてステーキというものをほとんど焼かずいわゆるレアで食べたんですが、牛の刺身みたいな感じですごく美味しかったです。

:そんなに生きてて、いろいろ美食も味わってきたくせに生まれて初めてレアステーキを食べたの?

:ああ、ステーキは全体的にしっかり焼くものという固定観念があったからな。それに自分で焼き加減を調整させてもらえること自体が珍しいし。人生で新たな発見でした。さて、レアステーキを味わっているころには締めの白ワインを持ってきてもらっていました。

そういえば店員さんに「塩尻産のワインですか?」と訊いたのはこのタイミングでしたね。昔、塩尻に6年住んだから懐かしい味でもあるんですよ。

:充分に酔ったので食事に行きます。

なんと鰻の茶漬け。漬物は野沢菜、みそごぼうでしたね。野沢菜も馬刺しともども久しぶりに食べました。

:のみずさん、一時期はプランターで自宅で育ててたじゃない。

:今住んでいるマンションではとてもじゃないが育てられない。野沢菜を育てていた時期はこのブログの初期に書いてあるので良ければ見てみてください(宣伝)。

:さて抹茶プリンで夕食の話題は締めまして・・・。

:こんだけ呑んだのに部屋でまだ吞んだんだよね?

:うむ、まだ寝るには早くてな。

この部屋の机に置いてあった「ぴりり椎茸」の辛さが酒のつまみにぴったりだったんだ。こないだのこんぴら温泉旅行のおみやげで行きつけの居酒屋の女将さんに温泉饅頭を渡したら「甘いものは苦手」と言われてしまったので今度はこれにしました。

:温泉のおかげでよく眠れた?

:それはもうぐっすりとな。朝起きたらもちろんすぐに朝風呂に行きました。

:この宿なら朝食も和食だったんでしょ? 楽しみだなあ。

:それこそまさに「これぞ温泉旅館の朝!」だったぞ。ちなみにこの旅館の売店で売っているお菓子やお惣菜の一部が朝食で出されていたらしい。おみやげを選ぶ時の基準にしてほしいらしい配慮ですね。

:そしてこの信州味噌を使った豚汁が最高でしたね。正直昨晩は呑みすぎましたので。

:そういえば「信州といえばそば!」って言うタイミングを見計らってたんだけど肉ラッシュのあたりのインパクトで忘れちゃってたよ。

:甘いな、たまごよ。この旅館は信州を味わい尽くすように配慮されていた。

ちゃんとそばも出ました。

:安心したよ。これで気持ちよく信州から旅立てたね。

:それが、次の旅行は7月なんだ。また間が空く上に梅雨を挟むから憂鬱でな。

:ということは7月の旅行先はもう決まってるんだ?

:三重県の霧生温泉だ。近場にしておいた。

:天竜に続いてまた聞いたことない温泉地・・・。

:だからこそ期待はしているぞ。知らない温泉地を開拓するのは史上の喜びだ。今回の天竜温泉みたいにな。

:では次まで間が空きますが、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!

 

香川県 こんぴら温泉 旅行記

:今回はGW前半に四国香川県のこんぴら温泉に旅行してきた旅行記です。

:かなりの有名どころなのに行ったことなかったの?

:いや、日帰りで一回観光に行ったことがある。だからあの超長いいわゆる「こんぴらさん」の階段も登ったことがあるぞ。今回の旅行は温泉メインにしただけです。

:まずは泊まった旅館を紹介しましょう。ここです。こんぴら温泉「敷島館」。

dormy-hotels.com

:おおっ、結構豪華な旅館っぽいね。

:こんぴらさんの参道の真下にあり、そちらの観光に行きたい人にもぴったりな、5階建てのサービス最高な宿でした。

:宿の内装はこんな感じ。フロントで靴を預けて後は素足で温泉でも食事処でも自由に行けるリラックスできる宿でした。

ただし部屋は洋風でした。

:肝心の温泉はどうだった?

:待て。まずこの敷島館には男女別の大浴場とは別に4つの貸し切り風呂があります。

ヒノキ風呂なら「檜」。石造りの風呂なら「岩」とわかりやすい名前がついています。ちなみに空いているかどうかは貸し切り風呂エリア入り口のランプで解るようになっており、私が行った時間帯は三か所空いてたので貸し切り風呂をいただきました。

入り心地はもう最高の一言で、あまり独占もできませんがのぼせる直前まで浸かっていました。具体的には300まで数えました。

:のみずさんまた旅館のお風呂の写真撮ってる・・・。いくら貸し切りだからって、いいの?

:褒められた行為ではないと思っている。しかし館内を撮影しているのを番頭さんに見られても特に何も言われなかったぞ。

:ちなみにこんぴら温泉の湧き出し温度は19.3℃。この宿での提供温度は40℃とのことでした。pH7.6の弱アルカリ性ラドン温泉です。美人の湯でもあり、塩化物泉なので入浴後のぽかぽか感の持続が特徴です。

:さらに書くと、この敷島館さんには無料の足湯場があり、宿泊客でなくても自由に足湯を楽しむことができます。

この写真は泊まった翌日の朝に写したものです。着いたときは完全に満員でした。

:きっとこんぴらさんにお参りに行った人が帰りに足を休めてたんだね。

:たぶんな。あそこは、登ったはいいが降りる体力がなくなって降りられなくなった人のために担架要員が各所にいるくらい急な勾配の階段だからな。

:そろそろ夕食の話題に行こうよ。

:そうだな。この宿は食事も最高でした。まずは前菜から。

茶碗蒸し、鯛の山椒煮、浅利のてっぱい、筍と蕗の白和え。

食前酒は讃岐のもももという桃の酒にしました。

:わあ、すでにおいしそうだね。

:ちなみにお品書きによれば「卯月の献立」らしいので4月に行ったからこのメニューだったみたいです。

:そういえば次はおつくりが来ることが分かっていたのでお勧めの日本酒を店員さんに聞いたのですが、

この金陵(きんりょう)の純米大吟醸がどんな料理にも合っていいとのことだったので注文しました。

針魚、マグロ、カンパチ、平貝、とどのおつくりにも合いました。非常に吞みやすい香川の地酒でした。
続いて焼き物。

鰆の幽庵焼き、エビの照り焼き、キャラ蕗。と食べていたらあっという間に日本酒が空いてしまったので、次は地ビールにしました。

香川の地ビール、空海。地ビール特有の癖がなく、次のメインディッシュとも高相性でした。

:そういえばせっかく香川に来たのに肝心の「あれ」を食べてないんじゃない? のみずさん。

:安心しろ、たまご。やっと食えたぞ。

:うどんだ~! 讃岐に来てうどんを食べずに帰るなんて嘘だよね。

:うむ。出汁にすでに味がつけてあって鍋からそのまま皿に掬って食べても美味しかったぞ。初めて食べたわけではありませんが、やはり香川本場のうどんはコシが違いましたね。

そして最高にビールが美味しくなったメインディッシュの黒毛和牛鍋。

特製の胡麻だれで頂きました。

店員さん曰く「ちょっと辛口なのでお好みで」とのことだったが、私の舌にはぴったりでした。

そして、「心ばかり」とのことで5つの中から「5つ全部食べたいです」と出してもらった料理、若鳥オリーブ焼き、穴子の天ぷら、若竹煮、クリームチーズとドライフルーツサラダ、もずく酢つぶ貝。

ここでビールがなくなったあたりで食事が登場。

山菜の釜飯、赤出汁、春キャベツの浅漬け。

:旅館によってはこちらが酒を吞み終える前にマニュアル的にご飯を持ってこられたりするんですが、敷島館さんの食事処はそのあたりの配慮が非常に行き届いていました。

:温泉にも食事にも完全に満足いったんだね、のみずさん。

:まったくもってその通りだ。最後にデザートで夕食の話題はおしまいです。

お汁粉と、メロンとキウイの檸檬ジュレ漬けでした。今年初のメロン、味わい深かったです。

:後は朝食を食べておしまい?

:いや、夜泣きそばがあった。

なんとか夜泣きそばが出る時間まで起きて、食べ終わったらぐっすりだったぞ。

:わりとちゃんとしたラーメンが出たんだね。

:朝食はバイキングだったんだが、箱膳だけで十分だったな。

三度豆胡麻和え、筍とぜんまいうす揚煮、芹と水菜の浸し、汲み上げ湯葉、石持鯛南蛮漬け、牛肉と椎茸の旨煮。香川なので海鮮メインかと思いましたがどちらかというと山菜メインの料理でしたね。

:温泉旅館の朝って感じの料理だね。

:料理だけでなく朝風呂もちゃんと頂いたぞ。夕べが檜風呂だったから朝は石造りの貸し切り風呂にした。

:大浴場には一回も行かなかったんだね。

:ああ、なにせ中国人観光客が来ていたからな。もうコロナ禍も終息したとみてやっと日本に旅行できていたわけだ。

:中国人客嫌いののみずさんにしてはそれほど嫌がってないね。マナーよかったの?

:貸し切り風呂でのんびりできたのと、食事も席がほとんど個室みたいなものだったからな。そんなに不快な思いはしなかったです。

:では次なる温泉旅に思いを馳せながらこの記事を締めようよ。

:実はこのブログを書いている翌日にはもう次の長野の天竜温泉への旅行なんだ。今年のGWは長い休みが取れなかったから一泊二日を2回にしました。

:長野!? 何遍も行ってるんじゃないの?

:それでも天竜温泉には行ったことがなかったんだ。では、今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・

:ありがとうございました!

 

 

和歌山県 太地温泉 旅行記

:今回は2024年2月の連休に紀南の太地町に行ってきた旅行記です。

:タイトルに堂々と「太地温泉」なんて書いてるのになんで温泉旅行記って言わないの?

:それが太地町の魅力は温泉以外のところにあってな、あまり温泉旅行という感じではなかったのです。

:うん、ボクも聞いたことないよ、そんな温泉地。

:では泊まった旅館を紹介したほうが早いので早速紹介しましょう。ここです。「いさなの宿 白鯨」。

その名の通り、鯨が売りの旅館です。太地町そのものの名物が鯨なのです。

あてがわれた部屋はこんな感じ。

純和風でした。海沿いの部屋で窓を開けたら太平洋が見えました。

:いい旅館っぽいじゃない。のみずさん的には温泉に満足できなかったの?

:それが、アルコールの自販機があるにはあったんだが、長く補充していないらしく全部売り切れだった。こんなこともあろうかと高速を下りたあたりのローソンでエビスビールを一缶買っておいてよかった。なんといっても和歌山はすさみの辺りで高速が途切れていて南のほうに本格的に行こうとすると下道になるのです。

:だからこそ秘湯がいっぱいあるんでしょ、和歌山には。太地はそんな秘湯のひとつじゃなかったの?

:ぶっちゃけてしまえば太地温泉の湧き出し温度は23.5℃で正確には温泉ではありません。鉱泉としてでた水を加熱して提供しています。

:無色透明でpH値は7.9です。だから一応美人の湯と言えなくもないですが、もう少し加熱して欲しい温度でした。おかげで長湯ができましたが。

:あんまり温泉目当てで行くところじゃないんだ。

:そうだな、太地町の本領は鯨料理にある。鯨を味わうついでにお湯にも浸かっておくか、って感じですね。

:じゃあ自慢の鯨料理を紹介してよ。久しぶりに食べたんでしょ?

:ああ、本当に久しぶりだった。いろんな料理に調理してくれて大満足だったぞ。まずは先付の南蛮漬けと胡麻和え。

右端は鯨のベーコンです。下あごから腹部の辺りの肉だそうです。

厳密には魚ではないですが、日本酒との相性最高だったので飲み比べをまず頼みました。

:どれも和歌山の地酒なんだね。また和歌山発掘できたじゃない。

:ああ、また和歌山のいいところを知ることができた。料理を続けます。

鯨の竜田揚げ。これもおいしかったです。

鯨のハリハリ鍋。赤身がメインでしたが、左のほうに薄くて白い肉があるのがわかりますでしょうか?

これ、実はさえずりと呼ばれる鯨の舌の肉なんです。希少部位なのでこの一枚切りでした。牛タンとはまた違う深みのある味わいでした。

:ほんとに鯨尽くしだったんだね。日本でもここまで鯨料理が食べられる町って珍しいんじゃない?

:ああ、珍しい! いい体験ができたぞ。さてあともう一品別料金で鯨以外の肉を食べたんだ。

ある哺乳類の肉のすき焼きなんだが、たまごよ、何の肉だと思う?

:そういう言い方するってことは鯨じゃないんだよね? なに?

:ずばり言おう、イルカだ。

:イルカ!? あの水族館とかでショーやってるイルカ?

:うむ、あのイルカだ。見た目は牛肉のようだが、これまで食べたどの動物の肉とも違う味がした。私が食べたことがある変わった肉といえば、熊、鹿、鯉くらいだがバリエーションが増えた。刺身とすき焼きがあったんだがすき焼きにした。

:美味しかったの?

:うまいかまずいかで言えばどちらとも付かない不思議な味だった。ぜいたくを言えばせっかくのすき焼きだったのでとき卵につけて食べたかったかな。次に行く機会があれば刺身で生のイルカ肉を食べてみたいと思っている。

:さておき、ここまで食べたら酒も進んで飲み比べをもう1セット頼んでしまい、ぐでんぐでんに酔ってしまった。

この中では真ん中の車坂が美味しかったかな。

:そんなわけで夕食を終えたら早々に寝付いてしまいました。深夜に目が覚めてもう寝れなかったので大浴場が開く6時までは漫画コーナーで時間を潰していました。

なんとワンピースが最新刊まで全巻揃っていました。今アニメで最初から見返しているのでジャンプで読んでよく覚えていなかった空島編あたりをまるっと読みふけりました。

:神エネルとの決着とか全然覚えてなかったんだよね、なぜか。

:4時くらいになったら旅館の人が起きてきて「5時半くらいには大浴場に入れるようにしておく」と言ってくれたので、5時半になったら大浴場独占でゆっくりしました。いい朝でした。やはり冬の朝風呂はいいものです。

:朝ごはんもまた鯨料理だったの?

:いや、チェックインのときに「鯖か鮭の焼き魚か干物を選んでください」と言われたので鮭の焼き魚にした。

鮭の焼き魚も旨かったし温泉旅館の朝食としては多すぎず少なすぎず美味しくいただけました。

:なんだかんだ言って温泉にも食事にも満足がいく旅になったんだね。

:ああ、車で3時間ちょっとと近いし再訪したい場所の一つになったな。

:次はGWまで温泉旅行はおあずけなんだっけ。

:うむ。そのGWも休みが繋げられず一泊二日を二回行くことにした。まずは四月末のこんぴら温泉だ。日帰りで湯に浸かったことはあるが泊まったことはなかったのでリベンジだな。

:ちょっと間が空くけど、楽しみだね。では、今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・

:ありがとうございました!

 

キッチンに多肉植物を飾りました

今回はもう書くことはないかと思っていた園芸記事です。といっても多肉植物を買ってきて台所に飾っただけなんですけどね。

アランタという先端が赤くなる多肉植物にしました。

キッチンに置いたのは水をあげたときあふれても問題ないようにです。

一応園芸&温泉ブログとうたっているのでたまにはこんな小さな記事でもと。

次回の更新は2月末の温泉旅行の予定です。行先は和歌山の太地温泉です。

ではまた。

 

兵庫県 淡路島 旅行記

:皆様新年あけましておめでとうございます。今回は。言わずと知れた兵庫県にある淡路島の岩屋温泉に旅行してきた旅行記です。

:淡路島は通ったことがあるだけで滞在したことはなかったんだっけ。

:その通りだ。四国へ行くために高速で通ったことはありますが二本の足で直接足を踏み入れるのは初めての体験でした。

:でもあんまり温泉地ってイメージはないなあ・・・。

:日本はどこにでも温泉だらけだ。大陸プレートがちょうど重なり合うところにあるからな。そのおかげで地震も火山も多い。1/1に石川県で起こった大地震で被災した方に心よりお見舞い申し上げます。

:去年の年末年始は和倉温泉だったよね。ちょうど1年遅れで被災を回避できたわけだ。

:さて、淡路島に着いてすぐ淡路SAで昼食を摂ったぞ。あそこはSAだけで観光になるほど施設が充実していますからね。食べたものはこれ。

淡路島名物玉ねぎラーメン。

そしてととたまスティックと神戸牛のコロッケ。ちなみにととたまというのは淡路島でとれた魚をかまぼこのようにした料理で、どれもおいしゅうございました。

:出た。旅行に行った時ののみずさんの定番昼食SAラーメン。

:これも旅の醍醐味の一つなんだからよかろう。

:それで、淡路島のどこの旅館に泊まったのさ?

:岩屋という淡路島でも有数の温泉地にある旅館「望楼 青海波」というところだ。元は神戸製鋼所という企業の社員用の保養所をパソナが買い取って健康志向のホテルに作り替えたらしいな。

bourou-seikaiha.jp

:着いたらウェルカムドリンクを出してくれました。全体的に従業員の皆さんの接客態度がいい旅館でした。

:部屋と内装はこんな感じ。旅館の中で一番景色がいい部屋にしてくれたらしいです。

:それはよかったね、のみずさん。それで、温泉は?

:ただ一つ気を付けないといけないのが健康志向の旅館のため、アルコールの自販機がなく、近所のコンビニまで買いに行かないといけないことでした。私はそんな気がして淡路インターを降りてすぐのファミリーマートでヱビスビールを買っておきました。ちなみに温泉はこんな感じ。

:また誰もいないからって温泉の写真撮ってる・・・。サウナからでも人が出てきたらどうしてたのさ。

:そう、この海の見える景色のいい大浴場のほかにサウナまで備えてあったのです。さすが健康志向の旅館です。

:ちょっと熱めの湯だったので風呂上がりのビールも最高でした。旅館によくあるのはアサヒビールですが私はヱビスビールが一番好きです。

:いつもみたいに温泉解説しないの?

:岩屋温泉の湯は上にも書いてありますが天然ラドン温泉でpHは7.6の弱アルカリ性。だから美人の湯でもあります。湯に多量のラドンを含むため療養泉として高い効能を持ちます。

:最近仕事で疲れていたからいい療養になったんだね、のみずさん。

:えー、仕事の話はしたくないので夕食の話題に行きましょう。まずは飲食前にお腹をあっためる玉ねぎとカリフラワーのすり流しが出てきました。

まったくもってどこまでも健康に配慮した旅館でした。

お腹があったまったところで頼んだのは淡路島名物のたまねぎ焼酎のロック。アルコール度高めなのかチェイサー付きで出てきました。

:たまねぎからも焼酎って作れるんだ。

:いや基本は麦焼酎で玉ねぎの風味をつけてあるらしい。たしかにたまねぎの甘い味がかすかにした。そしておつまりがぐるり。

左上から時計回りにまぐろ漬けあぶり、帆立のべっこう漬け、平目こんぶ締め、いかちりめん、小松菜 たらこ ひしお和え、三度豆胡麻和え、牡蠣のビネグレット、くぎ煮、松前漬け 数の子、ひろうす、豆腐 しば漬け餡、きゅうり 菊花和え、さつま芋甘煮、焼き穴子、トマトのピクルス、そして真ん中が厚揚げ白ポン酢かけだ。

:どれがどれだかさっぱりわからないんだけど。

:安心しろ、食べた本人にも分からなかった。ただ、すごく美味しかったことと酒のつまみにはぴったりな品であったこと以外はな。食べながら二杯目を頼みました。

淡路島の地酒です。熱燗は酔いが回りすぎるので常温でいただきました。

:ここからはあえて酒なしでメインディッシュを頂きました。まず茶碗蒸し。

鰤の発酵味噌。

そしてそして、神戸牛を種牛にしたという淡路牛の銀なべ。

:年の瀬にいいもの食べたね・・・。

:ああ、全くいい思いができたぞ。そして鯛めしと締めにデザートだ。

:デザートを食べたらあとは部屋で紅白歌合戦を観た。夕食中に呪術回戦のコーナーは終わってしまっていたが年越しそばを食べながらゆく年くる年までしっかり見たぞ。

:ちなみに大晦日の22時からフロントで年越しそばを出してくれていたんだが「紅白が見たいから」と断り、部屋で食べたぞ。

:なんで二つあるのさ?

:一つじゃお腹が空いて寝れないからだ。文句あるか?

:ないよ。毎年恒例の温泉旅館で年越して去年も最高の年越しになったね。紅白はどうだった?

:やっぱりYOASOBIが最高だったな。「推しの子。」の2期が早く観たいものだ。それに「セーラー服と機関銃」や「ルビーの指輪」など懐かしい曲が久しぶりに聞けたのもよかった。

:(のみずさんって何歳なんだろう・・・?)

:年を越して朝はおせちだった。徳島の祖谷渓温泉で食べて以来かな。本格的なおせちは。

お雑煮も出た。ですが一番感動したのは数年ぶりに栗きんとんが食べられたことです。

:あと旅館から歩いてすぐのところに小さな鳥居があったので一応お参りしておきました。

:のみずさんは初詣は行かない人なんだっけ。

:人混みが苦手だからな。車も渋滞するし。では今年も気分良く新年を迎えられたところで記事を締めましょう。

:今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!




 

和歌山県 根来温泉 旅行記

:今回は去年の12/30に行ってきた和歌山県岩出市の根来温泉に行ってきた旅行記です。

:ずいぶん近くの、それもマイナーな温泉に行ってきたんだね。

:歳のせいか長時間の運転が堪えるようになってきてな。大晦日の淡路島に備えて一日早く近場に行ってきたわけです。

:岩出って和歌山市のすぐ北だよね。車使ったらすぐ着いたんじゃないの。

:ああ、40分で着いた。しかしながらなかなかいい旅館だったぞ。泊まった旅館はここです。国分屋。

kokubuya-wakayama.com

山菜僧兵鍋が名物なインター近くのお手頃旅館です。

:部屋はこんな感じ。純和風旅館でした。

:山菜僧兵鍋なんて夕食の紹介が楽しみだね。温泉はどうだった?

:それがこの日泊まったのが私一人でな。女湯を沸かして独占で味わわせてもらった。

:他にお客さんがいなかったの?

:私にとっては最高の環境だったぞ。では温泉の紹介に行きましょう。

こんな感じで女湯を使わせてもらいました。浴室はこんな感じのギリシャ風呂。

:単純硫黄泉で、色、においなし。湯温は冬場なので熱めにしてくれてました。ただしチェックインは15:00からできますが温泉は16:00からしか入れないのでそこは注意です。

:そういえば四十肩が治ったばかりだったねのみずさん。大丈夫なの?

:それも今年の年末年始の温泉旅行を近場にした理由だな。運転のし過ぎでエコノミー症候群にでもなったら元も子もないからな。

ではお楽しみの夕食の紹介に行きましょう。

まずはおつくり。日本酒は和歌山の地酒「黒牛」が出てくるとのことだったので焼酎のお湯割りにしてもらった。

さて山菜僧兵鍋に行きましょう。

まずは雉肉の山菜鍋。

:雉肉が出てきたの? てか僧兵って雉食べてたの?

:お坊さんがウサギの肉を鳥と偽って食べるため、一羽二羽と数えるようになったという話は有名だぞ。

そしてメインディッシュの猪鍋。

この猪肉が最高に旨かった。山奥の旅館に行かないと普段は食べられないものだしな。雉もそうですが。

:今回もいい思いができたね、のみずさん。

:せっかくなので締めの食事も紹介しておきましょう。

うどん締め! やっぱり鍋と言ったらこれでしょう。

:のみずさんいつかの記事で雑炊が最高とか書いてたような。

:それはそれ。これはこれだ。とにかく締めのうどんを食べたらすぐに寝てしまい、朝風呂をいただいた後朝食に呼ばれました。

:まあ典型的な和風温泉旅館の朝食だったな。大晦日は淡路島で昼食をとる予定だったから、ちょうどよいボリュームでした。

:じゃあ次は淡路島の温泉記だね。通ったことはあっても滞在したことは一度もないんだっけ。

:たまごのいう通り次は淡路島の岩屋温泉の記事になります。それでは少し短いですが、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・

:ありがとうございました!

 

 

新潟県 赤倉温泉 旅行記

:今回は温泉ソムリエ発祥の地、新潟県赤倉温泉に行ってきた旅行記です。

:出だしからソムリエモードだね。

:何と言っても前々から行きたくて仕方がなかった温泉地だしな。ちなみに「温泉むすめ」の赤倉茅咲ちゃんも温泉ソムリエの資格を持っているという設定です。

:和歌山から新潟だとめちゃくちゃ遠かったんじゃない?

:それはもう、遠かった! 伊豆に行った時と同様、渋滞しては渋滞を抜けたら追い越し車線で玉突き事故でまた渋滞、の繰り返しでした。

事故らないことを最優先に行ったので休憩で寄った途中の恵那峡サービスエリアで志那そばを食べました。

11月の長野は寒かったので美味しかったです。あと、長野豆知識として長野ではラーメンを「志那そば」と言います。

:新潟に行ったんじゃなかったの?

:赤倉温泉がある妙高高原は長野の北の端を出てすぐのところにある。だから新潟はほとんど通らなかったんだ。それでは泊った宿の紹介に行きます。

ここです。旅館おかやま。

www.okayamakan.jp

赤倉温泉の中でも源泉かけ流しの老舗旅館です。

:通された部屋はこんな感じの和室でした。

なお、「温泉旅館のあのスペース」の代わりにマッサージチェアがおいてありました。

内装も和風でした。

ちなみに通路がみな畳になっており部屋から素足で温泉まで行くことができました。

:肝心の温泉の入り心地を教えてよ。ボク楽しみだなあ。

:まず大量の湯の花が析出しており、それがぬるぬるしていて湯温も高く、最高に体にいい温泉だと感じました。

:前の記事でも書きましたが、「湯の花」とは温泉の不溶成分が析出したもので独特な硫黄臭を放ちます。カルシウム・ナトリウム・マグネシウムー硫化塩・炭酸水素塩泉と温泉で体にいい成分はすべて入っているような温泉です。泉温は50℃以上で私みたいな熱い湯好みの人にはたまらない温度です。

:期待していた気持ちよさだった?

:それはもう。湯上がりのビールも旨かったしな。温泉ソムリエとしては緑茶でカテキンを補給すべきだったのかもしれないが、温泉ソムリエの講師自ら「湯上りのビールが好き」と言っていたくらいなのでビールでよかったのだろう。さらにこんなものまで展示されていました。

:のみずさんも持ってる、温泉ソムリエタオルだあ。

:それでは夕食の話題に行きませう。この宿でよかったのは温泉だけではございません。

まずは前菜。

公魚の南蛮漬け、干し芋茎の炒め煮、高原花豆の甘煮、かきのもとのお浸し、鴨のロースト。

:山の幸海の幸がふんだんに使われているね。

:うむ、酒も美味かったぞ。まずは新潟の地酒「千代の光」を頂いた。

このとき、酒を持ってきてくれた仲居さんが私を息子と同年代だと思ったのか「お母さんがお酌してあげますよ」と言っていたのが印象に残ったな。私の母はとっくに若くして亡くなっているので複雑な気持ちになったが。

:まあまあ、心温まるエピソードじゃない。

:ちなみに「新潟はコメが美味しいから日本酒も美味しいですよね」と言ったら「水も美味しいんですよ」と返された。まったく郷土愛あふれた人たちだと感じたな。

さらに料理は続く。

白バイのうま煮。

秋鮭の西京焼き。

松茸の茶碗蒸し。秋だけに絶品だった。

メインディッシュの新潟牛の牛鍋。

このころには酒は新しくなっていた。

越の初鮎。これも新潟の地酒だ。

最後にご飯と味噌汁と漬物を頂いて・・・、

デザートでごちそうさまだ。このほかにも佐渡産ズワイガニや佐渡産カキフライなどがあったのだが画像を撮る前に食べてしまったらしい。新潟だけあって日本海の冬の味覚は味わい尽くせたぞ。

:いい思いしたね、のみずさん。

:あとは朝風呂に浸かって朝食でおしまいなのだが、朝風呂のあと緑茶が売り切れていたな。やっぱり温泉ソムリエの知識を皆活かしたかったのだろうか。

:朝食を食べて後は帰るだけだったの?

:それがそうでもない。朝起きて窓の外がこんな感じでな。

一面銀世界で、車が埋もれていることは明らかだった。とはいえ、朝食に行こう。

典型的な日本の和朝食だった。美味しく食べれたまではよかったんだが、雪に埋もれた車を掘り起こすのにかなり時間を取られました。

楽しくも苦しい旅でした。今度は冬場の新潟は避けようと思います。

:長野以来数年ぶりに雪かきをやったんだよね、のみずさん。

:二度とやりたくないな。終の棲家を今から考え中だが、雪国はなしだ。辛すぎる。

:なにはともあれ、赤倉温泉には満足できたので、こんかいのきじはこれにてしめさせてもらいたい

:来年は近場メインにするつもりなんだっけ?

:そうだ。次は2月。和歌山だぞ。

:それでは最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!