0.5人月

人生と仕事が伸び悩んでるWeb系のおじさん

仕事観

GWの真っ只中のお昼からマジレスする限界独身男性

なんとなく最近の仕事の近況を語ると、変わらずフリーランスで業務委託生活だが、今いる現場はそれなりに信用をもらえていてとても仕事しやすい環境になった。

言っても最初はお手なみ拝見という感じで、信用を得るまでそれなりにパワー使ったが、それでこそ仕事しやすいと思えるところまでこれたのだ。最初から用意された安寧なんてつまらない。新しく入ってくる人に対してお手なみ拝見とかやってくる現場やチームは総じてビチクソ以下だとは思うが、そんなにあからさまな人達では決してなかったし、比較的居心地は良い現場だ。

今の現場での仕事を境に、心境の変化もあって、若い頃はいつも自分をこの現場から取り出したときこのスキルはどうなるか、3年後の履歴書はどうなるか、ということばかり考えてきたが、最近になって思うのは結局周りの人間たちと働いて出せる自分のアウトプットみたいなのものは取り出せないし、もっとも代替不可能なものって人間との関係性の中でしか存在しえないってことである。

会社という組織から見てそのアウトプットは代替可能でも、会社の中にいるその個人たちにとってのそれとそれに至る過程みたいなものがきっと人生の糧になってくれる。今の現場に入ったことで自分が変わったところはあるし、多少なり相手も変わったところはあると思う。こういうことは先月、前の職場の人たちとお酒飲んだりしてもしみじみ思ったことではある。

最後のプロパーでの大きなプロジェクトの失敗の理由もわかったような気もする。人生で初めての上司に挨拶したい気持ちが湧いてきた。もう少しというかあと1,2年くらいはこの現場でやって、次のタイミングでは、フリーランス廃業でプロパーで頑張るという形になったら良いなと思う。

仕事のみならず、老後の人生についても考える時期に入ってきた。もう少し浪費を抑えてひっそり生きたいと思う。

コミュニケーションは味がする

つい一週間ほど前に10数年ぶりに中学校の頃のマブダチに名古屋にまで行ってあってきた。今まで久しぶりに再開した友人に対して変わった、と印象を思うことはなかったが、変わってないにしても年数分の差分は人それぞれ感じるところはあって、成長したんだなとか苦労したんだろうなとか、考えるでもなく話をしながら自然と想像ができて、そこが個人的には小説を読むみたいに楽しい。名古屋で久しぶりにあう昔のマブダチのイケメンはイクメンになっていて、順当に幸せそうで順当に社会性を強くした大人の印象だった。

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それでも、人の印象以上に変わってないのが会話の内容だ。一緒に名古屋に乗り込んだ友人Aのキレのあるツッコミやフリ、なんでもひろうしいかせるイクメンの返し、2人で3人で4人で休み時間や下校時の寄り道やら部活やら、とよう話をしたなあと、とても懐かしかった。懐かしの会話のパターンに入ると、舌の上で味すらした気がした。

他にも今月は多くの久しぶりな人に会えた。振り返って喋った内容をほとんど覚えてないのに楽しかったと思えるのが酒飲みの醍醐味だ。人に会い、飲む。新学期を強く感じたここ数週間だった。

久しぶりに対人ゲームで熱くなる

最近は久しぶりにゲームにというかコンカラに熱中していたが、今日でめっきり冷めた。自分のPSの低下というよりは、2年ぶりに復帰しただけのゲーム内のプレイヤーとの経験値のギャップに厚みを感じた。もう対人ゲーで経験値とか頑張れる年じゃない。いや要はMMOはきつい。

MMOでないにせよ、対人ゲームは熱中するとどうしてもストレスになる。知り合いとOverwatchやらなんやら一週間に一回だけプレイするくらいならなんのことはないが、一人でやりたいしやっても楽しめるくらいの入れ込みになってると、頭を使ってうまくなろうとするそういう熱い向上心もあるし、勝つと嬉しいが負けると悔しい、なので総括して必ず不快に傾く。楽しいけど幸せじゃないって感覚が強い。

この「楽しいけど幸せじゃない」って書きおこしてひくほどしっくりきた。この感覚、対人ゲームのみならずあることだから気をつけたい。大切なことは逆のことである。

いうてコンカラは2年前仕事やらコロナやらで現実の生活総量で確実に「辛い」って感覚に傾いていた時、それを救ってくれたゲームだ。同じように、大学で留年してた時、就活に苦しんでた時はBF3が助けてくれたと思う。

対人ゲームは人生うまくいってない時にやるとセラピーになってくれる。今もうまくいってないが、セラピーは必要ないくらいには満たされている。

革とポリ

foot the coacherの牛革のブーツ、マーチンのガラスレザーのブーツ、ビルケンの革靴と、GUのアンカバコラボのリアルレザーじゃないやっすいレザー、ZARAのフェイクレザーブーツ、色々並べて触ってみると当然のように違いがあり、皮の値の差がよくわかる。

↓foot the coacher。触ると気持ち良い。
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遠目に見た時にfoot the coacherとZARAのブーツは値段ほどの差異は感じない。が。履くのはもちろん触るとよくわかる。ZARAのフェイクレザーは段ボールを履いているようだが、foot the coacherの牛革は柔らかくて足を纏ってくれている感覚、きちんとした衣類を身につけてる感覚がある。言っても革靴はあまり上等なものを買うつもりも金もないが、なるほど高いレザーのバックを買う理由はわかるような気がした。

服はポリエステルが良い。パンツはともかくトップスでは、NHOLYWOOD、NO CONTROL AIR(FIRMUM)のような素材感のポリ服に心惹かれる。NHOLYWOODは、本体より安価でとっつきやすい服ばかりのUNITED ARROWSのSONSのラインが良い。

NO CONTROL AIRの系統は元から好きだった類の服の延長にあり人目でピンと来た。春夏はこれらのブランドのペラペラポリを纏って生きようと思う。

そして、ある程度買うブランドが固まってきた最近になって思うのだが、上下肌着ごと同じブランドで揃えたりすると、流石にブランドのLOOKBOOKがバカにならんくなるというか、世界観がですぎてコスプレみが出てくると感じた。振り返ると、全身ユニクロが纏う雰囲気ももしかしたら世界観でありコスプレなのかもしれない。

旅行した

軽井沢アウトレット2年ぶりくらい
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「御厨」の意識の高い朝ごはんf:id:ezioize:20240314165222j:image

残念なことにこの旅行、デートではないです

1泊2日で商店街かショッピングモール歩くか飯食うか飲むかくらいかだったが、街の中はコロナ以降来てなかったので久しぶりで懐かしかった。

冬の軽井沢は、見事に雪が残っていてさむかったのはそうだしシーズンオフというところでお店で臨時休業が目立つことと、まだコロナの影響を感じる商店街には若干の寂しさを感じなくもなかった。一方でアウトレットはこの時期でももちろん賑わっていた。アウトレットはトキメキはないけれど、やっぱり退屈しない。NIKEで掘り出し物探すのも、大手セレクトショップ見て回るのも楽しい。2時間程度しか使えなかったので、周りきれなかったところもあるが、もしあと1時間もらってたら一着買ってたくらいにはテンションは上がった。

美味しい店が多い軽井沢だが、今回一際残念だったのはベンソンという美味しい洋食屋が臨時休業で、仕方なしに予約した食べログでも指折りGoogle口コミも高いレストランが、やたらと高い割に味は普通で、2024年のがっかり飲食店ランキング1位が早くも決定するほどだったのがこの旅行の一番の残念ポイントだった。

食べログ評価や口コミが高いのに美味しくないとギャオンとしたくなるのは現代人のサガではなかろうか。自分は美味しくなかったお店の口コミを悪く書いたりはしないが、知り合いと話をすると、ベンソンがうまいとかそういう良かった情報を伝えるよりも、このがっかり飲食店のことばっかり話をしたくなり、挙句、今旅行でお昼に食べた美味しかったフレンチっぽいパスタ屋の店の名前のことも話すのはもちろん、記憶から消えるという塩梅になるのである。

来月は、名古屋に旅行に行く。こっちは中学高校の友人の同窓会がメインイベントだが、久しぶりの名古屋なので早入りして観光して一泊する予定だ。サウナーとしてウェルビー栄なんかも抑えておきたいところである。

ファッションYotubeチャンネル巡回リスト

好きで見る

とあるショップのてんちょう - YouTube

初っ端からこのチャンネルはインフルエンサーじゃないですが、これだけは服好きじゃなくてもおすすめです。ちゃんと自分なりの切り口でデータ持ってきて語っていたりして単なる知識の羅列が入るだけじゃない、きちんとした本を読むような満足感。

MBチャンネル - YouTube

マストバイことMB。Youtubeファッションインフルエンサーのさきがけ。服の解説、うんちく、シルエットやらデザインやら歴史やら素材やら、話が一番面白い。MBアイテムは買ったことがない。

げんじ/Genji - YouTube

かつては大学生ファッションの型を作りまくるリーダーという印象だったが、年取ったせいなのか、お金は持ってそうな余裕な大学生やおしゃれな若い社会人の服装を作っている、という印象になった。今の量産大学生はげんじ氏よりも韓流っぽい髪と服で固めてる印象だ。そして気づけば35歳以降の男のZOZOのランキングの上位にWYMが並んでいるのである。楽天化しつつあるZOZOとはいえ、なかなかのインパクトである。

わむう_WAMU - YouTube

げんじの部下らしい低身長ファッションインフルエンサー。Mr.StevenAlan。実は初めてというか唯一買ったことがあるインフルエンサーブランド。低身長がコナンくんみたいにならないように細心の注意を払ったというロングコートを買った。良かった。

CRD - YouTube

スニーカーうんちくチャンネル。スニーカーは変なチャンネルが多く、うんちく語ってくれるチャンネルは少ないから貴重です。

RUIのファッション解説 - YouTube

ゆっくり実況ファッション解説チャンネル。服好きの一般人目線だから流行りとかの肌感がリアル。

ぼちぼち見る

まとめ / ユニクロ全部買う - YouTube

まとめ。洋服雑学ネタが教養としても面白い。ユニクロ、GUのアイテムを毎度たくさんレビューしてマストバイしてくれるが、概ね自分にはハマらないので参考にしなくなった。

なかむ - YouTube

ハイブランド固めたおしゃれってこういうことなんだなって思う。とても憧れないが、おしゃれだとは素直に思う。

JAPAN STREET STYLE【ジャパンストリートスタイル】 - YouTube

おしゃれな若者は買い物上手ってこと。インタビューでのアパレル・服飾の関係者出現率は80%。

Safari / サファリ - YouTube

お金持ってそうな中年イケおじのコーデの20%がSafariを示したとかしないとか。

石川俊介の〇〇〇 - YouTube

声もブランド力なのかもしれない。洗濯やらアイロンの仕方やら助かる。

以下は社会科見学

わたぬき社長・アパレルの勝算 - YouTube

コスパ厨原価厨大歓喜チャンネル。

ウルマ a.k.a ユーチューバイヤー - YouTube

うまるじゃなくてうるま。着る服全て安く見える。

PRY / シュウト - YouTube

ZARA着てそうな人の語るZARA

Kのファッション部屋 - YouTube

元ラグジュアリーブランド店員。意識の高いハイブランド服好き。

Jedia Fashion Channel - YouTube

Jedia。ほっそいパンツはくダンディーなおじさんのコーデの20%がJediaを示したとかしないとか。

STYLE by Le Dome - YouTube

アパレル店員かっけー。BEAMS,UNITED ARROWS,EDIFICE系列とかの名物店員やら有名なセレクトショップの店員なんかが一番おしゃれだ。尖ってるのに万人受けしてみえる。

もりすん | 時短メンズ服 - YouTube

無難の帝王。数々のインフルエンサーが飽きたor出し尽くしたor自我を出し始め、そんなこんなで間違いないコーデ紹介から離れていく中、今も間違いない格好をアップし続ける王。

スタイリスト大山シュンのメンズ服講座 - YouTube

かつての無難の帝王だと思う。ここ1、2年?のスタイルはオーバーサイズにふってるのか不思議な格好。アウターから飛び出るバカでかシャツは男の勲章。

KEIちゃんねる / 犬飼京 - YouTube

ADRER。女殴ってそうなアパレルブランドランキング第一位。10代20代の男の子がクラスの女子にカッコイイともヤンチャともカワイイとも言われたそうな、そんな服。ZOZOのポーズは草。

MASAKI - YouTube

CLEL。女寝取って来そうなアパレルブランドランキング第一位。ヤンチャよりのジェンダレス。第二次ファッションインフルエンサーアパレルブランド戦争の旗振り、ってイメージ。

Jun / 服と暮らし - YouTube

remer。女にモラハラしてそうなアパレルブランドランキング第一位。カメラの色彩がめちゃくちゃかっこいい。

TAKATO / タカト - YouTube

GRANCY。おやじ狩りしてそうなアパレルブランドランキング第一位。MAISONSPECIAL似合いすぎる。闇金ウシジマくん櫻井翔アパレル店員編みたいな。

いっちー / Ichi - YouTube

ANIMAF。どこで撮影してんのそれ。

ネクスト・ゴール・ウィンズの感想

サッカーより大事なことを説くサッカーのスポーツヒューマン映画

あらすじ

オーストラリアに31-0という歴史的な大敗をしたことでも有名な、世界ランク最下位国のサモア。このサモアの代表監督にアメリカ代表監督をクビにされた監督が飛ばされて、ワンゴール一勝を目指す実話をもとにしたサッカーの話。

www.searchlightpictures.jp

感想

あらすじ見るだけでこれ系なら面白いだろうなという感じがしますよね。この手の話は古今東西山ほどあります。ハリウッド映画とかだと特に得意な気がします。尺的にもドラマよりは映画向きだし、書物なんかよりは音楽含めて一気に話を受け手に聞かせたい、そんな体験だからこそ摂取できる栄養がある。そんな類の物語だと個人的には思うんです。

でも、そんなさもありなんな歴史スポーツ負け犬ストーリーでも、作品のテーマはそれぞれだと思うんです。そして、この作品から受け取れるテーマもやっぱり、単に「その手の作品」と片づけられないような熱さのある内容になっていました。

史実ですしネタバレにもならないと思うので言いますと、勝ったときの爽快感、カタルシスはいまひとつでテンポが良くなかったと個人的には思いました。道中もスポ根というには物足りないくらいには、両サイドが比較的大人で、衝突も露悪的になりすぎず、サラリとしています。また、タイカ・ワイティティ監督特有のギャグがひたすら続き、ギャグで主人公の心が動き出すかのように見える場面(※最後まで見た結果、実はそうじゃないと思いました)には、少しもじもじしたくなる時間もあります。

ですが、やっぱりテーマがあらわになるジャイアントキリング、勝利につながる主人公、チームのブレイクスルーは、そんないまひとつかもしれないスポ根カタルシス分を取り返して余りうるくらいの熱いものがあります。

最後の試合に挑む中で、主人公の喪失が明らかになるシーンが来るわけですが、その最後の壁にあたって、サモアサッカー連盟のトップのタビタが主人公にかける言葉が自分は大好きです。主人公は、やはりサモアでサッカー監督をやる必要があったのだということ、この映画だってサッカー題材じゃなくても同じテーマで作れたんじゃないか、いやでもサモアじゃないといけなかったんだという説得力すらありました。

サモアの気候よろしくとても暖かい映画になっていました。タイカワイティティ監督の描く喪失と救済の物語。スポ根というよりはヒューマンを感じたい人はぜひ、人生何も喪失してなくても身につまされるような部分もあると思います。