ゆーくりと不登校スタイル

小5から不登校になった息子公認・ゆっくり前向き応援観察ブログ

不登校なりはじめに役に立った本 5選

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こんにちは。前向きに不登校親子の親・まるんです。

 

ウチの子ども・ゆーくんが「学校行きたくない」発言をした頃には、学校では授業に参加せず図書室でずっと読書…というルーティンができており、それをまるんが知ったのは夏休み前の個人懇談での担任からの発言でした。

新学年から3か月たっとるがな…💦

それから学校にちょいちょい呼び出されたりすることも増え、図書室にいるゆーくんを教室に連れていこうものなら学校を舞台にした鬼ごっこがはじまります。

運動靴 vs スリッパ!!!

この勝負、結果はお察しください……(つд⊂)エーン

なぜこんな鬼ごっこがはじまるかというと、この頃ゆーくんは同級生の子どもや大人関わらず、人と出会うこと自体を極端に避けるようになっていました。 

 

どうして学校で授業を受けたくないのか、どうして人と出会うことをそんなにも避けたくなるのか……親なのに、恥ずかしながら我が子の気持ちを理解できない歯痒さにいろいろな本を読み漁りました。

今回は学校に行き渋りから不登校になりはじめのそんな頃、悶々としていたまるんが参考にした本をご紹介します。

 

 

1. 不登校になったら最初に読む本~親と先生と子どものための再出発へのヒント~

 不登校になったら最初に読む本~親と先生と子どものための再出発へのヒント~

不登校になったら最初に読む本~親と先生と子どものための再出発へのヒント~

はい、タイトルその通りに不登校になったので最初に読んだ本でした。

「なぜ、学校に行かないの?」

まさにこの言葉を中心に不登校に関わった親御さんの試行錯誤の実践や思いが、いろいろな切り口で書かれているものです。

これを読んでから、1点集中で思いつめていたものが、すこしだけまわりも見る気持ちが出てきました。

読んでよかった一冊です。

 

 

2.知ってほしい!子どもの「こころの病気」

知ってほしい!子どもの「こころの病気」(全5巻セット)

知ってほしい!子どもの「こころの病気」(全5) 

不登校しぶりや不登校なりはじめの子に共通していることって、極度の「不安」ではないでしょうか?

ゆーくんは、この頃あからさまに不安からくる自身喪失、疑心暗鬼、人間不信……程度はあるものの、とてもそんな風に見えました。

これらを総合的にみたらなにかわかることがあるのかも?

しかしすぐには、病気?とは思いたくないのも正直なところ。でも検査など受けてみないとわからないことは多々あるかもしれない……という葛藤と不安から手に取ったのが知ってほしい!子どもの「こころの病気」です。

この本はイラストつきで、症状についてのとてもわかりやすい例や解説が載っています。さらに、ポイントと対策が書いてある親切なものでした。

 

シリーズで5巻までありますが、それぞれ詳細に分かれていますので手に取りやすい本です。

知ってほしい!子どもの「こころの病気」〈1〉「こころの病気」ってなんだろう

知ってほしい!子どもの「こころの病気」〈1〉「こころの病気」ってなんだろう

知ってほしい!子どもの「こころの病気」〈2〉「自閉症とLD」仲良くできない

知ってほしい!子どもの「こころの病気」〈3〉「心身症」元気が出ない

知ってほしい!子どもの「こころの病気」〈4〉神経症 気になっちゃう

知ってほしい!子どもの「こころの病気」〈5〉「依存症と非行」ぼくは悪くない

 

 

3. 中学なんていらない。 不登校の娘が高校に合格するまで

中学なんていらない。 不登校の娘が高校に合格するまで (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

 中学なんていらない。 不登校の娘が高校に合格するまで (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

こちらは不登校になったお子さんを持つマンガ家さんが描いたエッセイコミックになっています。

中学校でのできことで不登校になって卒業するまでの経緯ですが、赤裸々な気持ちや不登校になってからの生活が伺えて、とても参考になりました。

子どもの将来が不安でいっぱいになったときに読みました。

マンガなので眉をしかめないで読めますが、内容はまじめなものです。

親御さんである筆者の豆知識もまとめてあって、不登校の子へ親ができる事もいろいろあるんだと、まるんは勇気をもらいました。

 

 

4. 不登校の17歳。 出席日数ギリギリ日記

不登校の17歳。 出席日数ギリギリ日記 (コミックエッセイ)

不登校の17歳。 出席日数ギリギリ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

前述の中学なんていらない。 不登校の娘が高校に合格するまで の続編。

高校編なので、義務教育である中学校編とはまた違う実生活のマンガエッセイになります。

実はこの本、前巻と合わせてゆーくんと一緒に読みました。

学校に行きたくない……と言っていても将来自分がどういう風になるかのイメージは本人にないんだろうなと思い、マンガだったこともあって子どもも読みやすかったようです。

真剣に不登校に対して考えてほしかったのもあって参考にさせてもらった一冊です。

 

 

5. 子どもがひきこもりになりかけたら マンガでわかる 今からでも遅くない 親としてできること

子どもがひきこもりになりかけたら マンガでわかる 今からでも遅くない 親としてできること (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

 子どもがひきこもりになりかけたら マンガでわかる 今からでも遅くない 親としてできること (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

こちらもマンガになります。

著者がひきこもりに対しての活動を行っている会に取材に行ってまとめてくれたレポート形式になりますが、マンガなのでとてもスラスラわかりやすく読めます。

しばらく後になってから手に取った本になりますが、読んでみるとひきこもりも不登校も行き渋りも入口のお話は共通していることがわかりました。

不登校や引きこもりに関わらず、親が子どもたちに対してどういったコミュニケーションをとるべきか、親が子どもにできることの例もわかりやすく載っています。

 

 

友人からは後日「子どもの前で読むのはやめたほうがいいよ」とアドバイスもらいましたが、時にすでに遅しで、まるんはこれらの本をリビングで遊ぶゆーくんの隣で読んでいました。隣でゆーくんもこのうち数冊の本を一緒に読んでいました。

まるんがゆーくんに対して真剣に考えているよということは伝わったみたいで、そしてゆーくんもきちんと不登校について考えるきっかけにもなりました。

 

他にも良書はあると思いますが、比較的読みやすい本を選びました。

親子で一緒に読んで、すこしでも抱えている不安をやわらげたり、いま見ている世界だけじゃないんだよという事がわかるきっかけになれば幸いです。

 

 

不登校と運動会

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こんにちは。前向きに不登校親子の親・まるんです。

 

不登校になってから子どもは学校に行ってないので「学校行事どうするの?」問題がわきあがります。

親としては子どもがいつ学校復帰してもいいように、まるんはとりあえず保護者の集まりには参加しております。

 

ゆーくんが不登校しぶりMAXの時は、”ふだん教室にいないのに授業参観だけ教室にいた”という事実を知ってから、後日の行事予定で「授業参観だけ出ようかな…」の発言に本当なら前向きに学校・授業に参加する我が子を喜ぶべきなのだと思いますが

 

まるん「ふだんの授業で頑張っている姿を見にいくのが授業参観なのに、その日だけ教室にいて嘘つかれてる姿を見せられてもうれしくない!!」( ✧Д✧) カッ!!

ゆーくん「ええーーー?」(゚Д゚;)

 

賛否両論あると思いますが、その時は気持ちがこんがらがって、どうしたらいいんだかわからなくなり結局、親のまるんの方が登校拒否をいたしました(笑)

  

学校行事どうする問題

学校行事といえば、運動会・学芸会が大きなイベントかと思います。

ゆーくんの場合、小4の時から登校しぶりがあったので運動会・学芸会に出るのか出ないのか問題でした。

だって練習してませんから……

親からすると、練習でなくていいの?ほら、みんな練習してるよ?みたいな感じなので焦りますが、親が焦ったところで出るのは本人なんですよね。

こちとら当日、出ようが出まいが小脇にビデオカメラとデジカメとスマホ三種の神器をガッチリ抱えてスタンバイしてるのは言うまでもありません!

 

小4 みんなと同じように登校。クラスにて普段通り授業を受けているが問題行動アリ

   運動会:競技には全て出ず。ほぼ本部テントで見学。

   学芸会:家で集中練習でダンスを覚えて学校練習1回、当日ぶっつけ本番。

小5 登校しているもののクラスにはいない状態→登校しぶり→不登校

   運動会:競技はダンス以外は出場。係活動参加。

   学芸会:学校で練習は出ず。家で親子で集中練習、放課後に担任と楽器練習数回。

       音合わせは当日のみ、ぶっつけ本番。

 

ここまで経験すると、もうこれは本人のしたいようにしてあげるしかない…という結論に至りました。

 

「でるよ」と言ってることもありますが、しばらく様子見は必要です。

ここで「でるって言ってたのに全然練習にも参加しなくてなんなの!?」とイライラしている大人のみなさん、気づいてください。

大事なことがあります。

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ウチの不登校のはじめ方

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こんにちは。前向きに不登校親子の親・まるんです。

 

今回は、なぜ不登校をはじめたのか?

ウチの場合をお話ししたいと思います。

 

不登校を選んだ理由

不登校しぶりで吐き気や便秘・下痢など体調不良が続いている症状が過敏性腸症候群と言われてから、新しく変更した病院で外来相談で通院することになりました。

新しい病院にいって治療してもらって体調が良くなれば学校にも行けるようになるよね、と思っていたまるんとゆーくん。

 

外来相談ってなにするんだろうね?と話しながら初めての外来相談にむかいました。

不登校しぶりについて友達以外、しかも医療機関に相談するのは初めてです。

親子でキンチョーしてましたが、これできっと改善に向かうだろうと漠然と思っておりました。

 

はじめての外来相談は、まず現状に至るまでの事情を知るためにいろいろとH先生から質問されました。

学校のこと、お友達のこと、勉強のこと、親子のこと……

H先生は、やさしい物言いをする方で、笑顔でゆっくりていねいに返答してくれます。

 

H先生「んー、なるほど。学校に行こうとするとお腹が痛くなるんだね?」

ゆーくん「……うん」

H先生「そうかぁ。それはね、学校に行きたくないからお腹が痛くなるんだよ」

ゆーくん「え?」

H先生「お腹がいたくないとお休みできないからね。ゆーくんにとってそれは都合が悪いんだ。だからお腹がいたくなるんだよ」

ゆーくん ・まるん「ええ!?」

まるん「じゃあ、お薬とかで治る話ではないってことですよね…?」

H先生「症状を和らげることはできますが根本的に治すのに1番いいのは…」

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不登校児 ゲームやり過ぎる問題

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こんにちは。前向きに不登校親子の親・まるんです。

 

今の子どもなら誰しもゲームが好きだと思います。

普段からゲーム時間をきちんと守ってゲームできてますでしょうか?

ウチは「1日○○時間」や「○○時間」とありましたが不登校になってからは、なし崩し的に破られました。

 

子どもが不登校で家にいるとするコト

学校に行かなくなってから家でしていることといえば

  • 勉強
  • 読書(マンガ・小説いろいろ)
  • 撮りためた録画ビデオを観る
  • ゲーム
  • 動画を見る

子どもの好みで他にも、おりがみやお絵かき、ピアノなどいろいろなモノがあると思います。

ふだん家でやっていたコトではありますが学校という時間が無くなった分、それらの時間が必然的に延長します。

 

不登校児を抱える親がぶち当たる壁

ウチの場合、朝おはようといってからしばらくするとゲームをはじめることもしばしば。昼もゲーム、児童館から帰ってきてから夜もゲーム……

消去法として最終的に勝ち残ったのがゲーム。

 

いつ見てもゲームをしながら「座る・寝そべる・うつ伏せ」の無限ループのゆーくん。

見ているかぎり3パターンから子どもは動いておりません

気がつくと、そんな毎日になっていました。

 

おまえ、いつまでゲームしとんねんっ!

o(`Д´*)oプンスカプン!!!

  

それだけでなく、大人にとって大事なので大声でいいましょう。 

見たいテレビが見られないっ

o(`Д´*)oプンスカプン!!!

 

ハイ、余計イライラしますね。 

 

なんでそんなにゲームやるんだ?

毎日毎日ゲームばっかりやってて、もっと違うことしたらどうだ!!

と思っている親御さんも多いかと思います。

まるんも小さいころからゲームは好きなのですが、さすがに”見ているかぎり動いてない子ども”を目の前にすると、なにかしたらいいのに!と思ってしまいます。

あまりにもイライラしていて、相談外来に行った際にH先生にお話ししました。

「ずっとずーーーとゲームしてるんですっ」

 

「それは時間を持て余しているからですね。ゲームより他にやりたいことがないんですよ」

 

Σ( ̄ロ ̄lll)  ゲームより他にしたいことがない!?

  

 H先生「お子さんは、好きなコトだと最後までしてますか?」

 まるん「あ、そうですね。お腹痛くてもプールのテストいったりしてます」

 H先生「じゃあ、大丈夫でしょう。やりたいことがあったらやり遂げると思いますよ」

 

えー?そうなんですかぁ? 

 

子どもはリラックスの仕方を知らない

その後、ある記事を読みました。

子どもは大人と違ってストレスの認識・発散の仕方がうまくありません。

さらに、体を動かすと気分転換になって発散に良いようです。

大人でもそうですよね。

 

が、そこは不登校

ウチはめちゃくちゃインドア派です。

多くの子どもはふだん楽しいと思っていることをしてリラックスしているということになります。

 

ゆーくんの場合はもともと好きだったゲームを通してリラックスしているのかも。

(昨日、めっちゃゲームで対戦しててブチぎれてたけど……)

 

それって大人のスマホと同じ。

大人もヒマがあるとスマホSNSしたり、webサイトみたり、アプリやゲームをしたりと平気で1時間くらいあっという間に過ぎていたりしますよね。

大人の場合はゲームよりも優先することが少なからずありますので、このゲーム待ってたんだよね!なんてよっぽどのことがないかぎり、ゲームだけやってる……ということにはなりにくいんだと思います。

  

そう思えば、学校に行かなくなって罪悪感はあるものの今までのストレス過多から解放されるためにゲームにのめりこんでいる?? とすれば納得がいきました。

 

まとめるとこのようになります。 

  • 時間を持て余している
  • ゲームが好き
  • ストレス発散
  • 現実逃避

 

”ゲームばかり”ではなく”ゲームもしていいよ”にする

ゲームがストレス発散・暇つぶしになっているとするなら、そのゲームを取り上げてしまうこと自体がストレスになってしまうでしょう。

  

ウチはゲーム肯定派なので一緒にできるゲームをたまにやったり、さらに「こっちのほうがオモシロイ」と教えてあげたり、夢中になっているゲームの戦略の話を聞いたりしています。

でも、長時間プレイはさすがに目や姿勢に負担がかかるので、休憩してくれという話はしますが(笑)
 

H先生からも言われたように、ゲームより他にやりたいことがないというのは世界がせまいなと正直感じました。

そこで思ったのは

じゃあ、もっと夢中になれるものをいっしょに見つけよう!

 

ゲームって疑似体験できる別の世界でもありますが、ゲームしているからこそ得られる判断力や集中力、忍耐力などがあります。

 

子どもが好きなゲームのカテゴリによっては歴史や世界の地理が学べるようなものもあったりしますし、パズルゲームだと戦略を練りますし、スポーツ系だとさらにルールが学べます(笑)

マンガが好きでスポーツはじめた!なんて聞いたりしますよね。同じように、そのゲームを入口にして現実の世界を広げることができるハズです。

 

寄り添ってみたら、きっとおもしろい世界が見えてくると思いますよ。

 

不登校になりはじめた子に効果のあった言葉

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こんにちは。前向きに不登校親子の親・まるんです。

 

不登校しぶりになってから、ゆーくんは学校に行ったり行かなかったりが続く日々。

 

ほぼ毎朝のパターンがコレ

 「今日学校どうするの?」

「う~~~~~~~~~~~~ん」(悩んで30分以上)

 よどんだ眼をしたまま動かない→お腹いたくなる→トイレこもる→出てこない→仕方なく学校休む

 

不登校しぶりは出口のない悩みの入口

このころ、いろいろな会話をしてもゆーくんの返事はあいまいなものばかり。

 元気もあまりありません。

きっと、学校に行けてない自分に対してどんどん自信がなくなって消極的になっているんだろうなと、気持ちが落ち込んでいるのをハタから見てわかるくらい。

 

本人から不登校しぶりの原因を聞いたところ、あがった内容はいろいろ。

  • クラスで、ちょっかいかけてくる子が複数いるからイヤ
  • 学校にいるとお腹がいたくなる
  • 勉強がつまらない

 

これらは学校の先生にも共有しました。

でも、だからって解決するのは一筋縄ではいかない様子。

 

自己否定・自己嫌悪がはじまると人と会いたくなくなる

不安と自己否定からか、学校内だけじゃなく普通に外出でも友達をはじめ、休日の外出でさえ誰かに会うのを嫌がる状態にもなりました。

 

そんななか、話をしていて思いつめた言葉を聞きだしました。

 

「みんな、ゆーくんのこときらいなんだよ…っ!!」

 

 「!!」

 

こんな言葉を聞いたら正直、だれだって親は心中おだやかではありません。

どう返事をするか?

気持ちを察して「そんなことないよ」とやさしい声をかけてあげるべきか……

と、悩むところかと思います。

 

ハイ、ゴメンナサイ。

先にあやまらせてください。

まるんは、そんなことしませんでした……

 

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