はてなブログへ移行しました。

つって、まあ何かする訳でもないのですが、はてなブログへの移行だけは済ませておきました。10年以上ぶりのエントリがこれかよ。

 

今読むとあんまり変わんないなあと思う事も、若いなあと思う事もいろいろありますが、とりあえず消すような事も無い気がするので、こうして残しておきます。もしかすると、今後また使うようになるかもしれませんし。特にTwitterがどうなるかとか、全然読めませんし。

 

一応、現状連絡がつく場所としては

twitter:ex_hmmt

https://mobile.twitter.com/ex_hmmt/

 

mixi:id=10212

https://mixi.jp/show_profile.pl?id=10212

 

あたりでしょうか。いずれにせよ、何卒よろしくお願いいたします。

MIAU非公式黙認 定期チャット開催 プレオープンのお知らせ

とりあえずプレオープンの告知です。

毎週水曜、夜9時からMIAUの公開雑談所で1時間待機をする、というのを、個人的に始めてみようかと思います。正式開始は来週水曜からとして、今週はプレ待機かな。

せっかくMIAUの「雑談所」なんてものもできましたので、僭越ながら私exが何かMIAUに対しての質問ご意見その他なんでもありましたらまぁとにかくまずは一度、待機している人間がいてチャット状態で質問できる、という形式で非公式黙認(?)ではありますが定期的なチャット会というか、とにかく「この曜日のこの時間にはMIAU関係者がいるよ!」という状態を作ってみたいなと思います。

幹部会員ではありませんが、まぁそれなりに初期からMIAUとお付き合いしております。先日は正会員への登録も済ませました。公式な活動ではありませんが、とにかく話を聞くチャンネルを外部へ開いておきたいな、というのが基本的な考え方であります。

その場で何か質問がありましたら、答えられるところは答え、答えられないところなどは持ち帰って幹部会員に質問をし、「こんなことやったらいいんじゃないの?」などご意見は幹部会員にお伝えするというような、そういう活動をMIAU正会員としてやってみたいなと思っておりますので、日ごろからMIAUというものに疑問や質問、意見などお持ちの皆様には、ぜひお越しいただければと思います。ぜひお越し頂ければ幸いです。

miau talk〜MIAUの公開雑談所

ツンデレ命!時々バキデレ 6作品

ここではいわゆる「ツンデレ」系ヒロイン、もしくはメインキャラの作品を。正確には「ツンデレ」と言うのはちょっとどうかってものとかも混じってますがお許しいただければと思います。

おーはしるい HONEY VOICE

これは正統派なツンデレヒロインではないかと個人的には思っている。おーはしるいの作品はどれも好きだが、あえてこれを取り上げたのは、やっぱ完成度の割りに知名度が低いかな?と思ったからではある。もっと続いてもよかったと思う(どっちかってと、うららが先輩になってからのエピソードというのをもっと見てみたかった)けれど、あそこで終わるのもすっきりしてていいから、無いものねだりではあるのだろう。

荒井チェリー 三者三葉

この作品の場合はツンデレなのは主人公たちではない(まぁ、葉子お嬢様はツンではあるがあまりデレないしねえ)。この作品のツンデレは脇キャラの西山さんであり、デレの対象は猫であって、そういう意味ではツンデレといえるかどうかというと本当の意味ではまぁなんとなく違うんじゃないかと私も思っているのだけれど、西山さん大好きなのでぜひここに入れさせてください。それとは関係なく葉子お嬢様も好きです。

高津カリノ WORKING!!

ヒロインが「バキデレ(殴った後でデレる、もしくは殴りながらデレる)」という珍しい属性の持ち主。新ジャンルかよ。主人公の殴られ耐性も極まっているのである意味理想のカップルであると言えるが、あんまり殴ると小鳥遊くん死んじゃうから、そこそこのところで勘弁してあげてください、伊波さん。先輩もかわいいし、山田は怪しいし、チーフは帯刀だしという完璧な布陣だ。

内村かなめ もっと! 委員長

主人公がM属性の風紀委員長。きつく注意することで汚い言葉を浴びせられることを期待するというある意味ツンデレ。……違うか。だがあまりそれ自体は上手くいっていないような気がするけど、まぁ、本人結構幸せそうだからいいよね。

華原七海 パンなキッス

主人公のライバルにしてある意味ヒロイン、舞台となるパン屋さんの横にあるケーキ屋さんの一人娘品川 亜梨子がツンデレ。舌っ足らずなところがとにかくかわいい。主人公大好きなところもかわいい。いやぁかわいい。性質としては正統派ツンデレ

異識 あっちこっち

この物語の主人公でありヒロインであるところの御庭つみきがツンデレ。というか、ある意味バキデレの一種?ただしデレ成分は多い、というか、1巻の中でも徐々にデレ成分が多くなっていくのだが、その様子が良い。

すぐそこにある、でも届かない日常 18作品

まぁ、概ね学園物。いわゆる「萌え四コマ」と言われるものはかなりこのジャンルが多いですね。萌え四コマじゃないものも一部含みます。なんつーか、ねえ。こんな青春送ってみたかったよ!みたいなもの?(苦笑)もうね、萌え語りでお送りします。

御形屋はるか ぽてまよ

有名どころから。アニメ化もされましたな。ある日冷蔵庫の中から現れた良くわからない生き物「ぽてまよ命名:主人公)」を中心に……あんま中心じゃないなこいつ。無表情な主人公とそれに恋する女の子を中心として繰り広げられる青春ドラマ。主人公を含め各キャラもいい感じに立ってるし、話のノリもいいし、女の子可愛いし、ぽてまよもぐちゅ子もかわいいし……あと、時々ひそかにブラックなのもいいですね。

ぽてまよ 1 (アクションコミックスもえよん)

ぽてまよ 1 (アクションコミックスもえよん)

きゆづきさとこ GA 芸術科アートデザインクラス

作者のきゆづきさとこは、「棺担ぎのクロ」の作者。「棺担ぎのクロ」を選んだなら、ストーリー四コマとして分類したと思うけど、こっちを選んだので「日常」ジャンルへ。舞台は工業大学の付属高校で、その中でも芸術科、アートデザインクラス(通称GA)がメインの舞台になっている。主に美術の授業を中心に、5人の女の子のグループが起こす騒動を描いている。途中からは同高校の美術部も舞台となるが、単行本になっている部分ではGAパートグループと美術部グループはあまり交流はない(ちょこっと接触はある)。
GA1年の5人は全員可愛いです。もうね、如月ちゃんもキョージュもトモカネも姫もナミコさんも全員いいですね。でもまぁ、やっぱ如月ちゃんかな。こー、がんばってるところがもうたまらなく可愛い。ナミコさん、キョージュこのコンビも個人的に好きです。

GA 芸術科アートデザインクラス (1) (まんがタイムKRコミックス)

GA 芸術科アートデザインクラス (1) (まんがタイムKRコミックス)

カザマアヤミ ちょこっとヒメ

動物擬人化四コマ。ただし、あくまでも人間側からは動物は動物として見えているし、話も通じているわけではない。この辺はよつぎりポテトさんがそのうち書いてくれると思うので詳しいことは省略しておきます。とりあえず萌えポイントは、ヒメのいじらしさもいいんですが、人間側の猫っかわいがりがもうこれはこれでなんというか。

桑原ひひひ きつねさんに化かされたい!

これは狐擬人化……じゃなくて、きつねさんがメイド服の人間に化けて保健室にいるっつー話ですね。そんな学校あったら保健室常連になりそうだ。そういえば中学までは保健室って記憶にあるんだけど、高校の保健室って全然記憶にないな。なんでだ。……この漫画、養護教諭が男性なんですよね。そ、それはマイナスポイントだぞ!でも主人公のきつね「こくり」さんが可愛いからプラスポイントで十分相殺した上に逆にOKです。最新三巻から先の展開が気になって気になって……本誌読んでないし……

小箱とたん スケッチブック

九州周辺の高校が舞台と思われる(志免炭鉱が出てくるから)。その高校の美術部を舞台として、まぁまったりと日常を描いた話。猫が可愛いが、出てくるキャラのよくわからなさっぷりもなかなかよい。主人公と思われるキャラは無口で軽いボケキャラなのだが、見ていると和むし、脇を固めるキャラもいい味を出している。部活漫画にもかかわらず、ちゃんと部活をやっている(笑)のも好印象。

スケッチブック 1 (BLADE COMICS)

スケッチブック 1 (BLADE COMICS)

榊 CIRCLEさーくる

これは大学の漫研を舞台とした話。「カブトムシの蜜塗り少女萌え」。いやまぁそれはおいといて……あんまり部活らしい部活……じゃない、サークルか。漫画描いてない漫研、まぁ、ほら、「げんしけん」とかもそうですし。とはいえ、げんしけんよりは漫画描きは多い……あっちは漫研じゃないか。大学の漫研なんてこんなもんといやこんなもんなんでしょうが。とりあえず、この作者の絵はこー、ぽにょんとしてて実にいいですね。抱きしめたらきもちよさそーだ。話は特に強くあるわけじゃないので、ちょっとした甘酸っぱい恋愛風味と、あとは軽い百合風味をさらっと味わう漫画かな、と。

CIRCLEさーくる 1 (まんがタイムKRコミックス)

CIRCLEさーくる 1 (まんがタイムKRコミックス)

なんば倫子 てんぷら

これはストーリー漫画にいれてもよかったが、どっちかってと最後のころの展開よりは、日常こそに味があると思ったのでこっちに。主人公は、社会人で会社ではバリバリ働くけれど、日常生活はとにかくだらしない女性と、高校生の男の子で家事はとにかくばっちり、という異色のカップル。この二人のとにかく甘いというかなんというか、甘いのか?よくわからないけれど、まぁその二人の日常が描かれている。なんつーか、巻が進むごとにとにかく甘酸っぱく気恥ずかしい日常が展開されていくので、そこで好き嫌いは別れるのではないかとは思うのだが、そここそがこの作品の肝なのだと思う。読んでてとにかく恥ずかしくなるような甘酸っぱさが好きな人にはオススメ。

てんぷら 4 (まんがタイムコミックス)

てんぷら 4 (まんがタイムコミックス)

野々原ちき 姉妹の方程式

小説家の長女、体育会系の次女、腐女子の三女、常識人で家事を受け持つ四女という構成の、四姉妹の話。おっと、三女以外は秋月りすかしましハウス」に似てるな!
ただまぁ、長女はグロ表現が得意なホラー小説家だし、三女はまぁヲタだし。四姉妹っていう構成は「若草物語」以後のある意味定番?
生活はかなり苦しく、基本的に長女と次女(アルバイト)の収入に頼って生活しているようで、貧乏ネタが多い。ただ、この作品の萌えどころはどっちかというとこの四姉妹ではなく、次女のバイト先の中華料理屋の長男にあって……これがまたある意味典型的なツンデレで、次女に惚れてるという。次女は体育会系でさっぱり気質なので、なんというかもうね。はっはっは、いいキャラしてるよね!

姉妹の方程式 (1) (まんがタイムKRコミックス)

姉妹の方程式 (1) (まんがタイムKRコミックス)

なぐも。ラジオでGO!

AMラジオ局「ラジオきらら」で放送されている「ラジオでGO!」という番組が舞台。パーソナリティは2人の女の子で、それぞれ声優とアナウンサー。わりとやりたい放題なところが、ラジオ番組っぽさをかもし出していてよい。でもお気に入りキャラはディレクターに惚れているプロデューサーの風見さん。ディレクターが好き勝手やっても止められないところがこー(笑)仕事できそうな人なのにねえ。でも好き勝手やった(というか、やらせた)後の責任きっちり取ってて、カッコよくもあります。仕事できる女性が可愛い所とかって最高ですよね!

ラジオでGO! (1) (まんがタイムKRコミックス)

ラジオでGO! (1) (まんがタイムKRコミックス)

蕃納葱 教艦ASTRO

学園四コマなんだけど、主人公は教師。お仕事四コマですね。
南雲てんてーが好きです。食いっぷりが最高。よく食べる女子は可愛いですね!現実じゃなければ!
休載中なので、再開の日をのんびりまったり待つことにしてます。無理しないでゆっくり復帰してくれるといいなー。

教艦ASTRO 1 (まんがタイムKRコミックス)

教艦ASTRO 1 (まんがタイムKRコミックス)

長月みそか HR〜ほーむ・るーむ〜

ある意味正当派学園ラブコメ。を、四コマで。
北原愁一は山葉第二中学校、バスケ部。同じクラスで同じ班、席が隣の中原千夜の事を意識しはじめていた。が、ある日、道端でふっとすれ違った甘ロリ服のお嬢様に一目ぼれ。しかし、千夜からも好意を向けられ、その二人の間で悩み……恋と友情!父と子!外套と短剣!知恵と勇気!山葉第二中学校 2年F組6班に降りかかる激動の日々とは。そして卒業を迎え、新天地へと踏み出す彼らに待っているものとは!一大スペクタクルでお送りする「HR〜ほーむ・るーむ〜」、全二巻。……なんてことはなく、まぁ、なんだ。ラブコメです。まったりした甘酸っぱい日々をお楽しみください。

HR ~ほーむ・るーむ~ (1) (まんがタイムKRコミックス)

HR ~ほーむ・るーむ~ (1) (まんがタイムKRコミックス)

真田一輝 落花流水

まぁ、百合百合しい百合をお楽しみくださいというか、四コマ漫画の場合ってアレですよね。片方が百合趣味というか、女の子に惚れてて、片方は別にノーマルというか、それに気づいて無いとか相手にしてないとか、そういう設定多いですよね。この作品も御多分に漏れず、主人公の女の子が、先輩の女の子……まぁ、女子高なので女の子しかいないわけですが……に惚れて、弓道部に入るというような設定です。まぁ、なんつーかその辺の機微をお楽しみいただければよいのではないかと。

落花流水 (1) (まんがタイムKRコミックス)

落花流水 (1) (まんがタイムKRコミックス)

ボマーン でゅあるてぃーちゃー

一部では「ぬぐー」で有名な作者ですね。何のことかわからない人はピュアな心のままでいるといいですよ!うん!
それはともかくとして……この作品は、眼鏡を外すと別の人格になってしまう女性教師が主人公の学園四コマ漫画。眼鏡をかけるとおっとり優しく、眼鏡をはずすとガサツで凶暴、というまぁありがちとは思える設定だが、ドタバタの掛け合いが非常によい。雑誌「もえよん」の休刊で連載が終了したが、もっと続いていたらなぁと思わせる作品。眼鏡をしているときの一葉と、眼鏡を外したときの二葉のギャップが良いですね。

でゅあるてぃーちゃー (アクションコミックス アクションコミックスもえよん)

でゅあるてぃーちゃー (アクションコミックス アクションコミックスもえよん)

海藍 トリコロ

これもなんだかんだで有名作品ですね。
八重ちゃんも可愛いですが(特に黒いときはお気に入りですが(何))、個人的にお気に入りなのは電撃移籍後から出てる和弥さんですね。ええ、にわちゃんの母親ですよ!カッコいい女性が可愛いのに(もういい)大食いキャラ(もういい)。
この辺も連載再開を祈って。あ、この作品、きらら系列から電撃系列へ移籍したんですが、単行本はきららコミックスと、電撃連載版は別で出ています。きららコミックスと電撃コミックスでは別の話が載ってるので、両方必要です。で、電撃版買うときにはぜひ特装版をオススメしときます。きらら連載末期がきららコミックスからは出てないんですが、それが特装版のおまけ冊子……というか、ほとんど単行本未収録作品集の単行本なんですが……に収録されているので。

トリコロMW-1056 1 特装版 (Dengeki comics EX)

トリコロMW-1056 1 特装版 (Dengeki comics EX)

松田円 サクラ町さいず

血のつながらない父子家庭に育つ主人公の家庭と、通っている学校が舞台。
この作品に関してはもうね、主人公に思いを寄せる女の子、ひろえちゃんがいじらしくていじらしくて。主人公はさっさと気づいてあげてください。

サクラ町さいず 3 (まんがタイムコミックス)

サクラ町さいず 3 (まんがタイムコミックス)

未影 イチロー!

大学受験に失敗して一浪した女の子2人が、予備校に通うために寮に入ったのだが、その寮は神社の中にあって……!?でもすごく巫女巫女しいということはないですが、巫女ももちろん出てくるので安心だ。百合分もあり、腐女子分もありと充実してます。見所は同居しているのは別に百合っ子(主人公ラヴ!な子)では「ない」ところ。その子は一人だけ大学に合格してしまったのですね。ということで、なんというかいろいろかこつけて遊びに来たりとかしてて、その辺の強引っぷりなんかが実に良いと思います。毎回出るわけじゃないですが。

イチロー! (1) (まんがタイムKRコミックス)

イチロー! (1) (まんがタイムKRコミックス)

かきふらい けいおん!

キャラ名……というか姓がP-MODEL
廃部寸前だった軽音部が舞台で、まぁゆるゆるとバンドやろうぜ!な話。なんかこー、あー、そうだよな、バンドに限らない話だけど、最初はこうやって集まってこうやってはじめて、莫迦話もして、夢も見てたよなっつー話。共感できすぎるというか、この辺上手く作者が読者に「共感させている」作品だな、という印象。もちろんそれは悪い話ではなく、そこがいいわけです。この辺上手く乗せられる作品とそうでない作品ってのがあって、個人的には「けいおん!」はいい感じに乗ったよな、と。

けいおん! (1) (まんがタイムKRコミックス)

けいおん! (1) (まんがタイムKRコミックス)

美水かがみ らき☆すた

あー、これも超有名作品ですな。
説明はほぼ不要かとは思います。かがみん!かがみん!

らき☆すた (1) (単行本コミックス)

らき☆すた (1) (単行本コミックス)

ストーリーを楽しめ!10作品

いわゆるストーリー四コマを集めてみた。ストーリー四コマのよさは、わりと四コマという形式から気軽に読める(途中でオチも、当然頻繁に挟まってるわけだし)ところ。そして、その根底にきっちりと、もしくはゆるやかにストーリーが展開していることで、いつの間にか話に没頭できること。なので、ここでは基本的に完結、もしくは単行本が出ている作品の中で、既刊単行本単位で話が一応まとまっているもの、というのを優先的に選んでみた。

秋吉由美子 まつのべっ!

完結。まるでドラマのようなストーリー四コマ。ストーリー四コマの見本。完璧なストーリー四コマ。ええ、絶賛しちゃいますよ。
松延彩人は幼稚園の新任教諭。彼が幼稚園の先生を目指すきっかけになったのは、幼馴染の女の子の一言だった。小さいころ別れたままのその幼馴染が、なんと女優になってテレビに現れた!しみじみと幼馴染のことを思い出している主人公の前に、まるでその子の小さいころとそっくりな姿、声、そして、主人公に対する態度。そして、呼び方……「まつのべっ!」さえも。
まぁ、そこから始まって、そして幼馴染と再会したりとストーリーが展開していくわけです。
個人的には、まだこの話を読んだことがない、何もこの話について情報を仕入れていないのであれば、まずはとにかく買ってしまって、読んでしまうのをオススメします。一気読みしちゃうこと請け合い。

まつのべっ! 1 (まんがタイムコミックス)

まつのべっ! 1 (まんがタイムコミックス)

湖西晶 ソーダ屋のソーダさん。

完結。「まつのべっ!」がドラマならば、これはどちらかというとノベルゲームのような味わいの作品。少しずつ展開されていく謎や伏線が、最後のエンディングに向けて収斂してゆく様などは、心を捉えて離さない。
舞台は瀬戸内海に浮かぶ小さい島。その島唯一の商店「早田屋」の店主、早田沙和は、その店の客であり、沙和に惚れている青年の斎田光哉に、こう告げた。「斉田くん、私……死んでしもうたみたいなんよ」
何が起こったのか、何が起きていたのか。ほのぼのとしたコメディの中に織り込まれたシリアスのかけらがジグソーパズルのように組み合わさっていくところを楽しんでいくと良いのではないだろうか。1巻で完結。ちなみに限定版はドラマCD付き。ドラマCDの出来もよかったので、そちらの方が入手できるなら、そちらをオススメする。

かがみふみを アシスタント!!

完結ではないが、1巻のラストできっちりまとまっている。
ひょんな事から漫画家のアシスタントになることになった少女が主人公。でもその少女はそれまで漫画なんか描いた事もなく、ベタを塗ったりトーンを張ったりしたことなどなかったのだ。しかもアシスタント先の漫画家は対人恐怖症でひきこもりで……
漫画家ものの漫画作品にハズレ無し、という言葉があるとかないとか。とりあえず私は聞いたことがあるので多分あるんですよ。その言葉のとおり、実際面白い。なんだかんだで作者の自分の経験(と、おそらく願望)が多分投影されてる部分が大きいのではないかと推測しているが、推測にすぎない。とりあえず、主人公の有希ちゃんが可愛いし、その奮闘ぶりが実に良い味を出している一品。
もう一つ、この作品はサービス旺盛で……作中で執筆されている漫画「ローリンすっしー」が同時収録されているのだ。本編とすっしーのリンクっぷりも一つの楽しみになると思う。

アシスタント!! 1 (まんがタイムコミックス)

アシスタント!! 1 (まんがタイムコミックス)

後藤羽矢子 どきどき姉弟ライフ

完結。姉弟恋愛もの。ただし義理。そういう意味では、義理でも近親の恋愛は駄目だという人にはオススメできない。そうでなければ、一読をオススメする。
主人公の姉は、義理の弟が好きで好きで好きで好きでたまらない。就職を機会に、そういう自分では駄目だとも思い、一人暮らしをしていたのだが、進学のためにその姉の下へ弟が同居することになって……
実は比較的古い作品(99年初掲載)なのだが、今読んでも面白さも可愛さもまったく色あせないと思う。もともと後藤羽矢子は美少女漫画(まぁ、ぶっちゃけ男性向けだ)畑だけに、可愛いキャラを描くのがとても得意な作家だと思う。シチュエーションを含め、そういうところから持ち込んできた文法を四コマの文法と上手くミックスさせていると言える。ある意味で、現在の萌えストーリー四コマの基礎的なものを築いた作品と言えるのではないだろうか。

どきどき姉弟ライフ 1 (バンブー・コミックス)

どきどき姉弟ライフ 1 (バンブー・コミックス)

凪庵 天獄パラダイス

完結。百合?百合っつーにはちょっと違うか。百合ロリ(?)なんだそれ。別に恋愛感情があるわけじゃないから、百合じゃないな。うん。
クリスマスプレゼントに「妹」がほしい、と願った主人公の下に、可愛い妹(?)が2人やって来た。しかしその2人は実は天界と魔界のプリンセスで……
1巻はKRコミックスとして芳文社から出たが、残念ながら2巻は出ないことになったということで、この夏に作者自ら2巻を同人誌として発刊した。とりあえずまだ今ならとらのあなメロンブックスに在庫があると思うので、今のうちに買っておくほうがいいかもしれない。

天獄パラダイス 1 (まんがタイムKRコミックス)

天獄パラダイス 1 (まんがタイムKRコミックス)

芳原のぞみ 天使な小悪魔

完結はしていない。3巻の途中までで一つのテーマに決着がつく。でもまぁ、さらに続きが結構気になったりするんだけど。
舞台は銀座の老舗クラブ。そんな店で働く売り上げトップのマリア(本名:そね子)は、ある日デビューした新人に売り上げトップの座を奪われる。その新人はクラブのママの娘で、そして、見た目はほとんど幼い女の子だったのだ……
まぁ、全体的には明るいけれど、取材の成果かいろいろわりとドロドロした水商売の裏側も描いてたり。でもそんなに深刻になりすぎることもない。水商売ものとかが嫌いではなければ。まるかわいいよかわいいよまる。

天使な小悪魔 1 (まんがタイムコミックス)

天使な小悪魔 1 (まんがタイムコミックス)

口八丁ぐりぐら 花と泳ぐ

もうすぐ雑誌連載が完結予定。
ある日突然、幽霊の少女が現れた。そして同居(?)することになるのだが、隣人は実は霊媒師見習いの少女で……
基本的にはほのぼのなのだが、「このままではいられない」という儚さが物語の各所から漂ってくる作品。基本的にはエンディングから逆算して描かれている作品のようで、ストーリーが徐々に展開していく。絵も綺麗で、キャラクタも可愛い。コメディ部分とストーリー部分もバランスもよい。極端に何か強い魅力があるとはいえないが、なぜか時折読み返してしまう作品。

花と泳ぐ 1 (まんがタイムコミックス)

花と泳ぐ 1 (まんがタイムコミックス)

岬下部せすな ふーすてっぷ

完結。
ある日、保護されて児童施設に入所してきた一人の女の子。実は彼女は、裏の組織の暗殺者としての教育だけをされて育てられた女の子だったのだ。そんな女の子が徐々に日常の事を覚え、ステップアップしていく。
設定は重いテーマだが、実際には重い描写はほぼ無い。基本的にコメディとして軽い印象でストーリーも展開されていく。読後感もさわやかで、個人的には良作と感じている。この辺を料理の上手さとするか、それとも扱いが軽すぎるとするかは、個人の好き嫌いが別れると思う。私は別に扱いが軽すぎるとは思わなかったし、作者がテーマをきっちり料理しきったと思っている。岬下部せすなという作家の作品を読んでみたい、と思うときにも良いかもしれない。1冊で完結しているし。

ふーすてっぷ (まんがタイムKRコミックス)

ふーすてっぷ (まんがタイムKRコミックス)

石見翔子 スズナリ!

完結。
実はちょっとストーリー四コマに入れるかどうかは迷った。ただ、少なくとも作者はストーリー四コマを志向してたと思うし、完結への展開はストーリー四コマのものだったのでここに。百合に定評のある著者の百合百合しいお話。ある日突然現れた自分と同じ顔の、猫耳少女との生活を描いている。
基本的には、花と泳ぐと同じように緩やかな日常を描きながら、自分の描こうとするラストへ持っていく形だったと思う。もう少し巻数を重ねつつ、主人公たちがその伏線についてもう少し触れるようにしていってほしかったけれど、現状の終わり方でも十分に完成度は高いと思う。百合が好きな人は是非。

スズナリ! (1) (まんがタイムKRコミックス)

スズナリ! (1) (まんがタイムKRコミックス)

石田あきら 帝立第13軍学校歩兵科異常アリ!?

続刊。
ここに挙げるにはちょっと反則ぎみだったかもしれない。ただ、そろそろ続きが読みたいなーという事を含めて、ちゃんと継続することを祈願する意味で取り上げてみたい。
舞台はファンタジー世界。その中の軍学校、主に歩兵科で起こるエピソード。歩兵科と騎兵科が仲が悪かったり(歩兵科は平民中心、騎兵科は貴族中心)とかは雰囲気が出てていいですね。主人公は怪力娘、他のキャラも多彩で、まぁほぼ女性キャラの萌え要素に関してはかなりオールラウンドにカバーしてるんじゃないでしょうか。2巻の終盤くらいから、軍事演習ということで兵科合同の訓練が始まって、そこからストーリーが動き出している感触があります。
……で、何で反則気味って書いたかっていうと……この漫画、ストーリー部分は主に普通のコマ漫画で展開されるんですよね。そういう意味ではここで取り上げるのは反則かな、と。ただ四コマパートでもストーリー進まないわけでもないし、四コマパートも面白い。で、休載多いんで(苦笑)ちゃんと継続されることを祈願っつーことで、取り上げてみました。ま、半ば番外です。はい。

帝立第13軍学校歩兵科異常アリ!? (1) (まんがタイムKRコミックス)

帝立第13軍学校歩兵科異常アリ!? (1) (まんがタイムKRコミックス)

変!な10作品

ここで挙げるのは変な四コマ漫画。シュールなものが多い。まぁ変にも度合いがあって、「なんでこれが変なんだ!」とかツッコミはいりそうな気もするが、その辺はベストエフォートで。なんだそれ。正直、ここに挙げた作品は説明にも困ります。どうにかしてください。

太田虎一郎 宇宙の法則世界の基本

この作品については、個人的には9割が「ドキドキ対決!先手オレ!」なわけだけど、これについてはもう熱く語ってるBlogがあるので紹介しておこう。
たまごまごごはん「ドキドキ対決、先手オレ!「宇宙の法則 世界の基本」連載終了記念 ドキドキ対決募集」

なんつーかこー、萌え4コマというか、メタ萌え四コマ。そのものに「萌える」というよりは、「萌える」という事自体をギャグにしている。そういう意味では、次に挙げる「○本の住人」なんかもそういう方向性がある。

宇宙の法則世界の基本 (HYPER HOT MILKコミックスシリーズ (008))

宇宙の法則世界の基本 (HYPER HOT MILKコミックスシリーズ (008))

kashmir ○本の住人

ということで、「○本の住人」。絵本作家の兄とその妹の話、とだけ書くとまぁ別に普通なんだが、そこに兄のヲタ属性(フィギュアスキー+α)と、その兄の描いている絵本がなんというかこー、もうとてもシュールである、というところなどをあわせるとだんだん変な話になってくるわけだが。さらに友人がまた強烈な個性で。雪合戦で怒首領蜂ネタとか、もう細かいヲタネタをほんとたっぷりとつっこんできてて、こんなのネタ全部分かる人いるのか?主人公や友人たちも可愛いんだけど、これもやっぱり一歩引いたところからメタ萌えを楽しむ漫画なんじゃないかなぁ。

○本の住人 (1) (まんがタイムKRコミックス)

○本の住人 (1) (まんがタイムKRコミックス)

唐沢なをき脳炎

唐沢なをき週刊アスキーでの連載など、昔からコンピュータ関係にはそれなりに強い漫画家ではあり、マックユーザとして有名ではあるが、その彼が一般漫画誌ビッグコミックオリジナル)で連載した四コマ漫画が「電脳炎」だ。パソコンが使えない「課長」が実質的な主人公として、パワーユーザーにさまざまな事をおしつけられたり(そしてその結果悲惨なことになったり)、おしつけようとするパワーユーザーが「OA仮面」に鉄槌を下されたり、まぁそんなごたごたが描かれている。唐沢なをきの作風を知っている人であれば「変」という評価には同意が得られるとは思う。でもまぁ、この作品の「変」さは、そういう本編ではなく、単行本にあると思っている。どういう事かというと、1巻から3巻まで、本編はまったく同一なのに、おまけのみが違う「ウィン版」と「マック版」が刊行されたのだ。よかったら両方手にいれておまけを読み比べてもらえると良いような気がする。ちなみに4巻からは1バージョンのみになって「ハイブリッド版」として刊行された。

桜玉吉 読もう!コミックビーム

え、ええーと、えええーーーと、なんつーか、ええええええええーと。何から説明すればいいのか。
なんともいえないけれど……読もう!「読もう!コミックビーム」!

読もう!コミックビーム (Beam comix)

読もう!コミックビーム (Beam comix)

OYSTER 男爵校長

現在は「男爵校長 DS」として、コミックハイで連載中。
この作品もなんつーかシュールなんですが、どう説明していいものやら。「変」ジャンルに分けた4コマは本当に説明に困るのが多い。でもDSになってからは微妙にストーリー4コマに変貌したような気もする。無印は本当に変です。

男爵校長 1 (アクションコミックス アクションコミックスもえよん)

男爵校長 1 (アクションコミックス アクションコミックスもえよん)

saxyun ゆるめいつ

住人が全員予備校生なボロアパート「メゾン・ド・ウィッシュ」で勉強もせずにゆるーく暮らす四コマ。君らさぁ、浪人なら勉強くらいするよね?普通。これ何が面白いのか全然理解できないんだけど、なんとも言えず面白い。なんでだ。ええい。

ゆるめいつ(1) (バンブー・コミックス)

ゆるめいつ(1) (バンブー・コミックス)

吉谷やしよ あねちっくセンセーション

鬼(not比喩)な「姉戦士」で担任教師な姉と、ヲタで忍者で正義の味方な弟が日夜(家でも教室でも)バトルする話。隣人は不死身体質なクラスメイトの女の子と唯一一般人な弟と、保険教諭でアンドロイド(もしくはホムンクルス?)疑惑のある姉とマッド・スチューデントな弟。この姉弟3組が中心キャラです。主人公姉弟はことあるごとにバトルするのやめなさいね、迷惑だから。

珠月まや にゃんことカイザー

ロリコン猫が幼稚園の先生な話。

にゃんことカイザー (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

にゃんことカイザー (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

弓長九天 さゆリン

こ、この作品も説明に困るな……なんつーか、一見普通の学園四コマのふりをして、やってることが変な漫画。やってることというか、登場人物の思考回路が変。なんだこれ。なんというか、一見男女のカップルのらぶらぶ漫画のように見えるけど、別に付き合っているという描写があるわけじゃないし、その割に相手のことはかなり理解してるし、ええい。なんだこの漫画。とりあえず相手を恥ずかしがらせたら勝ちらしいですよ!

さゆリン (1) (まんがタイムコミックス)

さゆリン (1) (まんがタイムコミックス)

有元美保 もてもてねーちゃん

なぜかモテる(フェロモン?)姉と、男前な妹の話。姉は外では普通の頭身だが、家にもどり妹の前だけでは2頭身になるという体質……体質なのかこれ……の持ち主で、外ではとにかくモテまくる。親衛隊は結成されているし、ストーカーは数知れず。勝手に情報サイトが作られていて、何か発言するとそれが掲載され、それに基づいてプレゼントが贈られまくってくるというなんというか、とても無茶な設定である。これも実際に読まないとなんとも言いがたい部分もあるので、良かったら読んで欲しいです。

もてもてねーちゃん 1 (バンブー・コミックス)

もてもてねーちゃん 1 (バンブー・コミックス)

普通の人にもオススメできる 20作品

ここでは普通の人にもオススメできる作品を上げていく。わりと一般的な作品である。

大橋ツヨシプー一族

ちょっと自伝なんだろうか、とも思えるような、主人公が漫画家の作品。主人公の家にプーであるところの個性的な友人が来て、まぁプーらしい適当さで遊んだり遊んだり遊んだりするというだけの話なのだが、話のテンポがなんとも大橋ツヨシ独特の雰囲気で、実に良いと思う。

プ~一族 (1) (Bamboo comics)

プ~一族 (1) (Bamboo comics)

おおた綾乃

復刊リクエスト中!
1巻のみで2巻以降が出てないのが残念。おおた綾乃作品の特徴として、主人公の女の子がかわいく元気(で、時々空回り)というのがあると思うけれど、この作品もその良さが存分に出ていると思う。とりあえず気分が軽く沈んだときなどに、元気をもらうのに良い作品。おおた綾乃の描く女の子は、ちょっと「萌え」系とは違うのだけれど、なんともいえないやわらかそうな雰囲気があって、そこが大変良い。

胡桃ちの ギフ・コン - Gift Concierge.

この作者の作品はたくさんあるのだが、あえてこの作品を。作風とテーマがぴったり合っている。カッコいい男が女性に奉仕する、というような作品かかせると上手いよなぁ。もちろん無条件で奉仕してるわけじゃないし、舞台をデパートの言うなればサービスセンターに限定しているところも面白い。ホストとかだとさすがに鼻につきそうなところを、デパートを舞台にして、その中で「お客様の求めるギフトをオススメします」というようなところに限ってるからこそ、一定の抑制が効いて面白いのではないだろうか。まぁ、客って得てして自分が欲しいものは自分ではわかってないしねえ。この作品が気に入ったら「Dia duit ディア デュイット」あたりも読んでみるといいかもしれない。こちらはファンタジー、というか、あの世とこの世の境にある喫茶店、という設定。

ギフコン 1 (まんがタイムコミックス)

ギフコン 1 (まんがタイムコミックス)

真田ぽーりん ウチら陽気なシンデレラ

この作品も舞台が面白い。清掃会社で働く女の子たちと、その上司の話。タイトルもいいよね。掃除したり掃除したり掃除したり掃除したりの中で、割とバリエーション豊かに展開が進んでいく。キャラクタも立ってるし、泣かせる話もあるし。たまに読み返したくなる一品。あと、生活の(というか、掃除の)知恵がちょっと身に付いたりして(笑)。


小池恵子 ななこまっしぐら!

「まっしぐら」もの第一弾。第二弾は後ほど。もうね、ななこさんが可愛すぎてかわいすぎて。小池恵子は、ブラックな笑いもほのぼの系も両方こなせるんだけど、「ななこまっしぐら!」はどっちかってとほのぼの系を強く押し出した作品です。賢い主婦ななこさんが、夫と超ラブラブするというある意味それだけの話なんだけど……昔からあるファミリー四コマのある意味王道的な作品なんだけど(ああ、でも子供はいないか)……なんかこー、むずむずする気恥ずかしさと共にとても面白いんですよね。ななこさんダンナ好きすぎ!でもそこがいい!

ななこまっしぐら! 1 (バンブー・コミックス)

ななこまっしぐら! 1 (バンブー・コミックス)

野広実由 パティシエール!

現在は「ダブルパティシエール!」となって連載中。主人公は大学を2浪してから卒業し、その後製菓の専門学校へ入ったため周りの学生よりも年上で、「姉さん」と慕われる、という設定。製菓学校ってこんなことやるんだ、というような事を興味深く眺めながら、各キャラが生き生き動いてて、これも元気が出る作品の一つ。教師陣もいいキャラそろってて、ちゃんと笑いも取れる作品に仕上がってると思います。

パティシエール! 1 (まんがタイムコミックス)

パティシエール! 1 (まんがタイムコミックス)

水城まさひと エン女医あきら先生

こないだ完結しました。これタイトルだけ見ると、ベタな成人向け漫画なのかと思っちゃうよねえ。でも中身はそんなレベルどころか、超純情レベルで、もうむしろ付き合うだ付き合わないだで延々とだし、付き合ってからも結局純情なのが全然変わらないので、もう可愛くて仕方ないですね。彼氏が。……あれっ。ちなみに主人公のあきら先生も可愛いんですけどね。ドジだし。この作品に関してはもう、奥手純情キャラが好きな人が読むといいよ!ニヨニヨするといいよ!

エン女医あきら先生 11 (まんがタイムコミックス)

エン女医あきら先生 11 (まんがタイムコミックス)

みずしな孝之 幕張サボテンキャンパス

くらオリを買い始めたのはこの作品のせいだったなぁ……千葉の大学を舞台にした千葉ローカルな物語。結局一歩も千葉から出てないんだっけ?主人公は「サボテン女(ずぼらで、手のかからないサボテンすら枯らしてしまうくらい無精者の女)」であるところの柏 明日香で、その周囲に集まる個性的すぎるキャラクターの群像劇。なんというかテンション高かったり低かったりもう乱高下する作品だったわけで、パロディも含めサービス精神てんこもりでした。みずしな孝之の漫画はなんというか、そこで普通に落とすだろうなというところからは一ひねりした上に、さらに独特の「間」とテンションの乱高下があいまって、独特の空間を作り出してるという感がありますな。あと一歩間違えると「変」なんだけど、ぎりぎりのところで一般に薦められるところに収めている感性を評価して「普通」としておきます。

幕張サボテンキャンパス(1) (竹書房漫画文庫 SC 1)

幕張サボテンキャンパス(1) (竹書房漫画文庫 SC 1)

むんこ まい・ほーむ

むんこはねえ……なんだろうね、これ。絵としては決して「萌え」じゃないのに、話を読んだりしてきっちり感情移入できて、そうなるともうキャラがかわいくてかわいくて仕方が無い。やっぱり独特の空気感があって、時折見せる省略の美学というか、あえて説明しない部分の空気というのが、時にはなんともせつなかったりするし、だけどきっちりコミカルな部分は作り出してて。シリアスとコミカルの間のほとんどぎりぎりのラインを突き進むのが得意な作家ですね。
むんこ作品は薦めたい作品いろいろあるけど、あえて「まい・ほーむ」。舞台としては結構シリアスで、母は別居中で男親一人娘一人の家族なのだけれど、父親がすごく変。なんというか、子供心を忘れない、とかそういうレベルじゃなくて、表面上を見るとほんと子供、という感じの父と、わりとしっかりもの(だけど勉強はあんまり得意じゃない、かな?)な娘が時には(父を)叱り、時には(父と)遊ぶという、そんなストーリー。現在連載は中断中だけれど、復活を祈ってこの一冊。

まい・ほーむ 1 (バンブー・コミックス)

まい・ほーむ 1 (バンブー・コミックス)

矢直ちなみ 乙姫各駅散歩

乙姫さん可愛い!現代にやってきた乙姫と、浦島太郎の子孫のお話。ラブストーリーになりそうな、ならなさそうな、なんというかそういうぎりぎりの距離感があっていい感じ。乙姫可愛いんですよ。ほんと。

乙姫各駅散歩 1 (まんがタイムコミックス)

乙姫各駅散歩 1 (まんがタイムコミックス)

藤島じゅん コンビニぶんぶん

藤島じゅん出世作。やる気の無い店員によっておくる潰れそうなコンビニの一日。とか書くとだらだらしてるように見えるが、まぁだらだらしてますね。その割にギャグは結構ハイテンションなのは、藤島じゅんの作風といえるのだろうか。

コンビニぶんぶん 1 (バンブー・コミックス)

コンビニぶんぶん 1 (バンブー・コミックス)

山口舞子 カギっこ

タイトルどおりいわゆる「カギっ子」の話。母子家庭で、母は雑貨屋を経営?雇われ店長だろうか?している。母と娘のらぶらぶの物語。らぶらぶというかなんというか……母は娘を溺愛しているわけで……娘も母のことはとても好きなわけで……まぁ、「らぶらぶ」という表現でもいいのではないだろうか。物語はその「カギ」を中心に意外な展開を見せたりするわけではなく、とりあえずカギっ子な日常が繰り広げられる。母の雑貨屋は基本的に手作り雑貨を販売する店のため、娘によく自分で作った雑貨をプレゼントしている。その暴走っぷりも時々楽しい。

カギっこ 1 (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)

カギっこ 1 (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)

東屋めめ すいーとるーむ?

会社の居心地がいいので住み着いてしまったお姉さんの話。現実に会社に住んでも居心地悪いと思うんだけど(昔は徹夜とか泊り込みとかしてた事もあったけど、ゆっくり寝れるわけでもないし……)。まぁ、ある意味一種のファンタジーですよね。話としては昔ながらのOLものの系譜を受け継いでいる、ある意味では正統派。

すいーとるーむ? 1 (まんがタイムコミックス)

すいーとるーむ? 1 (まんがタイムコミックス)

藤凪かおる パニクリぐらし☆

藤凪かおるはちょっと間違うと単純に萌え四コマといわれるものになりそうなんだけど、この「パニクリぐらし☆」は萌え四コマに行かずに、ファミリー四コマと言える部分できっちり踏みとどまっている。主人公とヒロインが会社員で年齢層が高いというのもあるのかも。かわいそうなくらいに貧乏な家族なんですが、別に暗くもなく、明るく楽しい生活が描かれる佳作。

パニクリぐらし ☆ 1

パニクリぐらし ☆ 1

ほへと丸 ひだまり家族

母が単身赴任で、父と娘二人で暮らす家族の話。関連作品にまんがホームで現在連載中「ヨメけん」。改めて読み返すと、このころのルイって料理下手だったんだよなぁ。よく生きてたもんだ(笑)。家族もの四コマでは、母の方が仕事が出来て旦那はぼんくら、的構造してる作品がいくつかあるように思えるんだけど、これは想定読者層が女性向け中心だというのが大きいんだろうなぁ。いや、私そういうシチュエーション好きですが。この作品も二巻出てないんで、是非出て欲しいですね。原稿はすでに作者の下に帰ってきちゃってるみたいですが。同人でもいいや。

ひだまり家族 1 (まんがタイムコミックス)

ひだまり家族 1 (まんがタイムコミックス)

宮原るり みそララ

彼女こそWeb漫画からチャンスをつかみ、スターの座を駆け上がっている超時空4コマ漫画家、宮原るりちゃんです!……最近まぁ、そういう方多いですが、その中でもきっちり仕事量もこなしてクオリティも高い人、となると限られてくるわけで、そういう意味ではやっぱ一握りの存在ではないかと思う。「となりのネネコさん」「恋愛ラボ」など複数のシリーズをかかえているが、ここでは「みそララ」を。中小デザイン会社で経理を担当しながら、ライターになる主人公の話。なんというか、仕事の難しさとか煮詰り方とか達成感とか、そういうのが妙に共感できる。そこまで上手くいくわけじゃないけど、新鮮な気持ちに戻れる一本。リフレッシュしたいときにいいですね。宮原るりは、わりと「ネネコさん」では「ネネコ的正義」というものを明快に押し出しているけど、「みそララ」ではそこまで単純化した形ではなく、まぁある程度のご都合主義はともかくとして、ちゃんと失敗もしながら仕事をこなすという部分を描いている。キャラクターも個性的ではあるが、決して一般に嫌味のあるところへは行かないように考えられている。良作。

みそララ 1 (まんがタイムコミックス)

みそララ 1 (まんがタイムコミックス)

谷澤みき ついんえんじぇる

ちょっと好きだったんだけどなぁ。同じ顔の双子、という設定ならまぁまだありがちといえるけど、この作品のよさはその双子のうちの一人の彼氏にやっぱり同じ顔のキャラを出してきたところ。凄くもりあがったりする作品ではないけど、安心して読める一品。職場に同じ顔した二人がいたら混乱するだろうなぁ……しかし。

ついんえんじぇる 1 (バンブー・コミックス)

ついんえんじぇる 1 (バンブー・コミックス)

山野りんりん ナギーにおまかせ!

山野りんりんもキャラ可愛いですよね。可愛いんだけど、なんで可愛いキャラ描く四コマ作者は親父ギャグ好きなんだろう。そのギャップが楽しいという部分は大きいとは思うけれど。あと、あんまり報われないオンゾーシが可愛い。

ナギーにおまかせ! (バンブー・コミックス)

ナギーにおまかせ! (バンブー・コミックス)

小坂俊史 サイダースファンクラブ

3ピースのガールポップバンド「サイダース」を中心としたどたばた。売れないバンドの悲哀がにじみ出る哀愁漂う一品。小坂俊史は四コマらしい四コマをきっちり追求している。ちゃんとオチを毎回入れて、ブラックなネタからほのぼのしたネタまで、何でもこなすオールラウンドプレイヤー。全体的には毒はちょっと強めだが、さっぱりした作風で……なんつーの?ギトギトとんこつラーメンだけど焦がしネギを浮かべてポンカンの皮を麺に練りこんだよ!みたいな。濃いネタをさっぱりと食わせます!みたいな。不思議と笑いだけが残って毒の嫌味は消えてしまう。職人。「サイダースファンクラブ」は比較的毒は少ないし、2冊で完結なので、とりあえず小坂ワールド入門にも良い。他の作品になれてからもっかい読み返すとまたじわじわくる。

サイダースファンクラブ (1)

サイダースファンクラブ (1)

佐藤両々 こうかふこうか

とにかく運の悪い主人公の話。本人はある種あきらめの極致に達しているのか、あまり不幸だと思ってないのが救いというか不憫というか……でもなんか、この会社に入ってからは徐々に運が上向いてる感じしませんか。少なくとも、周囲に集まる「人」の運が悪くない、むしろ幸運とも言える状況になってて、そこが少なくとも救いになっている。本人の運が悪いともうオチは基本的に決まったようなものなので、その辺は微妙にマンネリという側面もあるが、ストーリーが徐々に進んでいるので、飽きることはない。キャラも可愛いし。

こうかふこうか(1) (バンブー・コミックス)

こうかふこうか(1) (バンブー・コミックス)