えぶきち学園

いい大人がいい大人とは思えないことをいう

2017年最初で最大のカミングアウトをしたキムラ氏

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2017年が始まった。いつか始まるんだろうなと思ったら、案外大きな盛り上がりもなく始まった。新しい年を迎える瞬間は、実家でピコ太郎を見ながら過ごした。数日前から連日に渡るアルコール摂取のせいでぐでんぐでん。いい気分というよりはむしろ気持ち悪かった。

2016年、えぶきち学園がはてなブログに移転した。それから半年以上経て、一緒に書こうねって、更新しようねっていった中年太り数人はその後の生存確認が行えていない。無事に年を越せたのかどうか不安ではあるが、全然更新してくれないので死んっだのかもしれない。それもまた人生なので仕方ないと思って、今年は喪に服していよう。
当ブログはえぶきち学園という名前の、キムラ一人の個人ブログである。

そんな私も人のことを言っていられるほど趣味のブログ更新に割ける時間が取れなかった。流石に年末年始というだけあって忙しかった。ただ、みんなが心配しているような解散したという忙しさではない。年末解散したのは別のキムラである。

とはいいつつ、私もあっちのキムラのことを笑ってはいられない。私の場合、家庭が解散の危機である。
自分のキャラクターを考えてこれまで結婚について語ったことはなかった。昆虫動植物を含めた全世界の生命の中に万が一私のファンなどがいたら、私が結婚していると知ったら(主に驚きで)死んでしまうかもしれない。様々な思いから公表はしていなかったのだが新年の挨拶にかこつけてカミングアウトしてしまうことにした。

カミングアウトついでに言うと娘もいる。

もう色々と追いついていない方には申し訳ないが、結婚して、娘がいて、離婚危機で、その上で子供も鼻で笑うような下ネタを垂れ流しているのが私である。

そんなプライベートな情報は引き続き極力表に出さず、今年もマイペースに頑張るのでよろしくお願いします。

今年こそはラジオをやりたい。

32歳を迎えて感じた108ある老いのうちの1つの話し

Birthday

30歳もなって数年経つと慣れてくるもので、今更28くらいで年齢の意識が止まってるとか調子こいたことを言うこともなくなった。

誤解なきよう言っておくが30歳を数年続けて永遠の30歳ですとかいうわけではなく、1年経てば31歳にもなるし2年後には32歳である。そう、本日めでたくも32回目の誕生日を、今風に言うと生誕祭を迎えた。

生誕祭ってよく考えるとすごい言葉である。祭りである。

元来キリストくらいのもんだったはずの生誕祭、我々一般人なんかいいとこ誕生日会くらいなのに、この平成の日本では表から地下まで無数のアイドルグループのメンバーそれぞれ生誕祭が行われている。紀元がいくつあっても足りない。

 

さて、32なりたてほやほやの私は子供の頃から額の広さには(池上のディフェンスくらい)定評があった。小学生の頃やってきた転校生に初日にデコッパチとあだ名をつけられた。逆いじめパターンである。

そこから徐々に前線の進攻は続き、特にサイドの酒井、長友のオーバーラップは眼を見張るものがある。

 

日本代表激闘録 2014FIFAワールドカップブラジルアジア地区最終予選 [DVD]

 

 

連続で老いの話で申し訳ないのだが、髪の毛は如実に老いを表現する。徐々に白髪まじりになり最終的に世紀末救世主の弟を助けるため核シェルターに閉じ込め、自身は避難せず核の炎に包まれた悲劇のヒーローのようになる人もいれば、一本二本と頭皮から分身が旅立ち最終的にアガサクリスティーの名作、そして誰もいなくなった状態を迎える人もいる。同時進行の二階級王座を成し遂げる人も少なくない。

 

そもそも毛の存在意義は大事なところを守るためと聞いたことがある。全身大事なんだから毛で覆っておけとも思うが、大事な部分を守る代わりに大事な尊厳とかを失う。進化に抗い続けた類人猿とか呼ばれる。ホモ・サピエンス界の尾崎豊とか呼ばれる。尾崎もホモ・サピエンスだけど。

 

大事な箇所に毛が生えるのはわかった。股間や脇には成長と共に生えてくるにもそれなりに理由があるのだろう。生えてない間は多分、大事ではないのだ。

 

対して、毛が抜けるというのはなんだ、大事ではなくなったということか。

スケべなことばっかり考えてるし、仕事させるとろくなことにならないだろうから、守るのやめよう。って一斉に羽ばたいたのか。

昔チヤホヤされてた勘違い気味のクラスのアイドルみたいなもんか。

 

自らに己の存在意義を真っ向から否定されたことに気付かされた私は、本日人知れず誕生日を迎え、いつも通り会社の隅っこで定時まで過ごし、人知れずこの老いから卒業します(屋上を目指しながら)。

思い出に残っているAVの話

あるシーンだけなぜかやたらと記憶に残っているAVがある。そこまでいやらしいシーンでない、行為の最中のことではないので読んでいってほしい。

 

Bathroom

 

それはもう10年近く前になんかのルートで友人から借りたDVDだったはず。

ジャンル的には女子高生(業界的には女子校生)ものだったと思う。私の性癖についてここで長々と語るのは事務所NGだし、読者NGも出そうなので置いておくが、特に高い熱量で手に入れたものではなかった。

惰性で、次これにするか、程度のものだった。

 

 

私の思い出のワンシーンは冒頭、どういった経緯か忘れたが中年男優と女子校生役の女優が狭い浴槽に向かい合って収まっている場面である。男は湯船に浸かっていない女の首あたりにお湯をかけながら「すげえ、はじく!」と言った。

なんでも若いとお湯を弾くということらしい。防水スプレーを施した生地に水分を垂らすことを想像してもらえればいい。それが弾くということだ。

 

次に男は自分の首から胸あたりにお湯を垂らして「だらー」と言った。「ほら」となぜか得意げに続けた。老化によって水を弾かなくなるということを証明したらしい。

 

おそらく今、パソコンのディスプレイやスマートフォンでこの文章を読んでいる人と同じ顔を女はしていたと思う。あなたと同じ顔を。

 

以降のやり取りは覚えていない。生まれて初めて父親の秘蔵のコレクションである大人のビデオをみたときに似たモヤモヤとした感想だけが残った。結果的には、まぁ、オナニーした。したけど、なんかスッキリしなかった。

 

 水を弾く肌というのは若さの象徴みたいなものなのだろう。女子校生役なだけで実際は二十歳過ぎであろう女優に気を遣ったのか、そういった世界観を崩さないようアピールしたかったのか、単にお湯を垂らすのが好きな変態なのか、今となっては私にはわからない。

 

しかし、真意はどうあれ、この作品は私の胸のどこかに残り続けている。その結果だけ見れば男の狙いは的中かもしれないが、女優の顔も名前も体も覚えちゃいない。ただただ強烈な男とその行為だけが思い出される。

 

ふと入浴中思い出して、自分にお湯をかけて弾かれる水滴を見ながら、私はまだ若いのだと安心している。

将来自分の子供にお湯を垂らすまいと誓いながら。